毎日のように、あおり運転のニュースが流れます。
バイクの大学生があおり運転された挙句、殺されるという悲しい事件もありました。
罰則は重くなり取り締まりも厳しくなったけれど、 あおり運転が減る気配は有りません。
普通にバイクに乗っていただけなのに、ムリな追い越しをされた。
何もしてないのに車間距離を詰められて、あおられて怖かった。
こんな悩みを解消します。
あおられたときの対策
- 無視
- 先に行かせる
- 逃げるが勝ち
あおりが起きる原因
- バイクと車、お互いの誤解
あおられないために気を付けること
- 道の真ん中を走る
- マナーを守って追い抜く
- 流れを乱さない
こんな内容を知ってスッキリしよう。
カッとなって同じ土俵に降りても、良いことは何も有りません。
『話せば解り合える 』 というのは幻想です。
バイクであおり運転に逢ったときの対策3選!
普通に運転してても、理不尽な車に出会うこともある。
そんなときの対策を覚えておこう。
- 第1段階:無視
- 第2段階:先に行かせる
- 第3段階:逃げるが勝ち
相手と同じ土俵に立って罵り合いをしても始まりません。
いろんな人が居る
多様性を認めてあげよう
- 更生させようなどと思わない!
- 近づかない!
第1段階:無視
あおり運転されても、基本的には無視してバックミラーを見ない
後ろで勝手にやってて下さい、のスタンスです。
普通はこれでやり過ごせます。
こちらが反応するから、面白がってエスカレーションしてしまう。
あおり運転するのも疲れるので、その内に通常の車間距離に戻ります。
車に同乗者がいる場合は特にあおり運転が長続きしません。
同乗者が注意してくれます。
もちろん、いきなり『第2段階:先に行かせる』に行く方がベター
心に余裕がある人は、その方がいい
けれど、無視されると怒りが増幅して、火に油を注ぐ結果になる人も一定数います。
あおり運転を無視しながらも、あおりが続くようであれば、次の段階に移ります。
第2段階:先に行かせる
ひつこく、あおり運転が続く場合が有ります。
この類は、関わったら負けです。
高級車に多い気がするのは、ひがみのせい?
車がステータスであった時代をいまだに引きずっている人は、あおり気味
わざと制限速度以下でトロトロと走りたくなりますが、同じ土俵に降りる必要は無い。
もし、あなたに博愛精神があり、あなたの人生全てを使って
全ての街のおかしな人を更生させて回るつもりなら、それでもいい。
でも、ちがうなら関わらない!
道幅が広がったり直線になった場所で、
左ウインカーを出し、右手を前後に振って
先に行け合図をし、先に行かせよう。
なぜ、何も悪くない自分が譲るの?
怒りの感情が沸くかもしれませんが、こう考えよう。
『モレそうなんだね。間に合うと良いね。』
先に行ってくれれば、それでいい
あなたにとって、道端の小石ほどの意味も無い
先に行った相手が蛇行を始めたり、道の真ん中で止まったら?
面倒な相手にぶつかってしまった不運を呪うまえに、最善を尽くす必要があります。
第3段階:逃げるが勝ち
追い抜かされて前に出られた後、蛇行したりバイクを止められたら、最終段階。
身を守る行動をしよう。
- すりぬけで逃げるのは、おすすめしない
- 逃げるが勝ち
- 話してもムダ
1.すりぬけで逃げるのは、おすすめしない
ムリなすり抜けをして、事故を起こすのはバカバカしい
周りに車が多い状況であれば、他の車をすり抜けて逃げる事も可能です。
バイクの特性を生かしてすり抜けを行えば、車は追いかけてこれない。
しかし、この状況でスピードを出してすり抜けを行うのは危険!
焦ってムリな追い越しをして、事故になる可能性が高い。
おすすめしません。
あおり運転のために自分が事故を起こすのはバカバカしい。
2台でレースを始めるのは、最悪の選択の1つ
バイクの加速で振り切れると思うかもしれないけど
第3者を事故に巻き込んだらどうする?
2.逃げるが勝ち
人目が有るところに避難しよう
ムリなら、路肩に停車!
逃げると言いても、レースを始める訳じゃない。
一般道であれば車が入れない脇道にそれるか、コンビニなど人が居るところに避難します。
交番や警察署に避難するのがベストですが、そんな幸運は望めません。
とにかく人目がある場所に避難しよう。
高速道路などで逃げ場がない時は、路肩に止めてしまおう。
まず路肩にバイクを止めて、バイクから離れ後続車に追突されないよう安全を確保します。
その後で110番通報。
通報して指示に従おう。
可能であればスマホで相手の車を撮影するなどして証拠を残す。
バイクにドライブレコーダーを付けていると、こういう時も役に立つ。
走行中から経緯が記録されているので、証拠になります。
バイクにも必需品の時代なのかもしれない。
相手も車を止めて、降りてきたらどうするのか?
