初めてバイクに乗った日のことを覚えてますか?
自由で、無敵で、世界が広がったあの日。
125cc原2バイクには、あの日の感動が全て詰まってます。

125ccは、他のバイクと比べて何が違うの?
物足りなくない?
そんな疑問を解消します。
125cc原2のメリット10選
- 気負わず乗れる
- 30km/h制限・2段階右折が無い
- 2人乗りが出来る
- 維持費(税金)が安い
- 維持費(保険料)が安い
- 維持費(消耗品)が安い
- バイク本体が安い
- 燃費が良い
- 軽くて取り回しが良い
- 2台持ちが出来る
125cc原2のデメリット10選
- 増える
- 自動車免許では乗れない
- 駅前駐車場に置けない
- 走れない道がある
- マウントされやすい
- 峠ではもう一声欲しくなる
- 風にあおられ易い
- ピンクナンバーがダサい
- 航続距離が短い
- 中古車が少ない
こんな内容を知って、スッキリしよう。
原付1種の30km/h制限により、バイク好きにとっては125ccが事実上の最小排気量です。
でも、楽しさが排気量に比例しないのがバイクの面白い所。
125ccは他の排気量と比べ、どんなメリット・デメリットがあるのか。
それを知れば、125ccがバイクの原点であることが解るに違いない。
125cc原2のメリット10選

まずは125ccのメリットを知ろう。
125cc原2のメリット10選
- 気負わず乗れる
- 30km/h制限・2段階右折が無い
- 2人乗りが出来る
- 維持費(税金)が安い
- 維持費(保険料)が安い
- 維持費(消耗品)が安い
- バイク本体が安い
- 燃費が良い
- 軽くて取り回しが良い
- 2台持ちが出来る
1.気負わず乗れる

さあ、今日はバイクに乗るぞ!
休日になると、意気込んでバイクに乗ってませんか?
手荷物の準備をしたり、ライディングウエアを引っ張り出したり、地図でルートを確認したり。
特別感があるのも良いけれど、もっと身近にバイクを感じたい。
- 今日は、近所に買い出し
- 今日は、郊外までツーリング
お気に入りのジャケットを羽織るように、気楽にバイクを起動できるのが125ccです。
2.30km/h制限・2段階右折が無い

50cc原付1種の30km/h制限・2段階右折は、実際の交通インフラに合ってません。
ガンガン抜かさ続ける50ccは、怖い。
しかし、125ccには30km/h制限も2段階右折もありません。
125ccの動力性能があれば、下道で周りの車の流れに乗るのは容易。
流れをリードすることも出来ます。
30km/hで怯えながら走るより、よほど125ccは安全です。
年々厳しくなる排ガス規制により、いよいよ50ccでは成立しなくなってきました
今後は、出力制限した125ccが、原1として使われることに法改正されました
この議論の中で、30km/h制限を止めようという話にはならないのが面白い
スピード違反のドル箱を失いたくないらしい
50ccを125cc登録するのは、ダメ
3.2人乗りが出来る

バイク乗りなら、1度はやってみたい彼女との2人乗り。
原1では出来ないけれど、125ccなら可能です。
ヘルメットをぶつけて合図するに違いない。
バイク免許取得後、1年以上経過後という条件があるので気を付けて。
4.維持費(税金)が安い

排気量 | 軽自動車税(円) |
50cc | 2,000円 |
~90cc | 2,000円 |
~125cc | 2,400円 |
~250cc | 3,600円 |
250cc超 | 6,000円 |
毎年払う軽自動車税。
125ccの税金はは、大型バイクの半分以下2,400円です。
- 車 1.5L 34,500円
- 車 3L 51,000円
車に比べたら1桁違うので50歩100歩とも言えるけど、ボディブローのように効きます。
5.維持費(保険料)が安い

