2025フルモデルチェンジしたPCXが海外で発表されました。
5代目PCXがどう変わったのか、見てみよう。
日本に導入されるPCXも同仕様になると思われます。
5代目PCXの概要
- 変化点
- フロントフェイスを中心にデザイン変更
- リアサスはリザーバータンク付きに変更
- ハンドルバーにカバーが付いた
- ノーマルと、5インチフルカラー液晶付きのDXモデルの2本立て
- 簡易ナビ対応
- エンジン回転数表示
- 変らない点
- エンジンスペックは同一
- 1chABS、トラコンは同一
- シート下アンダートレイ容量は同一
こんな内容を知って、スッキリしよう。
2025年フルモデルチェンジPCXは、基本的なスペックは4代目PCX(JK05)を継承してます。
ノーマルのニューPCXが正常進化系とすれば、
DXのニューPCXは上位装備であるフルカラー液晶メータを手に入れた発展型進化。
メットインの容量アップ、ヘッドライトの光量アップなど、使い勝手の向上があれば、なお良かった。
東南アジアを中心として、豪華装備のスクーター人気によるものだと思われます。
PCXが進化するのは嬉しいけれど、価格アップは避けられない模様。
2025年フルモデルチェンジPCXの変化点
PCXはクラストップを争っているバイクです。
だから3~4年毎にフルモデルチェンジと異例の速さで進化しています。
今回は125ccのみの発表ですが、追って160cc版も発表される見込みです。
売れてるだけに、当然キープコンセプトのモデルチェンジだけれど、変化点は多い。
大きな変化点は4つ。
- フロントフェイスを中心にデザイン変更
- リアサスはリザーバータンク付きに変更
- ハンドルバーにカバーが付いた
- ノーマルと、5インチフルカラー液晶付きのDXモデルの2本立て
- 簡易ナビ対応
- エンジン回転数表示
1.フロントフェイスを中心にデザイン変更
フルLEDのまま、デザインが変更されました。
センターに液晶ヘッドライトがあり、両脇にポジションランプが伸びあがるデザイン。
人目でPCXと判るデザインながら、より洗練されたデザインに変更されました。
ポジションランプの先端にウインカーが埋め込まれている構造は、先代と同じ。
全体的な印象は、3代目PCXから続いた威嚇するような雰囲気から、より上級で落ち着いた雰囲気になりました。
アグレッシブな昆虫系の顔つきを好む人にはアレだけど、万人受けはしそう。
外観4面
2.リアサスはリザーバータンク付きに変更
リアサスにリザーバータンクが付きました。
先代までのPCXは、路面の段差で跳ねて腰に来るという声が多かったのも事実。
リザーバータンク付きリアサスに変更されたことにより、カイゼンされているはず。
ストロークは変わっていないけれど、リザーバータンク付きは見た目にも良いですね!
3.ハンドルバーにカバーが付いた
ハンドルバーにカバーが付きました。
先代PCXまではハンドルバーが露出してました。
スマホナビを取り付けるのには都合が良かったのだけれどね。
ハンドル周りにヘルメットホルダーを付けるのにも、重宝してました。
カバーの理由として考えられるのは、デザインの統一性向上やサビによる外観劣化かくしなど。
カバー無しに慣れているので無い方が便利だと思ってしまうが、直ぐに見慣れるのでしょうかね。
4.ノーマルと、5インチフルカラー液晶付きのDXモデルの2本立て
- ノーマルは従来同様のモノクロ液晶
- DXは、5インチフルカラー液晶で多彩な表示が可能
5代目PCXからメーターパネル違いで、ノーマルとDXの2本立てになりました。
DXは、マルチ情報ディスプレイとして5インチフルカラー液晶が搭載されます。
スマホとBluetooth接続により、電話・音楽、簡易ナビなどのマルチな情報が表示されます。
左ハンドルに設置されたコントロールスイッチで操作すると、ヘッドセットから音声で機能が読み上げられる。
125ccにそこまで要るのか、という気がしない訳でもない。
また、DXはエンジン回転数が表示されるのも嬉しい。
スクーターなので、エンジン回転が表示されたからどうと言うことは無いけど、なんか楽しいですね!
コンビニフックをどこに付けようか?
2025年フルモデルチェンジPCXの変わらない点【基本仕様】
外観、メータパネルは大きく変わったけれど、基本スペックは従来踏襲されてます。
- エンジンスペックは同一
- 1chABS、トラコンは同一
- シート下アンダートレイ容量は同一
新旧PCXの基本仕様比較
2025新PCX | 2025新PCX DX | 2023旧PCX | |
---|---|---|---|
ボア×ストローク | 53.5mm×55.5mm | ← | ← |
圧縮比 | 11.5 | ← | ← |
排気量 | 125cc | ← | ← |
最大出力 | 9.2kW/8,750rpm | ← | ← |
最大トルク | 11.7Nm/6,500rpm | ← | 11.8Nm/6,500rpm |
燃費 | 67.6km/L | ← | ← |
燃料タンク容量 | 8.1L | ← | ← |
寸法 | 1,935×740×1,125mm | ← | 1,935×740×1,105mm |
重量 | 133kg | 134kg | 130g |
シート高 | 763mm | ← | 764mm |
トレイル | 80mm | ← | ← |
シートアンダートレイ | 30.4L | ← | 30L |
ホイールベース | 1,315mm | ← | ← |
USB-typeCソケット | 有 | ← | ← |
メータパネル | モノクロ液晶 | 5inchフルカラー液晶 | モノクロ液晶 |
フロントタイヤ | 110/70-14 | ← | ← |
リアタイヤ | 130/70-13 | ← | ← |
フロントブレーキ | 2ピストン220mm | ← | ← |
リアブレーキ | 1ピストン220mm | ← | ← |
フロントサス | 31mm89mmトラベル | ← | ← |
リアサス | 95mmトラベル | ← | ← |
カラー
今回発表されたカラーは全4種類。
いずれも落ち着いた色合いで、フロントフェイスの上品さともマッチしてます。
この色のまま日本導入されるか不明だけれど、サプライズで元気が出るキャンディカラーもあると嬉しい。
※画像クリックで拡大します。
パールスノーフレークホワイト
マットギャラクシーブラックメタリック
パールダールアッシュブルー2
マットディムグレーメタリック
シートアンダートレイサイズは変わらず
旧PCXは、フルフェイスヘルメットは、モデルによって入ったり・入らなかったりしました。
容量アップが望まれたけど、新PCXもサイズが30Lと変わっていないのは惜しい。
内部の形状見直しがされていると嬉しいのだか。
ハイブリッドは?
旧PCXには、ハイブリッドの設定がありました。
ここ1番の場面では、数秒間モータ+エンジンで125ccクラスを超える加速をしてくれた。
しかし、今回の発表ではハイブリッドは登場しませんでした。
追加モデルとして、ハイブリッドの発表はあるのだろうか?
2025年フルモデルチェンジPCXは、DXとノーマルの2本立て! まとめ
2025年フルモデルチェンジPCXは、キープコンセプト。
しかし、DXモデルが設定され、上位機種のフルカラー液晶が導入されスマホ連動するなど、早く触れてみたくなる出来です。
もちろん、125ccには日常の足としての立ち位置もあります。
メットインの容量アップ、ヘッドライトの光量アップなど、使い勝手の向上があれば、なお良かった。
DXで無い、素のPCXもより洗練された走りをしてくれるはず。
160cc版も近く発表されると思います。
日本導入が待ち遠しい。
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