SHOEIのZ-7が7年振りにモデルチェンジ。
Z-8が登場しました。
ツーリング向け軽量フルフェイスヘルメットとして、人気だったZ-7。
何が変わったの?
で、買いなの?
- Z-7とZ-8の比較
スペックは全方位に進化している - ネガは6,00円の価格アップ
強力ライバルがいる価格帯になった - 買いか?
コンパクト優先なら、唯一無二
価格優先なら、強力ライバル多し - 正規販売認定制度
そもそも、SHOEIは通販では買えない
こんな内容を知ってスッキリしよう。
Z-7より進化しているけれど、通販で買えないのは痛い。
結論を言ってしまうと
Zシリーズの帽体コンパクトが好みなら、買い!
しかしSHOEIの方針で、通販で買えないので割高
強力なライバルは多い
確かにZ8は進化してる。
- 軽量:負担にならない
- コンパクト:キノコにならない
Z8のメリットはそのままに、安全性・快適性が向上しました。
懸念は、SHOEIの方針で通販では買えないこと。
対面販売でしか買えません。
価格考慮すると
ARAIのフラッグシップ
ARAIのレトロ
ARAIのツーリング向け
OGKのシステム
通販で安く手に入る強力なライバルが気になる。
SHOEIヘルメット、Z-7とZ-8の比較
Z-7とZ-8の外観比較
Z-7のイメージはそのままに、正常進化ですね。
気持ち武骨になってます。
リアの排気口が大きくなってますね。
また、チークパッドの下端が大型化されてます。
このため、静粛性と快適性がアップしてるはず。
額中央に大型気口が追加されてる。
排気口も大型化されてるので、換気性能は良くなってるはず。
メガネの曇りは換気だけでは厳しい
Z-7とZ-8のスペック比較
Z-7 | Z-8 | |
価格(ソリッド) | 49,500円 (税込み) | 56,100円 (税込み) |
サイズ | XS (53cm) S (55cm) M (57cm) L (59cm) XL (61cm) XXL (63cm) |
同じ |
重量 | 1,356(M:ソリッド) 1,456(XL:ソリッド) |
1,384(M:ソリッド) 1,467(XL:ソリッド) |
構造 | AIM | AIM+ |
空力 | - | 上向きの揚力:6%減少 前方抗力:4%減少 |
ノイズリダクション | - | 周辺の風切り音:低減 |
換気 | - | 額センターに空気穴追加 |
ピンロックシールド | - | 横方向の視界を10%改善 |
規格 | JIS規格 | ← |
Z-7(AIM構造)とZ-8(AIM+構造)の違い
AIMは「Advanced Integrated Matrix」の略で、ヘルメットシェルの軽量化技術です。
AIM+は、有機繊維より軽く弾性に優れた高性能有機繊維を追加することで、軽量化を果たしてます。
難しいことは置いといて
X-Fourteenと同じAIM+構造に進化した事で、より強く軽くなった、の理解でOK!
取得規格の比較
取得規格は、JISのままで変更はありません。
しかし、AIMからAIM+になったことで、シェルの剛性・弾性は向上してるはず。
原に、Z-8のアメリカ仕様(RF-1400)は、SNELLM2020とDOTの両方の基準を満たしてます。
日本でSNELLを取得していないのは、他ヘルメットとの棲み分けと思われる。
X-Fourteen:レース指向:SNELL規格
Z-8:ツーリング指向:JIS規格
価格
Z-7から進化はしてるけど、チョット強気の価格設定?
この値段なら、いろんなモデルが選択肢に入ってくる
単色で比べると
- Z-8は、Z-7から6,600円アップの56,100円
- Z-8は、インナーバイザー付きのGT-Air2と同じ価格
- Z-8は、X-Fourteen単色と9,900円差です。
Z-8のグラフィックモデルは66,000円なので、
単色X-FourteenとZ-8のグラフィックは、全く同じ値段
単色X-FourteenとグラフィックZ-8
同じ価格なのは、悩ましい
実勢価格としては、通販で買えるARAI RX-7Rと通販で買えないZ-8の定価はほぼ同じ。
ネオレトロなGRAMSTAR:47,300円(税込み)も、コスパ良くて魅力的に見えます。
通販で安く手に入る強力なライバルが気になる。
Z-8とカーボンヘルメット
Z8と同価格帯で、フルカーボンが買えてしまう。
ヘルメットの気になる小傷の消し方は、ココ
Zシリーズの長所(軽く、小さく、静か)はどうなった?
