チェーンがピカピカのバイクを見ると、バイクへの愛を感じます。
いくらウエアがかっこよくて、いくらバイクがピカピカでも
チェーンが真っ黒だったりサビが浮いてたりすると、残念な気持ちになりますね。
チェーンメンテナンスはどうすれば良いの?
どのチェーンルブが最強なの?
そんな疑問を解消します。
最強のチェーンルブは、乗り方やメンテの方針で変わります。
- 距離バカ
- 雨でも乗る
- 飛び散るのは許せない
⇒ ドライタイプのチェーンルブから、最強を探そう
- キレイ好き
- 晴れた日しか乗らない
⇒ ウェットタイプのチェーンルブから、最強を探そう
こんな内容を知ってスッキリしよう。
乗り方でチェーンルブを使い分けるのがおすすめ。
雨でもガシガシ乗る人と、晴れた休日にしか乗らない人ではおすすめのチェーンルブが違って当然。
何を重視するかで最強は変わります。
高価なケミカルじゃ無いので、紹介するルブを色々試して自分にあうルプを探すのも楽しい。
そして、自分の乗り方に合った最強のチェーンルブを見つけよう!
それともいっそスクーターに乗り換えて、チェーンメンテ卒業する?
おすすめの最強チェーンルブは、2パターン
チェーンルブには、2パターンあります。
- 高粘度なドライタイプ
- 低粘度なウェットタイプ
まずは、どちらのタイプが自分の走り方に合っているか、を見極めるのが先決です。
そうすれば、最強のチェーンルブ探しの旅が早く終わります。
彷徨うのも、楽しいけどね!
1.高粘度なドライタイプがおすすめな人
高粘度なドライタイプがおすすめな人
- 雨でもバイクに乗る
- 1日500kmなんて、あっという間という人
- チェーンメンテしてるヒマがあったら走りたい人
- チェーンメンテをいつしたか覚えがない人
- メリット
雨に強い
長持ち
飛び散りにくい - デメリット
掃除が大変
フリクションが多い
チェーンに塗布してしばらくすると乾いてチェーンを覆い、垂れなくなります。
高粘度の被膜でチェーンを包み込むドライタイプは、雨に強く、長時間チェーン潤滑してくれる。500km位は楽に持ちます。
半面、ふき取って塗り直すのは大変。ホコリや小石を巻き込んでタール状のかたまりになり、洗車しても容易には落ちない。
一般的な中性洗剤で洗い流すのはムリ、専用のケミカルが必要です。
雨でも乗る通勤・通学用途や、ロングツーリングに向いてます。
もちろん、滅多にチェーンメンテしない・出来ない人にも。
2.低粘度なウェットタイプがおすすめな人
低粘度なウェットタイプがおすすめな人
- 晴れた日にしか乗らない人
- きれい好きな人
- チェーンメンテが苦にならない人
高粘度タイプとは逆に、短命だけど掃除が楽なのがウェットタイプの特徴です。
- メリット
掃除が簡単
フリクションが少なく取り回しも楽
チェーンが長持ち - デメリット
雨で流れる
飛び散る
2~300km位しか持たない
低粘度なので、抵抗になりにくいのでバイクの取り回しが軽くなります。もちろんバイクに乗ったときの駆動ロスも減るけれど、体感するのはムリです。
ふき取るときも、サラサラなのでケミカルを使わなくてもウエスで拭くだけでキレイになる。
掃除し易いのが、一番のメリットかもしれない。
おすすめの最強チェーンルブ!【高粘度で飛び散らないドライタイプ】
雨でも乗る通勤バイクや、ロングツーリングではオイル切れの心配をしなくて良いドライタイプが心強い。
ドライタイプにもいろいろあるけれど、おすすめはやはり名の知れたメーカの定番アイテム。
みんな、良いものは良く知ってます。
チェーンの掃除は、KURE チェーンクリーナー
高粘度で飛び散らないドライタイプは、
古いチェーンルブを取り除くのにチェーンクリーナーが必要
定番のチェーンクリーナーは、KURE。
高価なチェーンクリーナーもあるけれど、コスパがいいKUREで何の不満も無い。
高粘度は、中性洗剤でいくら洗ってもはキレイにならないけれど、KUREがあれば簡単です。クリーナーを吹いて、数分待ってからブラシでゴシゴシ。
シール攻撃性が無いので、シールチェーンでも安心して使える。
ドライチェーンルブ1 ワコーズ CHG チェーンガード
フッ素樹脂配合のドライな被膜でガッチリ保護潤滑し、長時間チェーンを摩耗から守ってくれる。
ドライタイプのド定番で、保護力には定評があります。
塗布後、直ぐに走ると飛び散ってしまうので、30分程度待ってから走るのがコツ。そうすれば、チェーンに浸透密着し、潤滑効果が長持ちします。
雨にも負けない耐水性があるので、雨でもガシガシ乗る人には、特におすすめです。
唯一の弱点は、チェーンが白くなるものが多いこと。
金色とかのカラーチェーンを使ってても真っ白になるので、せっかくのカラーチェーンが映えません。。
NC31は意外に洗車が大変💧
ホイールも洗いにくい。通勤車両だからワコーズ チェーンガード pic.twitter.com/tv23xeRA5o— SVEN (@svenmercury) May 10, 2020
ドライチェーンルブ2 ヤマルーブ スーパーチェーンオイル ドライ ホワイト
フッ素樹脂配合なので潤滑効果が長持ち!
