バイクの免許を取る時に、教習所では『キープレフトの原則』を習ったはず。
道路の左端を走るように言われたかもしれない。
けれど左端を走っていると、バイクの脇をかすめるような無理な追い越しをされがちです。

なんで、危ない目に合わなきゃいけないの?
普通に走ってるだけなのに!
そんな疑問を解消します。
バイクのキープレフトは危険
ムリな追い越しを誘発します
『キープセンター』した方がいい
こんな内容を知ってスッキリしよう。
バイクも交通社会の一員です。
何の遠慮も要らない。
道の真ん中を走ろう。
キープレフトのバイクを追い越すのは、違法だけど・・・

片側1車線でも2車線でも、車線内の左端を走るバイクは多い。
これをキープレフト呼ぶのなら、キープレフトのバイクを抜こうとする車は多い。
対向車が居てもお構いなしで、バイクの横ギリギリを抜こうとします。
とても危険なので、車線のセンターを走るのがおすすめ。
バイクは車線の中の中央を走ろう
キープセンター推奨
車線内の真ん中を走って交通違反と言われることは、ありません。
逆に、バイクのキープレフトは車の追い越しを誘発する。
追い越し禁止の道路で、車がキープレフトのバイクを追い越すのは、違法です。
キープレフトのバイクを追い越すのは、違法

追い越し禁止の道で追い越しても良いのは軽車両(自転車)だけ
バイクを追い越すのは違法
センターラインが黄色の追い越し禁止道路では、自転車は追い越していいけれど、バイクを追い越すのは違法です。
もちろん、30km/hで走る原付を追い越すのも違法!
黄色のセンターラインにはみ出さない『追い抜き』は合法ですが、黄色センターラインを踏んだら違法なのです。
けれど、黄色センターラインを踏まずにバイクをを『追い抜ける』ほど道幅のある道路なんてまず無い。
みんな、黄色センターラインを踏んで追い越していくけど、通違反を指摘されることを見たこと無い!
捕まらないとしても、車に違法行為を起こさせるような『キープレフト』は危険ですね。
バイクのキープレフトは危ない!【センターを走るべき4つの理由】

なぜ、キープレフトと言うのか?
キープレフトのメリットを考えても、思い浮かばないけれど、
キープレフトに従わない方がいいメリットは4つある。
- 無理な追い越しをされにくい
- 路肩の異物でパンクしにくい
- 飛び出しを回避し易い
- 対向車の目に入り易い
1.無理な追い越しをされにくい

一番のメリットは、ムリな追い越しを誘発しないこと。
左端を走っていると、脇をかすめて前に行こうとする車が出てきやすい。
バイクを抜かしたい病
バイクが目の前にいると、抜かさずにはいられない
『バイクを抜かしたい病』を患っている人が一定数います。
- 原付でもリッターバイクでもお構いなし
- バイクの前が詰まっていてもお構いなし
こんな病気の人と関わっても、良い事は1つもありません。
素直に譲った方が、心安らぎます。

お大事に!
同じ土俵に降りて、相手にするのはバカバカしい
心の中で、闘病生活を祈ってあげよう
もし、あおられたら
2.路肩の異物でパンクしにくい

路肩には道路のゴミが集まってくる。クギなど、パンク要因になるゴミも多い。
踏んでパンクしないためにも、センターを走ろう。
前輪が巻き上げ、後輪が踏みつけて刺さるすることが多い。
かと言って、路面ばかりを見て走るのも危険です。
危うきに近づかないのが、ベスト。
3.飛び出しを回避し易い

キープレフトとキープセンター
ホンの僅かな違いが
事故に遭う・遭わないの明暗を分けることもある
路地から子供が飛び出してきたり、車が頭を出してきます。
そんな時、キープレフトだと裂けきれないかもしれません。
センターを走っていると、見通しも効くので避けやすい。
4.対向車の目に入り易い

右折車から見たら、車の陰にバイクが隠れてしまい気付かないかもしれない。
先行車が通り過ぎた瞬間に、右折を始めたら、アウト!
センターを走る事でバイクの存在をアピールして右直事故を避けよう。
ブラインドカーブは、キープレフト

唯一キープレフトした方が良いのは、ブラインドカーブです。
- ショートカットしてくる車が現れたら
- 曲がり切れなくて膨らんでくる車が現れたら
『アッ』と思った時には、もう遅い。
バイク保険には、入っておこう
『キープレフトの原則』の法的解釈はあいまい

教習所で習った『キープレフト』は実際には何が正解か解らない状態です。
- センターラインの無い道では左端を走れ
- 2車線以上の道では、一番左を走れ
どれを指して『キープレフト』なのかが明確じゃない。
いずれにしても、同一車線内の左側を走れの意味ではない
だから、キープセンターで検挙されることはありません
キープレフトってどういう意味


キープレフトは、道の左端を走ること
これは、正しいのですが、『道』ってなに?どこのこと。
道路交通法18条 抜粋
『車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて・・・・』
この、『車両通行帯』がどこなのかハッキリしません。
車両通行帯の設けられた道路って何?

片側二車線以上の道路のことだよ

いやいや、センターラインある道のこと
どっちが正解なのか、混沌としてます。
交通指導員によっても、言う事が違います。
道路交通法の各条文を読んでも、よくわからい状態なのです。
第2条七
車両通行帯 車両が道路の定められた部分を通行すべきことが道路標示により示されている場合における当該道路標示により示されている道路の部分をいう。

車両通行帯はセンターラインから路肩/路側帯まで
の意味に聞こえる
第17条4
車両は、道路の中央から左の部分を通行しなければならない。

日本は左側通行だと言ってる?
第18条
車両通行帯の設けられた道路を通行する場合を除き、自動車及び原動機付自転車にあつては道路の左側に寄つて通行しなければならない

車両通行帯は、第2条でセンターラインのことだから、センターライン無い道では左側を走れってこと?
第20条 車両は、車両通行帯の設けられた道路においては、道路の左側端から数えて一番目の車両通行帯を通行しなければならない

あれ?
車両通行帯って、センターラインのある道じゃなかったっけ?
20条では、2車線以上の道路に聞こえる???
なぞは深まるばかり

キープレフトは
- センターラインの無い道では左端を走れ
- 2車線以上の道では、一番左を走れ
この2つの解釈の仕方が出来ます。
片側1車線の道ではでキープレフトは不要にも受け取れます。
実際に、交通指導員によって、言う事が違います。
いずれにしても、キープセンターで問題はありませんね。
加害者になることもある
車のキープレフト

車のキープレフトは、
『左折時に自転車・バイクを巻き込まないように車の左側に入ってくるスキを無くす』
この意味でしている人が多い。
けれど、並走中に急に車が左に寄って来て怖い想いをしたことがありませんか?
ちゃんと左側を見てからやってほしいものです。
バイク側からすれば、ちゃんと左にいるが解るように、サイドミラー・バックミラーの死角でないところを走ろう。
バイク通勤なら、事故に巻き込まれな対策も
バイクのキープレフトは危ない!【まとめ

法のキープレフトは、混沌としてますが、バイクはキープセンター。車線の真ん中を走ろう。
- ムリな追い越しで怖い思いをしないためです
- 対向車に認識されやすくするためです
バイクも交通社会の一員です。何の遠慮も要りません。
だけど、『バイクをぬかしたい病』を患ってる人をみつけたら先に行かしてあげよう。
相手にしても、得るものは無い。
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