バイクに乗るならプロテクターは必須。
そう言うバイク女子は多いけど、何か忘れていませんか?
女子の美しい足を、アザや傷や火傷から守らなくて良いの?
初心者バイク女子はバイクの乗り降り、押し歩き、立ちごけ、コーナリングで失敗しがちです。
足にアザや擦り傷、火傷などをしてしまうことは多い。
足を傷つけたくない
足はどう守れば良いの?
そんな疑問を解消します。
ウェアも大事だけど、ライディングブーツも大事
足の保護を忘れないで
おしゃれなブーツより、安全なブーツを選びたい
おすすめのライディングブーツ
- ライディングブーツには5種類あります
- 最もおすすめはオフロードブーツ
安全性が高いので、履きやすいタイプを選べば
どんなバイクにも合う
こんな内容を知って、スッキリしよう。
ライディングブーツはウエアほど目立たないけれど、大事なアイテムです。
バイク女子の大事な足を守ってくれるのは、ライディングブーツしかありません。
目を引く美人じゃないけれど、気が利いて会話も弾む。
結局、そんな女性が幸せをつかみます。
ライディングブーツは、そんな女性に似てる。
著者プロフィール
名前:みどりのシカ
女性だけどバイクに魅せられた。20歳で初めて自転車に乗れるようになり、その2年後に中型二輪免許取得。きっかけは片岡義男「幸せは白いTシャツ」と三好礼子氏との出会い。
20代の頃、ほぼ毎日オートバイに乗っていました。遠くは四国、沖縄まで旅をしました。
わけあってオートバイを手放してから、かなりの年月が経過。また乗りたい気持ちを抱えてジタバタしています。
バイクに乗るなら、ライディングブーツは外せない
スニーカーでバイクに乗る気ですか?
事故らなくても普通に走っているだけで、足は気づかないうちにダメージを受けやすい場所です。
安全に楽しくバイクに乗るなら、スニーカーや普通の靴ではダメ。
そもそもバイクに乗ることを想定して作られないので、防護力がほとんどありません。
- コケてバイクに足が挟まったら・・・
- エンジンに足が触れてしまったら・・・
- ほどけた靴ヒモが、後輪に巻き込まれたら・・・・
ちょっと出費が痛くても足を傷めるよりずっとましだと思って、一足は用意しよう。
ライディングブーツを選ぶ条件は3つ
- おしゃれなブーツより安全なブーツ
- 足を確実に守ってくれること
- ライディングしやすく履き心地が良いこと
1.おしゃれなブーツより安全なブーツ
おしゃれなブーツは別で楽しむとして
バイクに乗るときは安全なブーツ
女性だから、バイクでもおしゃれなブーツを履きたいという気持ちは解ります。
ライディングブーツは、総じて男性的でごついデザインが多い。
女性らしいデザインのブーツを履きたいですよね。
でもライディングブーツは、安全性優先で選ぶのがおすすめです。
女性がバイクに魅せられるのは、変なことじゃありません。
だけど女性だから、体力や身長はどうしても不利。
だから思わぬケガに備えて、安全なライディングブーツを履いておきたい。
丈の短いライディングシューズより、スネまで守ってくれるロングブーツがおすすめです。
それに、良く見ればバイク用のディングブーツには、機能美があります。
カッコいい!
2.足を確実に守ってくれること
ケガは、予防できる
今どきのライダーは、プロテクター着用は必須だという意見を持つ人が多い。
もしもに備え、安全にライディングを楽しむためプロテクターは常識となってます。
しかし、長いバイク女子経験からすると、プロテクター以上にライディングブーツにこだわってほしい。
私は、シャツにジーンズというラフな服装でも、足元にはしっかりブーツを履いてきました。
なぜならば、バイク女子は足をケガをしがちだからです。
- 立ちごけ
- コーナリングの失敗
- 押し歩き、バイクの乗り降りの失敗
知らない間に身体のどこかに擦り傷やアザが付いていることが多い。
初心者なら、なおのこと。
- ステップやエンジン回りにスネをぶつけたり
- エキゾーストパイプやマフラーで火傷を負ったり
- ぐらついたときに地面を蹴ってダメージ
足をダメージからしっかり守ってくれる、ライディングブーツを使いたい。
3.ライディングしやすく履き心地が良いこと
安全性と機能性のバランス
どちらかだけでは使い難い
いくら安全なライディングブーツでも、履き心地が良く無ければ使えない。
例えばスピードスケートのユニフォームは、前傾姿勢を取ったときに最適になるよう裁断されてます。
同じように、ライディングブーツはバイクに乗ってライディングフォームを取ったときに最適になることが重要。
- バイクの振動を伝えにくい、しっかりとしたソール
- シフト動作をしやすい、アッパー
- 違和感の無い、くるぶし・すねのプロテクター
長時間ライディングしていても、違和感なく履き心地が良い機能性が大事です。
事故に備えて、バイク保険も忘れないで
ライディングブーツにも色んな種類がある
バイクに乗るときは、ライディングブーツを履こう!
