バイク離れと言われて久しい中、少しは改善されたのでしょうか?
80年代のようなバイク人気は、また来るのでしょうか?
なぜ、バイクバイク離れが止まらないの?
そんな疑問を解消します。
若者が増えない原因
収入の減少とバイクの高価格化で、若者はバイクなんて買う余裕が無い
バイク離れの対策
個人の娯楽のために排気ガスをまき散らす時代は、もう終わったのかもしれない
それに、バイクは人に勧めるものじゃない
探し当てた『もの好き』だけが楽しめばそれでいい
バイク離れ対策は売る側だけの課題
こんな内容を知ってスッキリしよう。
『時代に取り残されたオヤジが、過去の栄光を追い求めてるだけ!』
と非難されたら
『そう、変化から逃げてるだけ、諦めた自分を赦せないと他人も許せない』
笑って答えよう。
※ 日本自動車工業会のまとめた「2019年度二輪車市場動向調査について」
この統計データをベースにさせて頂いてます。
バイク離れはバイク離れは続くよどこまでも! だけど人に勧めるのは有り得ない
昔、バイクが流行った理由
なぜ、昔の若者はバイクに乗ってたのか?
「そこにバイクが有ったから」なんて禅問答をする気はありません。
昔はスマホも無かったし、ソーシャルゲームも無かった
日本も元気だったので、バイトすればバイクくらいは簡単に買えた
ただ、それだけの理由です。
夏休みに頑張ってバイトすれば、ひと夏で中古の250ccくらいは簡単に買えた。
当時はローテクなキャブレーターだったのも大きい。
安くて調子が悪いボロバイクを買っても、素人なりにイジれたから維持できた。
最近、バイク好きの若者が増えない原因
1990年のバブル崩壊から、失われたxx年が、いまだに続いてます
バブル時の平均株価をいまだに越せないし、給料は減り続けてる。
一方、バイクの値段は上がる一方です。
- 環境負荷のために、高価な浄化装置が義務付けられた
- 安全対策のために、高価でハイテクな安全装置が義務付けられた
普通のバイクが、昔の2ストレプリカ以上のプライスカードを付けてます。
250ccの新車が80万円。
若者の手が出る値段じゃない。
かと言って、ハイテクな中古はブラックボックスなので自分で修理できない。
ショップに依頼すればまた大金が必要になる。
スマホ、ネットワークゲームが優先なんで、バイクになんて構ってられない。
だけど人に勧めるのは有り得ない
こんな八方塞がりな状態で、バイク離れを止められるのか?
どう、勧誘すればいいのか?
バイクは、危険な乗り物です。
それは否定しようが無い。
体がむき出しで走るのだから、何かあれば簡単に死にます。
いくらヘルメットやプロテクターを付けたって、車より危険に決まってます。
だから、他人にバイクを勧めるのはあり得ません
勧めた人がバイクで悲しい目に遭っても、
責任の取りようがない
でも、自分で扉を開いた人には、満面の笑みで迎えたい。
沼へようこそ!
バイク離れが続く状況は、変わらない
日本自動車工業会のまとめた「2019年度二輪車市場動向調査について」
このデータを抜粋してご紹介します。
バイクは終わってます。
- 250cc以上の出荷台数は減少
- 新規参入ユーザーは10%のみ
- バイク購入平均年齢は54.7歳
- 女性ライダーの平均年齢は55.6歳
- 二輪免許取得人数は減る一方
- コスパで買ったが屋根・空調が無くキツイ
バイク出荷台数は微増
- 50ccの出荷台数は激減
- 125cc・250ccともに微増している
- 250cc以上は減少傾向
購入形態の変化
バイクを新規購入する人は減り続けて、10%しかいない。
90%はリピーター。
パイは全然増えてない。
バイク購入する年齢は平均54.7歳
バイクの購入者の年齢は、毎年上り2019年度の平均は54.7歳です。
バイクの新規購入者はわずかな数なので、バイク人口の平均年齢は上がる一方。
60~70代は近い将来バイクを降りるとすると、悲惨な状況です。
30代以下は10%しかない。この10%がこの先を背負っていく形です。
※女性17%の多くは50ccと思われます。
女性のライダーも高齢化
女性のみの年齢構成でも、高齢化は進んでおり、平均55.6歳です。
10,20代の新規参入は減るばかり。
二輪免許取得者は減少
二輪免許取得者の推移からも、バイク離れが止まってない事がわかります。
普通二輪免許取得者の減少が止まらない。
大型二輪免許の大部分は、普通二輪免許保持者と思われるので純増には繋がりません。
購入動機・購入感想
バイクを選ぶ基準
- スタイルやデザイン –54%
- 燃費 –51%
- 維持費 –50%
二輪に乗った評価
- 雨の日に乗りにくい –58%
- 夏は暑く、冬は寒い –47%
- 4輪車に気を使う –37%
購入動機を簡単に言えば、
燃費や維持費が車より良い。
コスパが良さそうなので、バイクを買った。
けれど、買ってみたら、二輪のネガが嫌になっている様子がうかがえます。
雨の日に大変なのは、買う前に解るだろうに
降りる日も近そうですね
うるさいバイクも居るしね
若者が増えない原因と対策を考えてみよう
日本自動車工業会のまとめた「2019年度二輪車市場動向調査について」は全131ページの膨大な統計データです。
熟読すれば、明るいデータも無くもない。
バイクを選択しない理由に挙げられているこれらを打破すればいいのです。
バイクを選択しない理由
- 初期投資が重い
- 不良のイメージ
- 危険
- 交通網の発達
1.初期投資が重い、を打破
- 免許取得費用 :20万
- バイク本体価 65万
- 保険費用 5万
- バイク用品費用 10万
新車を選ぶなら
バイクに乗り出すまでに、250ccでも100万円は必要です
20~30代にとって100万円は二の足を踏みます
初期投資に100万円掛かる趣味が、メジャーになるはずが無い!
