安全を考えるとヘルメットは、フルフェイスがいい。
だけど、雨の日・寒い日にシールドが曇るのが難点です。
だから、曇り止めにピンロック(PINLOCK)シートがおすすめ。
本当に、効果あるの?
直ぐダメにならない?
そんな疑問を解消します。
- 効果は抜群
一度使えば、ピンロックシート無しには戻れません - 効果の寿命は2,3年
ヘタると効果無くなる
復活ワザもあるけど限定的 - メーカ純正品か汎用品か
汎用品の方が安くて効果は変わらない
汎用品の方が取り付けが簡単
こんな内容を知ってスッキリしよう。
ピンロック(PINLOCK)シートは、もはやフルフェイスヘルメットの必需品!
シールドが曇って前が見えずに事故ってからでは遅い。
上手く使って、クッキリ視界を確保しよう。
ピンロック(PINLOCK)シートのおすすめ
ピンロック(PINLOCK)の有効性は、もう知っている。
結論を先に教えろ!
そんな方向けに、結論を先にお教えします。
ピンロックのおすすめは、汎用ピンロックシート。
メーカ純正ピンロックシートより安価で同じ効果が得られる。
取り付けが簡単なのも嬉しい。
ヘルメットメーカ純正のピンロックを否定してる訳じゃない。
同じ効果なので、汎用品の方がコスパが良いというだけ。
メーカ純正の安心感を選択するのも、もちろんアリ。
汎用曇り止めシートのおすすめ
安いのに性能は純正と同等
取付も簡単なので、おすすめ
純正ピンロックシートに比べ、安価だけど効果・寿命に差はみられません。
純正より取り付けが簡単なのも嬉しい。
RunWind ピンロックシート フルフェイス
汎用曇り止めシートは、シールド裏から張り付けるタイプなので、取り付け簡単で自由度が高いのが嬉しい。
クチコミの評判、通販サイトでの人気ともにNo.1なのが、RunWind。
- 取り付けが簡単
- クリアで濁りが無い視界
- 全く曇らない
汎用曇りシートなら、RunWindがおすすめです!
- 曇り止めシート本体
- 位置決め用の台紙
- 台紙固定シール
- ウエットシート
- ホコリ取り布
- ゴミ取りシール
- 洗浄用スポンジ
- 拭きあげ布
全てが同梱されたオールインワン。
至れり尽くせりなので、取り付けに悩むことは有りません。
メーカ純正ピンロックシート
メーカ | ヘルメットの型式 | 適合ピンロックシート |
ARAI | RX-7X | VAS-V MVピンロック120 |
アストロ-GX | VAS-V MVピンロック120 | |
RAPIDE-NEO | VAS-V MVピンロック120 | |
XD | VAS-V MVピンロック120 | |
KABUTO | F-17 | DAF Pinlock |
RT-33 | SAF-W Pinlock | |
AEROBLADE-6 | DAF Pinlock | |
KAMUI-3 | CF-1W Pinlock | |
SHUMA | CF-1W Pinlock |
※SHOEIは対面販売の方針により、通販では入手しがたい
メーカ純正の信頼感は、ゆるぎない。
メーカ純正のピンロックシートは、文字通りピンで固定するタイプ。
ヘルメット毎に適合するピンロックシートがあるので、買い間違えないようにしよう。
シールドを平らにして取り付けるので、慣れてないと取り付けが大変なのは仕方ない。
ヘルメットの付属品として同梱されるのが望ましいけど、価格UPに見えるのでやり難いのだろう。
グリップヒーターがあれば、冬もバイクの季節
ピンロック(PINLOCK)シートの仕組みと効果 【今更だけど】
ピンロック(PINLOCK)シートは、ヘルメットシールドの内側に張るシールドの曇り止め。
昔々は、曇り止めとしてシールドに中性洗剤を塗ってたりしてました。
けど、ピンロック(PINLOCK)シートが出来て、そんな時代を大昔へと追いやった。
パッと張るだけで、効果抜群で長持ち。
- なぜ、曇らなくなるのか?
- 効果はどれくらい持つのか?
