バイクのグリップは消耗品です。
使ってると、表面がすり減って汚くなってく。
グリップ交換は面倒!
それに
グリップヒーターが
すり減ったらどうするの?
そんな疑問を解消します。
今のグリップの上からラッピングしてしまおう
熱収縮タイプのラバーグリップなら、簡単に付けられる
どこから見ても、新品に変えたとしか思えない
グリップヒーターには、特におすすめ
こんな内容を知って、スッキリしよう。
グリップ交換が王道なのは当然。
だけど、こんな方法もあることを知っておいて損はない。
バイクメンテの幅が増えるからね!
熱収縮ラバーグリップは、どんな時に使うのか?
- 熱収縮ラバーグリップ
- シュリンクチューブ
呼び方は色々あるけれど
要は既存のグリップの上から薄いグリップを被せ、熱で収縮させてピッタとリラッピング。
使う場面はは、2つ。
- 表面がすり減って汚くなったグリップのリペア
- 交換不可能なグリップヒーターのグリップ保護
表面がすり減って汚くなったグリップのリペア
手軽にすり減ったグリップをリペアするなら
熱収縮ラバーグリップ
上のセローのグリップが、半年でこのようにツルツルになる。
- 柔らかめで振動吸収の良いグリップ
- 下手なので、力を込めて握ってる
グリップや人によって擦り減りの遅速はあるけれど、グリップが一生ものでないのは確か。
表面がすり減って汚くなったグリップは、通常は交換です。
グリップ交換自体は難しくないけど面倒。
バーエンドのねじが固くて取れなくて諦めることも多い。
そんなときに手軽にすり減ったグリップをリペアする方法が、熱収縮ラバーグリップ。
既存グリップの上から被せて、ヒートガン・ドライヤーなどで熱を加えてフィットさせるだけ!
六角レンチもドライバーも接着剤も、何も要らない。
交換不可能なグリップヒーターのグリップ保護
グリップヒーターは、電熱線を内蔵したグリップ
すり減ったとしても、交換できない
あらかじめ熱収縮ラバーグリップでラッピングしておこう
グリップヒーターは、バイクの標準装備にしてもいい。
冬でも乗る人には、ぜひ試して貰いたい。
しかし、グリップヒーターのグリップもやはり使ってると汚れてすり減ってくる。
でもグリップの中に電熱線が通ってるので、グリップのポン付け交換はできません。
グリップヒーター一式の丸ごと交換になってしまいます。
大金持ちならそれでもいいけれど、そうでないなら熱収縮ラバーグリップ。
劣化してからつけるのも良い。
だけど、グリップヒーターを付けたら新品のときに熱収縮ラバーグリップがおすすめ。
最初にラッピングしておけば、高価なグリップヒーターの劣化を防げます。
その後は毎年、熱収縮ラバーグリップを交換していけばいい。
いろんなカラーのグリップも楽しめるしね!
おすすめのグリップヒーターは、ココ
グリップ交換の方法は、ココ
バイクに熱収縮ラバーグリップ!【サイズ・材質に注意】
多種多様な熱収縮チューブが売られてます。
- 外径サイズ
- 材質
- 長さ
バイクグリップには、どれが合うのだろうか?
おすすめの熱収縮チューブ
買うべき熱収縮ラバーのサイズ・材質
- 外径40mm
- 長さ105mm前後
- 材質 ラバー
ココで間違えると致命的なので覚えておこう。
柄や色は好みで構わないけど、サイズを間違えて買うと笑えない。
バイクグリップの太さ
バイクのハンドルバーの直径は2種類。
- 一般的なバイク :外径22.2mm
- ハーレー:外径5.4mm
アクセル側はこれにスロットルの厚みが加わる。
さらに既存グリップの厚みが加わる。
結果的に既存グリップの外径は、外径28~32mm
クッション性のあるものほど太く、スポーツタイプほど細い。
この既存グリップに被せる熱収縮チューブのサイズは?
買うべき熱収縮チューブの太さ
直径40mmの熱収縮チューブがおすすめ
熱収縮チューブは、一般的に熱を加えることで50%ほど収縮します。
だから、外径28~32mmに適合する熱収縮チューブは最低32mm、最大で60mm以下。
- 太すぎると、熱収縮させるのが大変
- 細すぎると、バーエンドが通らない
だから、直径40mm前後の熱収縮チューブがおすすめです。
写真の熱収縮チューブは、幅が62mm。
ということは、全周が62×2=124mm
2πR =124 なので、 R= 20mm
直径は40mmとなり、間違えて買ってないことが分かります。
買うべき熱収縮チューブの長さ
自分のグリップのサイズを測ろう。
グリップ両端の太くなってる部分を除いて、何ミリなのか?
普通は100mm程度。
だから、左右で200mm以上の長さの熱収縮チューブを買えばいい。
買うべき熱収縮チューブの材質
手が滑らないよに、『ラバー』材質を選ぼう
ツルツルの材質だと、滑って危ない
グリップ用の熱収縮チューブを選べば間違いありません。
間違って、電線用の絶縁タイプを選ぶと、ツルツルのプラスチック素材なので滑る。
『ラバー』または『グリップ用』の表記があるものにしておこう。
グリップとハンドルブレースのカラーは、センスの見せ所
【使い方簡単】バイクに熱収縮ラバーグリップ!
熱収縮ラバーグリップを手に入れたなら、あとは付けるだけ。
ドライバーもスパナも要らない。
ちょうどいい長さにカットして、加熱して取り付けるだけ。
難しいことは、何もない。
一応、各工程で注意することがあるので、使い方をおさらいしておこう。
- 必要な長さにカットする
- 既存グリップに被せる
- 熱をかけてフィットさせる
1.必要な長さにカットする
長さ105mm前後
一気に切る
グリップ端の太くなってる部分を除くと、グリップ長は105mm前後。
縦方向へはほとんど収縮しないので、105mm程度にカットすればいい。
ハサミで簡単にカットできます。
カットは思い切りよく、ズバッと切ろう。
よく切れないハサミを使ったり、ためらって切り口がギザギザになると
収縮時にそこから切れることがあるから気を付けよう。
最初からカット済みの熱収縮チューブもあるので、そっちを選んでもいい。
2.既存グリップに被せ、加熱アイテムを準備
外径40mmの熱収縮チューブは、バーエンドがあっても被せられます。
古いグリップに被せたら、熱を加えて収縮させよう。
熱のかけ方はさまざま
- ヒートガン
- ドライヤー
- ライター
- やかんの蒸気
正式なやり方はヒートガンだけど、持ってないよね?
電源が使えるならドライヤー、使えないならガスバーナー・ライターがおすすめ。
焦がさないように注意すれば、安価なターボライターでも十分使える。
3.熱をかけてフィットさせる
グリップに被せたら、焦がさないようにまんべんなくグリップを温めよう。
多少、焦げてもご愛敬。
走ってるときは握ってるから気にしない。
暖かい目でゆっくりやれば、キレイにフィットします。
バーエンドを交換するなら、ココ
バイクに熱収縮ラバーグリップ! まとめ
バイクのグリップは消耗品です。
半年~1年で表面のロゴが擦り切れて読めなくなる。
交換も良いけど、熱収縮ラバーグリップで再生することもできます。
グリップヒーターのグリップは交換できないので、最初から熱収縮をつけておきたい。
選択肢が増えるということは、引き出しが増えること。
そうやって、深みにはまってくのだけど
それもまた楽し。
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