毎日新聞の記事によると、
ENEOS,コスモ石油など、石油元売り各社のハイオクガソリンは、
貯蔵タンクを他社と共同利用しているそうです。
各社もそれを認めた。
各社、オリジナルの製法で、しのぎを削っていたはずが、
実は同じ貯蔵タンクでごちゃ混ぜに混合されてたなんて、
それも20年も前から、当たり前のように
なにそれ?
きっと、中の人にとっては当たり前のことで
何を今さら何でしょうね!
普通の感覚では、あり得ない。
各社ハイオクを混合する理由
ハイオクは、ガソリン流通の約10%。
石油元売り各社が、それぞれ貯蔵施設を自前で維持するのは、効率が悪い。
共同で貯蔵施設を運営して、コストを抑えるのが目的。
それにしても、20年前に、
混ぜちゃえ!!
誰が言ったんでしょうね。
それがそのまま、通ってしまうのもすごい。
でも、そんなのは限定的な話とか、極小化していくんでしょうね。
大事なスポンサーだし。
ハイオクガソリンのインプレしてた人達
各社のハイオクガソリンを比較して、
- このハイオクはパワーがある
- ここのは洗浄能力が高く滑らかに回る
- これは燃費もいい
なんて、ハイオクの比較インプレしてた人達は、今頃は涙目になってる?
各社の威信をかけて開発した、フラッグシップのブランド品のはずが
効率化のために、混ぜられて貯蔵なんて。
インプレした人は、はしごを外されて、さぞ理論武装に苦心してるでしょう。
ガンバレ!
ハイオクを開発していた人たち
ハイオクガソリンを開発していた技術の人達は、このことをしってたのだろうか?
きっと、色んな配合を実験してデータを取ってたはず。
自分の時間を潰して、『カイシャノ、タメ』と呪文を唱えながら休日出勤してたかもしれない。
どうせブレンドされるから適当で良いや!
まさか、こんなことは思ってないはず。
自分の仕事に自信を持ってたはず。
ドライバーに、良いものを届けたいと思っていたはず。
なのに、ごちゃ混ぜなんて、悲しいですね。
他業種は、大丈夫なの?
こんな、何でもアリが明るみにでると、他の業界のことが気になります。
- プレミアムビール
- 高級ワイン
- エンジンオイル
目隠しで出されたら、どれも違いが判らない気がする。
違いが分かる人には判るのかもしれないけれど
はしごを外されそうで、怖いね。
同じタンクで混合なんてあり? まとめ
コスト圧縮のために、各社のハイオクガソリンはごちゃ混ぜ。
同じ貯蔵タンクに入れられる。
経営的には正しいのかもしれないけれど、
ドライバー、開発者、両方の気持ちを考えると、
どうなの?