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スクーターの比較!『かわいい』、『かっこいい』どっちを選ぶ?

スクーター選び 125ccと150cc

スクーターには、2タイプがあります。

  • かっこいい足元が盛り上がったPCXタイプ
  • かわいい足元がフラットタイプ

何が違うの?

フラットでない部分には、何が入ってるの?

そんな疑問を解消します。

足元が盛り上がった部分には、フレームが入っていてます

だから、足元が盛り上がったPCXタイプは、剛性が高くスポーティ

逆に足元がフラットタイプは、足元に荷物が載せられて便利

  • 生活の足に使うなら、フラットタイプがおすすめ
  • 週末の遊びメインなら、PCXタイプがおすすめ

こんな内容を知って、バイク選びの参考にしよう。

あなたは、かわいいスクーターとかっこいいスクーターのどっちを選ぶ?



スクーターの比較!『かわいい』、『かっこいい』の違い

PCXタイプの盛り上がった部分にはバイクのフレームが入ってます

フレームが入って盛り上がっている部分は、『センタートンネル』と呼ばれます。

そこには、フレームが入ってる。


スクーターはフレームがカウルでおおわれているので、

フラットフロアとPCXタイプの差は

  • 足元がフラットか
  • 膨らんでいるか

だけの差です。

しかし、フレームだけ見ると大きく違う。

どちらの構成にするかは、スクーターのキャラクターで決まります



足元が膨らんでるのは、三角フレーム

三角フレームのあるPCXのフレーム
photo by Honda

PCXタイプのフレーム絵です。


自転車と同じような三角のフレームが見て取れます

エンジンを下から支えるフレームが左右に広がった

ダブルクレドールフレーム 」 と呼ばれるフレームタイプです。


三角の構造は、剛性が高くなるので構造物でよく使われる。

フラットフロアタイプのフレーム

フラットフロアスクータのフレーム
photo by TTNET.

フラットフロアタイプのフレーム絵です。

PCXのフレームと比べると、パイプの少なさが一目瞭然です。

自転車と同じように、乗り降りの邪魔になるフレームを省略した形状です。

エンジンの下側にしかフレームが無いので「アンダーボーンフレーム 」 と呼ばれてます。



アンダーボーンフレーム は、折れてしまわないの?

もちろん、折れない

しかし、剛性は劣る

PCXと比べると、これで大丈夫か心配になります。

しかし、太いパイプを使うなどしてるので、実用に支障は有りません

けれど、車体前部と後部のつなぎが立体的でないため、剛性は劣ります。




一般ユーザーの普通の使い方で、剛性の違いが乗り味に影響するかは微妙。

だけど、乗り比べるとなんとなく違いはわかる。

PCXタイプの足元が盛り上がってる方が、『カチッ』して安心感があります。


どちらにしても、バイク保険は必須



自転車にも、乗り降りしやすいタイプとスポーティなタイプがある

自転車にも、乗り降りしやすいタイプとスポーティなタイプがある

バイクと同じように、自転車にも2種類あります。

  • 前三角がしっかりあるスポーティな自転車
  • スカートでも乗り降りしやすい、フレームが下にしかない自転車



バイクと同じ関係です。

スポーティな自転車

ポーティな自転車
photo by Bridgestone

スポーティに走るなら、剛性感のある自転車。

三角形はどの方向から力が加わっても剛性があるためしっかりした乗り味になります。

見た目はかっこいい



乗り降りしやすい自転車

乗り降りしやすい自転車
photo by Bridgestone

日常の足としては、乗り降りしやすい方が使い易い。

見た目もかわいい


現行のスクーターラインナップを見比べるなら




スクーターの比較!『かわいい』、『かっこいい』のメリット・デメリット

フレームの違いで外観が変わ

PCXタイプには、フレームが入ってて剛性感があるのはわかった。

けど、それが使い勝手にどう影響するのかが、気になります。


『かっこいい』PCXタイプのメリット・デメリット

PCXタイプのメリット・デメリット

フラットタイプとPCXタイプ、どっちが優れてるかは、使い方で変わってきます。

PCXタイプのメリットが生きるのか、デメリットが目につくのか。


メリット

メリット

しっかりした乗り味になります。

車体がよれないので、ハンドリングが素直で気持ちいい。


250ccクラス以上のスクーターは全てPCXタイプになります。

大パワーと重量を受け止めるには、PCXタイプでないとムリだからね。




デメリット

デメリット
  • 乗り降りがしにくい
  • 足元に荷物が載せられない



センタートンネルをまたいでのるので、スカートでは乗り難い。

足元に荷物が置けないのが、不便です。

キャリアに荷物を縛り付けるしかない


PCXタイプは、ツーリングも楽しい





『かわいい』フラットタイプのメリット・デメリット

かつて50cc全盛期には、フラットタイプが多かった。

日常の足として通勤・通学、お買い物に使うには、フラットタイプのメリットが輝きます。


しかし、ヘルメット・免許ともに不要な、電動アシスト自転車の台頭により

フラットタイプの需要は電動アシスト自転車に流れ、バイクが趣味のものになりました。

それと共に、フラットタイプ派は減ってきてる。

メリット

メリット
  • 乗り降りしやすい
  • 足元に荷物が載せられる

スカートでも乗り降りし易くて便利。

何より、足元に荷物が置けるのがうれしい。

バイクは収納が少ないのが弱点です。

足元にチョット荷物が置けると日常の使い勝手がいい。

  • 通勤・通学のバッグを足元に置く
  • 買い物で増えた荷物を足元に置く
  • 灯油を買って帰る


普段使いには、フラットブロアは便利すぎる。



デメリット

デメリット

ライダーの入力に対して、バイクの反応は1テンポ遅れます。

ダルな乗り味になりがち。

利便性とのトレードオフなので仕方ありません。

かわいい外見のフラットスクーターで飛ばしてもかわいくないしね。




フラットフロアに荷物を置くのは、違法では無いのか?

