スクーターを通勤通学・街乗りだけにしか使わないのは勿体ない。
機動性の良さを生かして、見知らぬ道の探検をしてみよう!
ガスバーナーや釣竿を持って探検すれば、新発見があるかも?
舗装が終わったら、
引き返すしかないでしょ?
そんな誤解を解消します。
スクーターにオフ適正がある3つの理由
- 軽いのでオフロードも安心
- エンストが無いのでオフロードも安心
- トルクの美味しい所を使うので安心
オフ風味のスクーター2選
こんな内容を知って、スッキリしよう。
舗装路が終わっても、チョットその先へ行ってみよう。
思ってる以上に、スクーターはオフロードを走れてします。
スクーターで不整地をトコトコ行けば、新しい発見が待っている。
スクーターでオフロードへ行こう! オフロードにもいろいろある
PCXでも、これくらいの林道なら普通に走れます。
もちろん、砂塵を巻き上げてぶっ飛ぶなんて走り方は出来ないけど、普通には走ります。
オフロードを走るには、シルクロードを走るようなこんなバイクや
道なき道を走るこんなバイクでないと、ムリだと思ってませんか?
モトクロスをする気は無い
もちろん、こんな走りをするなら別です。
飛んだり跳ねたりするなら、モトクロス専用車じゃないとムリ。
目指すは舗装終点の先
目指すのは、舗装終点の先
里山の風景の中
ジャングルでも、砂漠でも、山岳地帯でもない
砂埃を巻き上げて、カッ飛ぶわけでも無い。
歩くようなスピードでトコトコ戦法です。
軽さを生かし、イザとなったら強制的にバイクを反転させて撤退。
日本の道路で、アスファルト舗装が終わった先をチョット走るくらいは
スクーターで楽勝です。
万一に備えて、ロードサービスは必須!
スクーターにオフ適正がある3つの理由
125ccクラスのスクーターは、意外とオフロード適性があります。
理由は3つ。
- スクーターは軽いのでオフロードも安心
- スクーターはエンストが無いのでオフロードも安心
- スクーターはトルクの美味しい所を使うので安心
1.スクーターは軽いのでオフロードも安心
一般的なバイクの重量は
- 250ccロードスポーツ 170kg程度
- 400ccロードスポーツ 190kg程度
- 750ccロードスポーツ 220kg程度
大型クルーザーなどでは300kgも珍しく有りません。
対して、125ccスクーターとしては大柄なPCXでも130kgしかありません。
オフロードにおいて、軽さは正義です。
オンロードで車体重量は、安定感につなっがることもあるので、完全ネガとは言い切れない。
けれど、路面に応じたバランスが必要なオフでは、重量は絶対悪。
軽いスクーターはバランスが取り易いし、イザとなったら力ずくで向きを変えられる。
スクーターは軽いのでオフロードも安心 。
2.スクーターはエンストが無いのでオフロードも安心
バイクがコケるありがちなシチュエーションは
- 低速で曲がろうとする
- ハンドルを切る
- 前輪が抵抗になり、進まずエンスト
- 傾いたバイクを支えきれない
- パタン
スクーターは、前輪が抵抗になってもエンストしない。
バイクが止まってしまっても、アクセルを開くだけ。
クラッチ操作・アクセル操作・体重移動。
3つの連携が決まらないとエンストする、マニュアル車の難しさはありません。
低速走行中に、驚いてブレーキを強く掛けてしまっても、握りゴケが無い
マニュアル車のように
『アレッ?』
『コテン!』
なんて、ならない
スクーターはエンストが無いのでオフロードも安心 です。
3.スクーターはトルクの美味しい所を使うので安心
スクーターは、自分でギアを選ぶ必要が有りません。
ギアも無段変速なので、エンジン回転数に合わせて勝手にギア比が変わっていきます。
常に一番効率のいいギア比で走れるので、低速トルクが厚く感じる。
面倒な変速の理屈なんて、どうでもいいとすれば、
スクーターは低速走行が得意!
マニュアルバイクのように、半クラをやり過ぎて左手がバカになったりしない。
アクセルだけで、簡単にトコトコ行ける。
ツーリングに何を持ってく?
舗装路のチョット先に有るもの
本格オフバイクで山奥に入り込まなくても、
舗装路終点のチョット先と言うだけで景色は変わる
舗装路の終点から数100m行くだけで、こんな風景が待っている。
舗装路の終わりで引き返していたら、
一生見る事の無かった景色たち。
こんなきれいな色彩も
渓流のお楽しみも知らないまま
スクーターで釣り竿を持って行くなら
オフロード適性のあるスクーター 3選
普段使いのスクーターでも十分だけど、
オフロード適性のあるスクーターだと気分は盛り上がる。
- ヤマハ BW’S125
- ホンダ ADV150
- ホンダ PCX
ヤマハ BW’S125
ヤマハ BW’S125は、遊び心溢れるスクーターです。
その独特のスタイルで、スクーターにオフロードテイストを持ち込みました。
- ブラッシュガードを標準装備
- アップタイプのフロントフェンダー
- フォークブーツ
左右非対称で片側がプロジェクターランプなのは、個性的でオフっぽさがあります。
HONDAのオフロードバイクCRF250 RALLYとか、BMW GSとかと同じテイスト。
タイヤも、フロント120、リア130。
PCXはフロント110、リア130なので、PCXより迫力があります。
最低地上高も145mmと、PCXの137mmより高くオフっぽい。
しかし、その分シート高が780mmで、PCXの764mmより高く足つきは悪い。
ホンダ ADV150
ホンダにもオフっぽいスクーターADV150がある
PCX150をベースにアドベンチャー化したADV150。
外観はBW’S125同様に、オフっぽさが表現されてます。
- 前後ディスクブレーキ
- 可変スクリーン
- サスのストロークアップ
- 別体タンクのリアショック
PCXより太いタイヤは、迫力があります。
最低地上高も高く、オフっぽい。
しかしその分、足つきは悪い。
PCXと比べてサスペンションストロークが前後とも延長されたため、乗り心地とのトレードオフ。
PCX
PCXはタイヤ径があるのでオフ適性があります
足つきも比較的良いので安心
- 前輪 110/70-14
- 後輪 130/70-13
PCXはスクーターにしてはタイヤ径が大きいので、オフロードの凸凹も案外行けてしまいます。
シート高が低めで出力特性も穏やかなので、2輪2足で足を着きながら進むのも可能。
林道もある程度は可能
もちろん本格的なオフロードは無理だけど、舗装林道が痛んで荒れたような道は守備範囲です。
燃料タンクも大きくて、300km以上の航続距離があるので、安心して里山の奥に入っていけます。
でも、調子に乗ってコケると、カウルが割れて悲しい思いをするので、ほどほどにね。
スクーターでオフロードに行こう まとめ
125ccクラスのスクーターは、意外とオフロード適性があります。
本格オフロードのように、飛んだり跳ねたりはもちろんムリです。
けれど、舗装路が終わったあとのフラットダートを進むのに何の懸念も無い。
車が入って来れない小道の先には、楽園が待っているかもしれない。
知らないままで、良いの?
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