バイク泥棒の検挙率は、わずか18%。
盗まれたバイクは、まず見つからない。
(警視庁犯罪統計を引用)
バイクにGPSを付けておけば
盗まれても発見できるよね
どんなGPSがおすすめ?
そんな疑問を解消します。
バイクにGPSを仕込む方法は5つ
メリットデメリットを知って、使い分けよう。
- 紛失GPS(Airtag)
- みまもりGPS
- 古いスマホGPS
- 盗難防止GPSトラッカー
- 盗難防止GPSサービス
しかし、GPSの効果に過信はまずい
盗まれない工夫とともに、盗難保険も視野に入れたい
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクにGPSトラッカーを仕掛けておけば、盗まれた後の位置を追跡できる。
そうすれば、バイク泥棒の低い検挙率が上がるかもしれない。
盗難対策の1つに加えたい。
バイクをGPSで盗難防止する方法! 【メインにはならない】
いきなりで何だけど、
GPSは盗難防止にはなりません
盗まれてから、チカラを発揮するアイテムです。
盗難自体を防ぐことは出来ない。
だから基本的な防犯対策をやった上での追加アイテムです。
防犯対策は、丈夫なカギ1つよりいろんな対策を2つ3つと積み重ねると効果的です。
- 目立たせない
- 視覚・聴覚に訴える
- 盗難保険で盗まれた損害を担保
これらの対策をした上で、万一盗まれてしまった時のために仕掛けるのがGPS。
まずは、基本的な防犯対策を充実させるのが先です。
GPSさえあれば盗まれない訳じゃないからね。
1.目立たせない
- バイクカバーをかけて車種が解らないようにする
- 通りから見えない場所に保管する
バイク泥棒のターゲットにされないようにするのが1つ。
黒いバイクカバーは目立たないので盗難防止効果が高い。
2.視覚・聴覚に訴える
直径24mmのインパクト
振動と動きを感知しアラームで撃退
- 厳ついワイヤーロック
- 地球ロックで動かせない
- 振動検知でブザー
面倒そうだと思わせるのが1つ。
3.盗難保険で盗まれた損害を担保
盗難保険に入るのが、最期の砦
バイクは盗難に遭いやすいので、盗難保険の保険料が高い。
車では一般的な盗難保険がバイクで普及しないのは、高額な保険料が原因です。
しかし、補償金額を自分で設定することで保険料を押さえるとも可能です。
例えば、150万円のバイクだけど100万円保障とすれば入りやすい。
盗まれたバイクのローンを払い続けるのは悲しい。
ローン残高ぶんだけ、盗難保険に入るのもいい。
どこのメーカバイクでも、中古車でも加入出来て、
保障金額も自分で設定できる盗難保険が、ZuttoRide Club。
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年間4,400円から自分に合わせたの掛け金設定が出来て
パーツ盗難・かぎ穴いたずらでも保険金をうけとれるのが嬉しい。
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バイクをGPSで盗難防止する方法!おすすめ5選
一口にGPSと言っても、いろんな種類があります。
基本的には5種類。
- 紛失GPS(Airtag)
- みまもりGPS
- 古いスマホGPS
- 盗難防止GPSトラッカー
- 盗難防止GPSサービス
おすすめはあなたの本気度によって変わります。
低コストでライトなGPSを望むのか、コストは掛かっても逃がさないか。
5種の特徴を纏めたのが、この表。
メリット | デメリット | |
紛失GPS | 維持費が掛からない | GPSがバレ易い 追跡が途絶えやすい |
みまもりGPS | 維持費が必要 | GPSが途絶えない |
古いスマホGPS | 初期費用が不要 | 電源供給が必須 |
GPSトラッカー | コンパクトで隠しやすい | 維持費が高め |
盗難防止GPS追跡サービス | 盗難監視し、駆けつけてくれる | 維持費が高い |
ライトな順に、4種類のおすすめを紹介します。
1.バイクをGPSで盗難防止する方法! 紛失GPS (Airtag)
安価でコンパクトで維持費も掛からない
ライトなGPSとして手軽にバイクに仕込める
GPSで位置検索と聞いて、まず思い浮かぶのがAppleのAirtag。
