背の高いイケメンが、失敗ばかりする平凡な女の子の頭をポンポンしなら言います。
バカだなー
バイク乗りがバイクに乗る理由も、『バカだから』。
だけど、そんな優しいトーンではありません。
乗り物はいろいろあるのに、なぜ、バイクなのか?
バイクは、なぜ楽しいのか?
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バカになれる機会なんて、滅多に無い。
【4つの選択肢】があるのに、なぜバイクに乗るのか?
世の中には色々な乗り物・移動手段があります。
- 電車・飛行機
- 車
- 自転車
- バイク
それぞれ、どんな選び方をしているのでしょうか。
1.電車・飛行機を選ぶ
早く・安全に目的地に着こうと思うなら
電車・飛行機を選ぶに違いない
バニラエアとかジェットスターなどのLCCを使えば、
北海道まで片道5,000円以下・1時間程度です。
スマホでゲームをしている間に到着してしまう。
- 北海道名物をお腹いっぱい食べて
- インスタ映えする写真を撮って
- ROYCE(ロイズ) 生チョコレートをお土産に
帰りも、スマホをいじっている間に到着です。
LCCなら低予算で、休暇が満喫できます。
電車でも同じように、他事をしている間に目的地に着いてしまう。
移動中に事故に遭う確率も、限りなく低い。
2.車を選ぶ
彼女彼女の肩を抱いてデートするなら、
車を選ぶに違いない
バイク?
彼女が乗れないよ?
- 中学時代 : 自転車
- 高校時代 : バイク
- 大学・社会人 : 車
田舎では、出世魚のように乗り物を変えていくのが普通です。
いい歳をしてバイクに乗っていると変な目で見られます。
それに、リア充には車以外の選択がありません。
車の免許を取れる歳になったら、車に乗り換えるのが当然です。
浜田省吾「ラストショー」にも彼女の肩を抱いてドライブするさまが歌われてます。
浜辺に車止めて 毛布にくるまって
互いの胸の鼓動 感じたね夜明けまで
あの頃(カーラジオから俺の)
あの頃(お気に入りのLik a rolling stone)
浜田省吾「ラストショー」
バイクは不良の乗り物と言われてるから、親の言うことを聞く良い子は乗らないしね!
3.自転車を選ぶ
体脂肪や食べ物の成分を気にする、意識高い人は
自転車を選ぶに違いない
ツール・ド・フランス をご存じですか?
毎年7月にフラン周辺で行われる自転車レースです。
23日間で3,300kmを走り抜ける選手の肉体には目を見張ります。
そんなツール・ド・フランスのような恰好でロードバイクに乗るオヤジが増えてます。
意識高い系の人々です。
スマートな肉体を誇示するピタピタのウエアで、峠に出没します。
カロリー計算で計算慣れしているので、バイクという選択ははリスク計算から有り得ません。
バイク乗りからドロップアウトした人も多い
小汚いバイクショップから、小ぎれいなフィットネスクラブへの鞍替えを
レベルアップと呼びたくない。
4.バイクを選ぶ
- 電車・飛行機
- 車
- 自転車
それぞれにメリット・デメリットがあるので時と場合に応じて選択します。
普通の人は。
バイク乗りは、計算が出来ません
いつでもどこでもバイク
- 近場だから300km先へバイク
- いつの間にか増えたバイク
- 年越しは宗谷岬へバイク
なぜ、バイクに乗るのか?理由は『バカだから』としか!
他の乗り物と比較したバイクのデメリット
- 体がむき出しなので、簡単に死ぬ
- 夏は、太陽・エンジン・アスファルト照り返しの灼熱
- 冬は、北風、風雪、凍結路面の厳寒
- 雨が降るとズブ濡れ
- 止まると倒れる
- 1人しか乗れない
- バック出来ない
対して、バイクのメリットは
- 楽しい
- カッコイイ
小学生か!
メリット・デメリットの計算ができる賢い人は、バイクに乗りません。
バイク楽しい!
最高だね!
