冬でもバイクに乗りますか?
ハイテク防寒ウエアのおかげで、昔ほど震えずに済むようになりました。
でも、指先は冷たい。
冬グローブをしてても、ブレーキレバーの冷たさで指先が凍えてしまう。
冷えたレバー
何とかならないの?
そんな疑問を解消します。
レバーカバーがおすすめ
千円以下で、レバーの不満を解消してくれる
効果は3つ
- レバー冷たさからの解放
- 指掛りが良くなり、疲労低減
- レバー滑りからの解放
無理やり付けようとすると必ず破れるので、コツを知っておこう
こんな内容を知ってスッキリしよう。
レバーの冷たさなんて些細なことだと思うかもしれない。
でも、防寒対策はウエア1枚で解決するほど簡単じゃない。
アンダー・ミドルウエアを始め、複数アイテムの総合力が問われます。
レバー対策も侮れない。
【防寒対策】レバーカバーのすすめ!
バイクは夏だけのものじゃない。
冬の張りつめた空気を切り裂くのも、清々しくて気持ちいい。
けれど、寒いのは勘弁ですよね。
人の体は、末端に行くほど寒さを感じやすく出来てます。
末端まで温かい血液が届きにくいからね。
だから冷え切ったブレーキレバーを握ると、指先から冷たさが凍みます。
- 冬用の防寒グローブをしてても、操作性を考えて手のひら側は薄め生地が多い
- グリップヒーターを付けても、レバーを温めてはくれない
冷たいレバー対策は、レバーカバーしかありません。
レバーカバーの効果は寒さ対策だけでなく、3つあります。
- レバー冷たさからの解放
- 指掛りが良くなり、疲労低減
- レバー滑りからの解放
1.レバー冷たさからの解放
レバー冷たさへの対策が主目的
スポンジ製のレバーカバーがおすすめ
何と言っても、レバーの冷たさを緩和するのが主目的です。
夏に日なた駐車した時のアツアツのレバーも難儀だけど、凍ったレバーの比じゃない。
レバーカバーの断熱素材が、レバー冷たさを遮断してくれます。
スポンジ素材のレバーカバーがおすすめ
スポンジ・ゴム・シリコンなどの素材があるけど、
スポンジ製の断熱が一番いい
いろんな素材を使ったレバーカバーがあります。
でも、断熱という観点ではスポンジ製が一枚上手です。
ゴム・シリコンの方が丈夫だけど、その分薄いので冷たさを指に伝えてしまいがち。
一番効果を感じられるのは、スポンジ製です。
その替わり、寿命は1シーズン。
使い方にもよるけど、2年目には劣化し割れてきてしまう。
高価なものでは無いので、良しとしよう。
2.指掛りが良くなり、疲労低減
レバーの指掛りが良くなるので、レバーを握りしめなくて済む
レバーとグローブの摩擦が増えるので、軽くレバーを引けるようになります。
指に力を込めて握らなくても、自然にレバーが引ける。
小さな違いだけど、バイクに乗ってる間ずっと続くので、大きな違いになります。
ロングツーリングで、レバーを握り過ぎて手が痛くなったことは有りませんか?
そうなるまでの時間が長くなります。
3.レバー滑りからの解放
素手で乗ったり、雨の日に乗るなら
レバーの滑りが気になりませんか
レバーカバーをすることで、レバーが滑ることが無くなります。
レバー引き始めに感じるチョッとした差。
普段は意識しないけど、滑り易い状況下では差が出て来ます。
些細なことだと無視するのもいいけど、こだわればストレスフリー。
レバー交換とともに
おすすめのレバーカバー
見た通り単純なパーツなので、どれを選んでも大差ないと言えば大差ない。
見た目で選ぶのも良いし、定番のものを固く選ぶのもいい。
定番のレバーカバー 【キタコ・キジマ】
キタコ:
- 全長:98mm
- スポンジ
キジマ:
- 全長:90mm
- スポンジ
キタコ・キジマの両巨頭が定番です。
違いは、キタコの方が98mmとチョッと長い。
- ショートレバーを使ってるか?