ここまで来たら、腹を据えて掛かろう。
3.話してもムダ
相手を逆襲して叩きのめすとかは、マンガの中だけ
現実は、手を出したら負けです
逃げるが勝ち
車から降りて近づいてきて何か怒鳴っても、会話しません。
『話せば解り合える 』 というのは幻想です。
何を言って怒りを買うだけです。
ヘルメットは、被ったままがいい。
いざという時の防御になるし、視線が相手に見えないので威圧感を与える事が出来ます。
体やバイクに触れてきたら、バイクは置いたまま走って逃げてしまおう。
バイクを倒されたりするかもしれないけど、命を守るのが第1です。
逃げるが勝ち!
行った行為から、相手が逃げ切れるわけ有りません。
日本の警察を信じよう。
なぜ、あおりが起きるのか?原因は?
原因があって、結果としてあおり運転が起きます。
なぜ、あおられるのか?
切っ掛けは些細なことがおおい。
- バイクがすり抜けで前に出た
- バイク=原1=遅い
- ふらふらウザい
- バイクがあおって来た
- バイクとの車間の取り方
車とバイクの特性違いが原因の1つ。
バイクも交通インフラの一員なのだけど、バイクの特性を知ってるドライバーは少ない。
1.バイクがすり抜けで前に出た
渋滞や赤信号に出会った時に、すり抜けをして先頭に出る事があります。
車側からみたら、良い気持ちはしない。
こっちは真面目に並んで待っているのに
インチキしやがって!
先頭に立ったバイクは、青信号とともにサッと発進して視界から消えるのが理想。
イラっとしてもそれで終わります。
しかし、青信号になってもバイクがモタモタしていると、
これがきっかけとなり、あおり運転に発展しがち。
渋滞の列をジグザグと縫うように左右から車を追い抜いて行くのも、反感を買いがちです。
手をかざすなど、挨拶をするのがマナー
2.バイク=原1=遅い
バイクが前に居ると、とにかく抜かそうとしてきます
バイクが流れに乗って普通に走っていても、
バイクの前に先行車がいてもお構いなし
軽自動車に、このタイプが多い。
とにかく、前に出ようとして、並走してきます。
バイクがコケた時に轢いてしまうのが怖いのか、
バイクは全て50ccの原1で遅いと思っているのでしょう。
無理やりバイクの前に出たかと思うと、先行車に詰まって急ブレーキを掛けたりもします。
バイクは遅いし危ないから
追い越そう
125ccスクーターは、このタイプに会いやすい。
スクーターは全て50cc原1で『遅い』と思い込んでる節がある。
悪意は無いと思いたいのですが、あおり運転の一種です。
3.バイクは、ふらふらウザい
バイクは車より小さいため、コース取りの自由度があります。
コーナーでは道幅を使ってアウトインアウトで走るのが、普通。
半径を大きくとって楽に曲がる当たり前のテクニック。
目の前でふらふらしていると感じる後続車もいます
ふらふらしてウザい!
挑発しているのか?
ここから、あおり運転に発展します。
冤罪もいいとこだけど、バイクの特性を知らないと蛇行してると誤解する。
4.バイクがあおって来た
バイクは意識して、車間距離を多く取った方が良い
バイクは車より機動性が良く視界も効くので、前車との車間が狭くなりがちです。
車側からすると、
あおられた!
プツン!
昼間もヘッドライトを点灯させたバイクがバックミラーに映ると、驚く人は多い。
ライトもまぶしさもあり、バイクが思う以上に『煽ってる』と誤解されてます。
5.バイクとの車間の取り方
バイクの後続車は、バイクが小さく遠くに見えている
バイクと車の大きさによる遠近感の勘違いです。
バイクは車より小さい。
バイクの後ろを走るのに慣れていない人は、バイクが遠くに居るように感じます。
『小さい=遠くにいる=車間を詰めなくては 』の発想です。
後続車にあおる気持ちは無いのに、車間距離が狭くなる。
バイク側からするとあおられている状況になります。
逆に、バイクの後ろにトラックなどの大きな車が来た場合。
車間距離は開いているのにバイクのバックミラーに大きく映る。
バイクは、あおられてると感じます。
信号待ちで止まているときに、後から大型トラックが来ると
本当に止まるかドキドキするのも同じ話
バイクはあおられないために、どうすれば良いのか?