と言っても、ライディングブーツにもさまざまな種類があります。
どれを選べば良いのだろう?
色んなブーツを試しながら、迷路をさまようのも楽しい。
だけど道しるべとして、ライディングブーツの種類とともに各ジャンルのおすすめを紹介します。
1.カジュアルスニーカー
通勤・通学、街乗りにおすすめ。
ライディング時に足を守ってくれて、かつ見た目にも違和感なく、街や旅先でも歩きやすい。
普段履きにも対応して、オールマイティにどんなバイクの種類にも合います。
着脱が楽なもの普段使いには嬉しい。
ただし、安全性がイマイチなので、ツーリングには不向き。
デイトナ ヘンリービギンズ ライディング シューズ
バイク用品総合ブランドのデイトナが展開するのがヘンリービギンズ。
日常ユースで使い易いアイテムが揃ってます。
このシューズも街に馴染むスニーカーのような外見ながら、機能性に溢れてる。
- シューズ先端部に鉄芯内蔵
- 面ファスナーベルトで、脱ぎ履きがしやすい
2.レザーブーツ
ネイキッドやアメリカン、旧車に似合う。
さまざまなデザインがあり、ライディングに必要な丈夫さと機能性を備えてます。
バイクに乗らない時も、ライダーっぽいファッションを楽しめるのは嬉しい。
オールマイティで、お洒落にこだわりたいライダーにもすすめられます。
デザインも様々なので、自分のスタイルにも合わせやすい。
革と言うこともあり履くほどに味が出て、愛着がわくのもこのタイプ。
ワイルドウィング イーグル
- ヒール高:5.0cm
- ソール高:2.5cm
- サイドジッパーで脱ぎ履き簡単
- 靴ヒモを止めるベルクロ付き
- バイク専用設計のヒール形状
- 本革
ワイルドウィングは、厚底なのが特徴なバイクブーツブランド。
足つきに不安があるバイク女子には強い味方です。
このイーグルも5cmのヒール高により、立ちゴケから守ってくれる。
厚底ブーツについて詳しくは、ココ
3.レーシングブーツ
安全性は高いけど、履きやすさは二の次。
サーキットを走るために必要な機能と強度を持ってます。
例えば200km/hでコケても足を守れるような高い安全性を持ってます。
しかし足首が可動方向のみに動くよう固定されているので、普段履きするのは難しい。
ツーリングでも、観光するよりとにかく走り続けたい、峠を責めたい!
そんなスーパースポーツタイプのバイク乗りにおすすめ。
SSに合わせれば、気分はMotoGP!
アルパインスターズ バイクブーツ SMX-S
レースからのフィードバックを生かし、機能性と快適性を両立してるのがアルパインスター。
レースで使用している人も多い。
レーススピードにも対応する安全性ながら、しっかりと足をサポートしてくれて疲労感も感じにくい。
その上、この外観。
4.オフロードブーツ
安全性と履きやすさ求めるなら、オフロードブーツ。
転倒することを前提とした頑丈な作り。
岩場や木の枝、砂利などから足を守るため、膝下までの丈があります。
安全性だけを考えればレーシングブーツだけど、動き易さ・履きやすさを加味すればオフロードブーツがいい。
その名の通り、オフロードつまり未舗装路や山道を走るためにもってこいのブーツ。
オフロードバイクにピッタリは当然だけど、意外とその他のジャンルにも合う。
ガエルネ Gアドベンチャー
ガエルネは、イタリアの三大ライディングブーツメーカーの一つ。
職人がひとつひとつ手作業で製造し、メイド・イン・イタリアにこだわってる
上質な素材と作り込みの精巧さで知られてます。
中でもおすすめなのが、ガエルネ Gアドベンチャー。
Gアドベンチャーは名前の通りアドベンチャーライディングを想定して設計されたブーツ。
ガチガチのオフ走行用ではなく、公道をメインとした走行からライトな林道ツーリングが想定されてます。
だから、オフロードブーツの安全性と、普段使いの履きやすさを併せ持ってて使いやすい。
5.レディースブーツ
ほとんどのライディングシューズ・ブーツは男女兼用です。
女性にとっては小さなサイズが無かったり、サイズがあっても足にしっくり来ないことがあります。
男性の足と女性の足では、甲の高さや足の幅が違うから。
そこで開発されたのがレディース用シューズ・ブーツ。
ロッソスタイルラボ
レディース用アパレルの代表的ブランドの1つが、ロッソスタイルラボ。
男女共用のものより、甲が低く幅が狭く作られていうるので、女性の足にフィットします。
それに22cm、23cmからのラインナップなので、サイズに悩まなくて済みます。
もちろん、女性らしいデザインも特徴の一つ。
男性的なごついデザインに抵抗がある女子ライダーには嬉しい商品。
足のサイズが小さすぎて男性用が履けない男性ライダーにも重宝されているかも?
