女性だけどバイクに乗りたい!
バイクのカッコよさに魅せられるのは、男だけじゃない。
バイクに憧れて、苦労したけど二輪免許をめでたく取得した。
さて、バイクはどうしよう。
乗りたいバイクがまだ決まっていないし、バイクを買うお金も足りない。
どうやって
最初の1台を選べばいいの?
そんな疑問を解消します。
著者プロフィール
名前:みどりのシカ
女性だけどバイクに魅せられた。20歳で初めて自転車に乗れるようになり、その2年後に中型二輪免許取得。きっかけは片岡義男「幸せは白いTシャツ」と三好礼子氏との出会い。
20代の頃、ほぼ毎日オートバイに乗っていました。遠くは四国、沖縄まで旅をしました。
わけあってオートバイを手放してから、かなりの年月が経過。また乗りたい気持ちを抱えてジタバタしています。
最初の1台選びにはレンタルバイクがおすすめ
レンタルバイクをうまく使い、最初の1台を探し当てよう
レンタルバイクのメリット
- 排気量や車種を選ぶこともできる
- 乗りたいときに乗れる
- 大金も必要無し
- 初心者でも借りられる
- 補償もしっかりしている
- メンテナンスはほぼ完璧
- 時間の有効活用が出来る
レンタルバイクのデメリット
- 短時間しか借りられない
- 早朝からは借りられない
- ショップまでの足が必要
- 1人は心細い
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクは乗ってみないと本当のところは見えてこない。
だからレンタルバイクで相性を確かめたい。
初心者でも女性でもOKというレンタルバイク店がほとんどです。
だけど、初心者女子がレンタルバイクに乗るのは本当に大丈夫なのだろうか。
そんな不安を解消して、一歩踏み出してみませんか。
初心者女子ライダーとレンタルバイクの微妙な関係【メリット】
不二子のように髪をなびかせて走るイメージに憧れて、バイク免許は取ったけれど、
- 乗りたいバイクが決まってない
- バイクをすぐに買えない
- 置き場所が無い
- 月に1度乗るかどうかわからない などなど
バイクに対する不安は多い。
そんな時はレンタルバイクを利用するととても便利だ。
レンタルバイクは、簡単に言ってしまうとレンタカーのバイク版。
レンタカーと基本的な考え方は同じ。
レンタルバイクのメリットを知って、最初の1台を選ぶツールとして活用しよう。
1.レンタルバイクは、排気量や車種を選ぶことができる
乗りたいバイクが決まって無いのなら
いろんなバイクに乗ってみよう
- クルーザー
- SS
- ネイキッド
- デュアルパーパス(アドベンチャー)
- オフロード
- スクーター
- カブ(ジャンルだよね)
一口にバイクと言っても、いろんなバイクがある。
排気量にも、125cc・250cc・400cc・大型といろいろある。
自分には
どんなバイクが合うのかな?
排気量で何が違うのかな?
バイクは頭で考えても、何も解りません。
乗って・感じるしかない。
いろんなバイクを試せるのが、レンタルバイクの良いところ。
自分にはどんなバイクが合うのか、実際に乗って感じるしかない。
ハーレー・ダビッドソンやBMWを選ぶことも出来るけど
それはチョッとやり過ぎ
それに取得免許で乗れる排気量は違う
2.レンタルバイクは、乗りたいときに乗れる
月に乗れる回数が限られてるのなら
乗りたいときに有ればいい
通勤・通学に使うのなら、毎日バイクが必要になる。
だけど日常的にバイクに乗らないのなら、乗りたいときに有ればいい。
たとえば、梅雨が始まる前の5月。
爽やかな風を感じながら颯爽と走る休日は、きっとリフレッシュさせてくれる。
悪天候時には当日キャンセル無料というサービスもあるので、天気の心配も要らない。
乗りたいときに、乗りたいバイクを予約!
