バイクは飾っておいても仕方ない。走ってナンボ。
特にPCXなど街乗りに使われることの多いバイクは、乗りっ放しになることが多い。
だけど、乗りっ放しで薄汚れたPCXを見ると、悲しいですよね。
逆に、ピカピカのPCXに乗ると心も華やぎます。
PCXを洗車してピカピカにしたいけど、
バイク洗車の方法は情報が入り乱れてて、結局どうすれば良いのか?

水あり・水なし洗車、結局どっちが良いの?
どうすれば、PCXをきれいに保てるの?
そんな疑問を解消します。
プラスチックカウルで覆われてるPCXが、パリッと見えなくなる原因の大半は磨き傷です
バイクをきれいに保つ秘訣は、磨かないことです!
磨かずに済ませるコツは3つ
- ガラスコーティングで汚れを寄せ付けない
- 軽い汚れには、水を使わない
- 定期的に水洗いで汚れをリセット
こんな内容を知って、スッキリしよう
PCXはカウルに覆われてるので、洗い方が悩ましい。
最初はどう洗えば良いのか、チュウチョするよね。
だけど、コツさえつかめば簡単です。
PCXがピカピカになれば、気分も上々!
【磨くな】PCX洗車方法の秘訣は、ゴシゴシ磨かないこと

バイクは外を走るので、汚れるのはしょうがない。
排ガスが付くし、水たまりだってある。
PCXを大事にしたい気持ちは解るけど、
- 飾って眺めてても仕方ないし
- 神経質になり過ぎるのもカッコ悪い
汚れたらキレイに洗えばいいだけ。
だけど洗い方を間違えると、却って磨きキズを増やします。
新車のツルツル・ピカピカが、いつの間にか曇ってボケてしまってませんか?
PCXが新車の輝きを失う原因は、洗車の磨きキズ

ゴシゴシ磨くのは、キズを増やしてるだけ
新車の輝きが失われる原因は、いくつかあります。
バイクカバーで防げる劣化もあれば、立ちごけなどミスによる劣化もあります。
けれど支配的なのは、磨きキズ。
光に透かして見た時に、細かく見えるキズが、磨きキズです。
良かれと思ってしている磨き行為が、却ってバイクを劣化させてるなんて悲し過ぎますね。
磨きキズを付けない秘訣は、ゴシゴシ磨かないこと

磨くのは、キズを付けていると同じ
ゴシゴシ磨かなくてもキレイは、続けられる
磨きキズを付けないために、あえて洗車しない、という手段を取ってる人もいます。
- 毎週のように洗車したバイク
- 乗りっ放しのバイク
2台の数年後の塗装状態を比べると、
乗りっ放しで洗車をしなかったバイクの方がキレイだった、なんて逸話もあります。
しかし、磨きキズを付けたくないからと言って、汚れて汚いバイクに乗っても楽しく無いし、バイク愛も感じられない。
洗車のやり方しだいで、磨きキズをつけずにキレイであり続けることは可能です。
ゴシゴシ磨かずに、キレイにする方法は3つ。
- ガラスコーティングで汚れを寄せ付けない
- 軽い汚れなら、水あり洗車はデメリットだらけ
- 定期的に水洗いで汚れをリセット
1.PCX洗車方法の秘訣! ガラスコーティングで汚れを寄せ付けない

ガラスコーティングで、塗装の凸凹を埋めておけば
汚れが付き難く、落とし易くなる
洗車で磨きキズを作らない方法を知る前に、やることがあります。
それは汚れが付き難く、落ちやすい塗装面をつくること。
外を走るのだから、排ガス・土ぼこりが付くのは仕方ない。
ゴシゴシ磨かないと汚れが落ちないほど、こびりつかなくすればいい。
さっと拭くだけできれいにすることは可能です。
それには、ガラスコーティングです。
ガラスコーティングで、塗装面の凸凹を埋めてしまう
塗装面をツルツルにしておけば、汚れが付き難い
PCXは、車体全体がプラスチックカウルで覆われてます。
新車の時はピカピカ・ツルツルに見えるけど、実際には塗装面は凸凹だらけ。
塗装のミクロン単位の粒子が凸凹している状態です。
その凸凹に汚れが入り込むと、汚れはなかなか落ちません。
そうすると、発色悪くぼやけてみえてしまう。
だから、車の世界では新車納車されると直ぐにガラスコーティングする人が多い。
ガラスコーティングで、塗装面の凸凹を埋め、汚れが付き難いようツルツルにしてしまうのです。
プラスチックカウルの塗装は、薄くて凸凹
PCXのプラスチックカウルは
傷つき易く、汚れやすい
金属面を塗装する場合は、焼き付け塗装を行うことで分厚く滑らかな塗装に出来ます。
金属に塗装後、100℃以上の高温にさらすことで、乾燥を早めると共に塗装面を分子レベルで強固に結合させるのです。
しかし、PCXのカウルはプラスチックなので焼き付き塗装が出来ません。
PCXのカウルが傷つき易く、汚れやすいのは致し方ない。
だから、ガラスコーティングで表面を固く滑らかにすると、効果を感じやすい。
ガラスコーティングすれば磨いてもOK、なんてことは無い