軽さばかりが注目されているZシリーズですが、Zの長所はこの3つ。
- Zシリーズは軽い
- Zシリーズは帽体が小さくキノコにならない
- Zシリーズは静か
それぞれ、Z-8になってどうなるのかが、気になる。
1.Zシリーズは軽い
- Z-7の重量:1,356g (M:ソリッド)
- Z-8の重量:1,384g (M:ソリッド)+28g
- X-Fourteen:1,616g (M:ソリッド)+260g
- GT-Air II:1,563g (M:ソリッド)+207g
Z-8は、Z-7とほぼ同一重量
安全規格が厳しくなってるのに、重量据え置きは立派
GT-Air IIと比べると200g軽い。
わずか200gと思うかもしれないけれど、疲れ方が全然違います。
バイクショップで試着するか、自分のヘルメットに200gの重りを乗せて頭を振ってみれば良い。
2.Zシリーズは帽体が小さくキノコにならない
左右幅×前後幅×高さ (Mサイズ)
- Z-7の外径寸法:252×341×260mm
- Z-8の外径寸法:253×345×259mm
- X-Fourteen:259×377×286mm
- GT-Air II:258×378×271mm
Z-8の寸法はZ-7とほぼ同じ
Z-7とZ-8のサイズは、ほぼ同じ
安全規格が厳しくなってるので、サイズ維持は立派
寸法、重量ともにZ-7同等なのは、素晴らしい!
GT-Air IIは10mm大きい
GT-Air IIは、Z-8より10mm程度大きい
ぱっと見でヘルメットの大きさが全然違います。
インナーバイザーを内蔵しているので、仕方ないけれど、
キノコのように頭デッカチだと、なんだかね!
3.Zシリーズは静か
Z-7は、静かです。静粛性が高い。
建物で言えば、立て付けが良い。
シールドがピッタリ閉まる、各部の軋みも無い。内装の静音性も高く感じます。
Z-8の静音性
- シールド形状見直し
- シールドの防風・防水シール刷新
- チークパッド・イヤーパッドの大型化
Z-7に比べ、特に低音の静粛性がアップしてます。
静かだと、ナビや音楽も聞こえやすい
Z-8は、AMAZON、楽天、Yahoo!では買えない
SHOEIの会社方針なので、是非もないけれど
2019年より、SHOEIは、「正規販売認定制度」を導入しています。
SHOEI正規販売店は、SHOEIが認めるレベルの知識、技術の取得をし、お客様へ適切な製品及びサイズのご提案、アフターサービスのご対応まで実施することが出来るショップとなります。
SHOEI公式
ヘルメットは安全に対して重要なパーツなので、適切な説明やアフターサービスが必要。
基本的に対面販売で売ります。
ポチッとするだけの通販では売らないよ!
簡単に言えば、こういうこと。
自社製品を、アマゾン、楽天といった通販サイトに流通させない方針です。
今でもアマゾン、楽天でSHOEIヘルメットを見かけるけど、
慌ててポチッとしないで!
とんでもない高価な設定になってるので、騙されないで!
4万だと思ってよく見ると、40万円だったりします
通販でSHOEIを安く買うのはムリ!
このため、Z-8は定価に近い値段で買うことになります。
Z-8の定価は、RX-7Xグラフィックモデルと変わらない
通販で手に入るARAIと比べるのは酷だけど、
タイミングしだいで、Z-8と同額で、ARAIのトップモデルRX-7Xが手に入ってしまう。
単色でもグラフィックでも、好みのまま!
ヘルメットだけでは、安全は守り切れません
SHOEIのZ-8は、Z-7の3つのメリットを超えたのか? まとめ
Zシリーズの魅力(メリット)は、軽さ、帽体の小ささ、静かさの3つです。
Z-8になって3つの魅力はどうなったのか?
- Z-8は、Z-7より静か
- Z-8は、Z-7と同じ重量
- Z-8は、Z-7と同じ大きさ
サイズ・重量据え置きで、より厳しい安全規格を身に着けました。
しかし、値段は10%アップ。
Z-8の強気の価格設定税込み56,100円は、気になります。
通販で安く手に入る強力なライバルが気になる。
Z-8を買うなら、ショップで対面販売でね!
併せて読みたい