通常はカギや財布に付けておき、紛失時の発見に役立てます。
コンパクトかつ、内蔵電池で1年間動作するので電源不要。
隠しどころには困りません。
Airtagは近くのiPhoneとbluetooth接続し、iPhoneの通信を使い位置情報を発信します。
だから、通信回線という維持費が掛からないのが嬉しい。
iPhoneと紐づけておけば、位置情報を数分単位で監視出来ます。
デメリット
近くにiPhoneが無いと、位置情報を発信できない
ストーカー対策で、Airtagの存在がバレ易い
Airtagは近くのiPhone経由で位置情報を発信するため、bluetoothの範囲にiPhoneが無いと発信できない。
市街地であれば途絶えることは無いけれど、バイクを郊外に運ばれてしまうとアウト。
GPS位置情報の追跡が途絶えてしまう。
それに、Airtagにはストーカー対策が施されており、存在がバレやすい。
他人のバッグにAirtagを忍び込ませ、行動や自宅を突き止める。
そんなストーカー目的に使われないよう、Airtagが身近にあるとiPhoneに警告が出ます。
バイク泥棒にAirtagの存在がバレバレ。
GPSの存在を誇示することで、盗難を諦めさせる
そんな使い方もあるけどね
2.バイクをGPSで盗難防止する方法! みまもりGPS
- 1年間通信無料
- 2年目より539円/月
- AU以外のキャリアでも使用可能
携帯電話回線で現在位置の検索ができます。
また、指定の地域に入った時、スマホに通知が来るようにもできる。
基本的には子供に持たせ、学校・塾に到着したら通知を受け取るためのGPSです。
しかし、バイクに仕込めば、盗難防止にも使える。
指定の地域をどう設定するか?
あなたの腕のみせどころ。
デメリット
GPS端末のバッテリーは最大1.5ヶ月しか持たない。
毎月、充電が必要になる。
3.バイクをGPSで盗難防止する方法! 古いスマホの再利用GPS
機種交換して古くなったスマホが家に転がってるなら、再利用したい。
古くて遅いスマホも、GPSで位置情報を発信するだけなら十分使えます。
GPS位置情報は、スマホのギガを消費しません。
別のスマホから、位置情報検索したときにわずかにギガを使うだけ。
だから通信手段は、低ギガの格通信専用SIMで十分。
GPSとして使うなら、HISモバイルがダントツで安い
198円/月で維持できます
HISモバイルは、旅行事業でおなじみのHISが運営するドコモ系の格安SIM。
解約手数料・縛り期間ともに無いので、気楽に試せる。
デメリット
スマホの電源は、持って数日なので
バイクから電源供給が必須
内蔵バッテリーでは数日しか持たないので、バイクから電源を引っ張る必要があります。
市販のUSB電源を使えば難しい話ではないけれど、スマホの置き場を含めてスペースが必要。
防水スマホでないとしたら、風雨にさらされなくて発見されにくい場所である必要もある。
他の盗難防止対策も自作でやってみる?
4.バイクをGPSで盗難防止する方法! 盗難防止機器GPS(GPSトラッカー)
市販のGPSトラッカーをバイクに仕込む方法。
GPSで盗難防止する本命が、この方法。
スパイ映画で、敵の車の下に張り付けて追跡するアレです。
小型で通信機能・バッテリー内蔵してるので、見つかり難い場所に設置するだけ。
Monimotoは、バイク用小型GPSトラッカーの老舗。
この手のガシェットは怪し中華が多いけど、Monimotoは3万台以上の販売実績がある信頼できるメーカです。
- 12ヶ月電池で動作
- 盗難検知するとGPS位置情報を定期的にスマホ送信
- SIM内蔵で、550円/月の通信費
オーナーが近くに居ない状態でバイクが動くと
盗難として、スマホに緊急通知が来ます
盗難を未然に防げる可能性がある
バイク盗難は時間との勝負。
盗難をいち早く検知し、未然に防げればよし。
万一盗まれても、警察に緊急手配を依頼できる。
monimotoのGPS買った。
s750はマイナー車両とはいえ何かあってからでは遅いし、何より既に生産終了が決まってるしね。
保険は大事。 pic.twitter.com/WlO5U2fWTu
— またべ (@matabe_2525) July 21, 2022
ラーメンを頼んだら……。
相棒に付けてるGPSモニタから着信!
そして、アプリに通知!
