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PCX150 (KF30) 1年乗ってのインプレまとめ【優等生すぎるのが欠点】

PCX

PCX150を購入して1年経ちました。


忘備録として、この1年乗って感じた事を記録しておきます。


自分のバイクなので、当然思い入れ補正が入ってますが事実です。

PCXは買って

後悔しないバイクなのかな?

そんな疑問を解消します。


インプレしますが、レビューはしません。

PCX150(KF30) 購入

PCX150(KF30) 購入

2018年モデルとして新型PCXが出たと知って、近所のドリームに見に行きました。


第1印象で、その場で即決しました

バイクは購入後のメンテも大事。

車両価格差と自宅からの距離を両にらみして買うようにしています。

今回は遠方の安売り店との価格差が小さかったので、近くのドリームにしました。

バイクはいまだに、自社で購入した個体しかメンテしなかったりするので面倒です。

PCXにした理由は、ココ

PCX125とPCX150

PCX125とPCX150

PCX125,150は、悩まずに150としました。


125cc以下通行不可のバイパスに乗れることや、いざと言う時に高速道路に乗れるからです。


また、35歳以上かつ任意保険の等級も進んでいるので、ファミリーバイク特約と任意保険の差は僅かです。

そのためファミリーバイク特約が使える125ccにこだわる必要も有りません。


125ccと150ccの維持費差はココ

色の選択

色の選択

色は、白・黒・赤・シルバーの4択です。

元々シルバー好きな事もあり、他人と被らなさそうなシルバーに即決でした。

一般的なシルバーよりも、ゴールドが入ったような濃い色合いなのも気に入ってます。

HONDA公式を引用


PCXの色の印象は、ココ

オプション

オプション

PCX150はABS有無が選べました。

ABS有りの差額は21,600円です。

バイクは前輪が滑ると立て直す事は不可能なのでこの差額であれば、と保険の意味でABS有を選びました。

今のところABSのお世話にはなってません。

その他のオプションは、大きなシールド、グリップヒーター、アラーム、トップケースです。
これらは通販で入手して納車後に自分で取り付けました。

オプションの選び方なら、ココ

費用

費用

総額46万円。前車がマイナー車でしたが下取りを頑張って貰いました。

125cc と 150cc の比較 (初期費用)

PC150(KF30)ABS 

395,280円
Honda ボディーマウントシールド

21,000円 ※1
【ホンダ純正】 グリップヒーター

17,000円 ※1
ホンダ純正 防犯アラーム

7,600円 ※1

9,000円 ※1

10,000円 ※1
重量税 4,900円
自賠責保険 前バイクを引き継ぎ
通常は2年:12,220円
諸経費

※1は、私が入手した時の通販価格

PCX150 (KF30) 1年後のインプレ

PCX150 (KF30) 1年後のインプレ

PCXに乗って1年。

あっという間だった気もするし、いろんな思い出が出来た気もします。

5つの切り口で、1年実際に乗ったインプレ。

  1. 外観
  2. 走行性能
  3. 燃費
  4. 足つき
  5. 装備

1.外観

先代PCX (JF56)と比べると、ケバくなった。


フロントマスクやテールランプの処理が先代より派手になり、LEDで有る事をアピールしてます。


乗っている分には見えないので気にならないのですが、先行車が避ける頻度が前のバイクより上がった気がします。


125ccクラスとしては大柄ですが、250ccクラスのスクータと比べればコンパクトで取り回しも容易です。

130kgしかないのでセンタースタンドを掛けるにも、軽く車体が持ち上がります。


全体のスタイルは、個人の好みなので何とも言えませんが、私は好きです。

2.走行性能

130kgで15馬力ですから絶対性能は知れてます

びっくりするような加速が望める訳も有りません。

しかし、停車から走り出して90km/hあたりまでは直線的に加速します。

その後はトップスピードの120km/hまで、じんわりと加速していきます。


途中に変な谷の無い真っすぐな加速で、エンジンの音が急に猛々しくなったり、車体が大きく振動する事も有りません。

カワサキのバイクとは真逆の味付けに思えます

そうは言っても一般道で良く使う、40km/h~70km/hあたりがスイートスポットです。


この速度域では、何も考えなくても真直ぐ走り、何も考えなくてもカーブをクリアします。

どっしり感よりはヒラヒラ感を感じる味付けです。


純正マフラーではエンジンの音もほとんど意識外となるので、この速度域で田舎道をトコトコ行くのが気持ちいい。

チョットした山坂道も、思ったより中低速トルクが有るので何気なく登って行きます。

この速度域で残念なのは、サスが硬い事です。


最初は距離を乗れば馴染んでくるかと思いましたが、1年経っても硬い。

油断していると、道路の段差で跳ね飛ばされそうになります。

バネが硬いだけで減衰力が感じられません。


高速や2人乗りを想定したセッティングなのでしょう。もっと柔らかく乗り心地に振って欲しい。

一方、90km/h以上は一応その速度も出せます、というレベルです。遅いトラックを追い抜く事は出来ます。

100km/hで巡行も出来ます。


破綻するような素振りは有りませんが、得意では有りません。


追い越し車線を走るバイクでは有りません。

積極的に高速を使ったツーリングをするバイクでは有りません。エマージェンシー用です。

その後どうしても納得できずサス交換して今は極楽!