フラットフロアに荷物を置くのは、違法では無いのか?

厳密には違法だけど、検挙された話は聞かない

ただし、走行中に荷物を落として後続車が事故ると大問題

絶対に落とさないで

荷物は、固定して運ぶ必要があります。

  • リュックで体に固定
  • バイクの荷台に固定

固定せずに荷物を運ぶのは、厳密には違法。

転落等防止措置義務連反で、1点5千円


左右に30cm以上はみ出して乗せるのも、違法。

積載物大きさ制限超過違反 1点5千円


実際に検挙された例は、聞かない。

けど、違法なので堂々と足元に置くのはチョットね。



万一、落としたら大問題

万一、落としたら大問題

走行中に、万一荷物を落としたら、只では済まない

荷物が壊れるだけで済めば良いけど、後続車にぶつかったら笑えない

避けようとして、事故を引き起こすかもしれない。


転落積載物等危険防止措置義務違反で、1点5千円


道路交通法の罰金は少ないけれど、損害賠償はこんな金額では済まない。

最近の車はドライブレコーダーが付いてるのが当たり前。

荷物を落としたまま逃げようとしてもムダです。

逃げ切れないからね!

素直に謝ろう




スクーターのタイヤ交換なら、ココ




フラットフロアスクーターの剛性を上げるカスタムパーツ

フラットフロアスクーターの剛性を上げるカスタムパーツ

フラットフロアタイプの剛性が不満なら

カスタムパーツで剛性を上げることができます。


強化フレーム

カスタムパーツ
photo by KOSO

無理やり感がありますが、スクーターレースをやっている人の間では 定番のカスタムです。

ただの棒に見えますが、

フラットフロアのヤマハ シグナスXに装着して剛性を上げる追加フレームです。

フラットフロアは、台無しになります

しかし、つっかえ棒を入れることで、スクーターの剛性は上がります。



スクーターに似合うヘルメットは、ココ



スクーターの比較!『かわいい』、『かっこいい』、どちらが人気なのか

かわいいとかっこいい、どちらが人気なのか
  • スクーターが生活の足なら、かわいいフラットタイプ
  • スクーターがレジャー用途なら、かっこいいPCXタイプ

フラットの方が足元に大きな荷物を置けるので利便性が高い。



日本では、どっちが人気なのか

日本での人気

本ではフラットフロアもセンタートンネルも、ともに売れてます。

フロアトンネルのあるPCX、NMAXなどが人気ですが

アドレスV、シグナスXなどもコンスタントに売れてます。

日常の足としてのかわいいフラットフロアと、

趣味の対象のかっこいいセンタートンネル

上手く棲み分けができています。



かつては日常の足としてフラットタイプがほとんどでした。

だけど、電動アシスト自転車の台頭でPCXタイプが増えてきてる。



日本ではバイクと車の両方を所有している人が多く

趣味としてバイクに乗る傾向があるのが影響しています。


バイクの本場、台湾ではどっちが人気なのか

台湾での人気

お隣の台湾では、

フラットフロアが大人気

日常の足として、使い倒すならフラットタイプが選ばれる。

KYMCO

KYMCO
photo by KWANG YANG MOTOR CO., LTD

台湾最大のバイクメーカーのKYMCOの100~200ccラインナップは、全てフラットフロアです。

400ccクラスになるとさすがにフラットフロアではパワーが受け止められないのか

センタートンネルタイプが出て来ますが、300ccまではフラットフロアです。




インドでは、どちらが人気なのか


インドでは、フラットフロアが大人気

世界中で売られるバイクの3分の1がインドで売られてます。

世界最大のバイクマーケットであるインドでも、フラットフロアが人気です


HERO

HERO

インドのトップシェアのバイクメーカーHERO

日本の1年分のバイク販売台数を、 1ヶ月でインド国内で売ってしまいます。

そんなHEROのスクーターラインナップは全てフラットフロアです




インドは世界一のバイク王国です。




スクーターの比較!『かわいい』、『かっこいい』どっちを選ぶ? まとめ

インドでの人気

スクーターのフラットで無い部分には、バイクのフレームが入ってます。

スクーターのキャラクターによって使い分けられます。

海外では、スクーターに実用が求められることが多いので フラットフロアが多い

日本では、実用の需要と趣味的な需要があり、両方とも人気があります。

街乗りで乗り降りが多いならかわいいフラットフロアが便利。

大荷物を足元にに置けるのもメリットですが、バランスを崩すと大変なのでほどほどにね。


PCXタイプはガッチリしてるので、バイパスを高速で走っても安心感があります。

スポーティに走るのならかっこいい剛性の高いPCXタイプがおすすめ。

どっちのタイプもメリットがあるので、1つに集約されることはありません。





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