バイクで走行中に、猫が飛び出して来てビックリしたことあるよね?
急ブレーキ、急ハンドルでコケたら大惨事です。
なぜ、猫は急に飛び出してくるの?
なぜ、逃げないの?
そんな疑問を解消します。
- 猫が飛び出してくる理由
⇒ 視力が弱く、見えていないだけ - 猫の飛び出し事故を予防する、3つの方法
- 猫を轢いてしまたら
⇒ 対物事故扱いで、バイク保険が効く
こんな内容を知って、スッキリしよう。
猫が飛び出して来ても対応できる準備をしておくことは、
子供の飛び出しにも応用できます。
備えあれば憂いし、
なんてね。
猫が飛び出してくる理由
猫は車が来るタイミングを狙って飛び出している訳じゃない。
車やバイクが見えてないだけです。
たまたま、タイミングが合ってしまうとビックリして印象に残るので、そう思うだけ。
猫から見た世界の見え方
- 暗闇で見る能力は人より高い
- しかし猫の視力自体は弱い
・視力は0.1~0.2程度でぼんやり見えている
・6m程度までしかハッキリ見えない
・色の違いがはっきり見えず、同じトーンで見えている
猫は、暗闇でも見えてるけど、ぼんやりしか見えてない。
This Is How Cats See the World で、猫に世界がどんな風に見ているのか紹介されます。
1.暗闇で見る能力は人より高い理由
- 上が人間の見え方
- 下が猫の見え方
猫は夜行性なので、暗闇でモノを見る能力には長けてます。
暗闇のわずかな光で見る能力を猫は持ってます。
わずかな光で見える理由は、2度見してるから。
猫はモノを見るときに、目に入った光を眼底(タペタム)で反射させて、もう一度網膜を通すことで2回見てます。
2度見ることで、わずかな光を2倍にしてるのが、暗闇でも見える理由です。
また、反射させ2度見するので、猫の目は光って見えるのです。
2.猫の視力は弱い
- 上が人間の見え方
- 下が猫の見え方
暗闇で見る力はあるが、視力そのものは弱く、猫の視力は0.1~0.2程度です。
6m程度までしかハッキリ見えず、かつ色の違いもはっきり分かってません。
このため、全体にキリが掛かったように、ぼんやりと見えている。
猫が車やバイクの直前に飛び出してくる理由
狙って飛び出すわけじゃない
たまたま
猫は夜行性の動物なので、夜に活動します。
特に早朝・夕方が活発になる。
活発な活動が、たまたま道路で行われて飛び出しになってるだけです。
タイミングが合い車の直前だと、人間がビックリして印象に残るので、そう思うだけ。
車を狙って飛び出してる訳じゃない。
猫の視力は0.1~0.2程度なので、車はほとんど見えてません。
猫もびっくりして固まる
猫もビックリしてる
6mくらいしか見えて無いので、車に気付かずに飛び出します。
突然ヘッドライトを点灯した車が目の前にくると、暗闇でも良く見える目が災いして目の前が真っ白になる。
ホワイトアウトして固まってしまうので、逃げることも出来ないのです。
猫が逃げないのは、ビックリして固まってしまっているからです。
猫の飛び出し事故を予防する、3つの方法
猫が飛び出すのを阻止する手段はありません。
しかし、急に飛び出して来ても対応できるようにすることは出来る。
それは、子供の飛び出しにも対応できる。
方法は3つ。
- スピードを控える
- 道路の中央よりを走る
- かもしれない運転をする
目からウロコなコツはありません。当たり前のことをするだけ。
1.スピードを控える
飛び出されても、余裕をもって対処できるスピードで走る
当たり前すぎて面白く無いけれど、大事なこと。
特に猫が飛び出しがちな夕方や早朝は、見辛い時間帯でもあるので、猫だけじゃなく人や車にも気を付けよう。
死角になってる路地などは、怪しさ満点!
死角には猫が潜んでいるかも。
2.道路の中央よりを走る
キープレフトなんて、する必要は無い
飛び出してくるのは猫だけじゃない、子供や車が飛び出して来ても余裕をもてるよう、
センターライン近くを走ろう
車線内のなるべくセンターラインよりを走ることで、万一猫が飛び出してきてもわずかな余裕ができます。
時間にすれば1秒以下の一瞬だけど、その一瞬が回避出来る/出来ないを分けることもあります。
センターライン近くであって、センターライン上では無いからね!
車線の真ん中はおすすめできない
車線の真ん中を走ると、
先行車の車体の下から突然現れる落下物に対処できない
車は、落下物をまたいで避けることが多い。
路面を見ていないと、前走車のしたから突然現れた落下物に気付かずに乗り上げて転倒することもあります。
センターライン近く、先行車の右側タイヤに合わせて走るのがおすすめです。
そうすれば、先行車が落下物を避ける動作にも気づき易いし、飛び出しにも対処しやすい。
3.かもしれない運転をする
ボーッと先行車だけを見て走ってませんか?
上手く言えないけれど、何かが飛び出してくるときには、何となく気配を感じるものです。
路肩、先行車の曲がる気配、後続車との車間、路地の様子。
交通の流れをつかんで走ろう。
行動を走行中は、いつも誰かに狙われている。
そんな緊張感をもって走りたい。
それでも飛び出して来たら
子供が飛び出してきたら、コケてでも避ける!
けれど、猫は?
いくら気を付けていても、絶妙なタイミングで飛び出してくることもある。
このタイミングかよ!
子供なら、自分がコケてでも避けなきゃいけない。
けれど、猫なら違う考え方もある。
急ブレーキや急ハンドルで猫を避けたために、追突されたり反対車線に飛び出したら
加害者はあなたです
猫には可哀そうだけど、猫だったら避けないという選択肢もあります。
※北海道ではシカが飛び出してくることもあります。 シカは避けないとこっちが大破するからね。
猫を轢いてしまたら
対物事故扱いで、バイク保険が効く
ぶつかってしまったら、安全なところに避難して警察に連絡しよう。
警察に届けて事故証明を貰わないと、保険処理が出来ません。
猫は、対物扱いになります。
だからバイクの車両保険に入っていれば保障の対象になる。
野良猫ならこれで終わりだけど、飼い猫ならもう一仕事あります。
- 猫の損害賠償をする側になるか
- バイクの損害賠償を受ける側になるか
『前方不注意 VS 管理責任』
法的には、微妙な判断になります。
血統書付きの猫だったら、保障も高額になることも。
いざというときに備え
バイク保険一括見積もりなぜ、猫はタイミング良く飛び出してくるのか まとめ
猫が車やバイクの直前に飛び出してくるのは、
視力が弱くて見えていないから
イジワルしてる訳じゃない
飛び出した猫は、ヘッドライトに驚いて固まってしまうので逃げられない。
飛び出しも想定内に考えて、3つの対処法を心掛けよう。
- スピードを控える
- 道路の中央よりを走る
- かもしれない運転をする
バイク保険の保障内容もチェックしておけば安心です。
化けて出られても困るしね!
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