今更だけど、おさらいしておこう。
なぜ、曇らなくなるのか? 【ピンロックシートの効果】
いまだに、効果を怪しんでる人は
居ないよね
この写真が全てです。
雨の日・冬の日にフルフェイスヘルメットを使うと、シールドが結露してベタベタになる。
前が見え難くて仕方ない。
だけど、ピンロックシートが貼ってあればクリア。
ピンロックシートが無いのなら、結露しないようにシールドを少し持ち上げて走るしかない。
- 寒風が顔に吹き付け、鼻がもげそうになる
- 雨が吹き込んで、顔がベタベタになる
バイクが楽しく感じられるはずが無い。
フルフェイスヘルメットに、
ピンロックシートは必需品です
雨の日や寒い日は絶対にバイクに乗らないと誓えるのなら、要らないかもね。
ピンロックシートの仕組み
ピンロックシートの仕組みは、2重サッシと同じ
家の窓も、冬は結露し易い。
温かい部屋と寒い外を隔てるのがガラス1枚では、結露は免れません。
だけどサッシを二枚にする『2重サッシ』にすれば、結露しなくなります。
ピンロックリートの原理は、2重サッシとまったく同じです。
寒いヘルメットの外と暖かいヘルメット内部の仕切りを、シールド1枚からピンロックシートとの2枚にする。
2枚の間にすき間を開けて、空気の層を挟んでるのがミソ。
空気は熱を伝えにくいので、空気を断熱材とすることで寒暖差による結露が起きなくなります。
2枚の隙間を開けてかつ、空気が漏れないようにピンロックシートの周りをシリコンで密着させてるのがキモ。
※上の写真ではベージュ色の部分
効果はどれくらい持つのか?【寿命は2,3年】
ピンロックシートの曇り止め効果は、2~3年
定期的に交換が必要
とても便利なピンロックシートだけど、一生ものではない。
仕組み上、シールドとピンロックシートの間の密封空気がモレ出したら寿命です。
周囲をシリコンで密封してるけど、経年変化でシリコンがシールドに密着しなくなると空気がモレだす。
すると断熱効果が無くなり、結露がおこってしまう。
2重サッシの窓が少し開いてしまってるようなものです。
2~3年で効果は薄れる
効果が薄れたら、ピンロックシートの買い換え
復活ワザが無い訳じゃない。
ピンロックシートを止めてある両端のPIN、これのテンションを高める。
これによりピンロックシートが圧着させることで、復活することもある。
けど、一時的なもの。
基本的には新品のピンロックシートに交換するしかない。
3年も使えば、
- シートの傷 (使用キズが増える)
- 透明度 (白く濁って来る)
これらも気になって来るので、変え時
ヘルメットの寿命が3~4年とされてます。
だからピンロックシートの効果が薄れたら、ヘルメット交換という考え方もある。
だけどそんなお金持ちじゃないなら、ピンロックシートを交換ですね。
ピンロックシートは、メーカ純正品か汎用品か
ピンロックシートを付けることに異論は無いはず。
だけど問題は、どのピンロックシートを付ければいいのか?
ピンロックシートには2種類あります。
- ヘルメットメーカ純正のピンロックシート
- サードパーティーの汎用曇り止めシート
普通は純正品を選ぶのが無難だけど、ピンロックシートも同じなのだろうか?
