バイクにはいろんな楽しみ方があります。
コーナーを攻めるのも楽しいし、高速道路をブッ飛ばすの楽しい。
同じように、ラーツーも楽しい。
バイクで景色の良い場所に行き、インスタントラーメンを食べることを『ラーツー』と言います。
野外で食べるインスタントラーメンは、なぜあんなに美味しいのか?
理由を解明出来たら、ノーベル賞ものです。

そんなに美味しいなら、
ラーツーをしてみたい!
どんな道具が必要なの?
そんな疑問を解消します。
初めてのラーツーなら、お湯を沸かせれば十分!
- ガスバーバー
- コッヘル
あとは、消え物のこの3つ
- カップラーメン
- 水
- 割りばし
こんな内容を知って、スッキリしよう。
キャンプにも同じことが言えるけど、アレコレ道具を揃えたのに、2~3回で飽きてしまう人がいます。
まずはやってみて、自分に合うかどうかを体感してみるのがおすすめ。
道具なんて、後からで十分。
なんなら、家にあるカセットコンロとヤカンを持って行ってもいい。
まずは、景色の良い所でお湯を沸かしてみよう。
話はそれから。
ラーツーに必要なもの

形から入るのも1つのやり方だけど、まずは試してみてから決めた方が良い。
テント・調理器具・給水タンク・チェアー・テーブル などなどを揃えるのは、後から。
まずはラーツーに必要なのは、お湯を沸かす道具2つだけ。
- ガスバーバー
- コッヘル
ガスバーナー
アルコール・ガソリンバーナーの独特の雰囲気も捨てがたいけれど、ガスバーナーの扱い易さには敵わない。
バイクで3,000m級の高地や、極寒の地なんかには行きません。
だから山用のハイカロリーガスバーナーより、家庭用のガスボンベが使えるバーナーが便利。
安くて容易にどこでも、カセットボンベが手に入る。
カセットボンベ対応バーナー
重心が低く、安定して使えるので使い易い。
五徳が大き目な事も有り、コッヘルを安定して過熱できる。
デメリットは、軽さ・コンパクトさでは、山用にはとても及ばないこと。
しかし、その分丈夫で質実剛健とも言える。
なにより家庭用のカセットボンベが使えるのでコスパがイイ。
万一、自然災害に遭った場合も活用できる。
コッヘル
何でもいいと言えば何でもいい。
取っ手が折り畳めるコッヘルでなくても、家のヤカンだってかまわない。
カップラーメンには300cc沸かせれば十分です。
Snow Peak
Snow Peakのチタンマグは、チタン製でちょっと高いけど、バイク乗りにはおすすめ。
軽くて直火にかけられるので、お湯を沸かしてラーメンを作った後はコーヒーを飲むのにも使える。
カップラーメンに必要なお湯は300mlだからと、300mlマグを買ってはいけない
必ず450mlを買おう
300mlというのは、ナミナミと入れて300mlだから
これがなぜ、バイク乗りにおすすめかと言うと、焼き入れするとチタンブルーになるから。
どこかで見たような色合い。
Snow Peakのチタンマグに焼き入れしましたー!
— マチルダ@筋トレ (@GjjIQiUQn3wiN23) August 9, 2020
ちょっと焼きすぎて白くなったけど、なかなかいい感じ!#snowpeak #スノーピーク#チタンマグ pic.twitter.com/3O6gz02hs3
キャプテンスタッグ ステンレス ラーメンクッカー
ラーメンクッカーは、カップラーメンの中身だけを取り出して持って行き、これに入れて作ることを想定している。
もちろん、荷物とゴミを減らすため。
コスト優先なら、ステンレス。
大きめサイズの方が、後々潰しが効くので勧められる。
ラーツーとしては、無い使い方。お湯を沸かすのに使うだけでいい。もちろん、食後のコーヒーにも使える。
カップラーメンから袋のインスタント麺にクラスチェンジも可能。
キャプテンスタッグ ダブルステンレス 真空断熱
最初は必要無いけれど、食後のコーヒーをゆっくり楽しみたいなら真空断熱マグがいい。
持ち手が熱くならないし、コーヒーがいつまでも冷めない。
ただし、直火にはかけられないので、これでお湯は沸かせない。
景色の良い場所で飲むコーヒーも格別です。
アウトドアでコーヒー豆を挽き出したら、もう向こう側の住人だけどね。
あとは、消え物のこの4つ
- カップラーメン
- 水
- ガスボンベ
- 箸
カップラーメン