3.レンタルバイクは、大金も必要無し
バイクは初期費用として大金が必要だけど
未知のモノに、いきなりは難しい
- バイク免許取得費用
- バイク購入費
- バイク保険掛け金
- 税金
- 駐車場代
- ヘルメット・ウエア・ブーツ
バイクは、乗り出すまでに多くのお金が必要。
バイク購入費・保険代・駐車場代・駐車場代で50万~100万程度が必要です。
バイクに憧れはあるけれど、未知のモノにそんな大金をポンとは出せない。
月に乗れる回数が1,2度しか取れないのなら、まずはレンタルバイクで節約がおすすめ。
バイクにもよるけれど、1万円ほどで気になるバイクを試せます。
4.レンタルバイクは、初心者でも借りられる
バイク免許取得ほやほやの初心者も
女性も、久しぶりに乗る人でも
お気軽に!
各レンタルバイクサービスの利用案内には、こう謳っている。
初心者だからといって、レンタルバイクが借りられない訳じゃない。
初心者が抱えそうなトラブルは、怪我や事故、故障、破損等々。
考えられるあらゆるトラブルに対する保険・補償や対応も充実しているところが多い。
なので、あとは安全運転を心がけるだけだ。
5.レンタルバイクは、補償もしっかりしている
トラブルに対する保険・補償や対応をチェックして利用しよう
- 慣れていないとすぐコケそう
- 事故ったらどうしよう?
- 怪我した時は?
- コケたときの修理費用は?
バイクにはそんな心配がつきものだ。
特に初心者女子ライダーはバイクを借りて乗ることに不安を覚えるかもしれない。
結論から言えば、その不安は杞憂です。
各レンタルバイクショップ取り扱い店によって、内容が異なる部分もある。
私が実際に何度か利用したヤマハバイクレンタルの場合を例に紹介してみよう。
ヤマハバイクレンタル
レンタル基本料金
- 全車任意保険加入 (対人対物無制限)
- 車両補償(一定の免責金のみ ex:250ccで8万円)
- ロードサービス付帯
有料オプション
- 免責オプション (一定金額で免責金の免除 ex:250ccで3千円)
- 安心補償プラス (営業補償の免除 1500円)
レンタル基本料金には、全車任意保険加入・車両補償・ロードサービス付帯となっている。
レンタル基本料金
- 250cc:8時間 9,000円
- 400cc:8時間 11,000円
- 700cc:8時間 14,500円 など
その他、有料の追加補償として免責オプション・安心補償プラスがある。
オプションの具体的な内容は、転倒などによる損傷の修理代免除、バイクが利用できなくなった場合の営業補償などである。
レンタルバイク保険・保障の注意点
保険・補償の条件に注意が必要
とても充実した保険・補償内容ではあるのだが、細かい条件が付いていたりするので注意が必要だ。
例えば、複数回立ちごけした場合などは、初回のみ補償が適用される。
2度目の立ちごけで破損した分は有償になるという具合だ。
2度目以降をどう証明するかは謎だが。
転倒や軽い事故を起こしたら、破損やケガが無いとしてもその時点で報告連絡相談をすべきだ。
立ちごけでブレーキあるいはクラッチレバーが曲がった状態で走行するのは極めて危険でもある。
思い切ってレッカー(無料)してもらうのも最善の決断かもしれない。
マイバイクの保険料相場は、ココ
6.レンタルバイクは、メンテナンスはほぼ完璧
プロがレンタル毎に点検・メンテナンスを行ってる
だから、安心して体を任せられる
レンタルバイクは、レンタルされる都度に点検・メンテナンスを行ってます。
だから、メンテ不足による不具合なんて有り得ない。