純正ピンロックシートと汎用曇り止めシートの違い
純正ピンロックシート | 汎用曇り止めシート | |
価格 | 3,000円前後 | 2,000円前後 |
取付方法 | PINで固定 | 粘着シートで固定 |
視界の広さ | ヘルメット依存 | 固定 |
取り付け易さ | 慣れが必要 | 容易 |
耐久性 | 2~3年 | 3年~ |
取り外し | 可能 | 不可 |
ヘルメットメーカ製の純正ピンロックシートと、サードパーティーの汎用曇り止めシート。
見た目で一番の違いは、ピンロックか否か。
ヘルメットメーカ製の純正ピンロックシート
- シールドに取り付けられたロックPINに引っ掛けて固定
- ヘルメット毎に異なる、最適化された大きさ
ヘルメットシールドの左右端についているプラスチックピンにシートを引っ掛けて固定します。
シートの外周にめぐらされたシリコン自体に粘着性は無いので、何度でも付け外しが出来ます。
プラスチックピンのことをロックPINといい、だからピンロックシート。
ヘルメットのモデル毎にシールドの大きさ・形状が違うけれど、それぞれに合わせた専用設計なのが強み。
どのヘルメットを選んだとしても、広い視界が約束されてます。
また、接着剤を使って無いので、使用してて汚れたらピンロックリートを外して洗える。
ただ、外して洗う人はまず居ない。
シールドごと外して洗うのが普通ですね。
付け外しには慣れが必要
SHOEI公式の取り付け方法を見て欲しい。
ピンロックシートを取り付けるには、シールドを思い切り押し広げる必要があります。
シールドを押し広げてロックPIN間の距離を広げておいて、ピンロックシートを挟み込む。
シールドを割りそうで、なかなか押し広げられません。
シールドは、事故で投げ出されても割れないように出来てます。
解っちゃいるけど、押し広げるのは怖くてできない。
初めてだと、取り付けるのはかなり困難かもしれない。
2~3年で効果は薄れる
残念なのが、長年使うと効果が薄れてくること。
両端のピンで固定しているため負荷が掛るのか、ピン周辺が浮いてくる。
そのため、ピン周辺から曇り止め効果が薄れてきてしまいます。
汎用曇り止めシート
- シールドのPINは使わずに、シート周囲の粘着剤で固定
- どのヘルメットにも使える、汎用的な大きさ
シートの周囲に厚みのある粘着剤が付いており、それによりシールドに固定します。
粘着剤部分の厚みにより、シールドから浮いた形で固定されます。
接着剤固定だから、ヘルメットに依存せず同じシートが使える。
曇り止めの効果は、純正PIMLOCKシートと遜色ありません。
価格を考慮すると、コッチの方がおすすめ。
汎用品に対する懸念を下記に挙げてみたけれど、どれも杞憂です。
- 汎用設計だから、視界が狭くない?
- 位置合わせが難しくない?
- 使ってると、剥がれてこない?
1.汎用設計だから、視界が狭くない?
全然、気になりません
純正のピンロックシートより横幅が狭いのだろうが、全然気になりません。
走行中に真横を見ることは無いし、そもそもフルフェイスの時点で頭を動かして見る癖が付くはず。
杞憂です。
2.位置合わせが難しくない?
位置合わせ用の台紙が入ってるので、簡単
純正のようにロックPINという目印が無いので、位置決めが難しそうだけど心配は要らない。
曇り止めシートと同じ大きさの台紙が同梱されてます。
その台紙をシールド表面にテープで仮止めして位置合わせが出来る。
- ライディングフォームを取った時、視線に収まる位置か
- シールドの上げ下げで、ヘルメット本体と干渉しないか
- 左右対称でシールドの中心にあるか
台紙でシミュレーションして十分位置決めできます。
その後、シールドの裏から台紙の位置に合わせて張り付けるだけ。
だから取り付け簡単!
純正ピンロックシートのように、シールドを押し広げる必要はありません。
取付経験が無いのなら、汎用シートの方が簡単に感じる違いない。
コッチの方が簡単。
3.使ってると、剥がれてこない?
PINロックで固定しておらず粘着力頼み
だけど剥がれてきたことは無い
シート周囲の接着剤で固定してるだけです。
だから長く使ってると接着力が弱まって、走行中の振動で取れてこないか心配になるかもしれない。
でも、3年経って使用による傷が多くなり交換するまで、剥がれて取れて来る兆しはありませんでした。
杞憂です。
防寒対策もしっかりとね
ピンロックシートの効果と寿命! まとめ
雨の日・寒い日はバイクに乗らないのなら、ピンロックシートは不要です。
- いろんな天気
- いろんな季節
- いろんな場所
バイクは、いろんな経験をもたらせてくれます。
美味しい所だけをつまみ食いするのは、何だか勿体ない。
ピンロックシートに防寒ウエアがあれば、冬だってバイクの季節に出来ます。
バイクをもっと楽しめる!
併せて読みたい