4代目PCX(JK05)の電装系カスタムには、フロントカウル脱着が必須です。
- USB電源
- グリップヒーター
- アラーム などなど
どれもフロントカウル内から、電源を取り出すことになります。
PCX(JK05)のフロントカウルは
どうやって取り外すの?
初心者でもできる?
そんな疑問を解消します。
PCX(JK05)のフロントカウルを取り外すコツは3つ
- PCX(JK05)のフロントカウル構造を知る
- 樹脂パネル剥がしを使う
- 焦らない
カウルのツメの位置・向きを知って、ゆっくり行えば難しくない
こんな内容を知って、スッキリしよう。
コツを知ってれば、難しくない。
けれど、知らずに力づくでやると、必ずカウルを割ります。
イメージトレーニングしてから、行動するのがおすすめ。
PCX(JK05)フロントカウル取り外しに必要な部材
カウル外しに特別な工具はありません。必要な材料と工具はコレ。
- 樹脂パネル剥がし
- 養生テープ
- 6角レンチ・ソケットレンチ・+ドライバー
1.樹脂パネル剥がし
PCXのカウルは、知恵の輪のように複雑な爪がついてる。
パネル剥がしで少しづつ剥がさないと、カウルが簡単に割れます。
パネル剥がしは必需品です。
バイクを傷付けない、樹脂製がいい。
マイナスドライバーは、代替にはならないからね。
カウルを傷だらけにしたく無ければ、樹脂製のパネルはがしを使おう。
2.養生テープ
ドライバーなどの工具があたりそうなところに、養生テープを張っておくと傷がつかない。
カウルにぶつけない自信があれば不要だけど、そんな人に限って・・・・・。
養生テープは張って剥がしたときに、ノリが残らないのがいい。
強力なガムテープで代用し、剥がすときにデカールや塗装まで剥がれたら悲しい。
3. 6角レンチ・ソケットレンチ・+ドライバー
初心者ほど、良い道具に頼った方がいい
初心者だから、
ホムセンの安い工具でいいよね?
PCXのカウル剥がしには、一般的な工具しか使いません。
一般的な工具でいいけど、精度の悪い工具はボルトを舐めやすい。
初心者ほど精度のいい工具を使いたい。
精度が良いとトルクが伝わりやすいので作業がはかどるし、ネジを舐め難い。
ねじ頭を舐めてしまい、作業がとん挫すると悲しいからね。
だからと言って、Snap-onのような高い工具は必要ない。
京都機械工具(KTC)は、安心安全の日本製で、精度が良くてコスパも良いのでおすすめ。
PCX(JK05)フロントカウルの外し方
構造を知らないと、簡単にカウルのツメを折ります
カウル取り外しが成功するとこうなるけど、最初はここまで来るのが大変です。
PCXのカウルは、最初はかなり固く噛み合ってます。
外し方を知ってても、最初は取れなくてカウルを割りそうで怖い。
泣きそうになります。
カウルはがしに着手するのは、条件が整った日にしよう。
- 時間のたっぷりあるとき
- 暖かくて、カウルが割れにくい日
- 取り外しのイメージトレーニングしてから
焦って力ずくにしなければ、必ず成功します。
カウル取り外しは、5つの工程
- フロントガーニッシュ 取り外し
- カウル下、2か所のねじ取り外し
- フロントガーニッシュの取り外し
- スクリーンの取り外し
- フロントメーターパネルの取り外し
1.フロントガーニッシュ 取り外し
フロントガーニッシュ が取れれば、後は楽勝
最初に、スクリーン下にあるV字の『フロントガーニッシュ』を取り外します。
取り外したのが、上の写真。
この3つをイメージしながら作業しないと、カウルを割るので気を付けたい。
フロントカウルを取り外すコツ1
PCX(JK05)のフロントカウル構造を知るのが大事
- 運
- 力づく
これらでは、絶対に解決しません
カウルがどこで、どう固定されてるかのイメージが大事
2.カウル下、2か所のねじ取り外し
フロントスクリーン下端を下からのぞき込むと、プラスねじが2つ見えます。
これを外します。
養生テープ
+ドライバーとカウルが干渉して、傷つきそうなので
養生テープを貼って、傷防止してから着手したい
