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【カスタム】軽量化 VS パワーアップ コスパが良いのはどっち?

軽量化 VS パワーアップ メンテ・カスタム

バイクにとって、スピードは楽しさの1面でしかありません。

この欲求を満たさずにはいられない。

バイクをもっと速くしたい!


どうすれば良いの?

そんな疑問を解消します。

バイクを買い替えろとか、ライテクを磨けとかの正論は置いておいて

あくまで手持ちのバイクを速くする方向で考えます。

方法は2つ

  • バイクのハイパワー化
  • バイクの軽量化


手軽でコスパが良いのは、軽量化です

だけど、沼に入るとどちらも抜け出せないから、ほどほどにね

破滅型の方なら、『軽量化 AND パワーアップ』 を目指そう!


こんな内容を知って、スッキリしよう。

最近は吊るしのバイクでも、公道では真価を発揮できないほどのスペックを持ってたりします。

だからと言って、満足できないのがバイク乗りのサガ。



バイクのハイパワー化

バイクのハイパワー化

単純な話だけど、言うは易し行うは難し。



方法は3通り。

  • たくさんガソリンを燃やす
    • ボアアップ(排気量アップ)
    • 高回転化
  • たくさんのパワーを取り出す
    • 圧縮率を上げる

1.たくさんガソリンを燃やす:ボアアップ(排気量アップ)

たくさんガソリンを燃やす:ボアアップ(排気量アップ)

単位時間当たりに、より多くのガソリンを燃やせば、よりパワーが得られます。

具体的方法としては、最近のバイクならコンピュータの燃料噴射マップをいじってガソリン噴射量を多くする、るなんて手もあります。

250ccより1,000ccの方が大パワーなのは当然ですね。


ストロークを上げるのは困難なので、シリンダーを削って径(ボア)をアップさせ排気量アップします。

もちろん、自分でシリンダーを削るのはムリ。

径の大きなピストンセットになった、『ボアアップキット』を組み込むのが常套手段です。

例えば、このキットを組み込むと、164/125 = 1.3倍のパワーアップが実現します。
(トルクカーブとかの細かい話は置いておいて)

125ccのボアアップであれば、個人でも手に負える範囲なので、トライしてみる?



