バイクツーリングは楽しい。
けれど、一日走った後は、体がボロボロに疲れてませんか?
バイクに慣れるまでは、バイクから降りたら自力で立てなかったりします。
なぜ、バイクはこんなに疲れるの?
疲れない方法は無いの?
そんな疑問を解消します。
バイクが疲れる原因は6つ
- 振動による疲れ
- 走行風による疲れ
- 間違ったライディングフォームによる疲れ
- スピードによる疲れ
- 同じ姿勢をし続けた疲れ
- 騒音による疲れ
チョットした工夫やアイテムで、疲れにくくすることは可能!
こんな内容を知って、スッキリしよう。
車は目的地に向かう移動だけど、バイクは走ること自体が楽しい!
楽にバイクに乗る方法を知れば、もっとバイクが楽しくなる。
1.振動による疲れ
バイクにただ跨って座ってるだけに見えるけど、
振動で筋肉を結構使ってるので疲れる
エンジンの振動、路面からの振動が常に体を揺さぶるので疲れる。
車や電車も振動するが、バイクほどではない。
バイクはバネ下重量とバネ上重量の比が小さいので、どうしても体に伝わる振動が大ききなる。
揺さぶられることに体の各部が反応します。
筋肉が緊張・弛緩を繰り返し筋疲労してしまう。
振動対策には、いろんな方法があります。
体のどこが一番疲れるのか、それによって対策を使い分けよう。
- バーエンドの交換
- 振動吸収グリップ
- ゲルザブ
- 大型バイクをレンタル
いずれにしても大前提は、ニーグリップで上半身をフリーにして乗ること
ハンドルにしがみついていては、振動を受け続ける
ニーグリップパッドがあると、ニーグリップしやすい
バーエンドの交換
手のしびれによって疲れるなら、バーエンド交換が効果的です。
重いバーエンドに変えると、ハンドルからの振動が抑えられ楽になる。
重くてカッコ良くて、口コミ評判も高いのがボッシュのウルトラヘビー。
一方、バーエンドが重くなると、ハンドルさばきの爽快感は減る方向です。
安定感が増すともいう。
思った以上にフィーリングが変えられるので、試してみる価値は有る。
振動吸収グリップ
手のしびれには、振動吸収素材を使ったグリップも効果的です。
振動対策には、PROGRIPの製品の評判が高い。
タダの円筒では無くて手の握り形状になってるのがイイ。
自然と手の力が抜けて、ハンドルにしがみつくクセの矯正にもなる。
ゲルザブ
おしりから伝わる振動で、腰が痛くなるのであればゲルザブ。
各社から似た商品は出ているけれど、やはり本家『ゲルザブ』がイイ。
ゲル素材が内包されているので、バイクの振動が伝わりにくくなります。
足つきが気になると思うけど、厚さ12mmしかないので大きな問題にはならない。
使うまでのハードルは高めの商品だけど、使うと手放せない。
大型バイクをレンタル
普段づかいは小排気量で、
年に1,2度大型バイクをレンタルして、ロングツーリングするスタイルも楽しい
年に1度のロングツーリングには、大型バイクをレンタルしてみるのも楽しい。
排気量の大きなバイクは、同じ速度で走ってもエンジン回転が低いので振動は小さくなります。
振動が少ないのが、大型バイクだと長距離が楽な理由の1つです。
しかし、大型バイクは、所有していると維持費がかさみます。
燃費も悪いし、オイル量も多く、タイヤも高い。
大型に乗る頻度が少なくて、置いておくだけなら勿体ない。
ロングツーリングの時は、レンタルで色んな大型を楽しむのも良い。
高速なら、コレ
2.走行風による疲れ
バイクは風を受けて走るのが、いいところ。
季節感や、その土地の匂いをダイレクトに感じられる。
けれど、風にさらされ続けると、疲れてしまう。
台風はおおよそ秒速30mの風を伴います
秒速30mを時速に直すと、秒速30m = 30m×60秒×60分 = 108km/h
100km/hで高速を走っているのは、台風の中に立ってるようなもの。
疲れない訳がない。
さらに、風でバタつくような服を着ていると、風に持って行かれそうになり、力が入るので余計に疲れれる。
風の疲れ対策は2つ。
- バイクウエア
- スクリーン
バイクウエア
バイク専用ウエアは、風対策が考えられてます。
- 生地が厚めで風にバタつかないようになっている
- 腕やボディがバタつかないように絞れるようになっている
プロテクターも内蔵できるので、バイクウエアを着よう。
好みで選ばばいいけれど、大きなメーカーロゴが無く、バイクを降りても浮かないようなジャケットがおすすめです。
スクリーン
バイクにスクリーンがあると、疲れ方は全然違います。
ネイキッドなら、ビキニカウルだけでも全然違う。
カウルモデルならロングスクリーンに交換すると、効果抜群。
60km/hあたりから、効果を感じることが出来る。
既存のスクリーンの高さが足りないときにチョイ足しするMRAスクリーンも面白い。
3.間違ったライディングフォームによる疲れ
初心者は、ハンドルにしがみ付いて走りがちです。
腕は突っ張り、背中は反り返る。
そんな姿勢では、振動や風のバタつきをいなすことが出来ないし、体にダメージを蓄積してしまう。
体に力が入りっ放しだから、疲れないはずが無い。
ライディングフォームの見直し
腕が伸びきってしまうのは体格的な問題の可能性もある。
けれど、まずはフィッティングを確かめた方がいい。
正しい姿勢でバイクに乗れていますか?