ガラス系コーティングは、保護力が弱い
本格ガラスコーティングの強固なコーティングがおすすめ
『ガラスコーティング』という言葉から、分厚いガラスで保護されるイメージを描くはず。
だから汚れをゴシゴシふき取っても、キズなんてつかないと思ってませんか?
ガラスコーティングと言っても、『ガラス系』・『本格ガラス』の2種があります。
ガラス系コーティングは、効果が薄い
『ガラス系』コーティングは、塗装面の上でガラス面を形成しません。
塗布面にガラス成分を塗っているだけです。
だから、雨などで容易に剥がれ落ちてしまいます。
このため、頻繁に塗り直す必要があります。
と言うことは、その都度に磨く必要があり、キズ付いていく。
本物のガラスコーティングは年単位で効果が継続する
手際が良い人は下の容量が少ないバイク用を、そうでない人は容量が多い上の車用がおすすめ。
本物のガラスコーティングは、塗装面で『ガラス化』して均一なガラス面を形成します。
ガラスの膜でPCXを覆ってしまうイメージ。
だから塗るだけの『ガラス系』とは、耐久性が段違いです。
年単位で効果が長持ちします。
本格ガラスコーティングと言えば、昔からあるピカピカレインが独壇場だったけど、近年はもっと施工が簡単で強固なガラス面が作れるシラザン50が人気です。
通販サイトでも買えるけど、メーカ直販だけのセールを行ってる場合もあります
両方の価格を比べてから買ったほうがいい。
通常は年単位で効果が継続します。
しかしガラス面の厚さは、100分の1mm以下。
汚れたタオルでゴシゴシ磨いたら、ガラス面が破壊されてしまう。
本格ガラスコーティングしたから、磨きキズに強いなんて思わないで
ガラスコーティングのメリットはそこじゃない
ガラスコーティングのメリットは、汚れを固着させないこと

ガラス面は均一でツルツルなので引っ掛かりが無い
汚れが食い込まず簡単に落とせるのがメリット
ガラスコーティングのメリットは、もちろんその硬質な輝きです。
でも同じくらい、ゴシゴシしなくても簡単に汚れが落ちてしまうことも、メリットです。
バイクで走れば汚れるのは当たり前。
塗装面の凸凹をガラスコーティングで覆っておけば、汚れが食いつかない。
簡単にキレイに戻せるのが、ガラスコーティングのメリットです。
ガラスコーティングのおすすめは、ココ
2.PCX洗車方法の秘訣! 軽い汚れには、水を使わない

雨の日に乗らないのであれば、PCXが酷く汚れることは有りません。
乗ればそれなりに汚れるけれど、
- 排ガス
- 虫の死骸
- 水たまりの跳ね
この程度の汚れ。
こんなちょっとした汚れでも、バイクを水洗いしてませんか?
ツーリングで汚れたら、水洗いすしてピカピカに戻したい気持ちは解ります。
でも、頻繁な水洗いは、却ってバイクを痛める。
水洗いのデメリット

水洗いのデメリット
- 必用な油分を洗い流してしまう
- 細部に入り込んだ水分が残り、サビる
- 場所・道具・時間の負担が大きい
せっかくの休日を洗車で潰すのは、勿体ない。
洗車はサクッと済ませて、晴れた休日はツーリングに出掛けたいですよね。
しかし、水を使った洗車を短時間で終わらせるのは難しい。
集合住宅住まいなら、まずは水を使える場所の確保から始まります。
そこに洗車グッズを持ち込んで水洗いすると、2時間くらいは軽く掛かってしまう。
ツーリング後に洗車する元気は無いし、ツーリング前に洗車してたら朝の渋滞がはじまってしまう。
それにそもそも頻繁にバイクに水を掛けるのは、心配。
サビる懸念

