夏の間は毎日のように乗ってたけれど
10月、11月になるとだんだんバイクに乗らなくなって来る。
朝晩冷え込んで来たから、風邪でもひいたら大変!
そのうちにまた、乗ろう
でもバイクって、どれくらい放置するとヤバいの?
どこがどうなるの?
そんな疑問を解消します。
- どれくらいの放置期間でヤバくなるのか?
- 劣化を最小限にする方法
- 春まで放置したら
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクは乗らないとアッという間に劣化してしまいます。
バイクに乗るのが一番だけど、それが出来ないのなら、なるべく劣化を抑える工夫をしておこう。
春になってから、バイクの状態に唖然としても、後の祭り。
どれくらいの放置期間でヤバくなる?【放置バイクの劣化スピードと痛む部位】
放置バイクの劣化スピードは、バイクの保管状態で変わって来ます。
最近のインジェクションバイクは、キャブに比べて持ちは良いけど限界はあります。
雨ざらしは最悪、地面が土かコンクリートかでも、大きく違う。
ヤバくなるまでの時間
- 3ヶ月放置でヤバくなってきて
- 6ヶ月放置するとリカバーが難しくなってくる
ヤバくなる部位
- バッテリー
- ガソリン
- 外装
- エンジン内部
経過時間 | 症状 |
~1週間 | チェーン、ディスクプレートにサビが浮いてくる |
~1ヶ月 | 未塗装フレームに点サビが浮いてくる |
~3ヶ月 |
ガソリンの腐食が始まる バッテリーでの始動が難しくなる |
~6ヶ月 |
ガソリンが腐ってくる フロントフォークに点サビが浮いてくる タイヤなどのゴム製品が固着してくる エンジンが掛からなくなる |
~1年 |
サビが全体に目立つ ガソリンが腐る 接点がサビてスイッチが反応しない |
~3年 |
自然に還る |
放置バイクの劣化を最小限にする方法 4選
もちろん、乗るとともに、メンテするのが一番良いに決まってます。
乗る頻度が減り、バイクへの関心が薄れたとしても、放置はマズい。
3ヶ月も放置すると、もう元通りには戻れない危険領域に入って来ます。
日常的に乗るのが難しくても、この4つは気をつけたい。
- 月に1度は100km以上の距離を乗る
- コーティングして、空気に触れさせない
- チェーン・可動部に注油する
- 雨ざらしにしない
1.月に1度は100km以上の距離を乗る
エンジンを掛けて5分アイドリングさせるだけなら、やってもムダ
月に1度は、半日以上走りたい
バイクに乗りたての頃は、毎日乗りたくて仕方ない。
けれど、落ち着いてくるとバイクに乗る頻度が落ちてくることもあります。
バイクに乗れば楽しいのは解ってるけど、乗るまでがおっくう。
- 天気予報をチェックして
- バイクウエアに着替えて
- バイクカバーを外し
- ロックワイヤ類を外す
走り出すまでの段取りを考えると、又にしようと思ってしまう。
アイドリング5分は、やってもムダ
却って、バイクの状態を悪くしてしまう
動かさないとマズいという意識はある。
だから、火を入れてアイドリングさせてみる。
近所迷惑だし
5分くらいでいいよね?
アウト!
ガソリンの燃焼
C8H18 + 12.5・O2 = 8・CO2 + 9・H2O + [熱エネルギー]
ガソリンが燃えると、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)になります。
もちろん、完全燃焼すれば、だけどね。
エンジンが温まり切らないと、水が蒸発せずにエンジン内に残ってしまう。
5分ではエンジンが温まり切らないので、かえって水蒸気を呼んでしまいサビを加速する。
オイルに水が混ざって乳化することもある。
エンジンが温まり切るまで、100km位走ってあげたい。
月に1度は100km走りたい
雪さえ積もってないのなら、月に1回100km/hほど走ってあげたい
防寒さえしっかりすれば、夏より走り易かったりもします
アイドリングでエンジンだけ動かしても、サスやチェーンの劣化は防げません。
100km、3時間くらいは乗ってあげよう。
ムリなら、途中半端にエンジン始動せず、湿気を遠ざけるようにしっかり養生してあげよう。
乗りっ放しは最悪!
