立ちゴケは悲しい。
アッと思った時にはもうバイクを支えきれず
スローモーションで景色が倒れていきます。
立ちゴケすると、一気に人生がイヤになる!
秘訣は無いの?
そんな悩みを解消します。
- 立ちゴケ対策 4選
- 立ちごけし易い状況 9選
- 立ちごけしてしまったときに行うこと 4選
- 立ちごけしないために出来る工夫 3選
これらを知って、スッキリしよう。
初心者でも立ちゴケは防げます。
立ちゴケするパターンは決まっているので、
回避するコツを知って、立ちゴケを撃退しよう。
失敗しないバイクの立ちゴケ対策4選!
初心者は特に、
ベテランでも油断すると立ちごけの餌食になります。
立ちゴケ対策で気を付けることは4つだけ。
- 何があってもエンストさせない
半クラに注意
曲がりながら発進しない - 停止直前のフロントブレーキは繊細に
羽根のように - エンジンの前に足をつく
足は前 - サイドスタンドは乗車中にダブルチェック
コンコン
1.何があってもエンストさせない
エンストからのバランス崩しは、立ちゴケの王道
右折待ちからの発進・Uターン中などで、車体を傾けてるときにエンストすると
リカバー不能です。
車体の下敷きにならないように、逃げるが勝ち。
何が何でもエンストしないように心がけよう。
2.停止直前のフロントブレーキは繊細に
フロントブレーキを掛けすぎて、ロック
『握りゴケ』も、立ちゴケの王道
お店から出ようとしてるときに、自転車に気づき緊急停止。
前輪をロックさせてしまいバランスを崩すのは、アルアル。
『アッ!』と思ってパニックになると、反射的にブレーキを握りしめるのは仕方ない。
パニックにならない配慮が大事。
3.エンジンの前に足をつく
バランスを崩したときに
大地を踏みしめて、立ちゴケを阻止できるか?
グラッとくるのは、仕方ない。
外乱もあるので、思い通りにはいかない。
車体が傾き始めたときに、大地を踏みしめて建て直せば良いだけです。
ある程度の筋力も要るけれど、反射神経と足をつく位置が支配する。
4.サイドスタンドは乗車中にダブルチェック
サイドスタンドを出してから、バイクを降りるよね
『出したはず』も、立ちゴケの王道
- バイクに乗ってから走り出すまでの一連の動作
- バイクを停止してから降りるまでの一連の動作
どちらも意識してやってるのでは無く、無意識に体が動いてるはず。
サイドスタンドが出切ってなかったり、出し忘れることもあります。
人間だもの。
これだけじゃ解りにくいから、
立ちごけしやすいシーン別に、コケないコツを知っておこう。
失敗しないバイクの立ちゴケ対策 シーン別のコケないコツ9選
立ちゴケし易いシーンは決まってます。
こんなシーンに出会ったら、思い出してください。
- Uターン
- 曲がりながら発進
- 停止間際に前ブレーキ
- 傾斜のある場所で停止
- 足を後ろに着いてしまう
- 砂が浮いている
- シートバックを蹴る
- 押し歩き
- 長時間走行
立ちゴケし易いシーン9選と、
そんなときに立ちゴケしないコツです。
1.シーン別の応用まとめ Uターン
100回やって100回成功する自信が無いなら、
公道でUターンをしてはダメ絶対。
カッコつけは一瞬、後悔一生
キング オブ 立ちゴケ
立ちゴケとUターンは切っても切れない。
だから、基本的にはUターンはしないのが1番いい。
広大なスペースがあるところでしか、Uターンしないようにしよう。
狭い場所で小回りしようとして、ムリにバンクさせると、必ず失敗します。
狭い場所でUターンしたいときは、どちらかを選ぼう。
- 足つきが悪いバイクなら、降りて切り返す
- 足つきが良いバイクなら、直立で足をバタバタさせて
Uターン中に失敗して『パタン』は悲しい。
絶対の自信が無いなら、ムリしてカッコつけない。
それでも、したいなら
Uターンのコツについてはココ
2.シーン別の応用まとめ 曲がりながら発進
直進状態で発進する
ハンドルを切った状態で発進しない
- お店や路地から通りに出るとき
- Uターンを開始するとき
とにかくハンドルが真直ぐな状態で発進しよう。
ハンドルを切った状態で発進すると、前輪が抵抗になるのでエンストし易い。
ハンドルを切った状態でエンストすると、もれなく傾きます。
エンストのショックで『パタン』は悲しい。
どうしても曲がりながら発進せざるを得ないときは、
思い切り吹かしながら発進しよう。
上り坂で発進するときも同じです。
発進直後の左折を、せざるを得ないときはココ
3.シーン別の応用まとめ 停止間際に前ブレーキ
フロントブレーキの揺り戻しで、バランスを崩しやすい
