ホンダPCXとヤマハNMAX。
世界戦略車として、アジアをはじめ世界中で販売されてる2台です。
2台はどんな違いがあるの?
どっちがいいの?
そんな疑問を解消します。
- スペックでは、PCXが一枚上手
- NMAXで気になるスマホ連動
- スタイルはお好みで
ホンダは、125ccクラスへの力の入れ方が違います
- ヤマハは4車種
- ホンダは17車種
125cc主力のPCXで負けるわけにはいかない
こんな内容を知ってスッキリしよう。
ともに2021年にニューモデルになりました。
差は縮まったけど、PCXが一歩リード。
このブログのタイトルからして、バイアスは掛かってます
優しい目で見てもらえると嬉しい
ホンダPCXとヤマハNMAX スペックの比較
PCXは、3,4年毎にアップデートされてきました。
一方、NMAXは海外でアップデートされるものの、日本は放置されてました。
2021年に期せずして、両者がニューモデルになった。
2車のスペックを比較したのが、コレ。
PCX | NMAX | |
外観 | ||
メーカー希望小売価格 | 357,500円(税込み) | 368,500円 (税込み) |
全長/全幅/全高 | 1,935×740×1,105mm | 1,935×740×1,160mm |
シート高 | 764mm | 765 |
車両重量 | 132 | 131 |
国土交通省届出値: 定地燃費値 |
55.0km/L(60km/h)〈2名乗車時〉 | 48.7(60)〈2名乗車時〉 |
WMTCモード値 | 47.4(クラス 1)〈1名乗車時〉 | 46.9 |
エンジン | 水冷4バルブOHC単気筒 | ← |
総排気量 | 124ml | ← |
内径×行程 | 53.5×55.5mm | 52.0×58.7 |
最高出力 | 9.2[12.5]/8,750(kW[PS]/rpm) | 9.0(12)/8,000 |
最大トルク | 12[1.2]/6,500 | 11(1.1)/6,000 |
燃料タンク容量(L) | 8.1 | 7.1 |
前タイヤ | 110/70-14M/C 50P | 110/70-13M/C 48P |
後タイヤ | 130/70-13M/C 63P | ← |
前ブレーキ形式 | ABS油圧式ディスク | ← |
後ブレーキ形式 | 油圧式ディスク | ABS油圧式ディスク |
アイドルストップ | 有り | ← |
トラクションコントロール | 有り | ← |
スマートキー | 有り | ← |
ラゲッジスペース | 30L | 23 |
サービス電源 | USB Type-C 5V3A | DCジャック |
スマホ連動 | 無 | 時刻合わせ、着信 |
※写真は公式サイトを引用してます。
- photo by Yamaha Motor
- photo by Honda Motor
燃費はPCXの圧勝
PCXに限らず、小排気量から大型まで、ホンダの燃費は群を抜いてます。
PCXの場合も、圧勝。
定地燃費値はNMAXより10%以上優れてる。
航続距離もPCX
PCX | NMAX | |
定地燃費値 | 445.5Km | 345.8Km |
WMTCモード値 | 383.9Km | 333.0Km |
燃費の良さとタンク容量の大きさが相まって、
航続距離もPCXの圧勝。
何の心配も無く300km走れます。
タイヤは小差でPCX
PCXのリアタイヤは14インチから13インチになりました。
ラゲッジスペースの増量のためと思われます。
タイヤ幅の見直しで、幅は変わってません。
前輪14インチは変わってないので、悪路の乗り心地はPCX有利。
ブレーキはNMAXの圧勝
PCX |
NMAX |
PCXのリアブレーキがドラムからディスク化されました。
ドラムで何の不満も無かったので、見た目のための変更。
逆に、ディスク化によって効きが良くなったため、ロックしやすくなった。
後輪もABSがついているNMAXの圧勝。
ラゲッジスペースはPCXの圧勝
PCX |
NMAX |
PCXはリアタイヤ14から13インチ化により、容量2L増えて30L。
ヘルメットを裏返さなくても入るのは、嬉しい。
PCXの圧勝です。
ハイブリッドは電池によりスペースが減ってしまう
しかし、13インチ化により24Lを確保できました
この改善をしたかったに違いない
次期PCXは、ハイブリッド・EVが主力になるに違いない
サービス電源はPCXの圧勝
PCX |
NMAX |
PCXは、USB-TypeC。
NMAXは、シガーソケット。
12V電装品ならシガーソケットだけど・・・。
12V電装品が思いつかない。
PCXの圧勝。
スマホ連動は、NMAXの独自機能
専用アプリ「Yamaha Motorcycle Connect(Y-Connect)」により、スマートフォンと車両のメーターが連携。SNS 通知、通話着信など、多彩な情報をメーターにアイコン表示し、利便性を高めます。また、メーター内の時計の自動調整機能も備えています。
by Yamaha Motor
車と違い、走りながらメーターを凝視することが無いバイク。
それほどスマホ連動が有効とは思えない。
実際に使ってみたら、目からウロコかもしれないけどね!
