マット塗装はとにかく手入れが大変と評判が悪い。
- ワックスが掛けられない
- 水はじきが悪く汚れやすい
- 触るとまだらにテカって見苦しい
- 擦れるとそこだけテカる
手入れがむずかしいの?
そんな疑問を解消します。
- なぜ、マット塗装はマットなのか?
⇒ 表面が凸凹だから - なぜ、マット塗装は手入れが大変なのか?
⇒ 傷つくと直せない - なぜ、バリアスコートがおすすめなのか?
⇒ マットのまま、ガラスコーティング - バリアスコートの効果はどれくらい持つのか?
⇒ 2ヶ月は軽くもつ
こんな内容を知って、スッキリしよう。
PCXをマットブラックにする時に心配したけど
バリアスコートで磨くだけで手間いらず、何の心配もいらなかったという結論です。
なぜ、マット塗装はマットなのか?
マット塗装とは、つや消し塗装のことです。
テカテカ光り輝く光沢塗装とは違い、全てを飲み込むような独特のすごみがあります。
- 光沢塗装
- マット塗装
何が違うのか?
1.光沢塗装
光沢を出すためには、色の塗料を塗った後にクリアを吹いて表面を整えます。
塗装の光沢を出すためには、表面をスベスベにする必要があるのです。
表面に入った光が、そのまま反射されて目に届くので輝いて見えるのです。
傷ついてもコンパウンドで直せる
表面についた浅い傷は、コンパウンドを掛ければ消えてしまいます。
表面のクリア層だけの傷であれば、クリア層を平らにすれば輝きが戻るためです。
2.マット塗装
マット塗装は、表面がデコボコしてます。塗装した後にクリアは吹きません。
デコボコなので表面に入った光が乱反射して、光が目に届きにくくなります。
このため、ツヤが無くマットに感じるのです。
表面がデコボコなのが、マットなのです。
マット塗装は手入れが大変
マット塗装は、デコボコが命です。
手入れをサボるとテカってしまうので、手入れが大変。
それに、テカってしまうと、元に戻すのが難しい。
テカる理由
デコボコな表面に油脂がつくと、油脂がデコボコを埋めて平らになります。
『平ら』イコール『光沢』なので油脂が付いたとこだげテカってしまいます。
同じように、ニーグリップで洋服と擦れる部分は、擦れにより表面が削れて平らに成ります。
『平ら』イコール『光沢』なので擦れた部分だげテカってしまいます。
修復は難しい
デコボコの表面に汚れが付くと、デコボコの中に入り込んでしまいます。
普通に洗っただけでは奥まで入り込んだ汚れは取れにくい。
ゴシゴシ洗うと、表面が削れてテカるのでゴシゴシも出来ない。
手入れが大変なのです。
小傷がついても直せない
小傷が付いても光沢塗装のようにコンパウンドで直すことが出来ません。
コンパウンドを掛けるとデコボコが無くなるので光沢が出てしまいます。
また、クリア層が無いためコンパウンドが塗装を削り、下地が見えてしまうこともあります。
ガラスコーティングの硬い被膜で保護して、傷を防ごう
せっかくなら、キレイに洗車してからコーティングしたい
マット塗装は、バリアスコートで簡単に手入れ出来る!
手入れが大変なマット塗装も、
バリアスコートがあれば、楽勝!
先人の知恵・人柱は有難いものです。
バリアスコートはマットな風合いを残してコーティング出来るという口コミを見て試してみました。
結果は、大正解!
バリアスコートとは
ケミカルと言えば、ワコーズ!
ワコーズの洗浄能力のあるガラス系コーティングが、バリアスコートです。
- ガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンが主成分
- スプレーして拭き取るだけの簡単作業
- 水が残っていても施工可能
- 洗浄剤と界面活性剤が油汚れを強力に洗浄
バリアスコートの塗布前後を比べれば
クドイ説明なんて要らない
- バリアスコート塗布前
- バリアスコート塗布直後
- バリアスコート拭き取り後
1.バリアスコート塗布前
車体中央部の足が当たるあたりが、擦れたのか白っぽくなってます
2.バリアスコート塗布直後
これはチョット塗りすぎ!