停止間際は、リアブレーキで調整しよう
停止間際にフロントブレーキを強く掛けると、お釣りがくる。
フロントサスが延びてきて、バランスを崩し易い。
サスの反動を受けて『パタン』は悲しい。
低速なら、パニックブレーキにならないように
フロントブレーキから指を離してしまうのも良い
羽根のように扱うか、停止直前はフロントブレーキに触らない。
フロントブレーキから指を外し、リアブレーキで止まる習慣がベスト。
かもしれない運転
- お店から道路に合流するとき
自転車が来てるかもしれない - 走行中に
子供が飛び出てくるかもしれない
シーンが予測できてれば、パニックに陥らずにすみます。
直前ばかり見ずに、広く俯瞰するよう心がけよう。
4.シーン別の応用まとめ 傾斜のある場所で停止
傾斜のある場所で谷側に足をつこうとしても、地面はありません。
思ったより地面が遠くてバイクを傾けてしまうと、堪え切れない。
足を空振りして、『パタン』は悲しい。
傾斜に注意して、必ず山側に足を出そう。
止まる時に右側の足を着くクセを付けるのは有効です
道路は水ハケを良くするために、センターラインが一番高く路肩に向けて傾斜していることが多い。
右足が山側になります。
でも、教習所では右足を着いてはダメ!と教わったはず。
- 足が長くて、車に轢かれるほど横に足が出る人って居る?
- 右側に足を着こうとして、立ちゴケで車に轢かれる状況ってある?
気になるなら、左足を出そう。
5.シーン別の応用まとめ 足を後ろに着いてしまう
- 止まろうと足を着くタイミング
- バイクが止まるタイミング
2つのタイミングが合わず、足が流れるとマズい
エンジンの後ろに足を着いてしまうと、支えきれない
足が後ろに流れて力が入らず『パタン』は悲しい。
かといって慌ててフロントブレーキを掛けると「3.停止間際に前ブレーキ」になってこれもマズイ。
足はエンジンの前に投げ出すように着くことを心掛けよう。
前過ぎるのは何とかリカバーが効きます。
ベテランでも
ベテランでも、バランスを崩すことは有ります。
だけど、立ちゴケには至りません。
ベテランは、リカバーが早いので致命傷にならない
- 車体が大きく傾く前に対応する
- 大地を踏みしめられる位置に足がある
慣れの部分もあります。
長くバイクとともに過ごしたい。
6.シーン別の応用まとめ 砂が浮いている
足をつく場所をよく見る
足を着こうとしてら、砂が浮いていて滑るこもとあります。
足が滑って『パタン』は悲しい。
足を着こうとしたところが凹んでいることもあります。
地面が無くて『パタン』は悲しい
良く見て足を着こう。
7.シーン別の応用まとめ シートバックを蹴る
サイドスタンドは、
- バイクに乗ってから払い
- バイクから降りる前に出す
バイクに乗るとき、降りるときにシートバック・トップケースに足が引っ掛かる。
シートバックにハイキック!
- からの、バランスを崩して立ちごけ!
- からの、足が引っ掛かって『パタン』
は悲しい。
教習所では、サイドスタンドを払ってから乗るよう教わったはずです。
でも、公道では乗ってからサイドスタンドを払おう。
サイドスタンドはバイクに乗った状態で操作するように心掛けよう。
そうすれば、ハイキックが決まってもバイクは無事です。
8.シーン別の応用まとめ 押し歩き
取り回しをしないのが1番です。
- バイクに乗ってスタートできるような場所にしか止めない
- 頭から突っ込まない
- バイクに乗って足をパタパタして動かす
バイクを駐車場から出すときなど、引き回し中に段差でバランスを崩すことも多い。
段差でバランスを崩して『パタン』は悲しい。
バイクを少し自分側に傾けて、腰で支えながら取り廻すようにしよう。
反対側に傾くと、手の打ちようが有りません。
もちろん、バイクが重くて取り回しが苦しくなるほど傾けないで!
カッコつけなくていい
足つきが良いバイクなら、跨って足をバタバタして動けばいい。
乗り出し易い位置・方向にバイクを止めるのもいい。
カッコつけて取り回して、倒したら目も当てられない。
9.シーン別の応用まとめ 長時間走行
足に力が入ることを確かめてから、降りる
2,3時間走り続けた後に休憩しようと止まると、足に力が入らないことも有ります。
座りっ放しで足がボケてて『パタン』は悲しい。
足を着く前に、力が入るかステップの上で試そう。
ずっと同じ姿勢で走り続けてると、足がしびれた状態になります。
トイレに飛んでいきたくても、ヒザがガクガクして笑えないこともある。
そんなことにならないよう、足が無事なのを確かめてからバイクを降りたい。
停止したら、まずサイドスタンド!
