電動アシスト付き自転車は、50ccバイクを駆逐しました。
今、進化形の電動アシスト付き自転車(E-bike)が、125ccバイクの領域に食い込もうとしてます。
E-bikeって、電動ママチャリと何が違うの?
しょせん、自転車だから
125ccとは勝負にならないよね?
そんな疑問を解消します。
- E-bikeは電動ママチャリと違いレスポンスがいい
- 市街地ではE-bikeのメリットが125ccを上回る
- 125ccが電動バイクになる前に、E-bikeに駆逐されるかもしれない
- 不格好だったE-bikeもスタイリッシュになり、現実的な価格になった
これんな内容を知って、スッキリしよう。
環境問題・騒音問題によりエンジンの明日はありません。
バイクが電動化されるのは既定路線だけど、
その前に、E-bikeに駆逐されてしまうかもしれません。
E-bikeは、街乗り125ccバイクを駆逐するかもしれない
電動アシスト付き自転車というと、
- 子供を後ろに乗せて、幼稚園に走る
- 食材を満載にして、夕食の支度を急ぐ
そんな情景が浮かびます。
かつては50cc原1バイクが担ってた部分もあるけれど、
電動アシスト自転車は、そのメリットで50ccを駆逐してしまいました。
電動アシスト自転車が50cc原1に勝る理由
短距離移動では、50ccバイクに勝ち目はない
- ヘルメットが要らない
- 駐車場の心配も要らない
- スピード違反もない
- 一方通行もない
- 税金もない
電動アシスト自転車は、自転車なので『軽車両』。
道路交通法を守る義務は有るけれど、実質は自由!
- ヘルメットの着用が推奨されてるけど
- 一方通行には『自転車を除く』の但し書き付きが必要だけど
- 制限速度の規制は自転車も対象だけど
- 自転車も駐車禁止区域では摘発の対象だけど
ノーヘルで30km/h制限の一方通行坂道を60km/hで逆走しても、まず捕まらない。
駐車禁止の道に自転車を止めても、切符は切られない。
そんな自転車の唯一のデメリットは、『疲れる』です。
それが電動アシストにより軽減されるのだから、50cc原1に勝ち目は有りません。
郊外を何十kmも走るのなら別だけど、5km程度の近距離移動なら電動アシストの圧勝!
E-bikeと電動アシスト自転車の違い
- 乗って楽なのは、電動アシスト
- 乗って楽しいのは、E-bike
電動アシスト付きスポーツバイクが『E-bike』です。
マウンテンバイク、ロードバイク、クロスバイクといった趣味の自転車を電動アシスト化してます。
違いは見た目だけでなく、アシスト特性にあります。
E-bikeは、乗って楽しい味付け。
電動アシストは、安定優先
一般的な電動アシストは低速トルク型で、E-bikeは高レスポンス型です。
一般的な電動アシストは、10km/h程度の低速走行でのアシストが厚い。
低速でもフラつかずに坂道を上るのに適してます。
あえてレスポンスを悪くしてダラーっとした安定の味付け。
E-bikeは、レスポンス優先
一方、E-bikeは、ペダルを踏んだ瞬間にアシストが始まるピックアップの良さ。
打てば響くレスポンスが特徴です。
キビキビ走るスポーツ走行に向いている。
E-bikeは、街乗り125ccバイクを駆逐する?
趣味の対象となり得るE-bikeが出てきて
125ccの地位も怪しい
E-bikeには、街乗りなら125ccバイクの領域にも食い込めるポテンシャルがあります。
電動バイクの普及が遅れると、E-bikeが街乗り125ccバイクを駆逐するかもしれない。
少なくとも、電動PCX『PCX ELECTRIC』では勝負にならない。
E-bikeのスペック
- 24km/hまでアシスト
- 漕ぐ力の2倍までアシスト
- 航続距離 100~200km
- 充電時間 2~5時間
PCX ELECTRIC のスペック
- 航続距離 41km(60km/h定地走行テスト値)
- 充電時間 6時間
E-bikeに死角は無いのか?
環境対策・騒音対策により、バイクの将来はありません。
バイクは重く・高価に・低パワーになるばかり。
現在は大排気量化で何とかなってるけど、限界に来てます。
近い将来電動化されるけど、その頃には125ccの居場所にはE-bikeが座ってるかもしれない。
E-bikeのメリット・デメリット
E-bikeのメリットは自由なこと。
電動アシストにより、体力に自信の無い人でも街を縦横に駆け巡れる。
一日中、スポーツ出来る楽しさは125ccバイクと比較出来るとこまで来てます。
E-bikeのメリット
- スポーツ出来る
- カッコイイ
- 航続距離が長い
- 渋滞に強い
- 駐車場に困らない
- ヘルメットが要らない
- ガソリンが要らない
- 税金が掛からない
- バイクが走れない道が走れる
- 子供を乗せられる
- 交通違反が無い(実質)
E-bikeのデメリット
- 漕がないと進まない
- 出先で充電が出来ない
- 高価
自転車は疲れるからムリ!
