ツーリング中に気になる景色を見つけたら、好奇心に任せてクルンとUターンして景色に飛び込もう。
どこにでも行ける自由が、バイクに乗る理由です。
車が途切れたのを見計らって、Uターン開始します。
しかし、回り切れずに慌ててフロントブレーキを掛けると
ガシャン!
悲しすぎます。
どうすれば、Uターンが上手く出来るの?
コツは?
そんな疑問を解消します。
- 公道でいきなり、Uターンは無謀
ある程度出来るようになるまでは封印 - 同時に色んな操作をするのは無謀
1つの動作に集中しよう
バンクさせないUターン 5つのコツ
- 慌てない
- 前輪ブレーキには触れない
- 鬼ニーグリップ
- Uターン方向をガン見
- リアブレーキに集中、あとの操作は一切行わない
- 心に余裕が出てきたら、バイクを傾ける
小回りUターンに挑戦
こんな内容を知って、スッキリしよう。
Uターンは一日にしてならず。
最初から出来る人は居ないから、心配しなくてもいい。
公道でいきなり、Uターンは無謀
いきなり公道でUターンをするのはムリです。
公道でバイクを傾けてのUターンは封印しよう。
公道外で練習し、何が有っても大丈夫だと思えるようになったら解禁しよう。
見栄を張って 『ガシャン! 』 は 悲しい。
Uターンできないのは、恥ずかしいことではありません。
カッコつけて、コケるのが恥ずかしい。
Uターンの代わりに
Uターンで失敗しない最大のコツは、Uターンしないこと
高校生が乗る自転車は、路地からノールックで飛び出してきます。
自分は絶対事故らないという絶大な自信がどこから来るのか、不思議ですね。
でも、ろくに練習して無いのにUターンしようとするのも、同じくらい無謀です。
どうしてもUターンする必要があるのなら、方法は3つ
- 足つきの悪いバイクなら、降りて切り返そう
- 足つきの良いバイクなら、バイクは直立で両足ついてチョコチョコ回ろう
- 4回曲がればUターンと同じ
1.足つきの悪いバイクなら、降りて切り返そう
- 足つきが悪いバイク
- 重量級のバイク
こんなバイクは、バランスを崩したら持ち堪えられないので、降りて切り返すのが無難です。
当然、反対側に倒さないように腰をバイクに当てて、三角形で支えて動くのが基本。
2.足つきの良いバイクなら、バイクは直立で両足ついてチョコチョコ回ろう
足つきの良いバイクなら、跨ったまま直立して両足で動くのもアリ。
両足を下ろして、足の裏半分くらい着くのなら、チョコチョコ歩いた方が、見栄えがする。
足の長さを見せつけてやろう。
3.4回曲がればUターンと同じ
- 降りて切り返すのは面倒
- 乗ってチョコチョコはカッコ悪い
そんなあなたには、Uターンの危険を冒さずに済む奥義があります
次の交差点まで行って右折、また次の交差点まで行って右折・・・を繰り返せばいい。
『 右折⇒右折⇒右折⇒左折 』でUターン完成です。
Uターンしたいのだと気づく人はまず居ません。
時間は掛かるけど、1ブロックの観光が出来たと思えばムダじゃない。
発進直後に曲がるコツは、ココ
バイクでUターンするコツ5選! 同時に色んな操作をするのは無謀
クローズドな環境でUターンの秘密特訓をして、公道Uターンデビューを目指そう。
いきなり公道でUターンしようとするから、ムリが重なって失敗するのです。
まずは安全にじっくり練習できる場所を確保しよう。
こけても安全な練習場所で怖さを克服
まずは秘密の特訓場所を確保しよう。
誰にも知られず、こっそり練習できる場所が必要です。
万一コケてもダメージが少ないように、フラットな土の上がベストだけれど、少なくとも
- 人や車が来ない、安全な場所
