150ccのバイクに乗っていると必ず言われるのは
何で250ccにしないの?
125cc超~250ccまで同じカテゴリーならば、
- なぜ、一番排気量の上限250ccバイクを選ばないのか?
- なぜ、125ccにしておかないのか?
そんな疑問を解消します。
150ccに正義は有るのか?
なぜ、250ccでなく途中半端な150ccに乗るの?
いきなり結論。
途中半端に思うのだろうけれど、身の丈に合ってるから150ccに乗ってるのです。
折角、250ccまで同じカテゴリーなのだから
250ccに乗らないと損!
?
お腹がそれほど空いてないのに
同じ値段だからと大盛りを注文する人と同じ考え方ですね
そんなに勿体ない?
大盛を食べて、ブクブク太ればいい
ここで終わってしまうのもアレなので、
150ccには150ccなりのメリット・デメリットがあります。
あなたにとって、メリットが上回るなら150ccも選択肢に入れてみては如何でしょうか?
きっと、バイクライフの幅が広がります。
150ccのメリット 5選
- 150ccが世界標準
- 安い
- サイズは125ccと同じ
- 高速に乗れる
- カスタムパーツが豊富
150ccのデメリット 5選
- 普通二輪免許が必要
- 250ccよりパワーが無い
- ファミリーバイク特約が使えない
- 250ccと同じ税金
- 125ccと間違えられる
なぜ、途中半端な150ccに乗るの? 150ccのメリット 5選
125ccと250ccの良いとこ取り
- 150ccは250ccと同じクラスなので、出来る事・走れる場所は同じ
- それでいて、125ccと利便性は変わらない
150ccのメリットは5つ。
- 150ccが世界標準
- 安い
- サイズは125ccと同じ
- 高速に乗れる
- カスタムパーツが豊富
1.150ccが世界標準
150cc区切りの国が、大多数
150ccエンジンベースでバイクは開発されるので
バイク本来の性能が味わえる
世界的には150ccが区切りの国が圧倒的大多数で、125ccは少数派。
- 125cc -- 日本、ベトナム、イタリアくらい
- 150cc ーー その他多くの国
バイクの市場規模からすると125ccは砂漠の針。
さらに、日本のバイク需要は世界のバイク需要の1%以下です。
日本に合わせてバイクを作ってなんかいられない。
世界標準の150ccでバイクは開発されます。
詳しくは、ココ
125cc化
150ccバイクのダウングレード版が125cc
本来の性能は発揮できない
世界標準の150ccで開発されたバイクは、多種多様。
そんな150ccバイクのほんの一握りが、125cc化されて日本で売られます。
コスト高だし、選択肢も狭いのは残念なこと。
150ccバイクを125ccにダウングレードなので、バイクの車格からすれば非力です。
わずか25ccの違いでは無く、20%も排気量が違うのです
150ccの方がバランスがイイに決まってます
なぜ、世界標準が150ccで日本が125ccかなのか?
今更議論しても始まらないので、過去の経緯は置いておこう。
大事なのはこれからです。
偉くなって、日本の区切りを125ccから150ccに変えて下さい
- 働き方改革です
125cc化するムダな労働の排除です - グローバリゼーションです
世界中のバイクが選択肢になります
2.150ccは、安い
150ccは、125ccバイクにプラスアルファするだけで
250ccと同じことが出来る
- 150ccバイクの値段 -- 40万円前後
- 250ccバイクの値段 -- 70万円前後
- 125ccと150ccの差額 -- 4万円程度
150ccは250ccの半額です。
250ccと同じカテゴリーなので、出来ることは同じ。
それでいて、125ccと大差ない値段。
125ccとの差額4万円を貯めるのは難しいですか?
価格は全てを駆逐します。
3.サイズは125ccと同じ
違いはエンジンだけなので、車体サイズは全く同じです
150ccバイクのエンジンをボアダウンしたのが125cc。
だから、チョット力強い125ccの感覚で扱えます。
街乗りで路地裏にもチュウチョなく入っていけてしまう。
降りての取り回しも楽々で、立ちごけの心配もまず無い。
コワオモテでデカい方が
威張りが効く
そんな人には向いてません。
大きいミニバンをおすすめします。
4.高速に乗れる最小排気量
125cc超から高速道路・自動車専用道路を走れる
だから、150ccは高速に乗れる最小排気量。
日本中、何処だって走れる自由があるのが150cc。
もちろん、高速道路でカッ飛ぶパワーはありません。
大人しく90km/hで巡行するのが、似合ってます。
でも、いざと言う時に高速の乗れるのは大きい。
5.カスタムパーツが豊富
日本ではニッチな150ccだけど
125ccパーツが使えるのでカスタムの幅は広い
ニッチな車種のデメリットとして必ず上がるが、カスタムパーツの無さ。
だけど、150ccはエンジン排気量がチョッと違うだけで、後のパーツは125ccと共通。
カスタムパーツには不便しません。
何なら、海外通販で150ccオリジナルパーツを手に入れてもいい。
ポチッとするだけ。
150ccのメリット まとめ
125ccと同じ車格なので、何をするにも軽い
それでいて、何処へでも行ける
フルスロットルで、叫ぶのも楽しい。
いっけーー!
