PCX(KF30)に乗って2年半、
フロントからビビリ音がするようになってきました。
経年変化で仕方ないと気にしないのも1つだけれど、
放置して、カウルのワレが広がって来ても困る。
どこが鳴っているのか?
原因追及と対策をした記録です。
- 原因は、メーターパネルからのビビリ音
- ビビリ音の対策方法 5選
1.カウルの再脱着
2.シリコンスプレー
3.すきまテープ
4.防振・防水ブチルテープ
5. ハーネス結束&保護テープ
こんな内容を知ってスッキリしよう。
今回のケースでは、『.防振・防水ブチルテープ 』で効果が見られました。
この記録が、どこかの誰かの役に立てば幸いです。
PCXビビリ音の原因
PCXのカウルは知恵の輪状態になってます。
PCXは、どこをメンテするにしても、
最大の難関はカウルの付け外しです
適当に外すと、必ずカウルのツメを割ります
どこに・どんなツメが有るか、覚えてから手をつけよう
3代目PC(JF81)のフロントカウルの外し方はココ!
4代目PCX(JK05)のフロントカウル外し方は、ココ
ビビリ音の原因はPCXメーターパネル
- 停車中のアイドリングでは、ビビリ音はしません
- 40Km/h以上で走ってると、フロント辺りから『ビ~』という音が聞こえてきます
個人差はあるけれど、我慢できないほどの音では無い。
そのため、気にせず無視するという選択肢もある。
しかし、もしカウルのワレが原因だとしたら、どんどんワレが広がって来るはずです。
それはマズいので、原因を調べてみた。
ビビリ音の出所特定
耳を澄ませても、どこから聞こえてくるのか特定は難しい。
フロントのどこなのか、走りながらあちこちを手で押さえてチェックしてみた。
バランスを崩すといけないので、良い子は真似しないでね!
結果、メーターパネルの上を抑えると、音が止まるのを発見。
実際には、ここにたどり着く前にカウルをあちこち押さえるため、アクロバティックな乗り方をした。
おすすめしません。
パネルが波打ってるのは購入時からです。
購入時に、ショップに指摘したら
波打っているのは、この個体だけじゃない
PCXは前のモデル(JF56)から、こんなもんです
こう、言われたのを思い出しました。
その時は実害が無かったので流しましたが、今後になってビビリ音とは残念!
PCXのビビリ音対策 解決案5選
原因がわかれば、解決したようなものです
不具合の再現が出来て、原因が解るまでが峠です
原因がわかれば、後は手を打てば良いだけ!
音が出ているところが解れば、こっちのものです。
ビビり音対策には5つの解決案があります。
- カウルの再脱着
- シリコンスプレー
- すきまテープ
- 防振・防水ブチルテープ
- ハーネス結束&保護テープ
解決案1:カウルの再脱着
バイクのカウルは、2種類の方法でバイクに固定してあります。
- ボルト・タップで固定
- カウル同士の嵌め合いで固定
カウルの固定が甘いと、ビビることもあります。
組付け直すと、音が止まることも多い。
⇒ 失敗
今回は、組付け直しても音は止まりませんでした。
解決案2:シリコンスプレー
ビビリ音にはオイルだけれど、プラ部品なのでシリコンスプレーしてみた。
ケミカルと言えば、ワコーズが定番だけど少々お高い
高ければ良くても当たり前、お値段以上でこそ価値がある
そんな考え方なら、『AZ』がおすすめ
メーターパネルの合わせ目にたっぷり行き渡るようにスプレー!
結果、音は止まった。
元々、嵌め合いが悪かったのが、経年変化で樹脂がやせて隙間が多くなったと思われます。
『めでたし、めでたし』
とはいかない。
⇒成功だけど・・・・
シリコンスプレーなんて、直ぐに飛んでしまう。
解決案3:すきまテープ
カウル同士がぶつかって音が出るのだから、合わせ目にすきまテープを貼れば解決するはずです。
このテープを貼れば、防水にもなり一石二鳥!
屋外用なので、耐久性も文句なし!
⇒ 失敗!
メーターパネルの合わせ目に貼るには厚すぎます。
押し付けてネジ締めに苦労するし、外からすきまテープが見えてしまうので、不細工すぎる。
解決案4:防振・防水ブチルテープ
ブチルテープは、水道工事の時にねじに巻いて防水するのが一般的な使われ方。
防水で、自己融着するテープです。水道管などに巻くと、重なった部分が一体化してしまう。
薄いゴム素材のテープなのでクッション効果も期待できます。
⇒大成功
外から見えないように、カウルの合わせ目に貼ったところ、ビビリ音が消えました。
他の使い方としては
バイクカバーが破れたときに補修用に使うと、接着力も強く防水にもなる
縫い目の目止めにも使えます
一つ持ってると、色々使える
解決案5:ハーネス結束&保護テープ
本来は、ハーネス類や複数配線の結束・保護につかうテープです。
カウル内で、ハーネスがカウルと干渉して音鳴りしている時はコレ!
カウルと当たってるハーネスに巻いて固定すれば、音が無くなる。
このテープは、不織布素材で強度が高いのが特徴です。
薄くて丈夫で、不織布だから長期間使用しても柔軟性が保たれ、クッションにもなる。
今回は解決案3で解決したので、使いませんでした。
けれど、便利なテープなので常備してると、何かと役に立ちます。
パソコンの裏とか、テレビの裏にハーネスが散乱してませんか?
ホコリをかぶると火事の元にもなるので、このテープで纏めておこう。
セカンドバイクにPCX、どう?
PCXからPCXに乗り換える人もいます
4代目PCX(JK05)は、どうなの? ビビるの?
4代目PCX(JK05)のメーターパネルは、改善されてます
ビシッと嵌め合ってて、ビビる余地はありません
しっかり、対策してます
4代目PCXは、メーターパネルがビビることは無さそうです。
『カイゼン』ですね!
4代目PCXのインプレは、ココ
PCXビビリ音の原因と対策方法 まとめ
バイクのカウルは、ビビり音が出がちです。
- カウル組付けミス
- 経年変化で樹脂が痩せる
⇒ ねじ止めしてあった部分が緩む - 何度もネジ締めを繰り返すと、ネジ山が緩くなる
⇒ カウルがしっかり固定できなくなる - ハーネスが内部でカウルと接触
モロモロの理由が有ります。
今回のPCX異音は、ねじでは無かったけれど嵌め合わせのゆるみ。
経年変化は仕方ないので、想定範囲内としておこう。
しかし、最初からメータパネルがうねってるのは、なんだかね!
あなたのPCXは大丈夫ですか?
併せて読みたい