立ちゴケ、握りゴケ、Uターンゴケ。
バイクは自立出来ないので、チョットした油断でコケます。
コケたはずみで、レバー類が傷つくのは仕方ないけれど、ガソリンタンクが凹むと気持ちも凹む。

タンクの凹みを修理に出すと高そう!
DIYで何とかならないの?
そんな疑問を解消します。
- ガソリンタンクの凹みを修理する方法5選!
1.良品交換
2.パテ埋め再塗装
3.デントリペア
4.ステッカーチューン
5.気にしない - デントリペアって何?
こんな内容を知ってスッキリしよう。
バイクを傷つけると凹むけど、いずれ傷も思い出に転嫁されます。
どこまで元通りになれば納得できるか?
それで取るべき手段は変わる。
ガソリンタンクの凹みを修理する方法5選!

ガソリンタンクの凹み対策には、5つの方法があります。
- 良品交換
- パテ埋め再塗装
- デントリペア
- ステッカーチューン
- 無視
コストは上から順に『良品交換』が一番高く5万円から。
『無視』が一番安くプライスレス。
仕上がりの差はコストの差、と考えて間違いない。
1.良品交換

良品交換には2つあり、コストの差は言わずもがな。
- 新品交換
- 中古交換
中古交換したけど、結局気に入らなくて新品に再交換は良くある話。
自分の気持ちとよく相談してから決めよう。
新品交換
これを機に、カラーチェンジすええる?
一番キレイになるのは、ガソリンタンクの新品交換に違いない。
バイクにもよるけれど、デカール付で交換すると5万円以上の出費になる。
ショップに依頼すると工賃が乗って来るので大出費です。
でも、ガソリンポンプの移設などが必要に成るので、慣れて無いと個人では難しい。
もちろん、古いバイクだとパーツとして残っているかも気になります。
これを機に、カラーチェンジするのもいい。
中古交換
運も実力
個人売買で程度の良い中古ガソリンタンクを探す方法もある。
現実的な値段で手に入る可能性はあるが、良品の見極めが難しい。
タンク内部のサビや、塗装状態は賭けですね。
もちろん、自分でタンク交換できる技術が無いと、話にならない。
タンクを持ってショップに行くぐらいなら、最初からショップに行った方が良い。
バイクごと新品にしてしまうなら、ココ
2.パテ埋め再塗装

塗装は、プロと素人の差がハッキリする作業の1つ!
素人がやって上手くいくはずが無い
本格的に直すのであれば、再塗装です。
下処理、凹みのパテ埋め、塗装、などなど通常のリペアです。
ガソリンタンクは目立つ部品なので、自信が無ければプロに任せた方がいい。
凹みの程度やカスタムの程度にもよるけれど、
せっかくタンクの再塗装するなら、純正色とは違う自分だけのカラーリングにしたい。
となると、新品タンク交換の方が安くなったりもする。
カスタムの一環として納得できるなら、オリジナルカラーにしてしまおう。
3.デントリペア
板金の凹みを元通りにする技が『デントリペア』
凹んだ板金部分を裏から押すか、表か引っ張る
押し引きして、元通りに直す
『押されて凹んだのだらか、押し返せば元通りになる』
押すだけなので、通常の板金塗装より、安価に凹みを治せます。
時間的にも1時間足らずで元通りになります。
プロが行えば!
言うは易し、行うは難し。
デントリペアの専門業者が居るくらいなので、匠の技が必要です。
素人が、キレイに元通りにするのは至難。
しかし、遠目で気にならない程度なら、素人でも出来ないことはない
4.ステッカーチューン
タンクパッドやステッカーを貼って誤魔化すのもアリ。
ステッカーで傷・凹みを誤魔化すのはアルアルですね。
センス良くステッカーを貼れば、傷・凹みかくしとは見破られない。
使ってないブランドのステッカーを張るのは、無しだから。
ステッカーチューンのノウハウは、ココ
5.無視

