映画『トップガン』シリーズのトム・クルーズ。
ノーヘルで気持ちよくバイクを走らせてます。
トム・クルーズみたいに
ノーヘルで気持ちよく走ってみたい!
方法は無いの?
そんな疑問を解消します。
自由の国アメリカは、半分以上の州でノーヘルが合法
アメリカ移住がおすすめ!
一方、日本でノーヘルして捕まると、1点で罰金は無い
こんな内容を知ってスッキリしよう。
アメリカは法整備が進んでいるイメージがします。
しかし、そこは自由の国。
『ヘルメットを被らない自由』が尊重されてます。
車検、銃の所持と同じように、する/しないは個人に任されてます。
自由を権利という言葉に置き換えても良い。
お国に任せっきりの日本と、どっちがいいですか?
フルフェイスじゃないと~
とかいうは、一旦置いておいて
楽しんでほしい
ノーヘルでバイクに乗りたい!【アメリカでは合法】
全てのライダーがノーヘルOK | 3州 |
17~25歳以上のライダーがノーヘルOK | 30州 |
全てのライダーがヘルメット着用義務あり | 17州、コロンビア特別区 |
結論を先に言ってしまえば、アメリカの過半数の州では25歳以上ならノーヘルが合法です。
- イリノイ・アイオア・ニューハンプシャーの3州
二輪免許を取ったその日から誰でもノーヘルOK! - 若年層以外のノーヘルがOK、30州
州によって17~25歳と若年層の定義にばらつきはある
2023年現在の規定です。
年々厳しくなる傾向があるので、アメリカに行くなら早めがおすすめ!
また、アメリカに400cc以上を大型二輪とするような免許制度はありません。
日本の普通二輪免許を国際免許にすれば、
ハーレーにノーヘルで乗り放題!
2023年現在のヘルメット規制
アメリカは、中西部を中心にヘルメット規制の緩い州が広がってます。
米国道路安全保険協会(Insurance Institute for Highway Safety)を引用
州 | ヘルメット着用義務 | 州 | ヘルメット着用義務 |
アラバマ州 | すべてのライダー | モンタナ州 | 17歳以下 |
アラスカ州 | 17歳以下 | ネブラスカ州 | 20歳以下 |
アリゾナ州 | 17歳以下 | ネバダ州 | すべてのライダー |
アーカンソー州 | 20歳以下 | ニューハンプシャー州 | 義務がない |
カリフォルニア州 | すべてのライダー | ニュージャージー州 | すべてのライダー |
コロラド州 | 17歳以下 | ニューメキシコ州 | 17歳以下 |
コネチカット州 | 17歳以下 | ニューヨーク州 | すべてのライダー |
デラウェア州 | 18 歳以下および最初の 2 年間の初心者 | ノースカロライナ州 | すべてのライダー |
コロンビア特別区 | すべてのライダー | ノースダコタ州 | 17歳以下 |
フロリダ州 | 20歳以下 | オハイオ州 | 17歳以下 |
ジョージア州 | すべてのライダー | オクラホマ州 | 17歳以下 |
ハワイ州 | 17歳以下 | オレゴン州 | すべてのライダー |
アイダホ州 | 17歳以下 | ペンシルベニア州 | 20歳以下 |
イリノイ州 | 義務がない | ロードアイランド | 20歳以下 |
インディアナ州 | 17歳以下 | サウスカロライナ州 | 20歳以下 |
アイオワ州 | 義務がない | サウス・ダコタ州 | 17歳以下 |
カンザス州 | 17歳以下 | テネシー州 | すべてのライダー |
ケンタッキー州 | 20歳以下 | テキサス州 | 20歳以下 |
ルイジアナ州 | すべてのライダー | ユタ州 | 20歳以下 |
メイン州 | 17歳以下 | バーモント州 | すべてのライダー |
メリーランド州 | すべてのライダー | バージニア州 | すべてのライダー |
マサチューセッツ州 | すべてのライダー | ワシントン州 | すべてのライダー |
ミシガン州 | 20歳以下 | ウェストバージニア州 | すべてのライダー |
ミネソタ州 | 17歳以下 | ウィスコンシン州 | 17歳以下 |
ミシシッピ州 | すべてのライダー | ワイオミング州 | 17歳以下 |
ミズーリ州 | 25歳以下 | ー | ー |
アリゾナ州 グランドキャニオン
ノーヘルで走れば、大自然の浸食に心奪われるに違いない。
ユタ州・アリゾナ州 モニュメントバレー
モニュメントバレーで、イージーライダーに成りきるのもいい
アイオワ州 フィールド・オブ・ドリームス
アメリアでツーリングと言えば、大自然のイメージ。
だけど思い出のアメリカ映画の風景を巡るのもいい。
1990年の映画『フィールド・オブ・ドリームス』で実際に撮影に使われた野球場です。
バイクが出て来る映画を楽しもう
アメリカにおける実際のヘルメット着用率
- ヘルメット着用義務のある州のヘルメット着用率
—- 96% - ヘルメット着用義務のない州のヘルメット着用率
—- 57%
(2021年 米国道路安全保険協会)
日本でのヘルメット着用率のデータは見当たりませんでしたが、おそらく100%。
ヘルメット着用義務があっても96%というのがアメリカらしい。
着用義務のない州の57%はどう考えればいいのだろう。
意外とヘルメット被ってる!、と考えるべきか?
それとも、ヘルメットで救えた命は多いと考えるべきか。
あなたは、日本でヘルメット着用義務が無くなったら
どうしますか?