ただしボアアップしたら原付二種から外れるので、軽二輪として届け出が必要になります。



50cc原付一種の30km/h制限がウザいからと、ボアアップしたことにして原付二種登録。

これは違法だから、やっちゃダメ。




2.たくさんガソリンを燃やす:高回転化

たくさんガソリンを燃やす:高回転化

排気量は同じでも、高回転まで回せば単位時間当たりの爆発回数が増えます。


市販バイクの回転数制限(レブリミット)は、これを超えるとエンジンが壊れるために設定されてます。

具体的には、吸排気バルブが追従出来ずピストンとぶつかったり、ピストンスピードがあがることで慣性力でコンロッドが壊れたりして、エンジンブローする。



高回転まで回すには、この部品の他にもインジェクションの交換、マフラーの交換等などなど変えるべき部品は多岐に渡る。

また、高回転と引き換えに低回転トルクは無くなってしまい、乗り難くなってしまう。

コスパも悪く、行っちゃった人向け。


3.たくさんのパワーを取り出す:圧縮率を上げる

たくさんのパワーを取り出す:圧縮率を上げる

通常のピストンは、天面が円形の平面です。

これを中央が盛り上がった形状のピストン(ハイコンプピストン)に変更します。

するとエンジンの圧縮工程において、通常よりピストンがを多くせり出して燃焼室が小さくなる。

ノッキングし易かったり、発熱処理が追い付かずオーバーヒートし易くなりがち。

圧縮率が上がっても自然発火しないよう、ハイオクガソリンを使うことになりランニングコストが掛かります。




ネガは有るけれど、ボアアップや高回転化に比べると比較的難易度が低く効果も体感し易い。

パワーアップをめざすのなら、まずハイコンプからでもいい。


キワモノに手を染めるのも、一興



バイクの軽量化

バイクの軽量化

ハイパワー化は一般的にバイクが重くなる方向です。

ハイパワーに耐えるため、各部品が重厚なモノに交換となるのは仕方ない。



ハイパワーになったのは良いけれど、

何十キロも重くなりパワーウエイトレシオが大して変わらない

何てことになりがち。

例えば、200kg・100psのバイクをカスタムして 210kg・105psにしたとしても、パワーウエイトレシオは2のままで意味が無い。



どこかで聞いたことがあるかと思います。

その意味では軽量化すればパワーウエイトレシオが良くなり、速くなるのは間違いない。


軽量化の方法は多岐に渡るけど、考え方は2つ。

  • 不要な部品を取っ払う
  • 軽量な部品に交換する


不要な部品を取っ払う

不要な部品を取っ払う

走るのに必要不可欠でないパーツを取っ払えば、その分軽くなります。

一昔前にFTRで流行った『スカチューン』も同じ文脈にあります。

ただ、スカチューンは速さを求めて無く、「スカスカがカッコいい!」というスタイルを求めてだけどね。


不要な部品

  • フェンダー
  • センタースタンド
  • バッテリー(キックペダルがあれば)
  • サイドカバー
  • エアフィルター
  • タンデムステップ などなど

基本的には、取り外すだけなのでコスパは良い。

しかし少しの軽量化では、効果を体感するのは難しいかもしれない。


フェンダーレスも、軽量化の1つ。






軽量な部品に交換する

軽量な部品に交換する
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市販車はコストととの兼ね合いで、重く不細工なパーツが使われたりします。

例えば、通常のホイールは鋳造なので、肉厚で重い。

これを鍛造アルミホイールに変えると、肉薄になり素材の軽さとともに劇的に軽くなります。

マグネシウムなんて飛び道具的な素材を使うのも良い。



ホイールは、バネ下だから体感もしやすい。


金属パーツをカーボンに置き換えると劇的に軽くなります。

お財布も軽くなるけどね。


軽量化部品

  • ホイール
  • リチウムイオンバッテリー
  • マフラー
  • サスペンション
  • エアフィルター
  • アルミ・チタン
  • カーボンパーツ  などなど


エアフィルターも軽量化できる



軽量化 VS パワーアップ コスパが良いのはどっち?

軽量化 VS パワーアップ コスパが良いのはどっち?

バイクを速くするには、軽量化、パワーアップどちらが良いのだろうか。

軽量化とパワーアップ、どっちの道がいばらの道で、どっちの道が楽園につづくのだろうか。



軽量化は、タダ

ライトなカスタムとして不要なパーツを取っ払うだけなら、軽量化に軍配が上がるのは明らか。

タダだし、バイクにとって軽いのは絶対正義だからね。

(横風に弱くなるなんてのは、別の話)


フェンダーなどをカーボンに置き換える毎に、1万円札の団体が消えていきます。



ハイパワー化はゴールが無い

ハイパワー化はゴールが無い

一方、ハイパワー化も沼が待っている。

バイクは総じて勤勉で頭の良いメーカの人達が、寝食を惜しんで作り上げた工業製品です。


そのバランスを崩してしまう行為が、ハイパワー化なのは忘れちゃいけない。

どこかに無理が掛るので、10万kmなんて夢のまた夢。数千kmの短命に終わることも珍しくない。



そして何より怖いのは、カスタムに終わりがないこと。

パワーは有って邪魔にはなりません。モットモットととなってしまう。

最初にゴールを決めておかないと、気が付けば首までドップリ。


軽量化 VS パワーアップ コスパが良いのはどっち? まとめ

軽量化 VS パワーアップ コスパが良いのはどっち? まとめ

毒食らわば皿まで

二兎を追わないと、二兎は得られない

いっそ軽量化とパワーアップの両方を目指してみませんか?

軽量化 AND パワーアップ。

どっちも行き過ぎれば、コスパなんて度外視の泥沼にどっぷりハマります。

それが心地よかったりするから始末が悪い。

趣味なんだから、思うがままにやるのが正解です。

楽しんだもの勝ち!


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