バイクに乗り始めの頃は、バイクが楽しくてしょうがない。
どこを走っても楽しいし、ネットでライテク関連のサイトや動画を漁るのも楽しい。
けれど、こんな事を感じてませんか?
体重はここ、視線はこう、前後のブレーキはこう!
ライテク本に書いてあるのは、難しすぎ。
そもそも、何故そうしなきゃいけないのか、理由が全然解らない。
レーサーの高度なテクニックを解説されても、何を言ってるか解らない。
それに、そんなテクニックをどこで使うの。
そんな疑問を解決します。
バイク初心者が学ぶべきはテクニックの枝葉じゃない 、バイクとの付き合い方です
- バイクを長く楽しむには、どうすればいいのか
- ライテクは何のためにあるのか
- 公道で必要なライテクは何か
こんな内容を知って、スッキリしよう。
『ライディング事始め』
必要なことは、全てこの本の中にあります。
自己流の変なクセがついてしまう前に、是非読んで欲しい。
『ライディング事始め』 のススメ
一冊の本を紹介します。
『ライディング事始め』 村井 真 、 つじ・つかさ著 グランプリ出版
バイクに乗り始めて間がない若い人に、特に読んで欲しい本です。
この本には、バイクの全てが詰まってます。
バイクの入り口の狭さに戸惑っている人に、ぜひ読んで欲しい本です。
ライテク本は、良く解らないから
チョット!
この本に書かれてるのは、テクニックの枝葉では無く、
- なぜ、そうした方が良いのか!
- 公道で、テクニックをどう生かすのか!
バイクとの付き合い方、バイクのポテンシャルです。
バイク初心者がバイクに幻滅しないため
バイクに乗り始めたばかりなのに、
- 事故に遭って痛い思いをしたり
- こんなものかとバイクに飽きてしまう
そうして、バイクを降りてしまうのはもったいない。
この本は、バイクライフの幅を広げてくれます。
今時、本なんて面倒と思われるかもしれませんが、堅苦しい本ではありません。
イラストを交えて、読み易い口調でバイクの本質を見せてくれてます。
初心者はもちろんですが、
バイク歴が長い人でも目からウロコ状態になる事請け合いです。
まえがきを読むだけで、引き込まれます。
スリルを楽しむことより、バイクを繰る楽しさを覚えよう。
冷や汗流して走ったってどこがおもしろいのさ。
バイクは楽しまなくっちゃ。
※『ライディング事始め 』 まえがきより抜粋
ライテクは何のためにあるのか
何のために、ライテクを磨こうとしているでしょうか。
この本は問いかけてきます。
早く走るためですか?
⇒早く走りたいのあれば、頭のネジを1つ外した方が早く走れます。
コーナーの手前ギリギリまでブレーキを我慢するためですか?
⇒ 何と戦っているのか解りません。
膝を擦ってカーブを曲がるためですか?
⇒ 公道にはエスケープゾーンが無いのを知ってますか?
ライテクは、バイクを意のままに繰るため
この本は、教えてくれます
- バイクを意のままに繰れるようになると、その先に何が有るか
- バイクを意のままに繰るにはどうしたら良いのか
まず、ハンドルの握り方からです。
何故そう握ると良いのかを教えてくれます。
次は、体重の掛け方です。体重をかけると何が起きるかを教えてくれます。
枝葉の技術(テクニック)では無くて、本質的な事を教えてくれます。
何故、に答えてくれます。
そして、ライテクにより思い通りにバイクを動かす事が出来るようになると、
その先にあるものが見えてくる、と教えてくれてます。
その先に何があるのか、知りたくないですか?
公道で必要となるのライテクって、なに?
バイク雑誌では、サーキットの映像とともに一流のレーサーが使う高度なテクニックが説明されています。
けれど、公道ではそんなテクニックは使いません。
サーキットのライテクと公道のライテクは別物です。
濡れたマンホールも路地から突然出てくる自転車も交差点も無いサーキットと、何でも有りの公道では必要なテクニックは違うに決まっています。
そして、大多数の人はレーサーを目指している訳ではありません。
けれど公道のテクニックは派手さが無いので アイキャッチ出来ません。
雑誌を飾る絵にはなり難いので、サーキット映像の出番になってしまうのです。
公道のライテクの目的
サーキットのライテクの目的は、1秒を縮める事です。
では、公道のライテクの目的は何か?
この本は第1章でいきなり教えてくれます。
- 他人に迷惑をかけてはならない
- ケガをしてはならない
※『ライディング事はじめ 』 目次より抜粋
公道で身に付けなくてはいけないライテクは『無事に家に帰ってくる』テクニックです。
早く走ることでも、カッコ良く曲がる事でもない。
事故に遭わずに帰ってくるためには何をすればいいのか、をこの本は教えてくれます。
初心者がつまずかないように
この本は、公道のライテクの他にも初心者が戸惑いそうな事が網羅されています。
どの項目も、今日から直ぐに使える身近なノウハウです。
- ウェアの選び方
- ヘルメットの選び方
- ツーリング計画の立て方
- バイクメンテのやり方 などなど
初版1987年です。
40年近く経過した今でも、現役で書店で売っているベストセラーです。
『ライディング事始め』 との出会い
私が購入したのは、2009年の第30刷です。
セローで走り回っていた頃。
私は、20代の頃にこの本と出合いました。
しかし、バイクを降りていた時に処分してしまいました。
リターンするにあたり、どうしても読んでおきたくて再度手に入れました。
初版から40年近く経った今でも、何も色あせていません。
最新のライテク本の方が、最新の情報は満載です。
しかしそれは表面にすぎません。
小手先のテクニックは後からいくらでも学べます
しかし、最初に学ぶべきは、『バイクとの付き合い方』です
この本はそれを教えてくれます。
『ライディング事始め』のすすめ! まとめ
この本は、テクニックではなく、本質を語ってくれてます。
イラストやフランクな文章で解り易く、解きほぐして教えてくれます。
- バイクを好きになって欲しい、好きでい続けて欲しいという想い
- バイクが好きな人を認めて欲しいという想い
至る所からその想いが伝わってくる本です。
『ライディング事始め 』 は”始め”ですが、始めと初めを使い分けてますか。
初めはFirstで、始めはStartです。
バイクとの付き合いをStartする時に読ん欲しい本です。
そして、他人に迷惑を掛けず、
安全にバイクとずっと付き合い続け、Endが無い事を願います。
併せて読みたい