仮面ライダーが嫌いな男の子は居ない!
『変身!』
叫びながらポーズを決めるが、お約束でした。
そもそも、なぜ仮面ライダーは
バイクに乗ってるの?
そういえば、最近の仮面ライダーって
バイクに乗って無い気がする
なぜ?
そんな、素朴な疑問を解消します。
仮面ライダーがバイクに乗ってた理由
- バイクのダークなイメージが欲しかった
- 製作費を安くあげるため
最近の仮面ライダーがバイクに乗らない理由
- コンプライアンスから、違法改造バイクはマズい
- バイクが子供のあこがれで無くなった
こんな内容を知って、スッキリしよう。
大人の事情でバイクに乗った仮面ライダーだけど、大人の事情でバイクに乗れなくなってしまいました。
仮面ライダーは、悪と戦えば良いだけの時代ではなくなってしまった。
そんな、ちょっと悲しいお話です。
なぜ、仮面ライダーはバイクに乗るのか?大人の事情2選!
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⇒ 仮面ライダー1号
昭和の仮面ライダーは、輝いてました。
変身ベルトを持ってたら、英雄でしたね。
自転車にも、ライダー風の装飾したりして。
仮面ライダーがバイクに乗って登場した理由は2つ。
大人の事情で、バイクが選ばれたようです。
- バイクのダークなイメージが欲しかった
- 製作費を安くあげるため
1.バイクのダークなイメージが欲しかった
バッタは自然の象徴だ。
バッタの能力を持った主人公が自然破壊に立ち向かうなんていうのはどうかな?
そうだ。エネルギーは風だ。
風力エネルギーが彼の原動力なんだよ。
彼のベルトのバックルに風車の機構があって、そこでエネルギーを獲得するんだ
石ノ森正太郎
仮面ライダーは1971年にスタートした実写版のヒーロー物です。
当時は、『巨人の星』、『タイガーマスク』といった正統派アニメが流行っていたため、あえて『正統派』、『アニメ』の2つとも外した企画を立てたのです。
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⇒ 仮面ライダーV3
正統派を外す
イケメンで誰からも好かれる正統派が主人公、を外しました。
バッタの能力を持つ改造人間を主人公にしよう
とんでもない、ぶっ飛んだキャラクター設定
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⇒ 仮面ライダーV3 第1話「ライダー3号 その名はV3!」
悪の組織に誘拐され、悪の手先にするべく体をバッタと融合改造されて、脳を改造される直前に助け出された主人公。
彼は、普通の人間でなくなった悲しを隠し、『人間の尊厳』のために戦う。
公害問題が叫ばれてた時代です。
自然の象徴のバッタが人間の尊厳を取り戻すために戦うという、テーゼ。
そんな主人公ですから、乗り物も花形満のようなオープンカーでは似合わない。
ダークな臭いのするバイクが選ばれました。
当時はオートバイ人気が過熱し、1970年後半から始まる『3無い運動』の前夜です。
バイク=不良のイメージから、主人公の乗り物にバイクが選ばれました。
不良のイメージが着いた起原は、ココ
2.製作費を安くあげる
バイクは車より、安上がり
仮面ライダーのバイクは、市販車にそれらしい飾り付けをしただけです。
基本的には、250ccのオフロードバイクがベースです。
250ccオフバイクがベースになった理由は3つ。
- 安くあげるため
- 採石場を走るため
- 車検を受けれないため
1.安くあげるため
もちろん、主要因は安くあげるためです。
実写版ダークヒーローというキワモノですので、製作費は絞られていた。
カッコイイ車に乗ってては、お金が掛かって仕方ない。
バイクに乗ってる設定なら
安く済むな
しかし、バイクを1から作るのも、結構お金が掛かる。
そのため、ゼロから一品もののバイクを作るのではなく、市販車の飾り付けです。
2.採石場を走るため
仮面ライダーは、採石場で闘うことが多い。
なぜなら、爆破シーンをを市街地で撮ることは出来ないから。
爆破で砂ぼこりが派手に上がった方が、見栄えするしね!
採石場などの広い私有地で撮影するため、そんなところでも走れるオフ車が選ばれた。
3.車検を受けれないため
車検が無いからイイだろう!