インソールでフィット感は改善できます
初心者バイク女子におすすめなのは、オフロードブーツ
5種類あるけど
結局のところ
初心者バイク女子に一押しのブーツは?
いろんなタイプがあるけれど、初心者女子に一番おすすめなのは、オフロードブーツ。
なぜ、オフロードブーツがイチ押しなのか?
- 安全性・機能性・コスパが高いレベルで共存しているから
- オフロードブーツに何度も救われたという経験則から
上の図は、ブーツメーカが作成したライディングブーツの選び方。
初心者バイク女子が選ぶのであれば、
- ショートブーツにするかロングブーツブーツにするか?
⇒ 安全性重視でロングブーツ - オンロード用にするかオフロード用にするか
⇒ 安全重視でオフロード用 - プロテクション重視かコスパ重視か
⇒ 飛んだり跳ねたりする用のプロテクション重視はやり過ぎ
動きにくいので、柔らかめのコスパ重視
(雨の日には乗らないよね?)
コスパ重視(柔らかめ)のオフロードブーツがおすすめとなります。
もちろん、お財布に優しいのも嬉しい。
ガエルネ Gアドベンチャー
ガエルネ のGアドベンチャーがおすすめの筆頭です。
オフロードは滑り易いので、転倒する前提でブーツが作られてます。
足先から足首、スネまで足全体が守られてる。
コスパ重視なら、それでいてガチガチに固めるだけで無く動きやすいように作られてます。
だから、コスパ重視(柔らかめ)オフロードブーツは、安全で使い易い。
転倒しがちな初心者バイク女子の足を守るのに、最適です。
オフロードブーツに対する心配は杞憂
『オフロード』というイメージから心配はあるかもしれないけど、実体験としては当て嵌まりませんでした。
- 重そう → 慣れる
- 歩きにくそう → 意外に歩ける
- 硬くて動きにくそう → 慣らしをすれば苦にならない
- 見た目にごつい感じ → そうでもない!わたしのプロフ写真を見て!
- 窮屈そう → がっちり包まれる感じがクセになる
- 価格が高そう → 種類によってピンキリ
- 履いたり脱いだりが面倒でしょ? → 面倒だけど慣れる。安心安全には代えられない。
オフロードブーツのデメリット
もちろん、デメリットが無い訳じゃない。
でも、乗り越えられないデメリットは有りません。
- 硬い → 実際にツーリングへ行く前に履いて歩いて足に馴染ませればいい
私の場合は家にいる間ずっと部屋で履いていた - ライディングファッションに似合わない → 似合いそうな色やデザインもある
- 蒸れそう → 革ならどんなタイプでも蒸れることはある。蒸れ対策ありのブーツもある
- 手入れが大変そう → ほっといても意外に平気だけど、皮製品と同じように手入れすれば大丈夫
- 長時間は歩きにくい → 目的地に着いたらスニーカーなどに履き替えればいい
- 革だから雨には弱い? → 雨水は沁みるけど、ブーツのダメージは少ない。防水機能付きのブーツもある
天然の厚い革で作られているので、最初は足に馴染まず取っ付きにくいかもしれない。
しかし、ジャケットやグローブ、財布など、皮製品を愛用する人なら見当がつくはず。
いずれ自分の足の形・自分のライディングフォームに皮が馴染んできます。
そうなったら、もう唯一無二、手放せないものになっている。
ブーツの臭い対策なら
オフロードバイク以外にも合うの?