養生テープは、引越しなどのときに、壁や家具を気を付けないように保護するためのテープ。
養生テープは、ガムテープのような接着力は不要だし、引越しが終わったら簡単にはがせることが大事です。
だから剥がしても接着剤が残らないように出来てます。
高いものじゃ無いので、気になる部分にはベタベタ張っておこう。
3.フロントガーニッシュの取り外し
フロントガーニッシュを取り外します。
フロントガーニッシュは、スクリーンの周りを囲っているV字型のカウルのことです。
パネル剥がしで、少しづつカウルを浮かせてツメの固定を解除していきます。
フロントカウルを取り外すコツ2
樹脂パネル剥がしを使う
金属のパネル剥がしは、カウルを傷つけます
樹脂のしなやかさと養生テープで乗り切ろう
マイナスドライバーを代替にするのは、話にならない
フロントガーニッシュ取り外し
写真は、フロントガーニッシュ・スクリーンを剥がした後になります。
この写真でツメの位置・方向を知って、ちからを掛ける方向をイメージしよう。
全体に浮いたら、手を差し込んで下に引いて剥がす。
- 黄丸:車体のツメ位置
- 赤丸:フロントガーニッシュのツメが入る穴
- 青矢:フロントガーニッシュを剥がす方向
黄丸・赤丸を意識して、浮かせたら
手を差し込んで、青矢の方向(下向き)に引っ張る
ここが最大の難関です。
1回カウルの脱着を行えば、カウルが馴染むので2度目は簡単に外れます。
けれど最初は固い!
時間を掛けて、『浮かせる・押す 』 を繰り返して固定を解除して行こう。
時間だけが味方です。
決して短気を起こして力づくで切り抜けようと思わないで!
フロントカウルを取り外すコツ3
焦らない
焦らずに時間を掛けて、ツメをイメージしながら行えば、必ず成功します
短気を起こして無理に力を掛けると、ツメが折れてしまう
フロントガーニッシュ取り外し後
フロントガーニッシュが取れたら、この状態になります。
フロントスクリーンの周りのV字型になっていたフロントガーニッシュが無くなり、ネジが見えてます。
ここまで来れば、成功が約束されたも同然!
後は、簡単。
4.スクリーンの取り外し
- 10mmボルト
- 6角ボルト
左右2か所づつ外せば、スクリーンが取り外せます。
ねじにはワッシャーがついてる
- 10mmボルトには、金属ワッシャー
- 6角ボルトには、樹脂ワッシャー
それぞれワッシャーがついてるので、無くさないようにね!
スクリーンは傷つき易い
フロントスクリーンが外れました。
スクリーンはとても傷つき易いので、取り外したスクリーンを地面に置いたりしないで。
ついでにロングスクリーンに交換するのもいい
5.フロントメーターパネルの取り外し
6個のクリップを外して、フロントメーターパネルを取り外します。
クリップの脱着方法
クリップは、真ん中をプラスドライバーの先端などで押すと解除されます。
逆に、付けるときは、真ん中が飛び出した状態で付けて、真ん中が平らになるまで押せば固定。
フロントメーターパネル
フロントメーターパネルが外れました。
取り外したクリップを無くさないようにね!
カウルの取り外し完了です。
お疲れさまでした!
PCX(JK05)のパーキングブレーキ取り付けは、ココ
PCX(JK05)フロントカウルの外し方 まとめ
フロントカウルが外れれば、
ロングスクリーンに変えることも出来るし
純正オプションのグリップヒーターやアラームのコネクタにアクセスもできる
PCX(JK05)フロントカウルを取り外すコツは3つ。
- PCX(JK05)のフロントカウル構造を知る
- 樹脂パネル剥がしを使う
- 焦らない
一番大事なのは、カウルのツメの位置と方向を意識して力を掛けること。
カウルの構造をイメージして行えば、初心者でも必ず出来ます。
フロントカウルが外れれば、電装系のカスタムは思うがまま。
USB電源を取り出すのも、たやすい。
あなたは、どんなカスタムをしますか?
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