朝から雨ならバイクツーリングは諦めます。
けれど、晴れてても突然降ってくることもある。
雨雲レーダーをスマホでチェックしてても、ダメな時はダメだ。
ゲリラ豪雨に出会ったらもう最悪。
突然の雨に出会ったら
どうすればいいの?
そんな疑問を解消します。
ツーリング中に雨が降ってきたら、選択肢は3つ
- 引き返す
雨の中を走っても楽しくないので、第1候補 - 雨宿りする
通り雨をやり過ごせる場所に避難し、進退伺い - 強硬する
雨の走り方に変えて、突き進む
いずれにしても、濡れたバイクと体のメンテは欠かせない
こんな内容を知って、スッキリしよう
雨の気配がしてても、バイクに乗りたい日もあります。
そんな時は、雨に注意しながツーリング。
降ってきても、知っていれば、色んな手段が取れるし、
苦労したツーリングほど、思い出になるのも事実。
絶景もいいけど雨もまた、いとをかし。
ツーリング中に雨に降られたときの選択肢
運悪く雨に降られてしまったら、選択肢は3つある。
- 引き返して、目的地変更
- いったん雨宿りして、様子を見る
- 走り方を変えて目的地を目指す
第一に考えるのは
勇気ある撤退
撤退がムリなら、雨をやり過ごすか、走り方を変えて突き進むか。
どれを選ぶにしろバイクを降りた後、雨に濡れたバイクを放置しないでね。
撤退か継続かの判断基準は、なに?
- 濡れたらマズい革ジャンだったり、寒い時期だとしたら迷わず撤退しよう
- 雨具の準備が出来てるなら、色んな選択肢が取れる
- 夏の雨なら、いとをかし
ツーリング中の雨に備えて、どれくらいの装備を携帯してますか?
- レインウエア
- ブーツカバー
- レイングローブ
- 撥水グッズ
これくらい持っているのなら、雨が多少降っても問題無い。
備えがあれば、憂いなし
強行するか、撤退するか?
気分次第で、どんな選択肢も取れます。
けど、持って無い日に限って雨が降るのは、あるある。
1.一過性の雨なら一時引き返して、目的地変更
ロングツーリングなら、雨でも出発するしかない。
連泊しても良い気ままな旅なら、バイクは休みにして、街を散策するのもいい。
けれど、日帰りツーリングなら雨の中を走りたくない。
ナビで雨雲レーダーをチェック
天気が怪しい日は、ナビスマホで雨雲レーダーのチェック!
雨雲の動や行く手の空の暗さから、このまま行くとヤバいのが解る。
- このまま行くと、雨雲に突入しそうなら?
- ポツポツヘルメットのシールドに雨粒が?
そんなとき、どうする?
勇気ある撤退
雨雲が無い方向へハンドル向けて逃げる!
一般的には、雨雲のスピードよりバイクの方が速い。
雨雲が迫ってきても、Uターンすれば逃げ切れます。
逃げるのは恥ではありません。
卑怯者でもありません。
争いを避ける、大人の対応です。
今日の目的地は、今日行かないと今生の別れではないはず。
また、来週でも何の懸念も無い。
ならば、雨の中を走るというリスクを冒さなくてもいい。
もし、雨具を持ってるのなら、もう少し粘る方法もあります
撤退という結論を先延ばしすることも出来る
雨宿りです
カッパだけじゃなく、レイングローブも欲しい
2.いったん雨宿りして、様子を見る
- カッパ
- レイングローブ
最低限の雨具を持っているのなら、様子を見るのもいい。
いきなり撤退すると、通り雨だった場合に悔いが残るからね!
屋根がある場所を素早く探し、避難行動に移る
小雨なら、カッパを着て走り続けても良いけれど
休憩がてら、屋根のある場所に一時避難して様子をみよう。
おすすめの避難場所は2か所
- 大型スーパー
- 高架した
どちらも無料なので、ナビで検索して早めに避難しよう。
郊外の大型スーパーへ避難
イオンなどは、立体駐車場の一階がバイク・自転車置き場になってる率が高い。
濡れないし、フードコートは有るし、トイレもある。
一番に探すべき施設です。
高架下へ退避
濡れないのが最優先なので、鉄道や高速道路の高架下は良い物件。
公園の東屋なんてのも、ねらい目。
バーナーを持ってるなら、コーヒー休憩に持ち込もう。
雨を見ながらのカップラーメンも旨いに決まってる。
避難してて一番困るのが、天気回復の兆しが見えないとき
雨が本降りになって止みそうにないなら?
