PCXの駆動系パーツには消耗品が含まれてます。
乗り方にもよるけれど、定期的に3部品をまとめて交換するのがおすすめ。
- Vベルト
- ウェイトローラー
- スライドピース
何それ?
美味しいの?
何をすれば良いの?
そんな疑問を解消します。
- 交換時期はいつ頃?
⇒ 1万~2万Km - 純正品交換してリフレッシュする方法は?
⇒ 純正の駆動系リフレッシュ3点キットがおすすめ - 交換ついでにカスタムする方法は?
⇒ ウエイトローラーの重量変更
⇒ 強化ベルト
こんな内容を知って、スッキリしよう。
駆動系は、毎日少しづつ劣化していくので、変化に気付き難い。
3点部品を交換してパリッとしよう。
PCX駆動系の交換時期はいつ? リフレッシュとカスタム
駆動系消耗品の交換は、2万kmまでには行おう。
2万Kmで交換すべきは、この3つの部品です。
- Vベルト
- ウェイトローラー
- スライドピース
走り方にもよるけれど、Vベルトの寿命が来るのがこのあたりの可能性が高い。
走行中にVベルトが切れると走行不能になるので、早めに交換するのがおすすめ。
純正交換かカスタムか
交換方法は2つ
- PCX駆動系のリフレッシュ
ホンダ純正品に交換 - PCX駆動系のカスタム
社外品のカスタムパーツに交換
純正品に交換すれば、新車時の性能が蘇る。
しかし、社外品のウェイトローラーに交換すれば、
純正の加速性能・最高速を変えることも可能です。
燃費は悪くなるかもしれないが、加速・最高速を求めるカスタムもアリ。
あなたはどっち?
カスタムが止まらないなら
1.PCX駆動系のリフレッシュ
駆動系の交換 Vベルト
スクーターはチェーンでなく、樹脂ベルトで駆動を伝えてます。
Vベルトはミッションバイクのチェーンに相当します。
乗り方にもよるけれど、2万Km前後になるとVベルトの交換時期です。
駆動系の交換 ウェイトローラー・スライドピース
Vベルト交換と作業が重複するので、同じタイミングでの交換がおすすめなのが
ウェイトローラーとスライドピース。
Vベルトと合わせて3点で、『駆動系リフレッシュ3点セット』と言われてる。
駆動系の消耗品は、
PCX125とPCX150で部品が違うので注意!
純正部品の部品番号
PCX125 (JF81) | PCX150 (KF30) | |
ウェイトローラー |
2213-K96-V00 18.5g |
22123-KWN-780 17g |
スライドピース | 22011-KWN-900 | |
Vベルト | 23100-K96-V01 | 23100-K97-T01 |
ウェイトローラーが下図の5番、スライドピースが1番の部品です。
変速をするたびに、こすれて消耗していく樹脂部品です。
放置しておくと、変速が上手くできなくなります。
加速が悪くなったり、スピードが出なくなったりしたら、もう寿命。
駆動系3点セット
- Vベルト
- ウェイトローラー
- スライドピース
3点セットで購入すれば、個別に買うより割安で手に入れられる。
PCX125用の3点セット(純正部品)はこっち
調査時点では売り切れでした。
再入荷をチェックしよう。
PCX150用はの3点セット(純正部品)はこっち
エアフィルターは大丈夫?
2.PCX駆動系のカスタム
PCXの駆動系に不満がある?
- 発進加速をもっと早く
- 最高速をもっと上げたい
- 燃費を良くしたい
ならば、駆動系のカスタムも選択肢にしたい。
スクーターの変速方法
スクーターはマニュアル車のようにギアを変えなくても、勝手に変速します。
ウェイトローラーのおかげです。
- エンジン回転数が高くなる
- ウェイトローラーが遠心力で端の方に行こうとする
- ウェイトローラーに押され、Vベルトの収まっている部分が狭くなる
- Vベルトが端に押し出される
- エンジン側のVベルト径が広がる
- 広がった分、タイヤ側の径がが狭くなる
これにより、前後の径の比が変わるので、変速される。
上の動画を見ると理解が速い。
結果的に
エンジン回転数が上がると、ギア比が変わり高速走行できるのです。
この仕組みを考えた人は天才ですね。
ウェイトローラーの重さを変えると起きること
標準のウェイトローラーの
重さを変えると、
何が起きるか?
前の変速動画を見ながら、3分考えてみよう。
ウエイトローラーが軽くなると?
ウエイトローラーが軽くなると遠心力が小さくなるので、外側へ移動し難くなる。
⇒ エンジン回転数に対し、変速が遅くなる。
⇒ 低いギアで走るので、加速が良くなる
ウエイトローラーが重くなると?