- 何本の指でレバーを引くか
自分の使い方で選んでも良いし、単純に安い方でもいい。
どちらを選んでも後悔はしない。
定番を外すなら
各アフターパーツブランドから、無名の中華までさまざま。
ドレスアップとして、カラーや形状にコダワルのもいい。
SP武川 レバーグリップ
- 全長:約100mm
- スポンジ
- 指にフィットするガイド付き
モトベース レバーラップ
- 全長:約100mm
- スポンジ
- 全5色の豊富なカラー
Beatus レバーグリップ
- 全長:約100mm
- ゴム
- 全12色の豊富なカラー
- 中間色が多く、クルーザー・ネイキッドに合わせやすい
エンデュランス レバーカバー
- 全長:-
- スポンジ
- 赤・青・黄色
クラッチレバーが重いなら
レバーカバーのすすめ!【破らない、取り付けのコツ】
『取り付けのコツ』って言っても、
レバーに、はめるだけだろ!
その通りだけど、ひと工夫要ります。
レバーの写真を見て解るように、レバー先端には丸い玉が付いてる。
明らかにレバーカバー内径より大きな玉を、いかにして通すか?
あなたなら、どうしますか?
その前に、なぜ先端に玉が付いているのか、はっきりさせておこう?
なぜ、レバー先端に玉がついてるのか?
安全のため
転倒したときに、レバーが体に刺さらないよう
バイクと絡まった状態で転倒すると、レバー先端が体に強く当たることもあります。
そんなとき、レバー先端が尖っていると体に刺さってしまう。
それを防ぐため、レバー先端に玉を作り刺さらないようにしてます。
道路運送車両法 第四十六条でも、危害を与えない構造にするよう求められてます。
ハンドルバー先端にエンドキャップが嵌められてるのも同じ理由。
石鹸水、パーツクリーナー、オイルを塗っておく
グリップ交換のコツと同じ要領です
石鹸水・パーツクリーナー・オイルなどを潤滑剤にしよう
レバーカバーを付けるコツは、レバー・レバーカバー両方に塗っておいて一気に押し込むこと。
石鹸水・パーツクリーナー・オイルどれでも、手近なものでOK!
スポンジ・ゴムを溶かす溶剤を使ったものもあるので、そこは気を付けて。
- 作業中に揮発してしまい、にっちもさっちも行かなくなるのは困る
- 取り付け後に、いつまでも固定されず動き続けるのも困る
けど、自分が不器用だと思うなら、たっぷり塗るのがおすすめ。
取付け終わったら、水洗いで洗い流せば固定されてきます。
中性洗剤
コップに水を入れて、中性洗剤をちょっと入れて
レバーカバーをどぶ付け。
内部に洗剤液を十分行きわたらせます。
レバーにも、洗剤液をぬりぬりしておきましょう。
ムリに引っ張らない
レバーカバーは破れやすいので
ツメを立てたり、ムリに引っ張らないで
レバーカバーは、スポンジ・ゴム・シリコンの筒。
無理矢理に取り付けようとすると、簡単に破れます。
かといって、大きく伸縮する素材じゃ無いので、レバー先端の玉をくぐり抜けるのは容易くない。
大胆に、繊細に。
ゆっくり押し込めば、先端の球がだんだん飲み込まれていきます。
言うのは簡単だけどね。
高価なパーツでも無いので、予備を買っておくのも1つの手。
先端が入れば
先端の球を超えれば、後は簡単です。
好みの位置まで滑らせたら、完成。
一晩おけば、洗剤も乾いてレバーカバーが固定されます。
一晩待てないなら、ウエスで洗剤液を吸い取ろう。
取り付け後は、レバー引き代の調節
レバーカバーの厚み分、レバーが遠くなります
引き代を調節可能なレバーなら、微調整を
レバーカバーを取り付けた直後は、レバー位置が遠くなるので違和感を感じるかもしれない。
わずか数mmの違いだけど、意外と人の感覚は鋭い。
冬用の厚手グローブに変えた直後と同じような違和感です。
直ぐに慣れるけれど、気になるならレバーの引き代を微調節しておこう。
マスターシリンダーを別体化して、レーシーにするなら
【防寒対策】レバーカバーのすすめ!【破らない、取り付けのコツ】 まとめ
防寒対策は一筋縄では行かない。
もちろん防寒ウエアで体を守るのは、対策の本命。
だけどレバーカバーで、チョッとした指先の冷えを退治するのも大事です。
チョッとした積み重ねで、バイクがますます好きになります。
好みのレバーカバーを付けて、走りに行こう!
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