なぜ、アメリカはノーヘルOKの州が多いのか?
アメリカは自由の国です。
ヘルメットを被らない権利も守られてます。
ヘルメットの有効性に疑う余地はありません。
- 衝突による死亡リスクを約42%減らす
- 事故による死亡リスクを約69%減らす
(米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)を引用)
しかし、ヘルメットを被る・被らないは個人の裁量範囲内、自由だ。
この考え方こそ、アメリカがアメリカたる所以ですね。
車検制度、銃規制にも通じるものがあります。
『When states enact universal helmet laws, deaths, injuries and medical costs go down.』
(ヘルメット義務化すると死亡、負傷、医療費が削減されます。)
こんな言い回しがアメリカでされてます。
しかし、全米でヘルメットが義務化される日が近いとは思えないですね。
自由の国アメリカだから。
世界的にも、ノーヘルOKの国は少数派
- EUでは、ほぼすべての国でヘルメットが義務化されてます
- アジアでは、ノーヘルOKの国もあるらしい
- ターバンを巻いていると、ヘルメット猶予の国もある
世界的には安全サイド(ヘルメット義務化)に振れてきてます。
アジアでは、ノーヘルOKの国なのか、ヘルメット義務化だけど守ってないのか?
良く分からない場合もあるけどね。
アジアのヘルメットにも良いモノはあります
アメリカでバイクに乗るにはどうすれば良いのか?
地域の運転免許試験場に行き、国際免許を貰えばOK
普通二輪免許でも、アメリカで大型バイクを運転できる
- 運転免許証
- パスポート
- 写真
- 2350円
この4つを握りしめて運転免許試験場に行き、
国外運転免許証をくれ!
叫べば、国際免許が貰えます。
有効期間は1年。更新は有りませんので、切れたら再取得になります。
アメリカには日本の400cc制限は有りませんので、普通二輪免許で大型バイクも乗れます。
憧れのハーレーで、アメリカの大地を走れます!
髪の心配も減るかも?
ノーヘルでバイクに乗りたい!【日本でやった場合の点数・罰金】
アメリカは遠い!
日本でノーヘルは違法なのは、知ってる。
けど、実際にノーヘルで走ったらどうなるの?
そんな疑問も解消しておこう。
- ノーヘルは1点、反則金は無し
- 1986年よりヘルメットが義務化された
ノーヘルは1点、罰金は無し
違反の種別 | 点数 | 罰金 |
免許証不携帯 | なし | 3千円 (車~原付まで同一) |
乗車用ヘルメット着用義務違反 | 1点 | なし |
番号標表示義務違反 | 2点 | 50万円以下の罰金 |
座席ベルト装着義務違反 | 1点 | なし |
ノーヘルでバイクに乗るのは重大な違反だと思われてるけど、違反点数は1点のみ。
罰金は無し、意外と軽いですね。
ただし、ノーヘルで捕まったら後が大変。
その後、どうやって家に帰ろうか?
まさかノーヘルを続けるわけにもいかない。
雰囲気で言うと、同じような違反が2つあります。
- 免許証不携帯
免許証を忘れた
⇒罰金のみで点数は無し - 番号標表示義務違反
ナンバープレートをカチ上げてる
⇒2点で赤切符
点数は、免停も怖いけど免許証の色(青色・金色)に響くので痛い。
そういう意味では、免許証不携帯は、ノーヘルより軽い処罰ですね。
なぜ、処分に差があるのか?
番号標表示義務違反は、2点なのに一発免停扱いの50万円以下罰金。
これだけ、非常に厳しいのはなぜか?
- 免許証持ってなくても、誰にも迷惑かけない
- ノーヘルは、事故のとき自分が痛いだけ
- ナンバーが見えないと、犯罪に使われ皆に迷惑
この違いが処分の違いになってると思われます。
バイクで音楽聞くのは違法?
1986年よりヘルメットが義務化された
- 1965年高速道路でヘルメット義務化
努力義務で罰則なし
- 1972年最高速度40km/hを超える道路で義務化
義務化されたが罰則なし
- 1975年政令指定道路でヘルメット義務化
51cc以上のバイクで罰則化
- 1978年すべての道路でヘルメット着用が義務化
51cc以上のバイクで罰則化
- 1986年すべての道路でヘルメット着用が義務化
すべてのバイクで罰則化
日本でヘルメットが義務化されたのは、1965年から。
高速道路のみが対象でした。それも努力義務。
時代は替わり、1975年に51cc以上のバイクにヘルメットが義務化されました。
この背景にあるのは、70年代の大バイクブーム。
今の10倍以上、日本でバイクが売れました。
- 峠は、ヒザ擦りするバイクで溢れ
- 街は、暴走族で溢れました
交通事故で亡くなるライダーが社会問題化したため、ヘルメット義務化。
そしてついに、50cc原1も1986年にヘルメットが義務化されました。
これで全てのバイクにヘルメット義務化!
リターンライダーの中には、ノーヘルで乗ってた方もみえるかもしれない。
当時は、ノーヘルが合法でした。
バイクの法知識を深めるなら
【合法的な方法あり】ノーヘルでバイクに乗りたい!まとめ
ノーヘルでバイクに乗ったら、楽しいに違いない。
走行風に髪がなびき、より自由を謳歌できるはず。
だけど、日本では違法。
やるならノーヘルが合法なアメリカに行くしかありません。
日本を安全な国と考えるか、アメリカを自由の国と考えるか。
あなたはどう思いますか?
併せて読みたい