PCXの標準スクリーンは、スタイル優先なのか防風としては不十分です。
70Kmほどから、胸のあたりまで風圧を感じます。
オプションのロングスクリーンは、高さがあるのですっぽり隠れそう。
けれど、見た目的にはやはり今一つ。
生活感が出て来る気がします。
見た目を取るか
実益を取るか
悩ましい
そんな悩みを解消します。
- ロングスクリーンは効果抜群
胸から下は無風 - ロングスクリーンの見た目は慣れる
効果は見た目を駆逐する - ロングスクリーンの選択肢
純正か名の知れたメーカブランド - ロングスクリーンの交換方法
初心者でもゆっくりやれば可能
こんな内容を知ってスッキリしよう。
ロングスクリーンを付けるとどう変わるのか?
実際のところをお教えします。
ロングスクリーンへの交換は、効果抜群
ロングスクリーンを付けたら、高速でもヘルメットの上部を風が通るだけです
顔から下は無風です
多少の雨でも、走っている限り濡れません
標準スクリーンは、メーターバイザーといった雰囲気。
胸から上は風にさらされるので、ネイキッドと変わりません。
ロングスクリーンは、ヘルメット上部にしか風が当たりません。
チョッと、身をかがめればスッポリ無風
横方向にも無風は広がるので、両肩もしっかり無風地帯です。
風圧から解放されると疲れが全然違います。
スクリーン上端がもっと反った形状なら、ヘルメット上端までカバーできるはず。
ヘルメットがカバーしきれてないのが惜しいけれど
これは座高の問題なのかもしれません。
十分な効果はあります。
ロングスクリーンの見た目
交換して最初の1週間は気になるけど、直ぐに慣れます
それに、自分が思うほどに他人は見ていない
効果 > 見た目
圧倒的に効果が見た目を駆逐します
見た目も、思うほどオヤジ臭くはなりません。
改めて見ると、これはこれでイケてます。
やってみよう。
やらない後悔は要らない。
バイクを降りて後悔しない?
ロングスクリーンの選択肢 【純正・社外品】
PCXは人気車なのでいろいろな用品メーカからロングスクリーンが発売されてます。
目移りして選び難いかもしれない。
おすすめの選び方は2つ。
- ホンダ純正品を選ぶ
- 名の知れたブランド品を選ぶ
純正JF81用ロングスクリーン スペック
品番 | 08R70-K96-J00 |
---|---|
価格 | ¥24,840 |
サイズ | 655(長さ)×466(幅)×4.0(厚さ)mm |
材質 | ポリカーボネイト |
シールドカラー | クリア |
適用号機 | PCX 18M/JF81-1000001~ PCX150 18M/KF30-1000001~ PCX HYBRID 18M/JF84-1000001~ |
JF81用社外 ロングスクリーン【名の知れたブランド品】
社外ロングスクリーンは、
名の知れたブランドで選ぶのがおすすめ
社外品は、微妙に寸法が合わなかったりすることもあります。
マイナーな中華品は、その可能性が高い。
だから、社外品はブランドで選ぶのがおすすめ。
デイトナ・GIVIなどの信頼できるブランド品ならば、寸法誤差に悩む可能性は薄い。
PCX世代毎のロングスクリーン互換性
ロングスクリーンに互換性はありません
各世代PCXの適合を確認して買おう
3代目PCX (JF81、KF30)のスクリーンは2代目PCX(JF56、KF18)と互換性が有りません。
過去の資産が生かせないため、選択肢は限られます。
※2021年発売の4代目PCXのスクリーンも3代目とは互換性がありません。
人気車種ですので、サードパーティからも色々なスクリーンが出てます。
好みで選べばいいけれど、
取り付け寸法や効果の信頼度では、純正オプション品が一番安心ですね。
純正オプションのロングスクリーン外観
純正オプションのロングスクリーンの作りはキレイです。
純正オプションなだけあって、細かい造りもしっかりしており、チマが合わないとかは有りません。
違和感は全くありません。
乗車位置からの見た目
画面のゆがみは全くありません
