ヘルメット選びは、楽しい悩みです。
好きなレーサーがかぶっているヘルメットと同じものが欲しい。
派手なグラフィックがたまらない。
バイザーが内蔵されてたり、チンガードが跳ね上げられる機能が付いたヘルメットが欲しい
そんなヘルメット選びを楽しんでいる人に、1つの提案です。
これを読めば、楽しい悩みが1つ増える事を約束します。
Z-8が出ましたね!
キープコンセプトで印象・特徴はZ-7から変わって無い。
モデルチェンジ成功に違いない。
SHOEIラインナップでのZ-7立ち位置
SHOEIにおいてZ-xxシリーズは、ツーリング向けのベースラインモデルの位置づけです。
上位には高性能なヘルメットも有りますが、レース用途を想定して作られています。
レースでの前傾姿勢を前提に形状がデザインされ、超高速域での安全性を考慮して作られてます。
上位機種をツーリングメインで使用するのは、持て余します。
持て余す楽しさも有りますので、否定はしません。
一方Z-7はツーリング用途を想定しており、価格・性能コスパに優れたフレンドリーな設定です。
注:前置き無くフルフェイス前提で話してますが、理由はここです。
- X-fourteen :レースで勝つため
- GT-AirⅡ :プレミアムツーリング
- Z-7 :軽く、小さく
- RYD:スタンダード
メーカーサイトでのZ-7のコピーは、こうなってます。
シリーズのコンセプトである、軽量かつコンパクトなフォルムをさらに進化させ、躍動感あふれるエアロフォルム、高効率なベンチレーションシステム、静粛性を高め快適なかぶり心地を極めた内装、それらすべてが創り出す新たなピュアスポーツフルフェイス。
Z-7が新しいスポーツライディングの世界を開きます。
※メーカー公式を引用
カタカナを散りばめてそれらしい雰囲気を出そうとしてますが、要はSHOEI Z-7のコンセプトは、
『軽く、小さく』です。
ほどほどの性能で、使い勝手を重視したモデルです。
むろん、SHOEIの製品ですから公道での安全性は担保されており心配は要りません。
レースでの使用には向かないというだけです。
SHOEI Z-7 のインプレ
サイズ・重量
他モデルと比べると明らかに軽くて、小さく出来ています。
わずか100gと思いますが、首の負担が別次元で驚きます。
ショップでかぶり比べてみると、一番キノコになりにくいのは言うまでも有りません。
重量(g) | 外形寸法(㎜) 左右幅×前後長×高さ | |
X-fourteen | 1,670 | 265×382×271 |
GT-AirⅡ | 1,579 | 265×382×273 |
Z-7 | 1,397 | 258×348×262 |
RYD | 1,457 | 263.5×355.5×269.0 |
※メーカ公式を引用:Lサイズ ソリッドカラーモデルの数値
Z-7を使って一番感じるのは、ツーリングで疲れるまでの時間が延びる事です。
通常2時間の運転で疲れるとすると、2.5~3時間は疲れ知らずで行けます。
Z-7を使っていると、ヘルメットにおいても軽さは正義だと感じます。
SHOEI Z-7の最大の特徴は、
- 外形が小さいので、キノコのように頭デッカチにならない
- 軽いので、疲れにくい
内装
最近のモデルは、どれも内装がスナップで止めてあるだけなので、容易に外して洗えます。
特にZ-7と他モデルの優位性を感じません。
ヘルメットの洗い方は、ここです。
メガネ
メガネのツルが通るところは、内装にスリットを入れて避けています。
Z-7はスリットが広めに作られています。
メガネとの相性もありますが、よほどメガネのツルが横に張り出していなければ、メガネと干渉は起きないでしょう。
インカム
最近のヘルメットは、どれも耳のところにスピーカーを埋め込む用の窪みが付いています。
Z-7も付いていますが、ホールが小さいのでスピーカーの形状によっては干渉する可能性が有ります。
干渉する場合は、スピーカーを分解して中身だけを取り出せば、干渉しなくなると思われます。
不可逆な作業なので、よく考えてから実行しましょう。
シールド
シールドの内側に張り付ける事で曇りを抑える、ピンロックシート対応です。
冬の寒い日に赤信号などで停車しても、シールドが曇って来た経験は有りません。
昔は、停車のたびにシールドを上げて曇り防止してましたが、良い時代になりました。
一度ピンロックシートを体験すると、この機能の無いヘルメットは選択肢に入らなくなります。
ARAI、SHOEIであればまず対応していますが、確認が必要です。
遮音性
シールド全閉時の、シールドの密着度を自分で調整出来ます。
特別静かとは思いませんが、 密着度を高めに調整すれば、遮音性に不満は無くなります。
仕込んだスピーカーを大音量にする必要は有りません。
高速走行時の空気を切る音や、エンジン音が適度に遮音されるので、音疲れした事は有りません。
色
ヘルメットの色は、お好きにとしかなりません。
おすすめは、頭が小さく見えるマット系の濃い色です。
グラフィックモデルか、自分でステッカーカスタムか。楽しい悩みが絶えません。
ARAI か SHOEI か
ARAIかSHOEIかの議論はよく見かけます。
- ARAIはレース寄り、SHOEIはツーリング寄り
- ARAIはSHOEIより、内部の横幅が広いので楽だ
- SHOEIは、頬で支える感じで、入り口が狭い
- SOEIの方がメガネと干渉しにくい
- などなど
結局のところ、幾ら機能が優れていても、自分の頭の形に合わないのであれば無意味です。
自分の頭の形に合う方が優れている事にしかなりません。
内装の交換で調整は出来ますが、そこまでして選ぶ理由がなければムダ使いです。
唯一無二の性能が有るとは思えません。
グラフィックに惚れてしまった、とかであれば仕方ありません。
見た目は全ての機能より優先します。
交換用の内装をセットで買いましょう。
それとも、ICONのド派手なヘルメットで向こう側に行ってしまいますか。
比較対象
世界中のヘルメットを試して、Z-7が最高だと言っている訳では有りません。
過去に使ったヘルメットと比べて、という前置きです。
比較対象を資料として置いておきます。SHOEI頭です。
- SHOEI Z-6
Z-6も持ってました。これで味をしめてZ-7です。 - SHOEI HORNET
セローではこれを使ってました。オフ用メットの必要性が解りました。 - SHOEI NEOTECH Ⅱ
田舎道散策用にシステムヘルメットです。重くてデカくてZ-7の真逆。
appleステッカーの背伸び感が愛おしい
バイク用ヘルメットはZ-7がおすすめ まとめ
Z-7は、フラッグシップでは無いけれど、ツーリング用途には何の不足もありません。
軽くて、キノコにならなくて、安全で
むしろ持て余さないので、上位モデルより使い易かったりもします。
ヘルメットは、いつの間にか増殖するので注意しないとね!
Z-8に世代交代したけれど、キープコンセプトで好ましい。
Z系は、ツーリング用途には間違いない選択です。
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