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エンジンガード・スライダーは危ないからいらない?初心者には意味がある!

エンジンガードいる? 駆動系

バイクを買ったら、いつまでも綺麗な状態で乗り続けたいですね。

最初はチョットした小傷でも、ブルーな気持ちになってしまう。


エンジンガード・スライダーを付けて

バイクを守った方が良いのかな?



でも、つけない方が良いって話も聞くし


そんな疑問を解消します。

立ちゴケ・Uターンゴケなど、低速域での転倒が心配なら、

エンジンガード・スライダーを付けた方が良い



スポーツ走行時のミスなど、高速走行中の転倒が心配なら

エンジンガード・スライダーを付けない方が良い


こんな内容を知って、スッキリしよう。

エンジンガード・スライダーを付けてたことによって、バイクが守られることもある。

しかし逆に、つけていたためにバイクのダメージが大きくなってしまうこともあります。

自分の走り方・テクニックを鑑みて、どちらの可能性が高いかによって付ける/付けない を使い分けたい。



バイク車両保険に入っておく、というリスクヘッジもあるので忘れないで!



エンジンガード・スライダーは危ないからいらない?

エンジンガード・スライダーは危ないからいらない?

車は、不測の事態が起きて急ブレーキ・急ハンドルをしても、対向車やガードレールにぶつからなければセーフ。

あー、危なかった

で、終わります。



でも、バイクはそうはいかない。

バイクは2輪しかないので、不測の事態が起きて急ブレーキ・急ハンドルをするとバランスを崩してコケます。さらに、バイク特有の立ちゴケ、Uターン失敗ゴケなんかもある。

コケると、フルカウルバイクなら一声10万円。

  • ブレーキレバー
  • ミラー
  • カウル
  • シフトペダル etc.

各部が曲がったり、ガリ傷が付いたりする。

そうならないように、バイクにエンジンガード・スライダーを付けたくなりますね。


でも、一方で

悪魔
悪魔

エンジンガード・スライダーは

危険だから付けない方が良い

なんて声もあるので悩ましい。



答えを先に行ってしまうと、どっちも正解なのです。

  • 低速域での転倒 (立ちゴケ・Uターンゴケ)
    • エンジンガード・スライダーを付けた方が良
  • スポーツ走行時のミスなど、高速走行中の転倒
    • エンジンガード・スライダーを付けない方が良い


高速走行中の転倒には危ないからいらない

高速走行中の転倒には危ないからいらない
  • バイクが滑って、対向車線に飛んでいく
  • バイクが滑って、大回転してしまう

エンジンガード・スライダーの役目は、転倒時にエンジンやカウル、フレームなど車体の重要な部品が路面に直接接触するのを防ぎ、衝撃を滑らせてバイクのダメージを最小限に抑えることです。



空いた道でエンジンガード・スライダーのついたバイクで気持ちよく走行中に、コケるとどうなのか?


5~60km以上の高速走行中に転倒すると、エンジンガード・スライダーが接地してバイクが浮いた状態になるので、摩擦が少なくバイクが吹っ飛んでいます。

転倒時のエネルギーが、一点集中

転倒時のエネルギーが、一点集中

転倒時、エンジンガード・スライダーの一点が最初に接地する。

このため、転倒時のすべてのエネルギーが、エンジンガード・スライダー取付部に集中する。

つまり、フレームの一点に応力集中することにより、フレームが損傷を受けてしまう可能性がある。



曲がってしまったフレームを矯正するのは困難なので、一発でご臨終かも。

障害物が無ければ、対向車線やガードレールに飛んでいく

障害物が無ければ、対向車線やガードレールに飛んでいく

対向車が来ている状態なら、対向車は大迷惑ですね。もちろん対向車の損傷はあなた払い。

逆にガードレールに飛んで行ったら、ガードレールにぶつかりバイクは大破。


いずれにしても、エンジンガード・スライダーのためにバイクの滑空距離が伸びて大惨事を起こす可能性が高くなる。

もし、エンジンガード・スライダーが無ければ、バイクは傷つくけど滑空距離は短くなるので何かにぶつかる可能性が減ります。他人に迷惑を掛けることはありません。



障害物があると、エンジンガード・スライダーが引っかかりバイクは大回転

バイクが滑空中に、縁石、道路のキャッツアイに引っ掛かると、そこを軸にバイクが大回転します。

ハンドルは曲がり、インパネは飛び散り、タンクは凹む。


全損クラスの損傷になることも珍しくない。



低速域での転倒には有効なので、初心者には意味がある

低速域での転倒には有効なので、初心者には意味がある

立ちごけ、Uターンゴケで、バイクが傷つくのを救ってくれる

高速で無茶な乗り方をしないのであれば、転倒の危険性は、立ちごけ、Uターンゴケになる。



低速での転倒には、エンジンガード・スライダーは有効です。

転倒エネルギーはそれほど大きく無いので、バイクが滑空してどこかへ行ってしまうことも無いし、エンジンガード・スライダーを軸に大回転することも無い。

エンジンやカウル、フレームが接地して傷つくことから守ってくれます。


初心者が短期間でバイクを降りてしまう原因の多くは、立ちごけ、Uターンゴケによる挫折です。エンジンガード・スライダーが傷つくだけで済むのなら、心の大きなダメージにもならないですよね。


エンジンガードかスライダーか、どっち?

  • エンジンガード:車種毎のフレーム形状に合わせて、パイプを組み合わせてエンジンを包み込み保護
  • スライダー:フレームに取り付けるつっかい棒


エンジンガードは、如何にもエンジンを守ってる感があり安心だけど、その分存在感がありダサいと感じる人も居る。フレームに合わせるため車種専用パーツとなり、2~3万円と値段も高めだ。

一方、スライダーは、フレームから突き出るように装着するだけのつっかい棒。転倒時にマフラーやエンジンが接地するのを防ぐ。汎用タイプになるので1万円前後とリーズナブル。


エンジンガードの方が防御力が高いが、目立つ。それをどうとらえるか次第で、どちらを選ぶのかが決まります。



一般的には、

  • ヘビービューティなエンジンガードが似合うのは、クルーザー、ツアラー、アドベンチャー
  • 目立ちにくいスライダーが似合うのは、ネイキッド、フルカウル、クラシック




立ちごけ対策としては有った方が良い。



エンジンガード・スライダーは危ないからいらない? まとめ

エンジンガード・スライダーは危ないからいらない? まとめ

極端に言えば、エンジンにタイヤを付けたのがバイク。

バイクは走る機能以外をそぎ落とした機能美があります。

走るのに不必要なエンジンガード・スライダーをカッコ悪く感じるのも、そのあたりから来ている。

下手くそ宣言しているみたい。


でも、初心者が早々にバイクを降りてしまう原因の多くが、立ちごけ、Uターンゴケによるトラウマ。

その対策としては、エンジンガード・スライダーは有効です。コケてもバイクが傷つかなければ、トラウマになることも無いですからね。



初心者の間は、見た目を気にするよりも、バイクの傷つき防止を優先したい。




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