バイクに乗るきっかけは人それぞれ。
- 通勤・通学のため
- 友達が乗り出した
- カッコいい
でもどうせ乗るなら、憧れのバイクに乗りたい気持ちは同じ。
大型バイクに乗りたい!
でも、いきなり大型でも大丈夫かな?
そんな疑問を解消します。
18歳以上なら、いきなり大型バイクの免許が取れます
⇒ 免許が取れたなら、乗っても大丈夫ということ
以上が結論だけれど、少し注釈を入れます
初めてのバイクには、オフ車をすすめるベテランが多い
いち理あると思うか・欲しいバイクに乗るべきか
どちらにするかは、あなたしだい
自分で決められない人は、バイクに乗るべきじゃない
こんな内容を知って、スッキリしよう。
大型バイクの免許は、大型バイクに乗って大丈夫だというお墨付きです。
公道を走ってOK!
その上で何を目指すのかは、あなたしだい。
- 公道で最速を目指す
- 荷物満載で北海道をさまよう
- 排気量マウントを道の駅で披露する
好きにすればいい。
いきなり大型でも大丈夫と言われたら乗ったのに、
事故ってしまった
他人の責任にするのだけは、止めてね!
初心者がいきなり大型バイクはアリなの?大丈夫?【ナシ派の主張】
いきなり大型がアリか、ナシか?
まずは、ナシ派の主張を聞いてみよう。
バイク界隈で昔から言い伝えられているオキテ
『初心者は250ccオフ車から始めるべし!』
ここにいきなり大型がナシな理由が込められてます。
同感ならば、いきなり大型は止めた方が良い。
初心者は250ccオフ車から始めるべし!
- 維持費が安い
- バイクが壊れにくい
- 構造が単純でメンテし易い
- オフ車は低速で限界を試せる
- オフ車はコケてもケガし難い
同じ文脈で、こんなオキテもある。
『初心者の最初の1台は、中古車にすべし!』
これは別の話なので、コッチで
1.維持費が安い
自分に合うか分からないものに、100万円以上出せる人は少ない
まずは、初期費用・維持費とも安い、オフ車から始めた方がコスパ良い
年間維持費 | 250cc | 400cc | 大型 | |||
大学生 | 30歳 | 大学生 | 30歳 | 大学生 | 30歳 | |
税金 | 3,600 | 7,900 | 7,900 | |||
自賠責 | 7,100 | 7,010 | 7,010 | |||
車検 | 0 | 20,000/2 | 20,000/2 | |||
バイク保険 | 70,000 | 30,000 | 70,000 | 30,000 | 70,000 | 30,000 |
ガソリン | 50,000 | 60,000 | 100,000 | |||
メンテ代 | 50,000 | 70,000 | 90,000 | |||
駐車場代 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | |||
合計 | 185,700 | 145,700 | 229,910 | 189,910 | 279,910 | 239,910 |
バイクはお金の掛る趣味です。
初期投資として、50万~100万円超。
100万円を軽く超える大型バイクも珍しくありません。
- 免許取得費用
- バイク本体
- ウエア・ブーツ
維持費として、表のように15万~30万円掛る。
- 税金
- バイク保険
- メンテ費用
街で見かけたカッコいいバイク。
それに乗るために、100万円以上をポンッと出せるお坊ちゃまですか?
