寒い日に、バイクで出かけようとバイクのエンジンスターターを押します。
『シ~~ン!』
エンジンが掛からない!
どうしよう?
そんな疑問を解消します。
エンジンが掛からない理由
- バッテリーの化学反応が低下
- オイルが固く抵抗が大きい
エンジンが掛からないときの解決方法5選
- 別の手段を探す
- ロードサービスを呼ぶ
- ジャンプスタートする
- レッカーする
- 出掛けない
緊急事態こそ、まずは落ち着こう。
慌てて何かすると、事態を悪化させるだけです。
まずは、一歩下がって全体を眺めてみよう。
そして、こんな時にどうすれば良いのか?
この5選を思い出して欲しい!
また、PCXの場合は、コッチの理由かもしれない
寒い日にエンジンがかかりにくい理由 2選
冬は、他の季節に比べエンジンがかかりにくくなることが多い。
なぜ、冬にエンジンが掛かりにくくなるのか?
原因は2つ。
- バッテリーの化学反応が低下
- オイルが固く抵抗が大きい
1. バッテリーの化学反応が低下
正極:NiOOH+H2O+e– → Ni(OH)2+OH–
負極:MH+OH– → M+H2O+e–
難しい理屈は、偉い人に任せればいい。
要は、バッテリーは化学反応で電気を蓄えたり・取り出したりしてます。
化学反応は、温度が高いほど活性化します。
だから、寒い冬には化学反応が起きにくいので電気がチョットしか取り出せない。
エンジン始動には、大電流が必要です。
なのにチョットの電気しかないのでエンジンが掛からないのです。
2. オイルが固く抵抗が大きい
約-20℃から凝固し始め,約-98℃で完全に固化
難しい理屈は、偉い人に任せればいい。
要は、エンジンオイルも凍ります。
上の実験では、-20℃になると凝固が始まりました。
そこまでいかなくても、寒くなるとエンジンオイルはドロドロに固くなる。
寒い時にエンジン始動するには、それだけ抵抗が大きい。
ドロドロのオイルをかき回すには、エンジンを掛けるには大量の電気が必要なのです。
バッテリーが弱ってると大量の電気を供給できなくて、エンジンが掛かりにくくなる。
エンジンがかからないときの解決方法
解決方法は5つ。
- 別の手段を探す
- ロードサービスを呼ぶ
- ジャンプスタートする
- レッカーする
- 出掛けない
1.別の移動手段を探す
朝は誰もが忙しく、時計の針の進みが早く感じられます。
あわてて支度をして、いざ出発!と言う時にバイクのエンジンが掛からないと焦ります。
あわてると、いい結果は出ない
事態を悪化させるだけ
わかっていても、エンジンが掛からないと何度もスターターを押してしまいます。
『エッ?』
何が起きているのが理解不能になります。
固まっていても仕方ない。
素直にあきらめて
車・電車等、他の移動手段に乗り換えるのをまず考える
時間がとれる状況になってからゆっくりやろう
いきなり解決になってませんが、
- あわててバッテリーを調べてもショートさせて壊すだけです
- スターターを押し突けても、バッテリーが上がるだけです
人間、あきらめが肝心です。
探すのをやめた時に見つかるのと、同じ考え方です。
- キルスイッチが入っていた
- サイドスタンドが出ていた
良くある話です。しかし、急いでいる時には気づかないものです。
まずは諦めるのが、一番のおすすめ。
翌日になったら、呆気なく原因が解ることも多い。
2.JAF、保険のロードサービスを呼ぶ
プロに任せるのも賢い選択です
⇒ JAF公式サイト
JAFは車だけでなくバイクのロードサービスも行っています。
バイク保険のロードサービスではやってくれないこともJAFはやってくれる。
例えば、JAFはパンク修理をしてくれるけど、バイク保険では現場作業はしてくれず問答無用でレッカーで整備工場行きになる。
- JAFのロードサービスは、『人』に付帯
- 任意保険のロードサービスは『バイク』に付帯
したがって、JAFに入っていれば車もバイクもレンタカーだってロードサービスが受けられます。
自分であれこれやっているより、プロに任せた方が安心です。
JAFには任意保険のオマケとは違う安心感があります。
JAFの詳細なら
3.ジャンプスタートで逃れる
ジャンプスタートをやったこと有りますか?