手当しようとすればするほど酷くなるのは、良くある話
タンクの凹みがエクボ程度ならば、放置もアリ。
サビが出てくるようならタッチアップ程度で済ませ、凹み自体は許容してしまう。
自分への戒めとしても良い。
傷つけた数週間は気になって仕方ないけど、1ヶ月もたてば気にならなくなります。
心の傷は、いずれ思い出に昇華されます。
却ってバイクへの愛着が深まったりするから面白い。
性格的なものもあるけどね!
なぜ、バイクに乗るのか?
デントリペアにトライするのなら 方法は2つ

一度はやってみたいデントリペア。
塗装にダメージが無いのなら、『ポコンッ』と元通りになる可能性はあります。
タンク凹み直しとして、デントリペアには2つの方法があります。
- 内側から押して直す
- 外側から引っ張って直す
素人がトライしやすいのは、『2.外側から引っ張るタイプ』。
1.内側から押して直す

L字型に曲がったくぎ抜きのような特殊工具で、裏から凹みを押し出します。
給油口から特殊工具を入れて作業開始。
タンクの底を支点に、テコの原理で凹みを裏から押して元通りにします。
やり過ぎると膨らんでしまうので、元通りの面を作るのは難しい。
もちろん、ガソリンを抜いてからね!
完璧主義者にならないで

デントリペア業者が要る位なので、押し方にはノウハウがある
素人は、ソコソコ凹みが無くなったら良しとしよう
やればやるほど酷くなり目立つのは、良くある話。
素人が、元通りに直せるはずがありません。
ソコソコ凹みが減ったら、勇気ある撤退が大事。
微妙な力加減が要る作業です。
素人なら、まず『外側から引っ張る』にトライした方が良い。
2.外側から引っ張って直す

ベアリングプーラーと同じ原理で、外側から引っ張るタイプのデントリペアです。
ねじの先端を専用の接着剤でタンクの凹みに接着します。
その後、ねじを回せば、土台が押し付けられて凹みを引っ張れるという仕掛け。
スライドハンマー方式で引っ張るタイプもあります。
誰が見ても、仕組みは簡単。
この手のツールは、高価な方が効果があると思われ勝ちだけど、相性もあるので、そうとは言い切れない。
高価なツールを買うくらいなら、ショップに修理依頼した方が確か。
失敗しても笑い飛ばせるくらいの投資にとどめめたい。
トイレ用のスッポンで、ワンチャン治る可能性に賭ける?
素人がとっつき易い
デントリペアは、バイクにタンクを付けたままで作業出来ます。
しかし、接着したねじを外すときにバイクの塗装が剥がれることも有る。
ネジが直ぐに取れてしまうこともある。
脱脂をしっかりして、面に対し垂直に引っ張るのがコツです。
少しづつ、地道に直す根気が必要。
完成度のハードル

デントリペア専門業者が存在するくらいなので、
素人がデントリペアで全く元通りにするのはムリです
業者に依頼すると、凹みの箇所や大きさにもよるけれど、塗装よりは安く1万円程度から直せる。
高価なDIYツールを買う前に、まずは専門業者に見積もって貰いたい!
どの程度凹みが無くなれば納得できるか?
この基準は、自分しか決められない。
基準ハードルが高いなら、プロに依頼すべきです
面白そうだから自分でやってみるのも良い。
その手の好奇心は、大好きです。
バイクのシートが破れたら、ココ
ガソリンタンクの凹みを修理する方法5選! まとめ

- 良品交換
- パテ埋め再塗装
- デントリペア
- ステッカーチューン
- 無視
どの選択が良いのか?
- 最難関は、『 パテ埋め再塗装 』なのは間違いない
- デントリペアは、目立たないレベルでOKであればチャレンジしてみる価値は有る
デントリペア特殊ツールを手に入れれば、ある程度凹みを直すことは出来ます。
けれど、無かったかのように直すのはムリ。
元通りのレベルを目指すのであれば、プロに任すしか有りません。
何事も経験してみないと、本当のところは解らないし経験値は上がらない。
DIYにチャレンジしてみる?
失敗したら、ステッカーチューンという手もあるしね!
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