バイクは雨の日も走れるように出来てるけれど
内部構造がむき出しなので基本的には水は避けたい
頻繁な水洗いは潤滑に必要な油分を洗い流してしまうし、残った水分がサビを呼ぶ。
PCXはフルカウルだからと言っても、洗車すれば内部に水が入り込みます。
フルカウルの分、内部に入った水を拭きとれないので却ってサビる危険がある。
もちろん、洗車後に注油すれば良いのだけれど、過剰な油分がホコリを呼ぶことが多い。
洗車・注油で汚れやすくなったら、何をしてるか分からない。
水を掛けるのは、最低限にしたい。
軽い汚れを落とすだけなら、水なし洗車

軽い汚れなら、水なし洗車で
場所を選ばす短時間でキレイ
ガラスコーティングしてあれば、汚れがこびりつくことは有りません。
汚れがこびりつかないので、フクピカなどの水なし洗車グッズで軽く拭くだけ。
ピカピカが戻ります。
- バイク全体をふき取りたいなら、シートタイプ
- ピンポイントの汚れなら、スプレータイプ
場所・時間を選ばす短時間で出来る水なし洗車が、軽い汚れには最適!
もちろん、雨の中を走り続けてドロドロになったら、水洗いだからね。
おすすめがフクピカな理由はココ
磨かない!

水を使わないので、ゴシゴシ磨くのは厳禁なのは言うまでもない。
ガラスコーティングしてあれば、汚れがのっかってるだけです。
洗剤を含ませたら、チカラを入れず撫でるようにするだけで、ピカピカにもどります。
水なし洗車のコツは、ココ
3.PCX洗車方法の秘訣! 定期的に水洗いで汚れをリセット

日常の汚れは水なし洗車で済ませても、水なしでは落とせない汚れもあります。
- 細部に入り込んだ汚れ
- オイルと汚れが一体となった油性の汚れ
こんな汚れは、水洗いでしか落とせません。
2~3ヶ月に1回程度、水洗いして汚れをリセットしよう。
水洗いにも、ガラスコーティングが有効

ガラスコーティングしてあれば
水洗いのあと、コーティングをゴシゴシ塗る必要が無い
手際が良い人は下の容量が少ないバイク用を、そうでない人は容量が多い上の車用がおすすめ。
ガラスコーティングしてあると水あり洗車も楽になります。
洗車後に水分をふき取れば、終了!
洗車のたびに『ガラス系』コーティング剤を塗布して磨く工程が省けます。
コーティングが省けるということは、『磨く』工程が無くなるということ。
傷つけなくて済みます。
『ガラス系』と本物ガラスコーティングの違い
用品店でよく見る『ガラス系』コーティングは、1~2ヶ月しか持たない。
水洗いのたびに、塗り直しとなってしまいます。
年単位でガラス層が保たれる本格コーティングがおすすめ。
通販サイトでも買えるけど、メーカ直販だけのセールを行ってる場合もあります
両方の価格を比べてから買ったほうがいい。
水洗いのコツも、ゴシゴシ磨かないこと

水洗いのコツはたった2つ
- タオルをケチらない
- 力を入れない
- スポンジ
- ブラシ
- 洗剤
- コーティング剤 など
洗車グッズは、用品店に溢れてます。
決定的な性能差は無いので、好みのグッズを使えばいい。
だけど、忘れちゃいけない2つのコツ。
- クロスをケチらない
- 力を入れない
クロスをケチらない

汚れたタオルは、ただの傷つけマシン
とっとと捨てる
勿体ない精神で、いつまでも同じクロスを使い続けてませんか?
汚れたタオルは、バイクを傷つけるだけ。
使い捨てしても惜しくない安価なマイクロファイバークロスがあります。
ケチらずに、新しいクロスに変えよう。
力を入れない

ゴシゴシ磨くのは、絶対悪
- 汚れが取れないからと、ゴシゴシしてませんか?
- コーティングをゴシゴシ塗り広げてませんか?
- 仕上げにゴシゴシ、磨いてませんか?
力を入れて磨くのは、磨きキズをつけてるだけです。
力を入れないで。
水あり洗車の手順はココ
【磨くな】PCX洗車方法の秘訣! まとめ
洗車してる時間があったら、ツーリングに出かけたい
だけど、汚れたPCXは悲しい
2つの反する願いを叶える洗車方法の秘訣は難しくない。
- ガラスコーティングで汚れ難くして
- 軽い汚れは、水なし洗車でサクッとキレイに
- 2~3ヶ月に1回、水洗いで汚れをリセット
PCXをキレイにしようとして磨くと、却って磨きキズを付けるだけです。
洗車に力は要らない。
さあ、ピカピカのバイクで出かけよう!
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