途中のコンビニで調達しても良いけれど、
予め用意しておくならこんなカップ麺。
ヤマダイ 凄麺 人気12種類 食べくらべセット
ご当地麺の詰め合わせ。
ロングツーリング気分になれるかも。

今日は、札幌にしよう
とかね!
サッポロ一番 ご当地カップ麺 旅麺
札幌と言えば、サッポロ一番もご当地麺の詰め合わせがある。
ちょっと強引な、展開。
水

おすすめなのは、途中で名水を汲んでくること。
日本は水が豊富な美しい国です。日本各地で、いわくつきの名水が湧き出てる。
もちろん家の水道水を持ってきてもイイ。
外で食べれば水道水だって旨いに決まってる。
持ち運びは、空になったペットボトルでも良いけれど、こんなボトルがあると汲みやすい。
軽くて口が広いので、汲みやすく洗いやすい。
ガスボンベ
山用のハイカロリーボンベは、売っているところが限られる。
けれどガスコンロ用の普通のガスボンベなら、コンビニでもどこでも安価で手に入る。
もちろん、ブランドにこだわりは要らない。
ラーツーの定義、心意気

ラーツーの定義というと面倒な人と言われそうだけど、細かい作法を定義するつもりは有りません。
カップ蕎麦を含めるかとか、コンビニフォークはありか、とかは好きにすればいい。
- ツーリングの途中で食事時間になったので、カップ麺を食べる
- ツーリングの目的地として、評判のラーメン屋を選ぶ
これらをラーツーと呼ぶかどうかという話。
ラーツーの定義
ツーリングの途中、昼食にラーメンを作って済ますことは、ラーツーとは言いません
あくまで、ラーメンを食べるのが目的のツーリングがラーツー
異論は認める
正確には、ツーリングの目的が、景色の良いところでインスタントラーメンを食べることを、ラーツーと言います。
- 焼き豚や煮卵を家から用意してきたり
- クッカーで料理を作ったりする
これもラーツーとは言わない。これはもう『アウトドアクッキング』の領域だ。
外国産の岩塩を、自慢げに振ったりするやつ。
ラーツーの心意気

お湯を沸かして、インスタントラーメンを素のまま作って食べる。
チョイ足しなんか、しない。
あくまで、素のラーメンを景色をオカズとして調味料として、食べるのがラーツー。
だから、

やっぱり、テーブルが無いと食べづらい!
アウトドアチェアもあるとくつろげる!
あればあったに越したことはない。
けれど最初から道具を揃えてから、ラーツーに行く必要は、全く無い。
ラーツーが気に入って、回数を重ねてから

チェアが有ると
モット楽しめる!
そう感じてから、使い勝手の良いものを買えば良い。
その方が、気の利いたものが揃えられる。
必要性を感じなければ、その辺の岩に座ってお湯を沸かすだけで十分楽しめる。
釣って食べるのは?
初めてのラーツーにはガスバーナーとコッヘルがあればで十分 まとめ

有名観光地に行く必要なんてありません。
初めて訪れた絶景の名も無い峠の方が、静かにラーツーを楽しめます。
お気に入りの絶景ポイントを、色んな季節に訪れるのも良い。
野外で食べるラーメンはとびっきりのご馳走です。
- ガスバーナー
- コッヘル
- カップラーメン
- 水
- 割りばし
- ガスボンベ
これだけ持ってれば、ラーツーの準備完了!

テーブルが必要とか、コッヘルで調理とか、そんなものはどうでも良い。
最初から揃えようとするからハーフドルが高くなる。
まずは、お湯を沸かしてカップラーメンを食べてみよう。
旨いかどうか? 話はそれからだ。
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