排気量 | 24ヶ月自賠責保険料(円) |
~125cc | 8,560円 |
~250cc | 8,920円 |
250cc超 | 8,760円 |
※ 国土交通省を引用
自賠責は、排気量でほとんど変わりません。
- 自賠責の対人補償 3千万円
- 自賠責の対物補償 なし
だけど自賠責だけでは、全然足りない。今どきの死亡事故は、億単位の補償になることも珍しくありません。
自賠責3千万円を超えた部分を自腹で払えるのなら良いけれど、そうでないならバイク保険は必須。
バイク保険は、125ccを超えると高額になる
排気量 | 1年間 バイク保険料(円) |
~125cc ファミリーバイク保険 | 1万円~3万円 |
~125cc バイク保険 | 3万円~10万円 |
125cc超 | 3万円~10万円 |
自賠責の足りない分をバイク保険で補う必要があります。
バイク保険を安く済ますなら、ファミリーバイク特約。
125cc以下のバイクだけが、車の保険の特約として加入できるァミリーバイク特約。
これを使うと、1万円程度で車と同じ保障が受けられます。
ただし、ファミリーバイク特約には等級が無いので、永く乗るならバイク保険がおすすめ。
6.維持費(消耗品)が安い

消耗品 | 125cc | 大型バイク |
オイル | 1,000円~ | 3,000円~ |
タイヤ | 1万円~ | 3万円~ |
ブレーキパッド | 5,000円~ | 1万円~ |
大型バイクは、パワー・重量があるので消耗品も重厚で高価です。
- エンジンオイルは、3~4倍の容量が必要
- 前輪ブレーキは、2つ着いてるので2倍のコスト
- 重いのでブレーキパッドの消耗が激しい
- 太いタイヤは、125ccの数倍の価格
もちろん、ブランド・グレードでピンキリだけど、125ccの消耗品は大型バイクの1/4以下。
消耗品が減るのを気にして、思い切り楽しめないのは辛い。
7.バイク本体が安い

排気量 | 車両本体価格(円) |
125cc | 30万円~50万円 |
250cc | 50万円~90万円 |
大型バイク | 80万円~300万円~ |
バイクのジャンルにも寄るけれど、基本的には排気量と車両価格は比例します。
環境対策や騒音対策のため、バイクの価格は上がる一方。
国産の大型バイクでも、100万円以上は当たり前。300万円のバイクも珍しくなくなりました。
125ccは、大型バイクの1/4以下で買えます。
高価なバイクを恐々として扱うより、125ccを気楽に連れ出したい。
もちろん、バイクの価格と楽しさは比例なんてしない。
8.燃費が良い

排気量 | 燃費 WMTCモード値(km/L) |
125cc | 40~50 |
250cc | 20~30 |
大型 | 10~20 |
気筒数やジャンルにも寄るけれど、基本的には排気量と燃費は比例します。
大型バイクの燃費は車と変わらないですね。
大型バイクの高出力エンジンなので、車重の割には燃費が悪いのは致し方ない。
125ccは、大型バイクの倍以上も燃費がいい。
遠くまで行ってもお財布に優しいのは、嬉しい。
9.軽くて取り回しが良い

排気量 | 車両重量(kg) |
125cc | 100~130kg |
250cc | 140~180kg |
大型バイク | 180~300kg |
軽さはバイクの絶対正義!
体格にもよるけど、200kgを超えるとズッシリきます。
うっかり前下がりの場所に頭から駐車すると、引っ張り出すのに涙ぐんでしまう。
125ccは、大型バイクの半分くらいの重量、どこにでも気軽に突っ込んで行ける。
Uターンすることも出来ないような道幅で行き止まりになったとしても、チカラづくで向きを変えれてしまう。
オモシロそうな脇道に、躊躇せずに入っていける自由さがいい。
10.2台持ちが出来る

大型バイクと125ccの2台持ちは、バイク乗りの完成系
バイクは大は小を兼ねないし、小も大を兼ねない。
補い合う形の2台持ちは、スキが無い。
維持費が安くて気軽に連れ回せる125ccをサブに持つのは、理に叶ってます。
大型の出番が無くなってしまう危険はあるけどね!
125cc原2のデメリット10選

手のかかる子ほど、かわいい。
125cc原2のデメリット10選
- 増える
- 自動車免許では乗れない
- 駅前駐車場に置けない
- 走れない道がある
- マウントされやすい
- 峠ではもう一声欲しくなる
- 風にあおられ易い
- ピンクナンバーがダサい
- 航続距離が短い
- 中古車が少ない
1.増える