顕在化していないリスクに対応して、部品交換を行ってたりもします。
バイクの整備が常に行き届いているので安心だ。
もちろん点検した時点で問題が見つからなかったからといって、問題が発生しない訳じゃない。
そのリスクが小さくて、かつ何か起きた時の保障も完備されているということ。
7.ヘルメット等の装備もレンタルが可能
手ぶらでバイクレンタル
そんな使い方も可能
自宅から遠い地方をツーリングしたい場合、現地でレンタルバイクを借りるのもいい。
ヘルメットなども併せてレンタルすれば、手ぶらで行ける。
- 荷物が少なく済む
- 地方まで、長距離を走る体力も不要
- 飛行機やフェリー利用で現地まで行けるので時間の短縮にもなる
例えば北海道ツーリング。
学生のように、夏休みが1ヶ月あれば別です。
社会人は頑張って1週間の休暇が限度なので、往復のフェリーで休暇の半分が終わってしまう。
飛行機で北海道に行って現地でバイクをレンタルすれば、休暇を長く取れなくてもツーリングを楽しめる。
ヘルメットやグローブ、ジャケット、ブーツなどのレンタルもあるので手ぶらで行ける。
手荷物枠に余裕があるので、お土産も持ち帰り放題。
初心者女子ライダーとレンタルバイクの微妙な関係【デメリット】
もちろん、良いことばかりじゃない。
レンタルバイクには、デメリットもあります。
デメリットを考慮した上で、メリットが上回っているか確認しておこう。
1.短時間しか借りられない
バイクの上達は、練習量に比例する
レンタルバイクで上達するのは難しい
バイクライフを楽しむには、バイクに慣れること、公道に慣れること、ライディング技術を磨くことが必要だ。
ライディングと気持ちに余裕があってこそ、ツーリングなどが楽しめるというもの。
ライディング技術は、ライテク本を読んでも得られません。
可能な限り何度もバイクに乗ることが理想的だ。
長距離でなくても、1日に30分でもいいからバイクに乗るのがいい。
レンタルバイクを使うことで
- バイクへの憧れが色褪せず
- 好みのバイクが決まったのなら
自分のバイクを手に入れよう!
そう考えると、レンタルバイクを練習に利用するにはかなりの費用が必要で、ローンで買った方がずっと安い気もする。
自分のバイクがあれば、早朝の走行も可能だし、好きな時に好きなだけ乗れる。
レンタルバイクで自分にあうバイクを見つけ、自分だけのバイクを購入するのが理想的だ。
ようこそ、バイク沼へ。
2.早朝からは借りられない
バイク乗りの朝は早い
初心者女子ライダーに限らず、ツーリングは早朝に出発したい。
渋滞が始まる前に、街中を脱出したいからね。
初心者女子ライダーなら、なおさら早朝がお勧めだ。
通勤や運送、営業関係の車両で混みあっていない交通量の少ない時間帯。
この時間帯なら、落ち着いてバイクに慣れることができる。
しかし、そこで問題なのが、レンタルバイクの貸し出し可能時間帯だ。
私が実際に利用したメーカー直営店の場合は10:00~18:00の間に限られる。
早朝に乗りたければ、前日から借りる手があるが、夜間は走らないのでレンタル料が無駄になる。
また、決められた時間に返すために、帰りの走行距離と所要時間を多めに見積もっておく必要がある。
そうしないと、渋滞やガソリンスタンド探しに思わぬ時間を取られて慌ててスピードを上げることになって危険だ。
時間的余裕を持ったスケジュールを立てよう
- 近距離ツーリングにする
- バイクの前泊・後泊も視野に入れる など
3.ショップまでの足が必要
バイクショップは、駅前には無い
レンタルバイクショップは公共交通機関で行きにくい場所にあることが多い。
残念!