リアサス交換方法は、ココ

3.燃費

別の投稿ですが、省エネ運転を意識しなくても普通に50km/Lの燃費が出ます。


何の不満も有りません。


あえて挙げるなら、燃料タンクが 8L ⇒ 10Lになると無敵だと思います。

燃費の計測結果は、ココ

4.足つき

シート高は764mmです。


身長172cm股下78cmの日本人体形が乗ると、僅かにかかとが浮く程度です。

前の方に座ればかかと迄しっかり着きます。

130kgしかないのと重心が低い事もあり、全く不安が有りません。

街で160cm以下と思われる女性のPCXを見かける事もあります。


足つきを気にする必要は無い。

5.装備

装備

PCXの特徴的な装備について

  • スマートキー
  • アイドルストップ
  • シート下収納
  • グローボックス
  • ブレーキ
  • 灯火類
  • 外装の脱着しやすさ

スマートキー

車では当たり前になった装備ですが、バイクの方がメリットを感じます。

カギを出し入れする動作が無くなると乗り降りがスムーズになります。

人間、堕落するのは早い。


また、カギ穴が無くなるので盗難やイタズラに遭いにくいのでは無いかと思います。

キーシャッターよりずっとスマートです。

スマートキーの電池が切れたら?

アイドルストップ

赤信号で止まると、数秒後にストンとエンジンが止まります。


青になって、アクセルをひねると間髪を置かずにエンジンがトトトと掛かり走り出します。

これも車では当たり前の装備ですが、メリットを感じます。

信号待ち中に振動が無くなると、疲れが全然違います。

周りの車のエンジンも止まると環境音が聞こえてきます。

バッテリーには負荷が掛かるかもしれませんが、一度味わってしまうと、もう戻れません。


今のところ、グリップヒーター併用でもバッテリーは元気です。


バッテリーは消耗品です。

シート下収納

シート下収納

シート下収納28Lです。ビッグスクーターには敵いませんが、普通のバイクからは想像できない空間です。

道の駅で買うお土産が増えます。


カッパ、パンク修理セットなどをシート下に常備する場合は、ヘルメットを収納するのが苦しくなります。

別途ヘルメットホルダーを用意すると幸せになれます。


収納が足りないなら

グローボックス

グローブボックスは、掃除用タオルを入れておくぐらいしか使い道が見つかりません。

中にシガーソケットは有りますが、電源ケーブルを引き出すとフタを締めれません。


カギが掛からないので貴重品を入れるのは、ためらいます。


ペットボトルを入れると、取り出しにくい。

ブレーキ

ブレーキ

ABS無しモデルは前後ブレーキが連動するコンビブレーキで、ABSモデルは前後別々です。
前輪はディスクブレーキ、後輪はドラムブレーキのため左右のブレーキでフィーリングが異なりますが、ブレーキの効きに懸念は有りません。

握っただけリニアに効きます。

ブレーキのカスタムは、おすすめ

灯火類

灯火類

LEDヘッドライトは、必要十分の明るさが有ります

LEDヘッドライトは暗く感じるものが多いと聞きますが許容範囲内です。

フロント周りのLED装飾が派手な事もあり、対向車からの視認性も十分です。

郊外の真っ暗な山道だと怖い時がありますが、それはPCXに限った話では有りません。

メータ類は夜間ブルーに光るので少し子供っぽい感じがしますが、視認性に問題有りません。


速度、燃料残量、トリップメータ、平均燃費、時計が常時表示されます。タコメータはありません。

残念なのは、トリップメータが1種しか無い事です。今までのバイクには2種有ったため、ガソリンとオイル交換の目安にしていたからです。


オイル交換時期は、トリップは見えませんが交換時期が来るとその旨がメータ内に表示が出ます。

※メーカ公式を引用

外装の脱着

外装の脱着

外装の脱着は最悪の整備性です


トリムクリップ、スナップフィットクリップ、ネジを駆使して複雑に外装が取り付けられてます。

ツメの方向を意識して外装を脱着しないと、簡単にツメが折れて悲しい思いをします。


適当に作業せず、事前に情報を集めてシミュレーションしないと無理です。

カウルの脱着方法は、ココ

PCX150 (KF30) 1年乗ってのインプレ まとめ

PCX150 (KF30) 1年乗ってのインプレ まとめ

PCX150を買う前に抱いてた疑問は、『日本で150ccのバイクを買う意味は有るのか』です。
125cc/250ccが区切りの日本において、150ccである意味です。

タイの強制保険の区切りが150cc、アメリカのバイク免許の区切りが150ccのようです。

他に150ccが区切りの国が有るのか確認できませんでした。

150ccの由来は解りませんが、日本で150ccの意味は有ります。

いざと言う時に高速や自動車専用道を使える安心感は半端ない。

欠点は、優等生過ぎること

何をやってもそつなくこなすので、かわいげが無い。

出来ない子の方がかわいい部分って、ありますよね?

もちろんそれは、欠点にならないですね。

  • 125ccの軽さと高速が走れる250ccの利便性が
  • 250ccで軽量なバイクがあれば150ccのは駆逐される


そんな、難しいことは良い置いといて、楽しんだもの勝ち!

PCX150は、気持ちイイ。

最期になったけど、PCXで気を付けなきゃいけないのは

125ccクラスで、日本一盗難件数の多いバイクだということ

防犯グッズも大事だけど、100%はあり得ないので盗難保険も考えておきたい

盗難対策ならココ

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