まずは安いオフ車で試した方がいい。
金額の詳細は、ココ
2.バイクが壊れにくい
オフ車はコケる前提で作られてる
こけても、簡単には壊れない
Youtubeやライテク本を見ただけで、バイクが上手になるなら苦労はしない。
自転車に乗れるようになった日のことを思い出して欲しい。
何度も何度もコケたはずです。
フルカウルの大型SSでコケたら、カウルが割れてしまうので1コケしただけで何十万円が飛ぶ。
それに比べ、オフ車はコケる前提で作られてます。
割れにくいカウル材質、折れにくいシフトレバー構造などなど。
お財布に優しいからこそ、こけてもバイクを続けられる。
3.構造が単純でメンテし易い
単気筒でカウルレスのオフ車は、メンテが簡単
バイクメンテの知識を習得し易い
オフ車は構造が簡単なのでメンテし易い。
4気筒SSに比べたら単気筒は解り易い。
プラグ交換も楽々です。
メンテし易いということは、メンテの機会も増えて知識も増えて来る。
バイク入門には、オフ車が一番。
4.オフ車は低速で限界を試せる
オフロードは低グリップなので、限界挙動を安全に試せる
大型バイクで試すのは、命が持たない
オフロードは低グリップなので、軽量なオフ車は簡単に限界に達する。
- ラフにアクセルを開ければ、パワースライド
- ラフにブレーキを掛ければ、スリップダウン
こうすれば、こうなるんだ。
でも、こうすれば立て直せるのか。
オフ車は、安全な低速で限界を試せます。
大型バイクの限界をオンロードで知るのは、命がいくつあっても足りない。
限界を知らないとどこまで攻められるか分からない。
5.オフ車はコケてもケガし難い
低速で限界になるし、コケても柔らかいオフロード
ケガのリスクは少ない
大型バイクで限界を超えてコケたら、何が起きるか?
一発ゲームオーバーかもしれない。
考えたくも無いですね。
ステップアップしてこそ大型の価値をしれる
250ccオフ車からバイクをスタートさせ、順に排気量アップさせていく。
ノウハウの蓄積をすることで、バイクとは何かを知っていく。
だからこそ、大型バイクに乗った時に価値を知り得ることが出来ます。
逆に言えば、最初の1台に大型バイクに乗るということは、おっかなびっくりで乗せて貰うだけ。
いきなりメイン料理を出されても、準備が出来ていないので味わいようが無い。
まずは、オフ車で始めよう!
大型は、上位コンパチじゃない
初心者がいきなり大型バイクはアリなの?大丈夫?【アリ派の主張】
日本は自由の国です。
好きなバイクにのればいい。
小排気量からスタートして修行を積まなければ大型を楽しめないなんて、そんなバカな。
次はいきなり大型の肯定派の意見を聞いてみよう。
乗りたいバイクに乗れず、何が楽しいのか?
- いきなり大型に乗っても、上手くなる
- 公道で限界走行するのはバカ
- オフ車に乗っても大型が上手くならない
- ハイテク安全機構のおかげで危険は少ない
- 趣味なのだから、好きにすればいい
1.いきなり大型に乗っても、上手くなる
初心者がいきなり大型に乗ると、おっかなびっくりで乗せられてるだけ
怖さが先に立ち、上手くなんてならない
良く聞く意見だけど、何様ですか?
GPレーサーが言うのなら理解できます。
素人ユーザーが、まさか自分は『上手い』と思って、初心者を見下して言ってるの?
