PCXは、125ccクラスで人気のバイクの1つ。
買って後悔することは無い。
でも完璧かと言われると、そうとも言い切れない。
PCXの何が不満なの?
どう改善して欲しいの?
そんな疑問を解消します。
PCXの改善要望は21項目
どれも致命傷では無いけれど
フルモデルチェンジで対策されると嬉しい
- サスの突き上げ軽減
- USBケーブルを出しても閉まるフタ
- ラゲッジボックス容量の拡大
- パーキングブレーキ
- ラゲッジボックスにランプ
- 足つき改善
- 給油口が開きにくい
- ホーンとウインカーSW
- ハンドルロックから一気にON
- グローブボックスの容量拡大
- ヘッドライトの光量アップ
- シートをハンドルスイッチの干渉
- 使いやすいクラブバー
- フロントスクリーンの延長
- カバーはずさずキャリア
- キャンディカラー
- PCX200
- 燃費の向上
- タイヤを細くし燃費
- 足元の風巻き込み
- 価格
こんな内容を知って、スッキリしよう。
3代目PCX(KF30)に2年2万Km、4代目PCX(JK06)に2年2万Km。
実際に4年以上乗り続けて感ている改善要望です。
カスタムで自分好みにする方法もあるけれど、次のフルモデルチェンジで対策されてると嬉しい。
PCXのモデルチェンジで望む、21の改善点
PCXは、125ccの販売台数1,2位を争う人気モデルです。
2010年に初代PCXが日本で発売されて以降、10年以上も人気を保ち続けてます。
街乗りに、ツーリングに、どんな使い方にも答えてくれます。
だけど欠点が無く完璧かと言われると、そうでは無い。
過去のモデルチェンジ毎に改善され続けているけれど、もう1つ高い期待値に答えて欲しくなる。
そんな次期モデルに期待したい改善点を上げておこう。
1.サスの突き上げ軽減
アスファルトの段差で『ガツン』と腰に来る
サスにもっと動いて欲しい
PCXのサスは、仕事が嫌い。
段差のショックを吸収せずに、腰を砕こうとしてきます。
- 初期動作が渋いだけ、距離を走ればまろやかになる
- バネが硬いだけ、スポーツに振ってあるから
そう思ってた頃もあったけど、
単にサスの精度が今1つで、動かないだけな気がします。
オーリンズを望むわけじゃ無いけれど、もう少ししなやかに動くサスになると嬉しい。
社外品に交換してしまえば救われるけどね
2.USBケーブルを出しても閉まるフタ
- グローブボックスのパッキン形状の見直し
- USBケーブル通すための穴を別途用意
USBケーブルを出しても閉まるフタでないと、せっかくのUSBコネクタが生きない
ハンドル左下のグローブボックス内に、USBコネクタが用意されてます。
スマホナビの電源をそこから取りたいところですが、USBケーブルを繋ぐとグローブボックスのフタが締まらない。
雨侵入を防ぐためのパッキングがケーブルに干渉するためです。
フラットなUSBケーブルであれば、通せる可能性は有る。
しかし一般的にはUSBコネクタを使おうとすると、グローブボックスにスマホを入れて充電するしかない。
スマホナビには使えないので、別途ハンドルにUSB電源を付けることになります。
せっかく標準装備としてUSB電源コネクタあ有るのだから、使い易いように改善されると嬉しい。
3.ラゲッジボックス容量の拡大
PCX(JK05)のラゲッジボックスは30L
容量はあるが、形状がいびつなので意外と入らない
30Lの容量はあるけれど、底面の形状も凸凹してる。
被さるシート裏面の形状も凸凹してる。
結果的に、意外と入りません。
ヘルメットを入れると、後端の浅い部分しか残らないので何も入らない。
ヘルメットロックを付けて、ヘルメット収納は諦めるしかない。
C.G.CはPCXのメッキと同じ質感なので、後付け感が無くヘルメットが固定できる。
4.パーキングブレーキ追加
スクーターは、ギアを入れて停車が出来ない
パーキングブレーキは必須
マニュアル車なら、1速に入れて駐車しておけば坂道で動き出すことは無い。
けれどスクーターはギアを入れて駐車できないので、坂道で動き出してしまう。
ブレーキを掛けた状態で駐車しておける、『パーキングブレーキ』が欲しい。
別途ブレーキ系統を作るのは大変だけど、ブレーキレバーを掛けっぱなしにする機構は難しくない。
発色が良い社外品も良いけどね。
5.ラゲッジボックスにランプ
夜のラゲッジボックスは、手探り状態
導いてくれる明かりが欲しい
都市部では夜も照明があるけれど、郊外では真っ暗。
シート下のラゲッジボックスから、何か取り出そうとすると真っ暗の手探り宝探し状態になります。
スマホの明かりを頼りにする方法もあるけど、ラゲッジボックス内にLEDを1つ付けて欲しい。
バッテリーが上がらないように、キーオフで電源OFFするACC電源でぜひ!