立ちごけしてしまったときに行うこと 4選
残念ながら、立ちゴケしてしまったったら
仕方ない。
被害を最小限にするために4つのことに注意しよう。
- ムリな起こし方をしない
- 安全な場所に移動
- ダメージチェック
- 応急処置
1.ムリな起こし方をしない
ギャラリーに手でも振って合図しよう
チョット待っててね!
文句を言う人は居ません
車が多い駐車場とか交差点とかで立ちゴケすると、人の目が気になり恥ずかしい。
慌ててムリな体制でバイクを引き起こそうとして、
- 腰を痛めてしまう
- 反対側に倒して『おかわり』してしまう
これは本当に悲しい
起きてしまったものは仕方ありません。
深呼吸でもして心を落ち着けよう。
慌てても仕方ない。
ギャラリーなんて、気にしたら負け!
2.安全な場所に移動
こけたら、もう慌てても仕方ない
慌てて反対側にこかさないようにね
引き起こしたら、ジャマにならないところへまず移動。
シートバックやスマホなど、吹っ飛んだものが無いかチェックして回収しよう。
そこまで終わったら、まず一息いれよう。
慌てると、ろくなことが無い。
いまさら慌てても、後悔しても始まりません。
反省は後でゆっくりすることにします。
3.ダメージチェック
バイクの傷は何とでもなる
体の傷をまずチェック
まずは、体のダメージチェック。
- 立ちゴケ転倒で下敷きになり足を痛めてないか
- 頭や肩などを打って、痛めてないか
- ねんざなど、痛めた部位は無いか
- 擦り傷などで出血してないか
体に異変があれば、迷わず救急車を呼ぼう。
バイクを支えきれず、立ちゴケ決定的になったらまず逃げるべき。
ガンバり過ぎて下敷きにならないように。
大事なバイクだけど、体はもっと大事!
プロテクターについてはココ
バイクは所詮モノです
最悪、バイクは捨てて体を守ろう
支えきれないと観念したら、バイクの下敷きにならないように
ササっと逃げよう
次に、自走できるかチェック。
- シフトレバー、ブレーキレバーは折れてないか
- シフトペダル、ブレーキペダルが操作できるか
- ウインカーは折れてないか
- ハンドルは曲がってないか
- エンジンは掛かるか
ガソリンが漏れてることもあります。
慌ててエンジンを掛けないで!
立ちゴケからのファイアー、は笑えない。
落ち着いたら、ゆっくり自走できる状態か否かをチェックしよう。
カウルの傷も気になるけれど、後回し。
4.応急処置
バイク保険のロードサービスは、使っても翌年の等級に影響しません
使わないと損!
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年会費4,000円でロードサービスが使い放題
自走出来る状態に応急処置で復旧できるか?
スキルや、所持している工具しだいですが、応急処置できそうなら頑張る。
ダメそうなら早めにレッカー要請。
どちらにするかを早く決断しよう。
暗くなってからでは遅い。
立ちごけしないためにする工夫(バイク・装備・人)
立ちゴケは悲しい。
3つの工夫で予防しよう。
- バイクの工夫
- 装備の工夫
- 人の工夫
1.バイクの工夫 5選
立ちごけし難いバイク、し易いバイクを知っておこう。
こんなバイクは、立ちごけし難い
- 軽いバイク
- 足着きのいいバイク
- アイドリングの回転数が高い
- スライダー・エンジンガードのついたバイク
- 思い切り高価なバイク
1.軽いバイク
バイクデビュー、最初の1台は悩ましい。
いろんな意見があって、どれも間違っていない。
- 憧れのあのバイク
- 最初はコケるから中古で
- いきなり大型は危険だ
- 小排気量から段々と
間違ってはいないけれど
欲しいバイクに乗るのが1番です
乗りたくもないバイクを買ってもしょうがない
けれど、覚えておこう。
最初は、軽くて足つきの良い250ccバイクが扱い易いのは確かです。
いきなり大きく重いバイクを選んだために、
何度も倒して嫌気がさしてバイクを降りてりしまう人も多い。
2.足つきの良いバイク
重くてデカいバイクでも、足つきが良ければ何とかなります。
逆に、軽くても足つきの悪いモタードやオフロードは立ちゴケの心配があります。
慣れれば片足ツンツンでもなんとかなるけれど
最初は、最低でもおしりをずらしたら片足ベタ着きが望ましい。
ローダウンシートに変える、サスのローダウン、イニシャルを抜くなどを検討してみよう。
ローダウンシートを探すなら>>>バイク ローダウンシート
ローダウンサスを探すなら>>>バイク ローダウン サス
3.アイドリング回転数が高い
アイドリングのエンジン回転数を調整出来るバイクなら、アイドリングを高くしたい。
雑にクラッチを繋いでもエンストし難くなります。
半クラに失敗してもエンジンが粘ってくれます。
そのかわり、燃費が悪くなるのは諦めよう。
4.スライダー・エンジンガード
公道でスライダーを付ける是非は有るけれど、立ちゴケのダメージを和らげるのは確かです。
立ちゴケでタンクが凹むと心まで凹む。
スライダーは安いパーツじゃないけれど、立ちゴケ1回で元が取れます。
スライダーをさがすなら>>>バイク スライダー
5.思い切り高価なバイク
思い切り高価なバイクをフルローンで買えば、
立ちゴケなんて起きない気がしませか?