撤退の判断も必要
天気が下り坂で、雨が止みそうにないのなら決断の時です。
- バイクを捨てて帰り、後日回収
- 濡れるの上等で開き直る
バイクを捨てて帰り、後日回収
心が折れてしまったのなら、バイクは捨てて電車で帰ろう。
後日、引き取りにくればいい。
かといって、道端に置いて帰る訳にもいかない。
地元のヤンチャの餌食になってしまう。
- 郊外の駅前『自転車預かり処』
- イオンの駐輪場
- 個人商店
隠しておくより、人目のある場所の方が安心です。
雨では無いが、タイヤがバーストして立ち往生したことがあります
バイクのロードサービスなんて無かった頃、バイクショップに頼むには遅すぎる時間だった
仕方なく数km押し歩いて見付けた定食屋で、一晩預かって貰いました
快諾してくれたおばちゃんはもう居ないけれど、今でも立ち寄る旨い店です
バイクの放置には気を付けよう。
3.走り方を変えて目的地を目指す
雨でも走ると決めたなら、雨の走り方に変えて目的地を目指そう。
夏なら、濡れても笑い飛ばしてしまえばいい。
こんな日に出かけた自分の不運を嘆くより、笑い飛ばそう。
濡れたらマズい革ジャンも、雨をたっぷり含んで重くなってしまえば開き直れる。
どれでも、好きなのを使おう
『なんくるないさ~』
『ケセラセラ』
『マンマミーア』
『オーキードーキー』
ヘルメットの中で、この言葉を何回も繰り返していると不思議とハイになれる。
『急の付く運転は止めましょう』なんてのは、子供じゃないから言わないけれど、考えて走ろう。
アンダーパスで水没したバイクとしてテレビに出たく無いなら、
自分で考えて自分が良いと思う方法で走ろう。
スリップと視界確保に気をつければ無事にたどり着けるはずです。
スリップはタイヤだけじゃなくて、止まるときの足つきもね!
痛い思いをしないと覚えられない人は、いつか向こう側へ行ってしまう。
雨降りを走り切った後のメンテ
バイクはもちろん雨でも走れるように作られてるけれど
雨の中を走るとバイクの調子が悪くなり易い。
もし、調子が悪くなって来たら、こんなことを疑おう。
調子が悪くなり易い場所
プラグコードのリーク
プラグコードの隙間に雨が入り込んでリークし、点火が上手く出来なくなることがある
キャブに水
最近の燃料噴射は良いけれど、キャブ車は雨が入り込んで調子悪くなり易い
エアフィルタの詰まり
汚れたエアフィルターのまま雨を走ると、汚れが湿気を含み空気を通さなくなる。
空気が来ないと、ガソリンが燃やせないのでエンジンも動きようがない
到着後のメンテ
何とか目的地にたどり着いたら、放置せずにねぎらってやろう。
一晩でサビるのはチェーンぐらいだけれど
濡れたまま放置すると汚れが固着してしまう。
本格的な洗車は後日としても、メッキパーツなどの雨粒は拭き取っておこう。
フクピカ
濡れたままバイクカバーを掛けると、中がムレてサビ易くなります。
バイクをサクッと拭いてからバイクカバーを掛けよう。
こんなときはフクピカが便利。
軽く水分を抜いた後にフクピカで拭けば、
汚れが取れワックス効果でサビにくくもなる。
15分も有れば、応急処置は完了。
フクピカ効果についてはこちら
ツーリング中に雨が降ってきたら、どうする? まとめ
あなたは、降水確率何パーセントなら、ツーリングをやめますか?
雨の日になりそうなら、バイクはやめた方が無難。
だけど、降水確率を無視して、急に降ってくるときもある。
降られたら降られたとき。
無事に家に帰れれば、雨もまた楽しい
家に帰ったら、熱いシャワーで無事に帰った自分をほめてやろう。
苦労したツーリングほど記憶に残るものです。
コケずに家に帰った人が一番バイクが上手い人。
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