ラゲッジボックス内にヒューズボックスがあるので、LEDライトを自作するのも出来るけど。
100均のLEDライトをシート下に吊り下げておくのもいけど。
やはり、標準でLEDライトが付いてると、嬉しい。
6.足つき改善
PCXのシート高は、高い部類ではないけれど
足つきが良いとは言えない
- PCXのシート高:764mm
- ハンターカブのシート高:800mm
- モンキー125のシート高:776mm
- CBR250RRのシート高:790mm
PCXのシート高は、決して高い方では無い。
しかしスクーターとして、PCXのシートは左右に幅が広い。
足置き場のステップボードもあるので、足を左右に広げる形になる。
シート高からイメージするよりは、足つきが悪い。
一般的な170cm日本人体形の人が乗って、カカトが浮く程度。
小柄な人だと、つま先立ちになってしまう。
シートの形状・ステップボードの形状見直しなどで、足つきが良くなると嬉しい。
ローダウンする方法もある。
7.給油口の開き難さ改善
時々、給油口が開かなくなる
ガソリンスタンドで開かなくなると、結構焦る
PCXの給油口はキー操作で開けるけれど、時々開かなくなる。
給油口フタのロック機構の精度が悪いためです。
ロック部が引っかかって開かなくなるので、チョッと削るか、シリコンスプレーで治ることは治る。
けど、ガソリンスタンドえ開かなくなると、結構焦ります。
もうチョッと、精度を上げて欲しい。
直し方は、ココ
8.ホーンとウインカーSWの入れ替え
ホーンが上、ウインカーが下
そう擦り込まれてる人は多い
長年、バイクの左スイッチは、ホーンが上、ウインカーが下と決まってました。
しかしホンダは、ウインカーが上・ホーンが下に変えました。
コッチが世界標準だそうです。
しかし、長年慣れ親しんで体に染みついたものは、なかなか治らない。
交差点でウインカーを点けるつもりでホーンを鳴らしてしまい、前の車と気まずい空気になることがあります。
今更、元に戻す気は無いでしょうね。
9.ハンドルロックから一気にON
ハンドルロックで駐車してる状態から
一気にワンアクションでキーONに出来ない
防犯のため、カギマークのハンドルロック位置にして駐車しておこう。
しかし出発するときは、ハンドルロックから一気にキーONまで回すことが出来ない。
スイッチを押し込みながら回しても、OFF位置で一旦止まる。
OFF位置でスイッチを押し込み直してON位置にしないといけない。
チョッとしたことだけど、面倒。
10.グローブボックスの容量拡大
グローブを入れるためのグローブボックス
もうちょっと大きくならない?
ハンドル左下にフタ付きの小物入れ『グローブボックス』があるけれど、小さすぎ。
500mlペットボトルが入るというけれど、出し入れし易いとは言えない。
細長くて奥深いので、今一つ使い道が見つかりません。
もう少し開口部を増やすとか、出来ないかな。
11.ヘッドライトの光量不足解消
LEDヘッドライトは拡散しないので、暗く感じる
夜道で安心なヘッドライトになると嬉しい
LEDヘッドライトのバイクに全般に言えることだけど、見た目より暗く感じる。
従来のハロゲンのように周辺に拡散しない光なので、明暗がはっきりするためかもしれない。
街乗りで自分の存在をアピールする分には申し分ない光量だけど、真っ暗な夜道では不安がともなう。
慣れの問題では済まない。
もっともっと明るいLEDヘッドライトになって欲しい。
補助灯をつける?
12.シートとハンドルスイッチの干渉解消
シートを跳ね上げると、ハンドルスイッチに当たってしまう
ホーンが鳴ってしまうことも
ガバッとシートが開くのは嬉しいけれど、
勢い余ってホーンスイッチを押してしまうのは、何とかして欲しい。
稀にキルスイッチを押してしまい、エンジンが掛からずに焦ってしまうことも。
どちらも心臓に悪い。
シートを開度のストッパーを付けるとか、ダンパーでゆっくり開閉するとかになると嬉しい。
13.使い易いクラブバー
PCXのクラブバー
カッコ良いけど、つかめない
カウル一体となっており、とてもスタイリッシュ。
だけど、これで2人乗りするのは、チョッと怖い。
通常のクラブバーのように穴が開いて無いので、掴んで体を支えるのが難しい。
荷物を固定するためのフックも無いので、荷物も載せにくい。
NMAXのようなクラブバーだと、実用的です。
スタイルをとるか、実用を取るか。
14.フロントスクリーンの延長
PCXのフロントスクリーン
防風には役立ってないい
見た目は精悍だけど、風を遮ってはくれません。
走行風をまともに胸にヘルメットに受けてしまう。
気になるなら、ロングスクリーンに変えろという意図かもしれない。
高さが可変するスクリーンがベストだけど、コストアップは勘弁してほしい。
ロングに変えると生活感が出るので諸刃だけど、あと数cmスクリーンをのばして貰えないかな。
15.カウル外さずにキャリア装着