ショーウインドウで、自分のライディングフォームをチェックしてみたい。
自分のフォームは、自分では分かりにくい。
イケてるつもりでも、ショーウインドーの中のライダーにガッカリするかもしれない。
- ハンドルに体重をかけて
- エビぞって
- アゴを上げて
- ヒザを開いて
こんな姿勢が映ってないか、チェックすることから始めよう。
友達に、写真・動画を撮ってもらうのもいい。
フィッティングの詳細はこちら
ハンドル交換
バイクいろんな体形の人にも、それなりに合うような寸法で作られてます。
最大公約数なので、ジャストフィットでは無い。
体格以外にも、経験や好みでもバイクのフィッティングは変わってくる。
ゆったり座って、自然に手を伸ばした先に、自然にハンドルがあるのが理想。
バイクのフィッティングには、ハンドル交換が効果的です。
ホンの数センチだけハンドル位置が手前になっただけで、世界が変わる。
ただし、大きくハンドル位置を変える場合は、ショップに相談した方が良い。
アクセルワイヤ・ブレーキワイヤが伸び切ってしまい、ハンドル切った時に誤動作すると笑えない。
4.スピードによる疲れ
バイクは体がむき出しの乗り物です。
自分の周り、全ての風景が飛び去って行く。
電車に乗っている時に、窓からは横の景色を見続けると目が疲れますよね。
あれがずーっと続くのだから、疲れない訳がない。
車はフロントウインドウ越しに見る景色。
バイクは、景色の中に飛び込んでいく感覚。
スピードを落として景色を楽しむ
スピードは楽しい
それは認める
けれど、タイムを競っている訳では無いのだから、
もっとバイクに乗ってる時間を楽しもう
当たり前だけど、スピードを落とすのが一番効く。
スピードを落として、上半身を起こせば景色が見えてきます。
アスファルトの先しか見ていなかった目線が、美しい風景に広がる。
バイクの楽しさは、幅広い
バイクの楽しさの1つが『スピード』であるのは、間違いありません。
恐怖をねじ伏せてコーナーに飛びみ、クリアできた喜びは素晴らしい。
レッドゾーンまでぶん回して、車では有り得ない加速を味わうのも、楽しい。
でも、バイクの楽しみはそれだけじゃない。
桜の美しい場所をバイクでトコトコ探し、ラーツーで一服するのも楽しい。
慌てない、慌てない。
5.同じ姿勢をし続けた疲れ
バイクが楽しくて走り続け、気が付くと3,4時間走り続けてたりする。
ずーっと同じ姿勢で乗ってる。
体が強張らない訳がない。
肩や腰が固まって、コチコチになってませんか?
休憩とストレッチ
ありふれた解決策だけど、
『2時間に1回は休憩して、ストレッチ』が一番効く。
バイクで走りながらおしりの位置を変えてみたり、立ち上がってみるのもいい。
応急処置にはなるけれど、バイクを止めて降りないとリセットは出来ない。
缶コーヒーを飲み過ぎるとトイレが近くなるのは、お約束の注意事項。
6.騒音による疲れ
バイクが無音だったら、寂しい
けど、うるさ過ぎるのも困る
もし、エンジンがなくなってEVバイクだけになっても、これほどバイクに惹かれるだろうか?
音もなく加速するEVバイクは、なんだか物足りない気がします。
かといって、ウルさいエンジンも疲れるけどね。
エンジンのメカ音と共にバイクを盛り上げるのが、排気音。
排気音は、バイクの楽しみの1つなのは認める。
- リッターバイクの低く鳴り響く排気音
- 250ccの甲高い高回転排気音
どちらも、堪らない。
けど、ずっと聞き続けると疲れますね。
エンジン音、排気音、風の音、タイヤの音、ウエアがバタつく音。
音の洪水に、頭がガンガンして疲れる。
ヘルメット交換
ヘルメットは転倒時に頭を守るためだけど、静音にも効果があります。
なんちゃってヘルメットをARAI・SHOEIのヘルメットに変えるとその静かさに驚く。
レーサーレプリカも良いけれど、ビンテージ調のヘルメットもいい。
耳栓も効果アリ
なぜ、バイクに乗ると疲れるのか? まとめ
バイクは体がむき出しなのが良いところで、悪いところです。
バイクが疲れやすいのは、悪い面が見えているだけ。
バイクに乗ると疲れる原因は、色々あるけれど、要はバイクが楽しすぎて我を忘れてしまうためです。
疲れる理由を知って、対策すればバイクはもっと楽しめる。
バイクに責任は無いからね!
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