バッテリーが上がってて、急いでエンジンを掛けるならジャンプスタートです。
他の電源から電気を借りてエンジンをスタートさせる事をジャンプスタートと言います。
元気な車を持ってきて、バッテリー同士をブースターケーブルで繋いで電気を借ります。
プラスマイナスを繋ぐ手順を間違えるとショートします。適当につなぐのはNG。
何故、『ジャンプ』なのか。
低くなったバイクのバッテリー電圧を、電気を借りて正常電圧に上げるから 上げる ⇒ ジャンプ くらいしか思いつきません。
きっと誰か偉い人が考えたのでしょう。
ジャンプスタートのやり方は、ココ
ブースターケーブル
このため車にブースターケーブルを常備するのが当たり前でした。
最近はバッテリーの品質や車の充放電管理技術も上がったため、ブースターケーブルを常備している車はまず居ません。
自宅に置いてある人が多い。
大容量モバイルバッテリー
ジャンプスタートは危険な作業だったけど、今はモバイルバッテリーを繋いで電気を借りるやり方が普及してきました。
安価で高性能なモバイルバッテリーが一般化したためです。
ジャンプスタートも可能なモバイルバッテリーを1つ持っておきたい。
わざわざ車を移動させる事も、ブースターケーブルも要りません。
モバイルバッテリーでのジャンプスタートは手軽に初心者でも出来る。
大容量のバッテリーは、地震や台風などの非常用電源としても重宝します。
とりあえずエンジンが掛かったとしても、バッテリーが上がった原因を調べる必要があります。
キーをオンにしたままだったとか、長期間乗っていなかったとかの理由が有れば良い。
しかし、心当たりがない場合は、バッテリーの劣化やバイクの異常が考えられます。
原因を潰しておかないと再発します。
4.バイクショップにレッカー移動
自己分析・ジャンプスタート・ロードサービスで解決しない場合は、バイクショップに入院です。
本格的にプロに原因分析してもらい、完治させましょう。
⇒ JAF公式サイト
ポジティブに考えよう。
ツーリングの出先で無くて良かった。自宅でトラブルが起きた事に感謝しよう。
後ろ向きに考えても、良い事は一つもない。
5.出かけない
バイクに乗ると、良くないことが起きるのかも?
オカルトを信じる訳ではありません。
だけど、乗りそびれた飛行機が事故に遭うって話、聞きませんか?
エンジンが掛からずに出鼻をくじかれたら、中止するのもいい。
温かくなってから、再チャレンジしてもいい。
もし、時間に追われる忙しい日々を送っているのなら、ゆっくりするように神様のご褒美かもしれない
アマゾンプライムは、サービスの数がものすごい。
なのに500円/月、コスパ良すぎ
- 無料のお急ぎ便
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1つ1つは専門サービスには及ばないけれど、広く浅く楽しむなら、おすすめ!
原因分析~バッテリー交換
キルスイッチなど、ケアレスミス以外で寒い朝にエンジンが掛からないのは、
バッテリーが一番怪しい。
キャブレターの頃は他にも要因はあったけど、インジェクションのバイクでは対策されている。
残っているのは、バッテリー関連。
簡易的なテスターで十分ですが、買うのであればHIOKIが使い易い。
一生使えます。
バッテリー電圧の正常値
- エンジンが掛かっている時は、13.5V〜15Vが正常値
- エンジンが掛かってない時は、12.5~13Vが正常値
⇒ この電圧以下なら、バッテリーが弱ってる
1度上がったバッテリーが復活することはありません。
またすぐにエンジンが掛からなくなる可能性大!
バッテリー交換の時期です。
放置していると、またエンジンが掛からなくて困る事になる。
寿命になったらココ
交換バッテリーの検索
バイクによって、適合するバッテリーのサイズが決まっています。
大きさが違うと付けれません.
まず、自分のバイクに合うバッテリーを探すことから始めよう。
PCXのバッテリーなら、ココ
バッテリー交換
バイクに合ったバッテリーであれば、交換は付け替えるだけの容易な作業です。
+-ハーネスを付け外しする順番だけ注意しよう。
おすすめのバッテリーは、GSYUASA。
GS YUASAは他社の倍近い値段がしますが、安心の日本メーカーです。
しかし、中華バッテリーでも使えているというひともいます。
自分の運を試してみる?
バッテリー交換方法は、ココ
寒い日にバイクのエンジンが掛からないなら まとめ
あわてない事が、一番大切です。
エンジンが掛からない理由は色々あります。
- まずは、キルスイッチ・サイドスタンドを確認します
- それでだめなら、バイクをあきらめて他の移動手段が可能か考える
- ジャンプスタートなら、モバイルバッテリーが有効
- プロに任せるなら、JAFロードサービスし、原因不明ならレッカー
バッテリーは経年劣化するので3年目安で交換と言います。
しかし、不具合が起きていないバッテリーを交換するのは、勇気が要るのも確か。
寒い日の朝は、日頃の行いを悔いて、お祈りしてからエンジンスタートしよう!
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