逆に、ウエイトローラーが重くなると、遠心力が大きくなるので早く外側へ動く。
⇒エンジン回転に対し、変速が速くなる。
⇒高いギアで走るので、燃費が良く・最高速も上がる
PCX駆動系のカスタムはウェイトローラー
ウェイトローラーのカスタム
軽くする
メリット・・加速が良くなる
デメリット・・燃費が悪くなる、最高速が落ちる
重くする
メリット・・燃費が良くなる、最高速が上がる
デメリット・・加速が悪くなる
ウェイトローラーの重さに正解は有りません。
全ては、あなたの好みにゆだねられる。
1グラムの変更で、バイクの挙動が変わるのがオモシロイ。
1グラムですよ!
その試行錯誤が、楽しいと感じられる人は、バイクいじりに向いてます。
感じられない人は、ショップに丸投げしてしまおう。
ウェイトローラーを重くし過ぎて、加速しなくなるのを体感するのも、
いとをかし。
たかが1gと言っても、例えば15gを14gに変えると
ウエイトローラーは、7%も変わる。
フィーリング差は、大きい
ドライブレコーダーは、バイクにも必需品
おすすめの駆動系カスタムパーツ 5選
純正のウェイトローラーのスペック
サイズ Φ20 × 15mm
重量
- PCX125 (JF81) ・・18.5g
- PCX150(KF30) ・・17g
これを基準に、
- 重くする :ウエイトローラーが動き難い
⇒ 高速重視
⇒ 最高速が上がる - 軽くする :ウエイトローラーが動きやすくなる
⇒ 低速重視
⇒ 加速が良くなる
色々試してみるとオモシロイ。
1セット1,000円~2,000円程度なので、遊べます。
ウエイトローラーを変えるときは、強化ベルトにしておくと安心。
Φ20 × 15mmのサイズを間違えないこと
重量は、純正±2g程度がおすすめです
- 2g違えば、変化が感じられます
- 大きく変えるとネガが顔を出し勝ちです
おすすめのウエイトローラー4種と強化ベルトです。
- キタコ スーパーローラーセット 15g
- ドクタープーリー 異形ウエイトローラー 15g
- エンデュランス hi-POWERウエイトローラー 15g
- NTB(エヌティービー) WH20 ウエイトローラー 18g
- デイトナ強化Vベルト
1.キタコ スーパーローラーセット 15g
キタコのウェイトローラーは、耐摩耗性が良くて長持と評判です。
偏摩耗すると、加速に違和感が出るので解るけどね。
2.ドクタープーリー 異形ウエイトローラー 15g
通常の円柱型では無く、変わった形をしているのが特徴。
回転して動くので無く、スライドして動く。
低回転域ではより軽い重量の動作をし、
高回転域ではより重い重量の動作をするという。
つまり、加速が良くて最高速がのびるという。
一度は試してみたい。
3.エンデュランス hi-POWERウエイトローラー 16g
エンデュランス好きなら!
見えない部分のウェイトローラーもエンデュランスで揃えるのはどうでしょう。
エンデュランスパーツは、ココ
4.NTB(エヌティービー) WH20 ウエイトローラー 18g
使用実績も多く、流通量もあるので手に入れやすい。
普通に使えるウェイトローラーです。
重量もいろいろ選べる。
5.デイトナ強化Vベルト
社外品の強化Vベルトなら、より耐久性が期待できる。
100%アラミド繊維を使用することで、引張強度や耐スリップ性を向上させてます。
ウェイトローラーの変更で、Vベルトに掛かる負荷を軽減しよう。
フェンダーレスはどう?
PCX駆動系のメンテナンス方法
- Vベルト
- ウェイトローラー
- スライドピース
3点の交換は、特に難易度の高い作業では有りません。
事前にYoutube で交換方法を見てからやれば、初心者でも可能です。
『PCX JF81 Vベルト交換』あたりで検索すれば、簡単に見つかります。
プーリーホルダー
難しい作業では無いけど、インパクトレンチか、特殊工具『プーリーホルダー』が必要です。
心配なら、ショップに任せるのもいい。
工賃はショップによるけれど、1万円前後です。
リアサスもカスタムする?
PCX駆動系の交換時期はいつ頃 まとめ
PCXの走行距離が2万kmになったなら、駆動系のリフレッシュをしよう。
- Vベルト
- ウェイトローラー
- スライドピース
Vベルトが切れて立ち往生してからでは手遅れ。
3部品を変えて、本来の加速や最高速を取り戻そう。
純正部品の交換も良いが、ウェイトローラーの重量を変えるのもオモシロイ。
数グラム変えるだけで、加速や燃費・最高速が変わります。
PCXを自分好みに味付けすると、より愛着が湧いてくる。
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