オフロードバイク以外にも意外と似合う
ネイキッドやアメリカン乗りでオフロードブーツを愛用しているライダーもいる
そして、なんともカッコよく履きこなしている
柔らかめのオフロードブーツなら、オフロードバイク以外でも使いやすい。
オンロード用のブーツより少しワイルドな外観は、ネイキッド・アメリカンに良く似合う。
コーナーを責めるような乗り方なら、合わないかもしれないけど
景色を楽しみながらバイクを楽しむスタイルなら、意外とどんなバイクにも合います。
でも、攻撃的な外観のSSにはチョッと。
オフロードブーツを愛するライダーは少なくない
オフロードバイク乗りだけではなく、バイクの種類を問わずオフロードブーツを愛するライダーは少なくない。
私の現役時代のヒーローである佐藤信哉氏は、Ⅴマックスにオフロードブーツを履いていたような記憶もあります。
特にSR400やカワサキのWシリーズ乗りに、カッコよくオフロードブーツを履きこなしているライダーが多い。
ノリノリだろ?この後雨にやられて、下ろしたてのカワサキKADOYAコラボのレザージャケットとほぼ下ろしたてのGMX MACH80ブーツとW800がズブ濡れのグズグズになるんだぜ。気付くとJAPEXまみれ。#着るカワサキ #乗るカワサキ #カワサキプラザ東京板橋 #GAERNE #ENDURISTAN #KNOX #JAPEX pic.twitter.com/0z4W5WmZrr
— サトタケ @ T120 、W800、GT650、FLHFB (@satotake120) August 30, 2022
燃やしが好きなバイクスタイルは『オフロードヘルメットをかぶりオフロードブーツを履いてユニクロ のジャケットを着込んでヤマハ・SR400に乗って田舎道を』走るです。 http://t.co/Nfpo4JJa #twitshindan いろいろ惜しい
— 燃やし (@red_moyashi) November 28, 2011
買って良かった物
ガエルネのGアドベンチャー👢
オフブーツ程ハードじゃないけど、その分歩きやすい👍
🦵足を守ってくれるのは勿論、気分的に安心を与えてくれてる🙆♂️#ガエルネ#GAERNE pic.twitter.com/XZiVw8Hxga— さとし (@bikenojuku) May 9, 2021
おすすめのオフロードブーツは?
もうネタバレだとは思うけど
いろんなオフロードブーツを使ってみたけれど、ガエルネのブーツが一押しなんです。
- 1962年にイタリアで操業
- イタリア製にこだわり、たしかな技術のある職人の本物の技が生きている
- レースやラリーのプロライダーにも愛され続けている
- 機能性だけでなく、デザイン性にも優れている
- 履くほどに愛着がわく
- 壊れにくい
- 革製で年季が入るほどにカッコいい
安全性、デザイン性、機能性、信頼度、どれも合格点。
そんなガエルネで、初心者バイク女子にあうブーツが『Gアドベンチャー』。
オフロードブーツの分類になってるけれど、オフロードで飛んだり跳ねたり用じゃない。
アドベンチャーバイクで、オンロードメインのツーリングを想定したブーツです。
履き易さと安全性のバランスが取れている。
柔らかいトライアル用ブーツをベースとし、軽量に出来てます。
オフロードに特化したモデルではないので、オンオフともに使いやすい。
スネ中盤までとなっている長さも、安全かつ邪魔にならないちょうどいい長さ。
また、透湿性素材を採用しており、オフロードブーツならではのムレが起きにくいのもうれしい。
総じて、初心者バイク女子が使うには
ちょうどいい安全性と機能性です。
なぜ、ここまでオフロードブーツ一押しなのか?
ショートブーツを履いていて
ケガをしてしまった失敗談からの経験則です
オフロード押しなのは、他でもない私の実体験によるもの。
バイク用のショートブーツを履いてツーリングに出かけた時のことです。
立ちごけして右脚が下敷きになり、スネにけっこう酷いダメージを受けました。
ショートブーツを履いていたので、内側と外側のくるぶしはしっかり守られ、無傷で済んだのですが。
まさかスネをやられるとは。
あの時、愛用していたガエルネのオフロードブーツを履いていたなら。
足にこんな傷跡は残らなかっただろうと今でも時々思うのです。
足の防寒対策なら、ココ
初心者バイク女子におすすめなブーツ5選! まとめ
初心者として、バイク女子として最も気を付けるのは、安全にバイクを楽しむことです。
女性でありながら縁あってバイクに惹かれ
苦労してバイク免許を取ったのです。
ケガをして、バイクに乗ったことを後悔することにはなって欲しくない。
バイクでもおしゃれを楽しみたい気持ちは解るけど、安全で機能的なライディングシューズを履いてほしい。
安全を確保した上で、バイクを楽しみましょう。
風を切って走るバイクの楽しさ。
男性にだけ独占させるのは、勿体ない。
併せて読みたい