検証してみて!
2.装備の工夫
バイクで工夫する以外に人の装備でも工夫できます。
- 厚底靴にする
- 靴ヒモの無いシューズ
1.厚底靴にする
足つきを良くするために厚底シューズという手段もアリ。
わずか2cmの違いでも、跨ってみると世界が違います。
2.靴ヒモの無いシューズ
靴ヒモがシフトレバーに引っ掛かって立ちゴケも悲しい。
靴ヒモの無い/露出しないバイクシューズを選ぼう。
歩きやすいバイクブーツなら、ココ
3.人の工夫
最後は、ライダーの工夫です。
繰り返しになるけれど、大事な事だからね!
- サイドスタンドを払うのは乗った状態で
- 山側・車道側の足を出す
- エンストしない
- 停止直前はフロントブレーキを放す
- エンジンの前に足を着く
- 取り回しは腰かのったまま
1.サイドスタンドを払うのは乗った状態で
自動車学校で教わったことは忘れよう。
- バイクに乗ってからサイドスタンドを払う
- バイクから降りる前にサイドスタンドを出す
サイドスタンドを出したら、ちゃんと出たか、つま先で『ツンツン』してダブルチェックしよう。
2.山側・車道側の足を出す
傾斜で足を着くときは、高い方に足を着く。
左右どちらの足をついても停車できるよう、左右とも練習しておこう。
3.エンストしない
半クラにするときは、アクセルを開き気味にしよう。
半クラ、前後ブレーキ、アクセルすべて同時にバランス取るなんて最初からできるはずが無い。
わずかな半クラ失敗でエンストゴケしないように
動かすのはリアブレーキだけに集中しよう。左右の手は固定。
- 左手の半クラ度合いは1ミリも動かさず固定
- アクセルは開き気味
- リアブレーキで速度調節
4.停止直前はフロントブレーキを放す
停止時に、サスのお釣りを貰わないように停止直前のフロントブレーキは優しく扱う。
出来れば指を掛けるのを止めて、リアブレーキのみで停止する。
5.エンジンの前に足を着く
足が後ろに流れると力が入りません。
足は前に投げ出すように、エンジンの前に着く。
6.取り回しは腰かのったまま
取り回し中に反対側に倒さないよう、自分の側に若干傾けて腰で支えよう。
カッコをきにしないなら、乗ったままバタバタ動くのもいい。
カッコより結果!
カッコつけて立ちゴケしない!
7.保険
バイク保険によっては、立ちゴケをカバーしている保険も有ります
バイク保険に車両保険を付けて立ちごけを保険でカバーしても良い
軽い立ちゴケでも、キレイに直すなら2万円程度は必要です。
カウルやミラー、ウインカー交換となれば10万円になるのも珍しく無い。
自走不能になった時のレッカー移動も、任意保険のロードサービスでカバーされます。
バイク保険の比べ方はココ
失敗しないバイクの立ちゴケ対策 まとめ
初心者だけでなく、ベテランでも油断するとやらかします。
立ちゴケの修理費はバカバカしい。
その分をカスタムに回せるように対策しておこう。
色んな対策があるけれど、日常注意するのはこの4つ。
- 何があってもエンストさせない
半クラに注意
曲がりながら発進しない - 停止直前のフロントブレーキは羽根のように
- エンジンの前に足をつく、足は前
- サイドスタンドは乗車中にダブルチェック、コンコン
1度も立ちゴケしたことが無い人もいるだろうけど、
『東大に現役合格して、在学中に司法試験に受かる』ような人だけ。
普通は、何度も失敗して覚える。
立ちゴケしても死ぬことは無いから、気にし過ぎて引きずらないようにね
ここに書いてあることをチョッとでも覚えておいて欲しい。
みんな倒して学習していくのだから。
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