放置してると、ガソリンが腐る
もちろん、本当に腐る訳ではありません。でも劣化しているのには変わりない。
空気に触れて酸化したり、成分が揮発したりして変質してしまうのです。
しばらく乗らないのなら、ガソリン満タンに!
ガソリンタンクに満タンの状態で放置したのなら、タンク内に空気が酸くないので腐りにくい。
タンクにガソリンが少ない状態で放置より、ガソリンは長持ちします。
満タンにしておいて放置する人もあまり居ないけどね!
放置の切っ掛けは、『その内、乗るから』。
2.コーティングして、空気に触れさせない
バイクがサビないように、空気・湿気を遮断して置く
金属表面を空気に触れさせないようにして保管するのが、望ましい。
バイクを冬眠させるつもりなら、バイクの汚れをキレイに掃除してからコーティングや油拭きをしておきます。
空気に触れてるとサビや劣化の原因になるからね。
でも、冬眠させる気がなくて、
いつか、乗ろう!
『いつか』は、春まで来ないことの方が多い!
乗りっ放しで、パタッと乗らなくなると、バイクは汚れたままだし、コーティングもされてない。
アッという間に、サビて来ます。
後悔先に立たず。
ワックス・コーティング
ホントは水洗いして、しっかりコーティングが良いけど、そんな気力は無いはず。
フクピカでバイク全体を拭けば、汚れ落としとコーティングが一挙です。
ゴシゴシしなければ、車体を傷つけることも無い。
水なし洗車して、バイクを錆から守ろう。
フクピカは、一番安いベーシックタイプで十分です。
3.チェーン・可動部に注油する
放置すると、チェーンやディスクプレートは1週間でサビてくる
表面に浮いただけのサビなら、簡単に除去可能です。
けど、サビの成長は早い。
注油していないバイクが固着するのは、時間の問題です。
浸透力のラスペネか、持続力のメンテルーブで表面保護してあげよう。
『ラスペネ』派と『メンテルーブ』派に分かれるけれど、好みで選べばOK!
- サラサラのラスペネ
- 粘度のあるメンテルーブ。
長持ちとか、汚れを呼びやすいとか、いろいろ言うけど
自分の使い易い方で構わない。
4.雨ざらしにしない
ガレージ保管が良いに決まってるけど
最低限、バイクカバーで雨ざらし・直射日光は、回避したい
バイクの劣化を促進するのは、湿気と紫外線です。
- 金属は、サビ
- 樹脂は、白濁・硬化
ガレージ保管がベストだけど、そんな恵まれた人は少ない。
最低限バイクカバーは掛けてあげよう。
バイクカバー選びなら、ココ
バイク保管場所選びなら、ココ
春まで放置したのなら
いつか乗ろうと思いながら、冬眠もさせずに放置したら
- バッテリーは上がってる
- タイヤはひび割れて、変形してる
- チェーンはサビだらけ
- フレームもサビが浮いている
車のバッテリーでジャンプスタートしても、まずエンジンは掛かりません。
バイクショップに引き取りに来てもらうか、押して行くか!
そこまでする?
見なかった事にして、放置し続けますよね!
サビてしまったバイクにもう、愛着なんて無いし。
バイク以外に興味が移っていると、春になっても放置が続く。
そうなるともう、土に還るだけ。
バイクの冬眠の方法は、ココ
バイクはどれくらいの放置期間でヤバくなる? まとめ
寒くなると、バイクに乗る頻度が減るのは仕方ない。
けれど、何週間も放置するのはマズい。
3ヶ月も放置すると、まともに動かなくなってきます。
『いつか』は来ません。
この3つのどれかに決めよう
乗らないなら売却する
バイクが朽ちたのは、誰のせいでも無い
放置したあなたのせいです
バイクも悲しんでる
冬の間、放置してしまうと、動かすまでが大変です。
サビにまみれる前に、次の人生に送り出すのもあなたの務めです。
ネットで5分、バイクの買取業者に依頼するだけ。
すぐに引き取りに来てくれます。
古いウワサでは、買取業者は買い叩くというけれど、今時、そんな買取業者は居ません。
そんなヒマがあれば、次の案件に行った方がイイ。
気になるなら、2社に連絡して相見積もりすればいいだけです。
なぜ、行動しないの?
バイク査定は無料なので、いちど自分のバイクの価値を知った方がいい
知った上で、どうするか決めれば良い
悩んでいると、どんどんサビて行きます
行動しよう。
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