急いで5Fから駆け下りたら……
いたずらされてることなく
ちゃんとありました…😮💨
自分のミスで鳴らした事はあったけど
外出先で鳴ったのは初めてだからびっくりしました😭
でも、つけててよかった!#MONIMOTO pic.twitter.com/6F7qzm3aJo— Katsu@900RS (@kats_run) June 4, 2022
GPSトラッカーに似たアイテムでGPSロガーが有ります。
GPSロガーは似て非なるものなので、盗難対策には使えません。
GPSロガーは位置情報の記録をとるだけ(ログするだけ)、通信機能を持ちません。
旅やトレーニングの記録に使うものです。
外回りセールスマンの管理に使われたりもするけどね!
デメリット
- 初期費用が高い
- 年間の維持費(通信費用)は、まずまず
性能を考えれば納得できるけれど、高価なのは確か。
バイクを盗まれることを思えば、と考えられるか否か。
5.バイクをGPSで盗難防止する方法! 盗難防止GPS追跡サービス
セキュリティと言えば、セコム。
セコムのセキュリティ端末サービスがココセコムです。
人が持ち歩き、緊急時にボタンを押せばセコムに通報されます。
車やバイクに仕込めば、盗難検知でセコムに通報されます。
かけつけてもくれる。
⇒ ココセコム
至れり尽くせりのサービスだけど、その分お金も掛ります。
- 初期費用 8,000円ほど
- 維持費 1320円/月
- かけつけ 11,000円/回
デメリット
価格の高さがネック。
だけど、バイクを失うリスクと釣り合ってると考えるなら、唯一無二のサービスです。
防犯グッズを色々買うより、コンテナに入れてしまう方が安全かも
GPSで守るのは有効なのか?
バイクの盗難防止は、ある意味時間との勝負です。
カギを2個、3個と付けるのも、太いワイヤーロックを使うのも、盗まれるまでの時間稼ぎです。
壊せないカギ、切れないワイヤーは無いからね。
突破されるまでの時間を稼ぐことで、諦めさせたり、駆けつけたりするのが狙い。
同じ意味で、GPSも時間との勝負。
バイク泥棒がGPSに気づいて取り外す前に、
居場所を捕まえなければならない
バイクが盗まれたことを通知してくれる機能があると、効果的です。
それができるのは、
- 盗難防止GPSトラッカー
- 盗難防止GPSサービス
翌朝、盗難に気づいてもても手遅れかも
盗難に気づいたころには
GPSが取り外されてるかもしれない
- 紛失GPS(Airtag)
- みまもりGPS
- 古いスマホGPS
この3つのGPSには、盗難通知機能が有りません。
翌朝、バイクの盗難に気づいてGPSの軌跡を見た頃には、GPSは途絶えてるかもしれない。
GPSを取り外される
バイク泥棒もGPSが仕掛けられている可能性を潰そうとします。
いきなりアジトに行かず、人目に付かない場所でGPSを探す。
GPS発見器なんてものも有るからね。
あなたが気づいてGPSの場所に行ってみたら、GPSだけが転がってるかもしれない。
GPSをどこに仕掛けるか? バレにくい場所
発見されにくく、かつ電波を遮られない場所はどこか?
カウルの有無でも変わってくるけれど、この辺りを検討してみて欲しい。
- カウルの裏
- シートの下
- インパネの裏
- バッテリーの下
- ヘッドライトケースの中
エンジン付近やフレームパイプ内などは、電波障害を受けないか十分に確認したい。
個人で取り押さえに行くのは危険
- 盗難防止機器GPS(GPSトラッカー)
- 盗難防止GPS追跡サービス
この2つには、盗難検知でスマホに通知が入ります。
だからと言って、自分で捕まえに行くのは危険。
警察やセコムの指示に従おう。
返り討ちに遭ったら、笑えない。
バイクを盗まれてしまったら、やるべきこと
バイクをGPSで盗難防止する方法!おすすめ5選 まとめ
2022年に発生したバイク泥棒の検挙率は、わずか18%。
検挙された犯人の86%は未成年です。
(警視庁犯罪統計を引用)
逆に言うと、本気のバイク泥棒はほとんど捕まってません。
また、未成年の犯人を捕まえても補償能力が無いことが多い。
バイクは盗まれたら負け戦しか待ってません。
GPSで盗難防止することも考慮に入れてみてはいかがでしょうか。
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