けど、時計の自動調整は、嬉しい
バイクの時刻合わせ操作を覚えてる人は、居るのだろうか?
バイクの時計が多少ズレても、時刻修正操作方法なんて覚えてないから、ほったらかし。
そんな人は、多いに違いない。
NMAXの圧勝。
ホンダPCXとヤマハNMAX スペック外の比較
ホンダPCXとヤマハNMAX フレーム
PCX |
NMAX |
※NMAXのフレームはタイ ヤマハを参照 photo by THAI YAMAHA MOTOR CO.
両方とも、先代のフレームに比べると簡素化されました。
見た目で優劣は付けられないので、引き分け。
コストダウンのための剛性退化では無く、CAD応力分析シミュレーション技術の向上。
最適化が進んだと信じたい。
ホンダPCXとヤマハNMAX サイド
PCX |
NMAX |
- PCXは曲線基調で女性的
- NMAXは無骨で男性的
大きさはほぼ同じ。
全体の造形は好みなので、引き分け。
ホンダPCXとヤマハNMAX フロント
PCX |
NMAX |
両方ともLEDヘッドライトです。
- PCXは、ウインカーもLED
- NMAXは、ウインカーのみ電球
PCXの顔の方が派手ですね。
顔の造りも好みなので、引き分けだけど
LEDウインカーの分だけPCXの優勢。
アジアでは、PCX・NMAXともに125ccクラスとしては高級路線です。
全体に派手なPCXは、高級感の演出が上手い
ホンダPCXとヤマハNMAX リア
PCX |
NMAX |
両方ともLEDストップランプです。
- PCXは、ウインカーもLED
- NMAXは、ウインカーのみ電球
PCXのテールランプの方が派手!
お尻の造りも好みなので、引き分けだけど
LEDウインカーの分だけPCXの優勢。
ホンダPCXとヤマハNMAX パネル
PCX |
NMAX |
両方ともフルデジタル。
NMAXは、スマホ連動の表示が追加になったくらいで、表示内容に大差ない。
ここでもPCXの方が大きくて派手なのは、一貫してる。
NMAXの液晶は、モノクロで古さを感じてしまう。
好みはあるけれど、PCXの圧勝!
ホンダPCXとヤマハNMAX ハンドル
PCX |
NMAX |
NMAXは、バーハンドルにカバーがついているタイプ。
スマホマウントの取り付け安さで、PCXの圧勝。
マウントのおすすめはココ。
ホンダPCXとヤマハNMAX スマートキー
PCX |
NMAX |
日本国内NMAXもスマートエントリーになり、PCXに追いついた。
スマートキーはNMAXの方がコンパクトだけれど、機能に差は無い。
好みなので、引き分け
ホンダPCXとヤマハNMAX 前輪
PCX |
NMAX |
どちらもABSディスク。
- PCXは、2POT
- NMAXは、1POT
機能的な差は無いので、引き分け。
【2021年】ホンダPCXとヤマハNMAXの比較(どっちがいい?)まとめ
- アイドルストップ
- スマートエントリー
- トラクションコントロール
- 前後ディスク
- LEDフロント・リア照明
PCX,NMAXともに125ccクラスとしてはかなりの豪華装備です。
どちらを選んでも、後悔することは無い。
世界戦略車として、力を込めて開発されてます
スキがありません
NMAXがやっとアップデートされて、PCXとの距離は縮まったった感はあります。
けれど、PCXは一歩先を行っている。
来るべきハイブリッド・EVの本格普及を織り込んできている気がします。
PCXをプリウスやリーフのような位置づけにする気なのかも。
併せて読みたい