透明感も高いので、運転の支障にはならない
デフォルトのスクリーンは運転中に視界に入ることはありません。
全体が黒く塗られ引き締まった印象です。
一方、ロングスクリーンは運転中に視界に入ります。
このため、先端部のみブラックアウトで、上部は透明になってます。
バイクの近くはロングスクリーン越しに見ることになるけれど、気にならない。
取り付け位置の見た目
ロングスクリーンは全体が前方に浮き上がってます
取り付けねじが目立つのが無骨
だけど、気になるのは、最初の1週間だけ
通常スクリーンと見比べるとわかりますが、ロングスクリーンは全体が前方に浮き上がってます。
通常スクリーンはそのままボディにねじ止めです。
しかし、ロングスクリーンはステーで持ち上げて浮かせてる。
ここから空気が漏れそうなきがしますが、実際には全然気になりません。
逆に、メーターカバーとスクリーンの幅が広がるので、ちょっとした物を置くのに最適です。
休憩の時にグローブを置いたり出来ます。
オフセットの理由は、スクリーンが長くなるので、ハンドルを切ったときのスクリーンとの干渉防止です。
ステーで持ち上げて手前にオフセットさせる事で、ハンドルから逃がしています。
外観上は、スクリーンとステーを止めるネジが表面に出てしまうので、武骨さが増します。
ロングスクリーンの交換方法
プラスねじ・ボルトの付け外しだけ
慌てずゆっくりやれば初心者でも可能です
ホンダ純正スクリーンですので、取り付けに心配はありません。
ネジ位置が合わないなど、有り得ない。
フロントガーニッシュを外すと、スクリーンをボディに止めているネジが出て来ます。
このネジを左右で合計4個外せばスクリーンの交換が出来ます。
特殊な工具は必要ありません。
普通のドライバー、レンチのみです。
カウルを割らないように
力任せにカウルを外そうとすると
必ず、カウルを割ります
正しい方向に押し引きしないといけない
フロントガーニッシュを外すのが、一番の難関です。
はずすことが出来れば、後は難易度は低い作業です。
フロントガーニッシュの外し方は下記に記載しています。
くれぐれも、外装のツメを折らないよう注意してください。
ロングスクリーンのデメリット2選
最期になったけど、デメリットも挙げておかないとフェアじゃないですね。
デメリットは、2つ
- 生活感が出る
- バイクカバーが寸足らずになる
1.生活感が出る
生活感が出て、見た目がおじさんぽくなるのは、これまでに書いた通りです。
けど効果がデカいし、すぐに慣れるので心配はいらない。
必要な時だけ伸びるようなギミックがあればベストだろうけど、PCXにそこまではね。
安さも大事な性能だから。
2.バイクカバーが寸足らずになる
スクリーンが上に伸びるので、バイクカバーが寸足らずになります。
これは、意外と盲点で、ホイールが半分くらい隠れなくなってしまう。
出来れば、オーバーサイズのバイクカバーに買い替えたいところですね。
スクリーンとバイクカバーのこすれ
バイクカバーにこすれてスクリーンが傷つかないように
タオルをかぶせる
バイクカバーをめくった時に、傷だらけのスクリーンが出てくると悲しい思いをします。
洗濯ばさみでタオルを固定してバイクカバーの擦れからスクリーンを守ろう。
たまにプレクサスできれいに磨いてやれば、多少の傷は消えます。
バイクカバーの選び方はココ
PCX(JF81)純正ロングスクリーンへの交換方法! まとめ
一度ロングスクリーンにすると、もう戻れません。
最初は、夏はショート・冬はロングと付け替えようと考えます。
しかし、ロングスクリーンを付けると、バイク疲れの主要因が風圧疲れだとわかります。
夏にショートスクリーンに戻すことなど有り得なくなる。
風圧から解放されると、疲れが全然違います。
PCXにロングスクリーンは、必需品と思えてきます。
トコトコ、トコトコどこまでも行けます。
愛しさがつのります。
もう、ロングスクリーンなしには戻れない。
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