おおらかな時代でした
いくら飾り付けだけと言っても、改造バイクが車検を取って公道を走れる訳がない。
250cc以下の車検が無いバイクが選ばれたのです。
昭和の仮面ライダーは公道も走ってるけど・・・・。
安く車検を通したいなら、ココ
最近の仮面ライダーがバイクに乗らない理由も、大人の事情が2つ
最近の仮面ライダーは、バイクに乗らないことが多い。
車に乗ったり、電車に乗ったりします。
最近の仮面ライダーがバイクに乗らない理由は2つ。
- コンプライアンスから、違法改造バイクはマズい
- バイクが子供のあこがれで無くなった
1.コンプライアンスから、違法改造バイクはマズい
- 車に乗る 仮面ライダードライブ
- 電車に乗る 仮面ライダー電王
- ホバークラフトに乗る 仮面ライダーリバイス
なぜ、最近の仮面ライダーはバイクにのらないのか?
コンプライアンスです。
コンプライアンスとは、企業コンプライアンスとも言われ、
企業が「法律や条例、社会的規範などの幅広い規則を守る」という意味です。
人事のミカタ を引用
いくら車検の無い250ccでも、違法改造バイクを公道で走らせるのはマズい。
社会が許容しなくなってしまいました。
クレームを恐れ、思い切ったことは出来ない世の中です。
2.バイクが子供のあこがれで無くなった
仮面ライダーが、『ライダー』で無くなる日も近い
その時、仮面ライダーは何のために戦うのでしょう?
人間の尊厳は、取り戻せたのだろうか?
昭和の時代は、バイクは憧れの乗り物でした。
バイクの免許が取れる歳になると、自転車からバイクにステップアップが当たり前。
大人の階段でした。
しかし
『3ない運動』は絶大な効果をもたらしました
バイクは『ダーク』から『真っ黒』になった
バイクは不良の乗り物と言うレッテルを張られ、子供の目から消された。
人は見たことが無いモノにはあこがれません
例えば、江戸時代の人はいくら暑くてもエアコンを欲しがりません。
知らないものは、欲しくならないのです。
教育の力は素晴らしい。
仮面ライダーから、バイクを消し去る力があるのです。
大型免許は教習所で買えるようになった
最近の仮面ライダーは武器で戦い、バッタとの改造人間ですらない
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改造人間として世に生まれ、武器を持たず、体1つで戦ってた仮面ライダー。
それが正義だった。
しかし、それではスポンサーとタイアップできない。
バイク以外にも、大人の事情が重く圧し掛かかってきました。
- 格闘技から武器での戦闘へ
- 改造人間から普通の人へ
格闘技から武器での戦闘へ【昭和の仮面ライダーは格闘技で戦う】
昭和ライダーが武器を手にしたこともあるけれど、あくまで賑やかし
トドメは素手でした
昭和の仮面ライダーは、武器を持ってません。
体一つで、敵と戦うのがカッコ良かった。
そして、必殺技はバッタの脚力を生かした『ライダーキック』。
普通の人間でなくなった悲しみを隠し
『人間の尊厳』のために戦うのだから、
機械の力に頼らないのが当然です
変身だって、バイクの風をベルトの風車で受けて風力でエネルギーを得てた。
格闘技から武器での戦闘へ【最近の仮面ライダーは、武器で戦う】
最近の仮面ライダーは、セールスマン
子供にグッズを買って貰うため、実演販売をしています。
しかし、大人の事情がまた登場する。
スポンサーとのタイアップのため、武器・変身グッズを売らねばならない。
格闘技で戦うのは、オモチャ屋さんのスポンサーが許さない。
銃や剣、オモチャ屋で売っているガシェットで戦うのです。
テレビを見終わったら、買いに来てね!
改造人間から普通の人へ 【改造人間ですらない】
医学の発展により『改造人間』が夢物語で無くなったため、
改造人間はデリケートな言葉になってしまった
最近の仮面ライダーは改造人間ですら有りません
ハイテクなガシェットの力を身にまとう、普通の人間だったりします。
そこには、人間に戻れない苦悩など有りません。
住みにくい世の中です。
集合住宅でのバイクの保管も気を遣う
なぜ、仮面ライダーはバイクに乗るのか? まとめ
昭和の仮面ライダーがバイクに乗る2つの理由
- バイクのダークなイメージが欲しかった
- 製作費を安くあげるため
最近の仮面ライダーがバイクに乗らない2つの理由
- 法順守の観点から、違法改造バイクはマズい
- バイクが子供のあこがれで無くなった
バイクに乗らず、
格闘技を使わず、
ガシェット頼みの仮面ライダー!
スポンサーのオモチャを売るために戦う仮面ライダー!
仮面ライダーの明日はどっちだ!
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