今時のバイクは高性能です。
下道では250ccでもその能力を持て余し気味です。
ならば、150ccで使い切るのも楽しい。
150ccだからと我慢を強いられることもありません。
なぜ、途中半端な150ccに乗るの? 150ccのデメリット5選
メリット盛りだくさんの150ccにもデメリットはあります。
- 普通二輪免許が必要
- 250ccよりパワーが無い
- ファミリーバイク特約が使えない
- 250ccと同じ税金
- 125ccと間違えられる
メリットと比較して、どちらが大きいのか?
1.150ccは、普通二輪免許が必要
125ccスクーター | 150ccスクーター | |
必要な運転免許 | AT小型限定二輪 | AT限定普通二輪 |
取得費用(普通免許無し) | 16万円 学科×26時限 技能×9時限 |
20万円 学科×26 技能×15 |
取得費用(普通免許有り) | 8万円 学科×1 技能×8 |
11万円 学科×1 技能×13 |
150ccは、普通二輪免許が必要なので、取得費用が高くなる。
いっそ大型自動二輪免許と考えるなら20万円程度。
短期間で安く免許を取るなら合宿免許という選択肢もあります。
宿泊費、食費、交通費込みとは思えない驚く値段で免許が取れます。
休みが取れる人には、観光ついでに免許が取れるので美味しい。
2.150ccは、250ccよりパワーが無い
事実です。
250ccの60%しか排気量が無いので当たり前です。
高速でイザというときの瞬発力は有りません。
90km/h走行は余裕ですが、追い越し車線に出るのは勇気が要ります。
250ccのパワーがあれば加速して回避する場面でも、ブレーキの選択肢しか有りません。
まあ、そんな場面はめったに無いし
そんなに急いでも仕方ないので、気にしなければ良いだけ
下道ならば交通の流れをリードするには十分なパワーです。
150ccはマニュアル車よりスクーターが合ってる気がします。
スクーターは常に美味しい回転数を使えるからです。
マニュアル車だと変速が忙しいい。
非力なバイクを、高回転まで引っ張って乗るのも楽しいけどね!
3.ファミリーバイク特約が使えない
150ccはファミリーバイク特約を使えません
150ccでもリッターバイクと同じバイク保険料になる
10代の人や2,3年しかバイクに乗らない人には、150ccは割高で勧められ無い。
10代の人がバイク保険に入ろうとすると、10万円以上の保険料になりバカバカしい。
10代の内は125ccでファミリーバイク特約が断然お得です。
逆に30代以上であれば、バイク保険に入ってもファミリーバイク特約と大差無い保険料になります。
- 年齢条件により有利
- 等級が進んでいるので、割引が大きい
30代以上では、125ccでも150ccでも保険料の差は1万円以下となる場合が多い。
だから、ファミリーバイク特約にこだわる必要はありません。
趣味として長く乗るなら、ファミリーバイク特約とバイク保険の差は、大きくない。
詳しくは、ココ。
4.250ccと同じ税金
税金 | 125cc | 150cc |
重量税(新車購入時のみ) | 0円 | 4,900円 |
軽自動車税(毎年) | 2,400円 | 3,600円 |
自賠責(毎年) | 7,070円 | 7,540円 |
125cc,150ccの税金の差です。
自賠責は、税金じゃないけど、税金と思っても間違いじゃないので入れてます。
125ccと150ccの税金差は、年間3,000円ほど。
1日10円だけど、差があるのは確か。
詳しくは、ココ。
5.125ccと間違えられる
125cc通行不可の道で注意されることがある
例えばPCXは良く知られた125ccバイクです。
そんなPCXが高速道路のサービスエリアに止まってると、怪訝な顔で見られる。
125cc不可の有料観光道路の有人料金所でも、125ccと間違えられて注意されることが多い。
まあ、会話の切っ掛けになることも多いので、楽しいとも言える。
なぜ、250ccでなく途中半端な150ccに乗るの まとめ
- 150ccは、250ccと同じ事が出来るのに安い・軽い・美味しい
- 150ccは、250ccよりパワーが無くて125ccより割高
パワーは無いので目を三角にして乗る人には合いません。
けど
そう言えば△〇△の季節だ。
今度の週末に行ってみよう!
そんな人にはピッタリです。
150ccのライバルは125ccや250ccと言うよりは、大型バイクです。
大型バイクのサブとして間違って150ccを買うと、大型バイクの居場所が無くなるかも。
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