塗布すると、すぐに固まって飛び散らないので、塗布して直ぐに走れます。
だから、出掛けにチェーンルブ不足に気付いても、サクッとメンテできるのがうれしい。
塗布面が白くなるので、塗り残しが解り易いのもいい。
強固にチェーンを守るので、いざ塗りなおそうとすると落とすのが大変な面もあるが、致し方ない。
チェーン掃除しました✨
— gussan (@gussanspecial) May 14, 2023
フロントのスプロケカバーも外してピカピカ✨
ヤマルーブスーパーチェーンオイルドライ(ホワイト)
見た目が白くなるので賛否両論あると思いますが、しっかり塗布出来ているか確認出来るのとサビにも強いですね😀以前より錆なくなりました✨#バイク乗りと繋がりたい pic.twitter.com/UsCxi5NNxU
ドライチェーンルブ3 D.I.Dバイク用チェーンルーブ
チェーンにまんべんなく吹き付けてしばらく置くと、高粘度の皮膜を形成して飛び散り難くなります。
ドライタイプの中では柔らかめなので、若干飛び散ったり、雨で流れ易くもある。
もちろんウエットタイプよりは長持ちなので、良いとこ取りとも言えるかもしれない。
もちろん、D.I.D以外のチェーンにも使える。
ドライチェーンルブ4 モチュール C2チェーンルブ ロード
MOTULのチェーンルブ。
ブランド名だけで試してみたくなる人も多いかもしれない。もちろん、潤滑・防水性は名前負けしてません。
塗布直後は低粘度だけど、しばらくするとネバネバして飛び散り難くなり、雨に負けなくなります。
無色透明なので、カラーチェーンにも使える。
ホコリや汚れが付着しやすくなるので、つけすぎには注意したい。
汚れたホイールをキレイにするには
おすすめの最強チェーンルブ!【低粘度で掃除がしやすいウェットタイプ】
耐久性ではドライタイプに一歩譲るけど、掃除しやすいのがウェットタイプのメリット。
ツーリングから帰ったら、一拭きして新しいルブを入れる習慣にすれば、バイクをいつもキレイに出来ます。
チェーンが白くならなくて見栄えもいい。
チェーンがピカピカだと、バイク愛を感じますね!
ウエットチェーンルブ1 Honda ウルトラ G1
エンジンオイルをチェーンに使うのは、本来の使い方ではありません
何があっても自己責任が取れる人のみ
いきなり、エンジンオイルでのチェーンメンテのすすめ。
もちろん、エンジンオイルの銘柄は問いません。
エンジンオイル交換のあまりをボトルに取っておいて、チェーンオイルにするだけ。
低粘度なので薄い被膜にしかならないけれど、シッカリ潤滑して明らかに押し歩きが軽くなります。
チェーンもほとんど減らなくなるので、交換頻度が減る。
デメリットは、耐久性や雨耐性がないこと、ガンガン飛び散ること。
200km以上は持たないけれど、日帰りツーリング毎にメンテするなら十分使える。
チェーンのグリスアップはエンジンオイル派である。清掃すらせずただ継ぎ足すのみ。 pic.twitter.com/RRuuAo0O47
— Kazki Matz (@KazkiMatz) November 14, 2022
ウエットチェーンルブ2 ワコーズ CHL チェーンルブ
低粘度・浸透系チェーンオイルの代名詞が、ワコーズ CHL チェーンルブ。
エンジンオイルでの代用が異端だとすれば、CHL チェーンルブは正統派の本家本元。
フッ素樹脂配合によるものなのか、ウエットタイプなのにホコリによりチェーンが真っ黒になり難いのがうれしい。
同じワコーズでも、ドライタイプで紹介した『ワコーズ CHG チェーンガード』は真っ白になるけど、CHL チェーンルブは透明です。なのでカラーチェーンを使ってるなら、耐久性より見栄えでこっちがおすすめ。
ワコーズのチェーンルブで完了〜 pic.twitter.com/5YRPO2qVl4
— Saki45 (@Saki44G6) October 1, 2023
ウエットチェーンルブ3 ヤマルーブ チェーンオイル
ムースタイプなので、塗るときにテンション上がります。
これも長持ちには定評がある。
ヤマハ車は、是非。
1枚目before