お遊びは、ここまでにして
いきなり大型だと上手くならないというのは、『上手い』の定義しだいですね。
サーキットを責めるような限界走行を差しているのなら、小排気量からステップアップもアリだけど
公道で上手い、を目指すなあいきなり大型で構わない。
公道はみんなのインフラ
公道は、限界走行をする場所ではありません。
みんなのインフラである公道でそんな走り方をするから、バイクが嫌われるのです。
危険だし、他人に迷惑を掛けるだけ。
お願いだから、サーキットへ行って上手くなってください。
交通の流れに乗る上手さ
周りの車の動きを俯瞰して、
- 追い越ししたがってるようだ
- 車間距離を取ってないから、急ブレーキするかも
- 早い車が迫ってきたから、先に行かせよう
こんな危険予知運転を『上手い』というなら、初心者が大型に乗っても上手くなれる。
最低限の運転技能は必要だけど、それは免許を貰った時点でクリアしてます。
あとは慣れ、と心掛け。
オフ車から始めても、無茶すれば結果は同じ
オフ車の方が安全と言ったって、程度問題。
オーバースピードで突っ込めば曲がり切れないし、反対車線にはみ出せばトラックが待ってます。
運の助けを借りなければ、生き残ることは難しい。
- いろんな道を
- いろんな天候、時間帯で
常に交通の流れの中に居る自分を見つめながら
長くバイクに乗り続けることで、上手くなります
還暦を過ぎても大型バイクを楽しまれてる方は多い。
バイクに乗ることで、刺激を受けて若く居続けられるという研究結果もあります。
上手いバイク乗りの手本として、末永くバイクを楽しんで欲しいですね。
大型二輪免許は、簡単に買えます
2.公道で限界走行するのはバカなだけ、上手くない
- 交通ルールを無視してカッ飛ぶバイク
- 限界走行でカーブに突っ込むバイク
上手いのではなく、バカなだけ
繰り返しになるけど、そんな走り方は上手いとは言いません。
周りの人が付いて行かないのは、あなたが上手くて早いからじゃない。
関わりたくないからです。
そんな人に出会うたび、注意して回るほど暇じゃな。
3.大型に乗り続けれれば、上手くなる
オフ車に乗り続けても、大型は上手くなりません
大型に乗り続けることで、大型が上手くなっていく
バイクの挙動を比較的安全に体験するには、オフ車がおすすめです。
でも、オフ車はオフ車。
大型のトルク・重量・取り回し、そして加速感は大型でしか経験出来ない。
大型に乗りたいという気持ちを持ち続け、大型に乗り続ければいい。
そうすれば、自然と慣れて上手くなります。
もちろん、ボ~ッと何も考えずに乗ってても、進化しません。
かといって、常にライテク本を読み漁る必要も無い。
バイクに乗り続ける喜びを、そのまま受け入れれば良いだけです。
4.ハイテク安全機構のおかげで危険は少ない
最近のバイクは、ハイテク安全機構が充実してます
トルクがある分、大型の方が乗り易かったりもする
- インジェクション
出力特性の切替 - トラコン・IMU
コーナリング姿勢を最適化 - クイックシフター
シフト時の回転数合わせを自動化 - ライド・バイ・ワイヤ
ライダーのスロットル操作を最適化
これらにより、ライダーはより操舵に集中出来るようになりました。
いきなり大型でもバイクがフォローしてくれる。
これをバイクに乗せて貰ってるだけ、と言うならGPライダーも同じ。
もちろん、これら安全装置が無い旧車こそピュアで至高だと思うのなら、それもいい。
旧車に負荷がかかるような無茶な走りを、旧車好きがするはずも無い。
安全です。
ハイテクな安全装置でバイクは楽しいのか?
5.趣味なのだから、好きにすればいい
趣味で乗ってるのだから、使い切るなんて関係ない
どんな使い方をしようとも、自由
大型バイクは、こうあるべきなんて関係ありません。
バイクの限界を使い切らなきゃいけない、なんてことは無い。
趣味で乗るのだから、オーバースペック上等!
SSでツーリングしても良いし、クルーザーで街乗りしても良い。
あなたが気持ちよく
それが他人の迷惑でなければ
何でもアリ
考え方は、ココ
初心者がいきなり大型バイクはアリなの?まとめ
初心者がいきなり大型バイクに乗るのは、アリなのか?
アリ・ナシ、2つの考え方をお伝えしました。
どちらが正解なんて、ありません。
大事なのは自分で選択すること。
バイクが危険な乗り物であるのは確かです。
その選択を他人任せにして、納得で来るような人はバイクにのるべきじゃない。
あなたの命が掛かってるのだから、自分しか決められないことです。
他人のことなんて気にせずに、自分の心に従えばいい。
あなたがどちらを選択したとしても、それで良かったと思えるようなバイクライフを続けて欲しい。
結論なんてずっと先、あなたがバイクを降りるときにしか出ません。
あー楽しかった!
バイクに出会えてよかった
併せて読みたい。