それでいいのだ
死ぬときは死ぬ
ちょっとした事で死にます
バイクが危険なのは、本人が一番知ってます。
- 右折車とニアミスした日も有る
- 曲がり切れない、と諦めた日もある
- マンホールにタイヤが乗った日もある
保険に入るのは当然だけれど、ダメな時はダメなのです。
バイクは体がむき出しで、シートベルトもエアバッグ無い
でも、引き籠ってても同じ
不慮の事故は死因のわずか4%です
事故で死ぬより、病気で死ぬ確率の方がずっと高い。
だから屁理屈をつぶやきながら、今日もバイクに乗るのです。
死ぬときは死ぬ
死なない人は居ない
長生きしたかどうかより密度
- コロッと逝ければいいけれど、そうもいかない
- コロッと逝けたとしても、残された人が困るのは困る
バイク保険だけは必ず入ろう。
楽しいからバイクに乗る
なぜ、バイクに乗るのか?
『楽しいから』、それ以上の言葉がみつかりません
電車・飛行機・車・自転車。
バイク以外の選択肢は、いくらでもあります。
なのにバイク乗りは、バイクを選択てしまう。
バイク乗りが、バイクの楽しさを表現する言葉は色々あります。
それらはすべて、『楽しいから』に集約されます。
自由になれる
バイクは自由
バイクは車が入れないような小道にも気軽に入れます。
気になるものを見付けたら、路肩に止まって一服です。
行きたいところに行き、見たいものを見る。
車は駐車場が不自由だし、自転車の行動範囲では狭すぎる。
もちろん、交通ルールを無視していいという話ではありません。
気持ちの問題。
それに実際はバイクは不自由極まりない乗り物です。
- 夏は溶けて、冬は凍える
- 雨が降れば、ずぶ濡れ
- スエットにサンダルでは乗れない
- 車中泊は出来ない
- 皆でワイワイ出来ない
不自由な乗り物ですね。だからこそ自由なのです。
一人になれる
歳とともに、しがらみに絡み取られる
若い時は、一人でコツコツ働けば成果が出ました。
若い時は自分だけなので、全てをリセットしてやり直すのは容易です。
歳を取るにつれ、チームでの成果責任が増え、家族が増えます。
しがらみが大きくなるので簡単に投げ出せなくなります。
スマホは何処にいても、誰かと繋がろうとします。
そんな時、バイクに乗って走ってみよう。
マスツーも楽しいが、一人で気ままに道を決める方がイイ。
スマホの電源を切ってバイクに乗ろう。
バイクの上では、面倒な日常が消え一人の自分を見つめ直せます。
バイクは一人になれます
東南アジアの熱気
バイクに乗ると楽しいのは
バイクが狂気をもってるから
ベトナム、マレーシアと言った東南アジアに行ったことがありますか?
もしまだなら、ハワイなどに行っている場合では有りません。
ダメな人はダメだろうけれど、一度経験して損は有りません。
空港を降り立った瞬間から、熱帯のむせるような熱気に包まれます。
街中に行けば、無数のバイクと車が混然となって走る様に圧倒されます。
3人4人乗ったバイク、荷物満載のバイクの渦の中を車がすり抜けます。
クラクションとエンジン音と埃っぽさ。
この熱気こそバイクです。
お利口で計算高くなった日本が忘れたものがそこにあります。
喧騒の中に居ると、フタをした狂気が蘇ります。
バイクには狂気が似合います
『情熱』と言い換えるとウソが混じります
- ボーッとしてると何をされるかわからない緊張感
- 人々の明るい笑顔
どちらもが、現実です。
何故だか、自分が笑顔になっていることに気付くはずです。
バイクが生き生きと
日本のバイクが週末のオモチャになって久しいけれど、
バイクは今も生き生きしている。
東南アジアでは、バイクは生活の足でありレジャーです。
小さなエンジンをうならせて
買い物、通勤通学、荷物の輸送、レジャーと活躍するのは
日本の通って来た道です。
バイクに乗ると楽しいのは、バイクが生き生きとしているからです。
うるさいバイクが好きですか?
なぜ、バイクに乗るのか?理由は『バカだから』としか まとめ
バイクは危険な乗り物です。
バイクを他人に勧めようとは考えてません。
バイクを選択できる自由が有れば十分です。
リスク計算が出来る頭の良い人は、決して近づきません。
そんな計算が出来ない人が選ぶのが、バイクです。
なぜなら、バイクは理不尽に『楽しいから』。
バイクの楽しさは、狂気を孕んでいます。
その狂気を自己責任で甘受出来る人が楽しめば十分です。
そこには強烈な経験が待っています。
自信をもって言おう。
バカだからバイクに乗る。
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