直接スプレーすると飛び散ります。
タオルに吹き付けてから間接的に塗布した方が良いかもしてません。
塗り拡げる時の伸びも良いので、1回のスプレーで処理できる面積は広い。
数回のスプレーでバイク全体に広がるので、コスパも良い。
バリアスコートの欠点は、におい
石油臭が、スゴイ!
ガレージ内で使うのは、辞めた方が良い
バリアスコートにも欠点はあります。
石油系溶剤のニオイが、強烈にクサイ!
オープンな場所で使わないと咳き込んでしまう。
気持ちよくなったら、マズいしね!
塗り過ぎると、テカってしまうのでは?
塗り過ぎると、テカッてしまわない?
ありがちな失敗だけど、バリアスコートは
思いっきり塗っても大丈夫
マットのまま
3.バリアスコート塗布後
マットは維持したまま、黒が濃くなり引き締まる
バリアスコートを吹き付けて、すぐにタオルで塗り拡げるようにふき取った後です。
擦れた後が、解り難くなってます。
タオルが結構汚れるので、洗浄力もあるのが解ります。
こまめにタオルの面を変えてふき取るようにした方がいい。
バリアスコートの口コミ
ネットで調べてGB350(マット青)におそるおそるバリアスコート塗ってみた。↑前 ↓後
マットなままキレイになりました🤩 pic.twitter.com/4Xy6SRhkNV— はらぺこライダー (@HarapekoRider01) May 10, 2021
ワコーズの信頼感は、絶大です。
口コミを漁っても、ポジティブな評価しか出てこない。
洗車終わったー。
前撮ったのと変わりばえしないなぁ
バリアスコートはマットカラーにいいね pic.twitter.com/PoLEe1HFze— rally037 (@rally0371) April 14, 2019
バリアスコートかけた。マットでもオッケー。黒の深みが増したようだ(当社比
んー。サイズ的にはコレで良いらしいんだけど、やっぱチークパッド変えようかなぁ。中の人が微妙にアンパンマン… pic.twitter.com/9gi8oVT17O
— けろっ (@kerorin5050) May 11, 2021
白くなってしまったプラパーツを復活させるには、ココ
バリアスコートの効果持続期間は?
バリアスコートで処理すると、マットはそのままに、黒が引き締まって深い黒になります。
そして、その黒さが2ヶ月以上続く。
なぜ、テカらないのか?
一般的に、コーティング剤をマット塗装に塗るとテカってマットが台無しになります。
しかし、バリアスコートはテカらない。
なぜ、なの?
塗装面のデコボコはそのままに薄くて堅いガラス皮膜をつくっている
他のコーティング剤は、粒子が荒く、塗装の凸凹を埋めてしまうのでテカる。
しかしバリアスコートは、デコボコが維持されているのです。
薄くて堅いガラス質の強固な保護面です。
バリアスコートの持続力
最初に施工してから3ヶ月経っても、撥水を維持してる
驚くほどの撥水では有りませんが、走っていれば水玉が飛んで行く程度には水を弾きます。
メーカによると『 コーティングの持続力は、最長6ヶ月 』です。
しかし、本当にキレイなのは2ヵ月が妥当です。
2ヶ月もすると油分が付いてとテカってくるので、再施工したくなります。
それでも、吹き付けて拭きのばすだけの15分作業で2ヶ月持てば、合格です。
コーティング剤のイロイロなら、ココ
マットブラック塗装のバイクはバリアスコート まとめ
マット塗装は手入れが大変と言うけれど、バリアスコートでコーティングしておけば楽勝です。
- 吹き付けてタオルでふき取るだけ、15分で施工出来る
- 2ヶ月はマットな漆黒が維持できる
- 撥水、洗浄もそこそこある
事前にバリアスコートしておけば、マット塗装に神経質になる必要有りません。
バリアスコートとマットブラック、どちらもおすすめです。
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