自分のヘルメットやブーツ等を持参したい場合にもとても困る。
マイカーで行くか、誰かに送迎してもらうか、私のように自転車で頑張って行くか。
4.1人は心細い
初心者女子ライダーの初めてのレンタルバイクは、誰かと一緒がいい
1人で慣れないバイクに乗るのは、不安が多い
バイク好きの人はソロで走る人が多い。
初心者女子ライダーも一人で自由に走るイメージに憧れている人も多いだろう。
しかし、公道もバイクも慣れていない初心者女子ライダーの場合は、できればベテランライダーと共に走れたら安心だ。
レンタルバイクは、バイクそのものに慣れる必要があります。
ツーリングルートを先導してもらうとライディングに集中できて危険度が低くなる。
道に迷ってパニックになり、事故につながることもないだろう。
●レンタルバイクでツーリングするツアーに参加
レンタルバイクでツーリングするツアーというものがある
そういう機会を探して利用するのもお勧めだ。
身近にサポートしてくれるベテランが見当たらない場合は、専用のツアーに参加してみるのはどうだろう。
- 駐車場での取り回し方
- ガソリンスタンドでの給油方法
- トラブル時のサポート
道案内は元より、さまざまな心配事を取り除いてくれるので、安心してバイクに集中できる。
参考:二輪車新聞「バイクツアーは人生を豊かにしてくれる」
どうしても1人という場合
土地勘のある場所を選び、シミュレーションしておこう
どうしても1人という場合は、何度か行ったことのある場所を選ぶと安心だ。
あとは、レンタル前日までに行きたい場所の道路地図をしっかりチェックしてシミュレーションしておく。
ある程度頭に入れておくと意外にスムーズに走れるものだ。
ナビを利用しても良いが、走行しながらのナビ画面チェックは慣れるまでお勧めできない。
なぜ、バイクに魅せられるのか?
私のレンタルバイクでの失敗
- レンタルバイクは、いろんなバイクに乗れる
- 自分のバイクは、いつでも何時間でも乗れる
それぞれに良い部分があります。
だから、何度かレンタルバイクを利用してきました。
その中で失敗を重ね、私なりの教訓を得ました。
初めてのバイクレンタル
5年ほど前、ブランク20数年の私はヤマハの大人のバイクスクールに参加した。
- 昔取った杵柄
- 雀百まで踊りを忘れず
- 三つ子の魂何とか
私はバイクのカンを取り戻した。
バイクにリターンした私は、レンタルバイクを利用。
1人で70㎞ほどの距離を約6時間ほどかけてツーリングした。
1度めは正直いって怖かったし、楽しいと心から感じることはできなかった。
2度目のバイクレンタル
翌年、2度目のレンタルバイクで近場へツーリング。
桜の季節でもあり、風景を楽しむ余裕ができた。
3度目のバイクレンタル
※写真の右レバーに気付いただろうか・・・
3度目のレンタルバイク。
行きたかった場所に着いた途端に立ちごけ。
通りすがりの人にバイクを起こしてもらい、腰と足にはけっこう酷いダメージを受けた。
バイクはブレーキレバーが曲がった程度で済んだ。
しかしショップに連絡することも気がつかず。
痛みを感じながら暖かい飲み物を飲んで気を静めるも、返却時間が迫り、焦って自走で引き返した。
レンタルバイクでの経験から得た教訓
レンタルバイクのデメリットの項に書いたけれど、
レンタルバイクは、手軽にバイクと触れ合うツールとしては使える。
だけど不慣れなレンタルバイクでは、バイク操作が上手くなるのは難しい。
そして、愛着も沸かない。
だから、レンタルバイクで色んなバイクに乗ってみて、自分のスタイルを見つける。
自分のスタイルが決まったのなら、自分のバイクを手に入れた方が良い。
レンタルバイクのようにキレイではないかもしれないけど、愛着はひとしお。
バイク事故に遭わないために
初心者女子ライダーとレンタルバイクの微妙な関係 まとめ
レンタカーは、レンタカー屋さんを探せばいい。
だけどレンタルバイクを扱う店舗はとても多様。
主なところでは、各オートバイメーカー直営店、ディーラー、レンタル専門の店舗などがある。
街の小さなバイクショップでも扱っている場合があるので、自宅の近くを探して見ても良いかもしれない。
レンタルバイクを通してバイクへの憧れを実現し、自分だけのバイクを手に入れよう!
最後にメジャーなレンタル窓口を挙げておきます。
レンタルバイクはもとより、バイク駐車場のあるホテルも併せて予約できる
スズキはどうした?
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