- ずっと練習してても、エンジン音などのクレームがこない場所
そんな秘密の練習場所を確保しよう。
- フラットな河川敷
- 人家から離れた公園の駐車場
- オフシーズンの駐車場
いずれも、早朝で人が来ない時間帯を選びたい。
場所が確保出来たら、まずはバイクを傾けずにUターンする方法をマスターしよう。
同時に色んな操作をするのは無謀
ライテク本には、Uターンのコツが書いてあります
- まずは後ろを振り返り、安全を確認
- 車体を傾けると同時に
- ハンドルを切る
- アクセルをふかし気味にする
- ブレーキを解放し、Uターン開始
- リアブレーキで速度調節しながら
- リーンアウトに体重移動しバンク角を確保
- リアブレーキと体重移動でバランスを保つ
- ハンドルはこじらない、セルフステアに任せる
- Uターン完了したら、センターに体重移動しつつ
- リアブレーキを解放し
- アクセルON
今すぐ、ライテク本を窓から投げ捨てよう
こんな文章を読んで、色んなことを同時に行ってUターン出来たら、天才です。
いきなりここを目指したら、挫折しかありません。
まずは、バイクが直立した状態でのUターンを目指そう。
理由は簡単、失敗してもバイクを倒さなくて済むからです。
コツは5つ。
- 慌てない
- 前輪ブレーキには触れない
- 鬼ニーグリップ
- Uターン方向をガン見
- リアブレーキに集中、あとの操作は一切行わない
1.慌てない
慌てると、とっ散らかって必ず失敗します
テクニックじゃないけど、慌てないのが一番大事かもしれない。
発進前に慌てない
- 発進前に一息入れて
- 周りに誰もいないのを確認して
- 深呼吸しながら、ゆっくり発進
旋回中にバランスを崩しても慌てない
慌てず旋回を止めて、ハンドルを中立に戻そう。
アクセルを入れるか、リアブレーキを解放すれば、ふらつきは解消されます。
無理だと思ったら、Uターンを止める勇気が大事です。
慌てて前輪ブレーキを掛けたり、クラッチを切ると失速してコケます。
2.前輪ブレーキには触れない
旋回中に前輪ブレーキを握ると
間違いなくコケます
旋回中にバランスを崩すと、反射的にブレーキを掛けてしまう。
カッコつけてバイクを傾けている最中なら、パタン、と呆気なく倒れます。
バイクを直立してたといても、ブレーキによりフロントフォークが沈み込み、揺れ戻しで、パタン。
いわゆる握りコケです。
だから最初から前輪ブレーキには、指を掛けない。
4本指すべてを、グリップに添えて、しっかり握っておこう。
3.鬼 ニーグリップ
タンクを潰す勢いで締め付けよう
ニーグリップを強くすれば強くするほど、不思議と上半身から力が抜けます。
両手は、軽くハンドルに添えるだけ。
俗にいうセルフステアを妨げない、ということ。
ハンドルにしがみ付きたくなるけれど、そこは鬼ニーグリップで耐えよう。
4.Uターン方向をガン見
バイクは視線の方向に行くように出来てます
振り返る勢いで、Uターン先を見よう
バイクは視線の方向に行く不思議な乗り物です。
行きたい方を見ると、自然にそちらに行きます。
あっちには、行ったらダメ!!
行きたくない方向を見ると、何故か行ってしまいます。
Uターン中は、真後ろを見るイメージで、先に先に視線で誘導しよう。
なるべく遠くを見るのがコツです。
オーバースピードでコーナーに飛び込んでしまい
マズい、回り切れないかも!
そう思ったら、外側ガードレールを見てはダメ、ガードレールに吸い寄せられる
無理やり、イン側のコーナー出口に目を向けよう
案外、回れるものです
本当にまずい時は、バンクを止めて直立させてフルブレーキ!