では、あおられないためには、何をすればいいのでしょう?
ほんの些細な事で豹変する事が有るので、気を付けるにも限界は有るけれど
あおり運転をする人に、切っ掛けを与えない事が大事です。
- 道の真ん中を走る
- マナーを守って追い抜く
- 交通の流れを乱さない
1.道の真ん中を走る
バイクは、車線の真ん中を走ったほうがいい
道路の左端を走っているバイクは、あおられる確率が高い。
バイクがキープレフトだと、バイクの右側から抜けそうで抜けない。
イライラから、あおり運転を誘発します。
堂々と、道の真ん中を走るようにしよう。
脇道からの飛び出しにも対処しやすくなるので、遠慮する必要は何もありません。
交通の流れに乗って真ん中を走られた方が、車側からも安心感がある。
50cc原1は、いつでもどこでも30km/h制限。
交通の流れに乗ず危険なので市街地の移動だけにしたほうがいい。
スピード違反を奨励する訳にもいかないので、忖度してください。
規制緩和により125ccの小型免許が2日で取れるようになりました。
30km/h制限も2段階右折も有りませんので、検討してみてはいかがでしょうか。
2.マナーを守って追い抜く
車を追い抜くときは、敬意をもって
バイクは機動力が有るので、車は鈍重に見えがちです。
そんな車を加速力を生かして抜くのは、たやすい事。
しかし感情的には、抜かれるというのは気持ちの良いものでは有りません。
敬意を払って抜いているんだと、車に解るように追い抜こう。
大げさなオーバーアクションで丁度良いくらいです。
- 車が急に右折してこないよう、右折路が無い事を確かめる
- バイクのバックミラーで、バイクを抜かそうとしている者が居ないか確かめる
- ウインカーを出して加速して、先行車を抜く動作に入る
- 先行車の真横ではなく、距離を取って追い抜く
- 余裕があれば、追い越しながら手のひらを車に見せて、抜く合図をする。
- 先行車を抜いた後は、ハザードか手を振って、ありがとうのサインを出す。
- 車の前にいつまでも居ないよう、車と距離を取る。見えなくなるのが最善。
すり抜けをして信号待ちの先頭に出る時も、先頭車に手で合図するようにしよう。
気恥ずかしいのであれば、会釈するだけでも違います。
3.交通の流れを乱さない
※国土交通省国土技術政策総合研究所
『車線変更行動に着目したサグ部渋滞発生要因の分析と渋滞対策アプローチ』を引用
車線変更を繰り返しても、大して時短にはならない
バイク側が無理な追い越しや急ブレーキをして交通の流れを乱すような挑発をしない。
渋滞の列から離れて自由に走りたい気持ちは解りますが、それは車も同じです。
頻繁に車線変更を繰り返すと、却ってブレーキを踏むことになり渋滞を加速します。
先行車のいない山道を攻めるのも楽しいけれど
流れに身を任せて景色を眺めるのもツーリングです。
PCXに乗り換えて、あおられやすくなった件
PCXに乗り換えたら、あおられ率が増えた気がする
以前のバイクに比べ明らかにあおられる、無理な追い越しをされる事が多くなりました。
運転自体は変わっていないので、考えられる原因は2つ
- PCXはスクーターということ
- 比較的小さなバイクということ
にらみ合い
あおられた挙句に前出られバイクを止めさせられた事があります。
車から降りてこちらを睨んで仁王立ちするところまで行きました。
分別盛りのおじさんが何か叫んでましたが、
こちらがじっとしていると捨て台詞を残し走り去っていきました。
何かする勇気?までは無かったのでしょう。
それ以上の事態にはならず幸いでした。
にらみ合いは十数秒だったと思われますが、永遠に感じました。
その間、少しでも近づいてきたら走って逃げる事だけを考えてました。
話し合う気は有りません。
すり抜けでドアミラーにぶつけたらどうする?
バイクであおり運転に逢ったときの対策3選! まとめ
公道は何でも有りです
理不尽な世界です
生き残るには、揺れない心が必要
バイクは車と特性が違うので、走り方も車とは違います。
しかし、違いを理解できずに挑発と受け取る人が一定数います。
そんな人達と同じレベルまで降りて、相手をしてあげる必要は有りません。
無視。
たいてい罵るだけで、危害を加えるところまでは行きません。
それでもあおり運転を止めないのであれば、先に行かせよう。
もし、追い抜いた車によって停止させられたら、直ぐに110番通報。
万一近づいてきたら、バイクは捨てて走って逃る。
命を守ろう。
バイクにもドライブレコーダーが必需品なのかもしれない。
併せて読みたい