2枚目after
だいぶきれいにはなったと思う
スプロケは見ないでくださいね🤭
ヤマルーブのチェーンオイル糸引きよる、、笑
最後オイル拭きとってからちょっと汚れた🤦♂️ pic.twitter.com/paTilfskn0— yudai (@b25266r25b) April 9, 2020
ウエットチェーンルブ4 スーパーゾイル チェーンルブ
ガソリン添加剤として知られてるスーパーゾイルのチェーンルブ。
誰でも解るほどフリクションが減ると評判です。
チェーンが伸びにくくなりチェーンの寿命が延びるのも、低フリクションのなせる業か。
スーパーゾイルを入れている人は、試してみないと。
ウエットチェーンルブ5 KURE スーパーチェーンルブ
コスパを求めるなら、スーパーチェーンルブ。
低価格なのに、フッ素樹脂と有機モリブデン配合によりチェーンを長時間摩耗から守ります。
高価なチェーンルブには及ばない部分があるかもしれないと、考えますか?
価格だけでは語れないのが、オイルの世界です。自分で試して実際のところを確かめて欲しい。逆転することも珍しくありません。
KUREには、スーパーでない『チェーンルブ』もあるけれど、そちらはフッ素樹脂が入っておらず、自転車などの低負荷なチェーン用と考えたい。走行抵抗は軽いけど、バイクの負荷には耐えられない。
ウエットチェーンルブ6 AZ バイクレース用チェーンルブ EP
AZは、安価だけど真面目な製品づくりで定評のある日本メーカ。
そんなAZの、レースの高速・高荷重にも使えるというチェーンオイルです。
ボトルタイプのルブなので、潤滑が必要なローラー部分にピンポイントに塗れます。
だから、スプレータイプより使う量が少なくて済むのでコスパが良い。その分塗るのが手間だけどね。
ドライタイプに遜色ないほどの耐久性との口コミも多いので、ロングツーリングのお供にするのもいい。
同社のチェーンルブには、『ロングライフ』もあるけれど、EPの方がロングライフなので間違えないで。
ホイールの洗い方はココ
チェーンメンテ中にバイクが倒れないように注意!
センタースタンドがあると簡単に後輪が浮かせられるので、チェーンメンテが簡単です。
でも、最近のバイクはスクーター以外には、ほとんどセンタースタンドは付いてません。
でも、バイクをすこしづつ動かしながらチェーンメンテするのは、面倒で日が暮れます。
だから、後輪を浮かしてメンテすると思うけど、適当に浮かすのはやめた方が良い。
後輪を浮かすアイテムを持っておきたい。
理想は、安定したバイクスタンド
スイングアームをガッチリつかんで後輪をリフトアップする、バイクスタンドがあると心強い。
安心してチェーンメンテに集中できますね。
それにバイクスタンドがあると、いろんなメンテが自分で出来るようになります。
- 後輪の固定を緩めてチェーンの張り調整
- 後輪を外してのチェーン交換
- 後輪を外してのリアサスメンテ・交換
夢が広がる。
出先なら、簡易的なスタンド
本格的なバイクスタンドがあれば言う事無いけれど、出先なら簡易タイプでも可能です。
こういった簡易スタンドがあると、簡単に後輪が浮かせられるのでチェーンメンテが進みます。
サイドスタンドの反対側のスイングアームにつっかい棒して後輪を浮かすのです。
ただ、本格的なバイクスタンドほどは安定してないので、注意は必要。
リアタイヤを手で回している間に外れてバイクが倒れてきたら、ケガをしたりバイクが傷ついて大惨事です。
やさしくリアタイヤを回そう。
倒すのが心配なら、ローラーの上に載せるタイプもあるので、選択肢に入れて欲しい。
スタンドの詳細は、ココ
おすすめの最強チェーンルブ まとめ
- 高粘度なチェーンルブは、飛び散らず耐久性はあるけどメンテが面倒
- 低粘度はチェーンオイルは、掃除しやすくメンテは楽だけど耐久性が無い
バイクの乗り方しだいで、最強は変わります。
いずれにしても、チェーンメンテをしながらツーリングの思い出を噛み締めるのは、楽しいですね。
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