バイクに乗らない日が続くと、バイク熱が冷めるときもあります。
来週はバイクに乗ろうと思っていても、なんだか億劫になって先送りしてしまう。
そんな日が続くと、バイクの劣化が気になって来る。
バイクは、乗らないと劣化するって言うけど
ホントなの?
そんな疑問を解消します。
バイクが劣化する原因は4つ
- 紫外線
- 湿度
- 放電
- 盗難
こんな内容を知って、スッキリしよう。
バイクに乗らないと、劣化原因の多くがヒットするから、劣化が加速します。
誰でも出来る最高のメンテナンスは乗ること!
来週でなくて、今日乗ろう!
1.紫外線がバイクを劣化させる
直射日光でボロボロになる
バイクカバーは、必須!
紫外線に長時間当たり続けると
- 未塗装プラスチックパーツは、白くくすんでくる
- ゴムパーツは固くなりひび割れる
- 塗装部は表面がザラザラになって艶が無くなり色あせる
赤色は特に影響を受けやすい色です。
街の看板で、赤色の文字だけが消えてなくなっているのを見掛けると思います。
赤色のバイクも、同じように紫外線の影響を受けやすい。
直射日光が当たる場所に放置すると、いつの間にか白っぽいピンクに成ったりします。
紫外線は、人にも影響する
昔は小麦色の肌が持てはやされたけど、最近はデメリットの方が注目されてる
メリット
- カッコいい
- 精神安定作用がある
- ビタミンDが作られ骨が強くなる
デメリット
- 肌が劣化し、シミ・たるみ
- 皮膚がんのリスク
白くなった樹脂パーツの復活方法はココ!
バイクを紫外線から守る方法
直射日光の下で使うなら、高価なバイクカバーは要りません
1,2年でボロボロになるから、安価なバイクカバーを次々取り換えたほうがいい
紫外線の当たるところに保管しないのがベターです。だけど、そこにしか保管できないならバイクカバーは必須。
保管は、カーポートの端とか、自転車置き場 のように屋根が有ればベスト。
建物の北側に置くのも有効です。
なるべく直射日光が当たる時間を短く出来る場所が望ましい。
紫外線は回り込む
日陰でも空が見える場所は日なたの50%の紫外線が当たります
紫外線は回り込んできます。日陰でも、バイクカバーは必ず使おう。
バイクカバーが要らないのは空が見えない屋内だけです。
屋内保管でも、バイクを大事にする人は窓の近くにはバイクを置かない。
2.湿度がバイクを劣化させる
バイクは大部分が鉄なので、放置するとサビます
サビがバイクを劣化させる
サビは、鉄と酸素と水による酸化反応。
この反応を遅らせるには、
- 酸素を減らすか
- 水=湿度を抑えるか
バイクを真空パックして酸素を無くす訳にはいかないので、
なるべく湿度の低い場所で保管するしかない。
サビはバイクの表面のみでなく、タンクの中で結露しても進行します。
風通しの良い、水はけの良い場所が理想です。
バイクを湿度から守る方法
乗るのが最大のメンテ!
バイクに乗って、エンジンの熱や走行風で湿気を吹き飛ばそう。
ムリなら、天日干し
チョイ乗りではダメ。最低30分は乗らないと、エンジンは温まりきらない。
保管は、紫外線の条件と相反する部分も有るかれど
水はけの良い場所=コンクリート、アスファルトの上で保管したい。
雨や紫外線から守るのに、バイクカバーは必須。
厚手でバイクを傷つけない素材のものを選びたい。
置き場所も、雨が降ると水たまりになる場所や、水分をたっぷり含む土の上はなるべく避けたい。
そして、雨が上がったらカバーを取って天日干しが理想。
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皆がどんなバイクカバーを使ってるか?
サビの要因として、塩分が出てこないのに違和感を感じるかもしれません。
しかし、塩分はサビとは直接関係有りません。
海の近くなどで、サビ易いのは、
塩分が鉄に付着すると塩分の潮解により空気中の水分を引き寄せるからです。
バイクに塩分がついてると、バイクが濡れてサビる!
潮解:固体が湿気を吸って溶解すること
風の強い日に海の近くを走った後は、風に乗った海水がバイクに付いてます。
早めに塩分を洗い流そう。
3.放電がバイクを劣化させる
バッテリーは、充電されている状態が一番長持ちします。
一度でも放電し切ると、その後いくら充電しても元の性能には戻らない。
充電率が低い状態が続くと、サルフェーションが進みやすくなります。
結晶化して化学変化しない状態【サルフェーション】になると
電池容量が減ってしまい、元には戻らない。
バイクを過放電から守る方法
バッテリーを完全放電させない
のれないなら、充電器で管理したい
乗るのが最大のメンテ!乗れば、勝手に充電されます。
もちろん、そうだけど雪や雨で乗れないなら?
バイクを動かさずに、暖機運転だけして劣化を防ごうとしてもアイドリングだけでは、充電できるほどの発電は望めない。
充電器で充電するしかない。
バイク保管している場所に電源がある環境なら、トリクル充電機能のある充電器で繋ぎっぱなしにするのが、理想です。
トリクル充電
バッテリー低下を検知して、絶えず小電流で充電し続けること
コンセントが無いのなら
電源が取れないなら、
- バッテリーを外して部屋に持ち込む
- モバイルバッテリーで充電
万一、バッテリーがあがってしまっても、ジャンプスターターとして使えるタイプだと心強い。
4.盗難がバイクを劣化させる
盗まれたバイクが無事に帰ってくることは、まず有りません。
バラバラにされて、売り飛ばされれそれっきりになるか、河原で、傷だらけの状態で乗り捨てられて見つかるか。
いずれにしても、盗まれたバイクが元通りの姿で手元に戻ることは無い。
カギで盗難から守るには限界がある
乗るのが最大のメンテ!走ってる最中に盗まれることはない。
でもずっと乗り続けるわけにもいかない。
でも、ずっと放置されているバイクは狙われやすいのも事実です。
盗難にあっても気付き難いし、気付いたころには手遅れ。
『バイク買います!』なんてチラシを入れて、乗って無いのをチェックするのは良くある手口。
盗難対策グッズにはいろいろ有ります。
- ハンドルロック、カギ、防犯ブザー
- バイクカバーでバイクを特定されない
けれど、100%の防犯グッズはあり得ません。
壊せない鍵は無いし、切れないワイヤーロックもありません。
近所のヤンチャな少年からの盗難は防げるけど、本気の泥棒は残念だけど防ぎようがない。
盗んだのが未成年だと、犯人の名前すら教えて貰えないかもしれない。
バイクを盗難から守る方法は2つだけ
絶対に盗まれないカギは無い。
ならば、バイクを盗難から守る究極はこの2つ。
盗難保険で担保するか
コンテナ保管かの2択
バイクが劣化する4つの原因 まとめ
大事なバイクだから、いつまでもキレイにしていたい。
けれど、バイクは飾っておいても仕方ない。
使えば傷つくこともあるけれど、それは思い出に転嫁することが出来る。
それは劣化とは言わない。
放置や盗難によって無残な姿になるのが劣化。
バイクをそんな目に遭わせるくらいなら、早めに大事にしてくれる人に譲るのも1つ。
いつかは来ない。
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