リアキャリアを取り付けるには
リアカウルを外さないといけない
PCXにリアキャリアを付けて、トップケースを乗せようと思う人は多い。
シート下のラゲッジスペースに、トップケースを付加すれば、積載王になれる。
道の駅で野菜を買ったり、ロングツーリングしたり、想いがまま。
PCXは、リアキャリア取付用のねじ穴が標準で用意されてます。
黄色で囲った部分のリアカウルを剥がせば、ネジ穴が出て来る。
しかし、黄色で囲った部分の止めネジは、カウル裏側にあります。
外そうとすると、リアカウルをゴッソリ外さないといけない。
カウルを割る危険があるので、ちからづくではやらない方が良い。
カウルの構造を知って丁寧に作業しないと、カウルを割ってしまい悲しい結果になる。
カウルを外さなくても、ネジ穴のカバーが外せるようにはならないものか。
16.キャンディカラー
地味なカラーリングが多い
イエローやトリコのPCXを復活させてほしい
写真は、ブラジルホンダのPCX。
対して日本は、白・黒・グレー・マットカラーなど、地味なカラーリングばかりなのが、残念。
かつてはキャンディカラーのPCXがラインナップされていた時もありました。
元気が出るビタミンカラーを是非、出してほし。
キャンディ缶から飛び出したような、透明感あるカラーのPCXを待ってます。
17.PCX200
PCX160がチョッと頑張って、PCX200
思い切り頑張って、PCX230
PCX160は、高速道路・自動車専用道路を走れるPCXとして人気です。
日本中、どの道でも走れるのは嬉しいけれど、160ccで高速は辛い部分がある。
せめて200cc、頑張って230ccになれば、余裕が出て高速道路も我慢せずに済みます。
フォルツァの大きさ・豪華装備は要らないので、エンジンだけ変更で何とか。
125ccと同じコンパクトな車体のまま、排気量アップを願います。
でないと、PCXじゃなくなってしまう。
18.燃費の向上
環境対策・騒音対策で、PCXの燃費が落ちてきてます
もう1度、普段使いで50km/Lに戻らないものか
PCX(JK05)の燃費はWMTCモード値 48.8km/L。
先代のPCX(JF81)とほとんど同じ値だけれど、実燃費は10%程度落ちてます。
クチコミでも、先代PCX(JF81)より燃費がおちたという声をよく聞く。
PCX(JF81)で50Km/Lは容易に出せた燃費だけれど、PCX(JK05)では田舎道を一定速度で走り続けないとムリ。
EUROxxとかいう環境規制のために力を削がれてる。
環境対策を10%程度の燃費減でクリアしてるから立派だとも言えるけど、もっと頑張って欲しい。
普通に使って、50km/L走ると嬉しい。
愛車のPCX、カタログ燃費52.9km/lよりかなり燃費が良い。
— George (@Yagi_George) August 8, 2019
バイクとか全く詳しくないから、逆にどこか悪いんじゃないかと不安になる😅 pic.twitter.com/Zt9XhOgjPP
19.細くて燃費の良いタイヤ
PCXのリアタイヤは、太く立派になったけど
細くて低燃費タイプもあっていい
- PCX(JF81):リアタイヤ 120/70-14
- PCX(JK05):リアタイヤ 130/70-13
かつて、PCXのリアタイヤは細くてカッコ悪いと言われてました。
4代目PCXになって、120mmから130mmに幅がアップして立派になった。
けれど、PCXに130mmが必要なのだろうか。
太くなったために、燃費が悪くなったりハンドリングが悪くなったりしてないのだろうか。
見た目より実を取る、細いタイヤバージョンがあったら嬉しい。
20.足元の風巻き込み防止
フロントサイドからの風の巻き込みが大きい
足元への風が減らないものか
PCXはフロントサイドがえぐれている。
サイドから走行風が足元に侵入してくるので、寒い。
えぐれた形状にしてある目的が解らないが、塞いでもらえないだろうか。
デイトナより、後付けサイドバイザーは出ているが、純正で形状見直しされるのを望みます。
現行型に後付けするなら
21.価格据え置き
モデルチェンジで価格アップは世の常だけど
PCXはみんな飲み方、据え置きで
原材料高騰のあおりを受けて、何でも値上がりしているのは解ってるけど
世界戦略車のPCXは、立ち向かってほしい。
フルモデルチェンジでも、価格据え置きで。
他のバイクで儲けるとして、PCXはみんなの味方になって欲しい。
保険も入らなくてはいけないしね
PCXのモデルチェンジで望む、21の改善点 まとめ
色々とダメ出ししてきたけど、PCXが不満だらけの悪いバイクな訳じゃない。
這えば立て立てば歩めの親心です。
PCXは、まだまだ先に行ける。
これまで以上の楽しい世界を見せてくれる力を持ってます。
ここで挙げた21の要望が、1つでも次のPCXで実現されていることを願ってます。
次のモデルチェンジが楽しみで仕方ない。
合わせて読みたい