PCXが4代目に刷新されました
型式は
- PCX125が『JK05』
- PCX160が『KF47』
3代目(JK05/KF30)と何が変わったの?
そんな疑問を解消します。
3代目PCXのネガが潰されてるのか?
1.スマートキーの大きさ
2.スマートキーの電池切れ対策
3.USBソケットとフタ
4.トリップメーター
5.グリップヒーターのインジケーター
6.カラーリング
7.前輪ABS標準化
8.後輪のディスク化
こんな内容を知って、スッキリしよう。
3代目PCXに3年乗り、4代目PCXに乗り換えました。
実際に両方とも購入して、乗り比べて感じた変化点です。
PCXは、4代目で完成形になりました。
4代目PCX(JK05/KF47)と3代目の比較!
4代目と3代目の変化点は、多岐に渡ってます。
- 新設計の軽量フレーム
- 新設計4バルブエンジン
- トラクションコントロール追加
- 前輪ABS標準化
- 後輪ディスク化
- メットインスペース拡充
- USBソケット
- PCX150の排気量アップ
4代目PCXの価格
税込み価格 | 3代目PCX(JF81・KF30) | 4代目PCX(JK05・KF47) |
PCX | 348,700 | 357,500 |
PCX150 | 402,600 | 407,000 |
PCXハイブリッド | 440,000 | 448,800 |
これだけ進化して、価格は1万円弱のアップ。
変化点から見れば、十分納得が出来る価格です。
スタイルは、フロントマスクは大人しくなって、ボディはメリハリが強調されました。
好みにはなるけれど、新型が出ると新型の方がカッコよく見えるに決まってる。
大きな変化点については、メジャーなサイトがいくらでも比較してます。
実際に両方を買って、乗り比べました。
スペックの違いでは無く
実際にどう変わったのかの肌感をお教えします
細かいけれど、気になるマニアックな部分を8つ見てみよう。
- スマートキーの大きさ
- スマートキーの電池切れ対策
- USBソケットとフタ
- トリップメーター
- グリップヒーターのインジケーター
- カラーリング
- 前輪ABS標準化
- 後輪のディスク化
1.4代目PCX スマートキーの大きさ
3代目PCXでスマートキーが採用されました。
キーを持っているだけでエンジンスタート出来るのは、車よりバイクの方がメリットが大きい。
ヘルメット・グローブをしてキーを取り出すのは面倒だからね。
便利なスマートキーだけど、
やたらデカくてポケットが膨れ上がるのが残念でした
4代目PCXも、スマートキーのデカさは相変わらず。
残念!
いっそ、スマホアプリにしてしまって、Bluetooth で開錠できればいいのに!
2.4代目PCX スマートキーの電池切れ対策
スマートキーは便利だけど、出先で電池切れになったらどうなるのか?
3代目PCXでは、PCXを特殊なモードに切り替えて、
特殊なIDキーを何桁も打ち込む必要が有りました。
そうすると、キーが無くてもエンジンが掛かる。
操作が複雑すぎて
出先で出来るとは、とても思えない
4代目PCXも同じです。
残念。
唯一進歩したのは、電池切れが近いことを教えてくれる機能がついたこと。
しかし、『グローブボックス内に交換用の電池を忍ばせて置く』
というノウハウは健在のようです。
電池切れ対策は、ココ
3.4代目PCX USBソケットとフタ
グローブボックス内のシガーソケットがUSBソケットに変わりました。
スペックは、『5V、3A以下』。
3Aあれば大画面スマホでも十分給電できるので嬉しいのですが、
問題は、USBハーネスを挟んで、フタが閉まるか
3代目PCXは、ハンドルマウントしたスマホに給電しようとすると
USBケーブルでフタが閉まらず開けっ放しになってしまった。
フラットタイプのUSBケーブルだと閉まる場合もあるが、断線が怖い。
結局、別途ハンドルにUSBコネクタを後付けするしか無かった。
4代目PCXもフタが締まらないのは、相変わらず。
残念!
ハンドルにUSBを付けるのがおすすめ!
4.4代目PCX トリップメーター
3代目PCXでは、トリップメーターは1種類でした。
通常のバイクは2種類あるので
- 燃料計替わり
- オイル交換周期チェック用
この使い方をされてる人が多いと思われます。
PCXは、1種類しか無いのでこれが出来ない。小さいけれど残念な点でした。
2つにするくらい、プログラムをチョチョイと変えるだけ
なぜ、かたくなに1種なのでしょうか
需要はあるはずだけど
4代目PCXもトリップメーターは1つしかない。
残念。
PCXは、オイル交換時期になると『OIL CHANGE』ランプが点く機能があるけれど
あと何kmか解らなので、出来れば数字で知りたいのです。
オイル交換時には、『OIL CHANGE』のリセット操作が必要!
5.4代目PCX グリップヒーターのインジケーター
オプション設定のグリップヒーターだけれど、一度使うともう標準品でいい。
従来は、インジケーターと強弱スイッチが不格好だった。
グリップ埋め込み型になりスマートになった。
これは、素直に朗報!
3代目PCXのグリップヒーターはこんな感じ。
ハンドルカバーの外に出せるので、
ハンドルカンバーをしても目視できるのは、良いけどね!
6.4代目PCX カラーリング
白・黒・赤・マットシルバーの4色展開です。
カラーリングは、相変わらず地味。
好みなので、一概に『残念』とは言えない。
色の好みは、人それぞれだけど
超個人的な希望は、この4色
- パールホワイト
- イエロー
- マットレッド
- マットブラック
かつて日本でも設定されてたイエローは、ぜひ復活させて欲しい
世界には、派手なPCXも居ます。
7.4代目PCX 前輪ABS標準化
従来、PCX125はコンビブレーキで、PCX150にのみ前輪ABSの設定がありました。
- 右手ブレーキ:前輪のみ
- 左手ブレーキ:前後輪両方
コンビブレーキは、普通のバイクに乗り慣れた人にとって違和感を感じがちでした。
規制の絡みもあり、全てのPCXがコンビブレーキからABSに変更されました。
これは、素直に朗報です。
けれど、コンビ好きの方もきっといるはず。
8.4代目PCX 後輪のディスク化
従来、日本向けPCXは全て後輪はドラムブレーキでしたが
今回、全種ディスクブレーキに刷新されました。
実使用上、ドラムブレーキで不足を感じたことは有りませんが、
前輪ディスク・後輪ドラムのため、ブレーキのタッチが異なるのは仕方なかった。
馴れれば、どうということは無いけれどね。
見た目はディスクの圧勝ですね
これは、素直に嬉しい!
変更した理由も見た目、セールス的な要求だと思われます。
NMAXにすり寄ったという見方もある!
ABSが前輪だけなのは、スペック的には残念な点ですが、実使用上は影響ナシ。
後輪ロックして、ズリズリするのも楽しいしね!
4代目PCX(ハイブリッド)のインプレは、ココ
4代目PCX(JK05/KF47)と3代目の比較! まとめ
実際に3代目PCXに2年以上乗って気になった点が、改善されているか見てみたら
改善されている点もあるけれど、従来通りの点もあります。
HONDAの稼ぎ頭 PCXに、抜かりがあるはずも無いので、
マニアック過ぎて、需要が無いのだろう!
ということは、4代目でPCXは完成形になりました。
5代目PCXは、どうなるのか?
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