『本当にまずい』は本能が教えてくれる
5.リアブレーキに集中、あとは1ミリも動かさない
動き出したら、アクセル・半クラは鬼固定
1ミリも動かさない
動かすのは、リアブレーキの強弱だけ
とにかく、リアブレーキに集中しよう。
バイクは直立で、ハンドルだけでUターンします。
Uターンのコツは、一度に色んなことをしないこと。
リアブレーキのみの、単純な動作に集約して練習しよう。
クラッチ・アクセル・ブレーキを総動員すれば、コンパクトに回れるけれど、失速してコケるリスクも高まります。
慣れるまでは、クラッチ・アクセルは固定して動かさないのがコツです。
無理にバイクを傾ける必要も無い。
最初は、直立でハンドルだけで回ればいい。
直立なら、万一エンストしても、倒れずに済みます。
まとめると、
クラッチ・アクセルは固定し、リアブレーキだけでUターンする
- バイクは直立状態からスタート
- フロントブレーキには、指を掛けない
何が有ってもフロントブレーキ厳禁 - 動き出したら、アクセル開度、半クラ開度は固定。
1ミリも動かさない - 速度調節はリアブレーキのみ
- 傾けない
- リアブレーキの強弱でスピードを調節する
- ダメだと思ったら、直ぐにUターンを止めて直進に変更
テクニックではないコツを知りたいなら、ココ
心に余裕が出てきたら、バイクを傾ける
直立Uターンをしてもドキドキしなくなったら、公道で使ってみるのもいい。
馴れるのも練習です。
公道でも余裕をもって直立Uターン出来るようになったら、もう安心ですね。
道を間違えても、サクッと引き返せます。
ここまで来たら、バイクを傾けてコンパクトにUターンしてみよう。
バイクを傾けて、リアブレーキの強弱で回る
- リアブレーキを強くかけると、速度が落ちてバイクが傾いてきます。
- 傾きが限界と感じたら、リアブレーキを緩めます。
- リアブレーキを緩めると、速度が上がってバイクが立ち上がってきます。
1~3を繰り返して、多角形のイメージでUターンしよう
半クラッチのレバー角度、アクセル開度は固定して、リアブレーキの強弱だけでUターン。
多角形のイメージでUターンすれば、安全にUターン出来ます。
慣れて来たら、2項の傾きを深くしていけば、小回り出来るけど焦らない焦らない。
慣れてきた時期が一番、バイクを倒しやすい。
思わずクラッチを切ってしまい、失速してしまわないで。
セルフステア
曲がりたい方を見ると、勝手にハンドルが切れてバンクしていきます
バイクの行きたい方に行かせよう
ハンドルを握りしめて、バイクの邪魔をしないで
ハンドルをフリーにしてバイクを傾けると、ハンドルが勝手に切れて小回りUターンになります。
傾くとハンドルが切れるのを、セルフステアといいます。
なぜ、バイクが傾くとハンドルが切れるのか?
そういう風にバイクが作られてるから
難しいことはさておき、そういうものだと感じていれば正解です。
フロントフォークが斜めについているからとかの、原理が知りたいなら、
『バイク セルフステア キャスター角』でググてみよう。
動画に撮ってチェック
自分のUターンの姿を動画に撮って、自分で見るのはとても参考になる。
秘密の守れる友達に頼むか、スマホ三脚があれば自分でも撮れます。
自撮り棒と三脚を兼用するタイプがおすすめ。
自分ではイケてるUターンのつもりでも、動画で見ると悲しい現実が見えてきます。
本人は結構倒してるつもりでも、悲しいほどお地蔵さん
直すところが一目でわかるし、上達の記録にもなります。
100円ショップにもスマホ三脚はありますが、ちゃんとしたのは安定感が全然違います。
自撮り棒にもなるタイプだと、いろいろ使える。
せっかくツーリングに行ったののに、バイクの写真だけじゃ寂しい。
自撮り棒で、バイクとの2ショットを撮ろう。
バイクは倒れないように出来ている
ハンドスピナーを回したこと有りますよね?
ハンドスピナーを回すと、何だか、重くなったような気がして傾け難くなるはすです。
ジャイロ効果といいます。回転により慣性が働くのです。
バイクが2輪で立っていられるのは、ジャイロ効果のおかげです。
ホイールが勢いよく回っていれば、バイクが勝手に自立してくれます。
スピードがゆっくりだとジャイロ効果が薄くなる。
その分、人間がバランスを取って手伝うイメージです。
だから、バイクは高速で安定し、低速では不安定になる。
バイクが倒れるのをバランスとってどう防ぐかが、Uターンの極意です。
いつかは、フルロックターン
バイクでUターンするコツ9選 まとめ
自信がつくまではムリしてUターンしないで。
カッコつけて立ちゴケしては元も子も有りません。
色んな操作を一挙にやろうとすると、バランスを崩します。
リアブレーキ1本に絞って練習しよう。
場所が無かったり、独学の自信が無ければライディングスクールに参加してみるのもいい。
自己流の変な癖がつく前に、アドバイスを貰えば上達は早い。
公道外で練習して、自信を付けたら公道Uターンデビューしよう。
それまでは、安全第一。
たとえUターンに慣れたとしても、安全第一で降りて切り返すという選択肢を忘れないで。
併せて読みたい
2人乗りのコツなら、ココ
バイク全体が上手くなるコツなら、ココ