通勤・通学であれば検討も出来るが、趣味のみだとするとテーブルに乗ってきません。
中古バイクで有れば安くなるけれど、新車・中古の選択は難しい。
10万円程度のゴミ中古を選ぶと、却って悲惨な目に遭います。
それなりの中古バイクを選ぶと、用品を含めて50万円では収まらない。
解は、125CCにしかない
排気量を下げるしかない。
125CCなら50万以下で始められます。
10代だとバイク保険もバカ高いので、ファミリーバイク保険が使えて丁度いい。
軽くて扱いやすい125CCで
バイクの楽しさを知ってほしい
軽さは絶対正義です
新車・中古の比較はココ
初心者は、立ちゴケする
中古車で十分!
初心者に、中古車の目利きが出来る訳ない!
新車が良いに決まってる
『初心者は中古車派』と、『初心者こそ新車派』が相容れることは無い。
バイクのサブスクを解にする方法も
125ccが気に入らないなら、バイクのサブスクです
月極料金で使い放題のサブスクリプションがバイクにも広がりつつあります。
まだ、実験段階だけれど、普及し出すと速い。
LEDや液晶TV、スマホと同じように、あっという間に普及しそうな気がします。
従来のレンタルバイクとの違いは、バイクを借りるのではなく、借りる権利を買うところ。
借りたバイクが気に入らなければ、次々にバイクを替えられるのがサブスクのメリットです。
最近は昔のようにカスタムしたバイクを見掛けることは少なくなりました。
マフラー・フェンダーをいじってないバイクが多い。
洋服のように気分でバイクを乗り換える日は意外と近いかも。
所有がステータスの時代はもう遠い昔です。
サブスクに期待する声は大きい。
2.不良のイメージ、を打破
未だに正月や成人式で、バイクに乗ってヤンチャしているニュースを目にします。
個性の主張なのだろうけれど、ありがちなそのスタイルは『無個性の証』としか見えません。
悪目立ちするので、あれがバイクのイメージになってしまう。
実際は極々少数です
ほとんどの人はそこそこ規則を守って楽しんでます。
不良のイメージを打破は難しい
この啓蒙は、難しい。
- バイク好きの親から子への草の根運動
- 車に譲ってもらったときの挨拶
- ツーリング先での立ち振る舞い
- 人気俳優がバイクに乗るドラマが始まる
できることから始めよう。
バイクが不良と結びついた日は、この日
3.バイクは危険、を打破
ピンポン!
その通りです。反論の余地なし。
ヘルメット・プロテクターをしていても、100km/hで放りだされたらタダでは済みません。
シートベルトもエアバッグも有りません。
バイクを他人に勧められないのも危険なためです。
自分で扉をこじ開けた人にだけバイクを楽しんでほしい。
言うほど死なない
交通事故死亡者数を車両台数で割ると、バイクは車の3倍危険です。
けれどバイク事故で死ぬより
ガンで死ぬ確率の方がずっと高いのです
家に引きこっていても、ガンになる時はなる。
だから、どうということは無いけれどね。
行き詰ったら、ココ
4.交通網の発達、を打破
バイク・車で移動するより公共交通機関の方が早くて・時間も正確で・駐車場も要らない。
地域性が有るので何とも言えないけれど、都会ではそうでしょうね。
都会では。
自動運転が発達しても、バイクは無くならない
車の自動運転はもうすぐそこです。
車の自動運転が始まると、バイクはジャマな外乱でしかない。
まさかバイクの自動運転が始まるとも思えません。
自動運転バイクは趣味として成立するのでしょうか?
ハイテクバイクについてはココ
バイク離れは続くよどこまでも!まとめ
バイク離れは20年以上続いています。
ninja250をはじめとする250ccクラスのヒットで少し持ち直しましたが、危篤状態は変わりません。
他人にバイクに勧めるのはあり得ないけれど、バイク人口が減りバイクの流通が無くなるのは困る。
今、バイク好きが出来ることをしよう。
- バイクサブスクの利用
- バイク好きの親から子への草の根運動
- 車に譲ってもらったときの挨拶
- ツーリング先での立ち振る舞い
本当は、イケメンがバイクに乗るのが一番早いけどね!
それをいっちゃ、オシマイ。
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