125ccは、いつの間にか増殖する
ファミリーバイク特約の場合、125ccは何台あっても同じ保険料でカバーされます。
- 125cc街乗りスクーター
- カブ
- 125ccオフロード
3台くらいは、うっかりしてる間に増殖してしまう。
置き場所さえあれば、フルカウル・カフェレーサーなども気になる。
2.自動車免許では乗れない

50cc原1の免許は、自動車免許に付帯されます。
だけど125ccはバイク免許を取らないと、乗れない。
規制緩和により、教習所で1日に採れるコマ数が増えました。
これにより、最短1週間で125cc免許は取れるようになった。
しかし、7万~10万円のバイク免許取得費用はハードルが高いのは変わってません。
教習所に通えば、誰でもバイク免許は取れます。10万円の出費は痛いけど、一生もの。
頑張って積み立てよう!
3.駅前駐車場に置けない

駅までの通勤に使おうとしても
駅前バイク置き場は、50cc制限が多い
学校・職場までバイクで行ける恵まれた環境なら言うことありません。
けれど、最寄り駅までバイクで行こうとすると、置き場に困る。
一日、野ざらしにするのも不安。
モンキー125のように、例え50ccと同じ車格のバイクでも停めさせてもらえない。
通勤で使用するには、一工夫要ります。
4.走れない道がある

125ccは、高速道路・自動車専用道路を走れない
100km/hで走り続ける動力性能が無いので、仕方ない。
高速道路に入れないのは承知の上だけれど、自動車専用道路は何とかして欲しいですね。
郊外のバイパスがいつの間にか自動車専用道路になることはまま有ります。
勘弁してほしい。
延々、引き返すのは悲しい。
5.マウントされやすい


それでツーリング?
排気量ヒエラルキーを背負った人は、残念ながら生き残ってます。
大きなバイクに乗ることで、自分も大きく偉くなった気がするのでしょう。
近づくとキケン。
大型バイク免許があれば、気にならないけどね
6.峠ではもう一声欲しくなる

一般道では十分流れに乗れるけど、峠の急坂は苦手
125ccは、一般道の流れに乗る動力性能を持ってます。
有り余るパワーではないけれど、必要十分。
けれど峠の登りでは、チョッと苦しい。
フルスロットルでも、スピードが乗ってこない急坂もあります。
『イッケー』と叫ぶのも楽しいけどね!
7.風にあおられ易い

軽さは正義だけど、横風には勝てない
風速10mを超えるような日は、高架・橋などの開けた場所は要注意。
横風で、1車線くらい飛ばされます。
スピードを落としてやり過ごそう。
8.ピンクナンバーがダサい

ピンク色のナンバープレートは、誰が選んだのだろう
50cc原1と区別するためだろうけど、なぜピンクなのか?
絶滅寸前の50~90cc黄色ナンバープレートと交代して欲しい。
いっそピンクの外装にして、毒を持って毒を?
9.航続距離が短い

燃費は良いけどガソリンタンクが小さいので、ツーリングでは注意が必要
125ccは、車体が小さいためガソリンタンクも小さいバイクが多い。
燃費は良いのだけど、タンクが小さいため航続距離が短いのが残念。
4Lほどのタンクなので、航続距離200km程度のバイクも多い。
郊外ツーリングするときは、ガス欠への注意が必要です。
PCXのように、8Lタンクで400km走ってしまうバイクもあるけどね!
航続距離の長いバイクなら
10.中古車が少ない

125ccは乗り潰す人が多いので、程度の良い中古車は少ない
普段使いで、ガシガシ使うのが125ccの正しい使い方です。
- 2~3年落ち
- 走行距離5,000km
- 新車価格の70%
こんな、程度の良い中古車は出回りにくい。
弾数が少ないので、割高な中古車価格設定になりがちです。
新車との差額が小さいので、新車を買った方が満足度が高い。
125cc原2のメリット10選、デメリット10選 まとめ

- 非日常を楽しむため、休日に大型バイクを飛ばすのもバイク乗り
- 日常の相棒として、125ccをガシガシ使うのもバイク乗り
優劣なんてありません。
だけど、日本の一般道を走るのに125ccで必要十分なのは確かです。
- 憧れのバイクをお金を貯めて買うか
- 125ccで『イッケー』とフルスロットルするか
あなたは、どっち?
両方?
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