もちろん『アシスト』なので、漕がないと1mmも進みません。
けれど、自転車が疲れるのは、上り坂や向かい風、0発進の時だけ!
巡航速度を維持して走っているときは、辛くない。
むしろ、風を感じられて気持ちイイ。
バイクのように、ヘルメットやプロテクターの重装備が無く、
エンジン音も無い
バイクより気持ち良く走れる場面も多い。
125ccバイクのメリット・デメリット
街乗り限定であればE-bikeとバイクの移動スピードに差は無い
交通規制も、駐車場を探す必要もない自転車の方が速かったりもする
125ccのメリット・デメリットは、E-bikeのメリット・デメリットの裏返し。
125ccバイクのメリット
- 漕がなくても進むこと
- ガソリンが無くなったら給油すればまた走れること
125ccのデメリット
- 渋滞していると、すり抜けで命を削られる
- 駐車するところが無い
125ccバイクをカモれる、おすすめE-bike 5選
電動アシスト自転車と言うと、幼稚園児の送迎や買い物に使う自転車を想像するかもしれない。
けれど、街乗りであれば125ccをカモれるE-bikeもあります。
かつてバッテリーユニットが不細工だったけど、フレーム内蔵に進化しスタイルもいい。
趣味の対象になり得るおすすめE-bikeは5タイプ。
どれも日本メーカなので、安心して使える。
- ヤマハ CROSSCORE RC
- ヤマハ WABASH RT
- ミヤタ CRUISE I 6180
- ミヤタ ROADREX i 6180
- パナソニック XEALT M5
1.ヤマハ CROSSCORE RC
最大の特徴は、バッテリーをフレーム内蔵した
スタイリッシュな外見
- 充電時間・・約3.5時間
- 最大走行距離・・200km
- 車両重量・・23.8kg
- 油圧式ディスクブレーキ
- 外装9段変速
- 63mmトラベルのフロントサスペンション
ヤマハは、1993年に世界初の電動アシスト自転車『pas』を発売しています。
だから、ヤマハは老舗E-bikeメーカーでもあります。
そんなヤマハの電動アシストクロスバイクが、CROSSCORE RC。
フレーム内蔵することで、電動アシスト特有の外観を解消してます。
もちろんバッテリーはフレームから取り出し可能です。
バッテリーを取り出して、屋内で充電できます。
2.ヤマハ WABASH RT
- 充電時間・・約3.5時間
- 最大走行距離・・200km
- 車両重量・・21.1kg
- 機械式ディスクブレーキ
- 外装11段変速
クロスバイクの行動範囲をもっと広げ、オフロードもこなすのがグラベルロード。
ヤマハのグラベルロードがヤマハ WABASH RTです。
一般的な電動アシストのアシスト量調整は3モードです。
だけど、ヤマハの自社開発モータユニットは5モード。
ムダの無いアシスト量により、坂道や向かい風でも、平地を走るのと同じ負荷で走れます。
低負荷だと、200kmという長距離を走れてしまう。
125ccバイクで街乗りする距離なら楽勝でカバー出来てしまう。
3.ミヤタ CRUISE I 6180
- 最大走行距離・・105km
- 車両重量・・19.0kg
- 油圧ディスクブレーキ
- 外装10段変速
老舗ミヤタも、フレーム内蔵型電動アシストに参戦。
駐輪中のバッテリー盗難が横行しているので、その対策にもなります。
シマノ製モータユニット、シマノ製油圧ディスクブレーキにより、基本性能は高い。
4.ミヤタ ROADREX i 6180
- 最大走行距離・・105km
- 車両重量・・18.9kg
- 油圧ディスクブレーキ
- 外装10段変速
クロスバイクの行動範囲をもっと広げ、オフロードもこなすのが、グラベルロード。
ミヤタのグラベルロードがROADREX i 6180です。
舗装路はもっと早く、オフロードになっても引き返さない。
5.パナソニック XEALT M5
- 充電時間・・約5.5時間
- 最大走行距離・・135km
- 車両重量・・25.4kg
- 油圧式ディスクブレーキ
- 外装12段変速
- 150mmトラベルのフロントサスペンション
パナソニックの本気です。
本格的なオフロード走行に対応した電動アシストのマウンテンバイク。
『電動アシストなんて軟弱』なんて言わせない。
パナソニック自社製のモータードライブシステムは、世界的にもハイエンドなユニット。
強力なアシストで、野山を駆け回れます。
E-bikeは125cc街乗りバイクのライバルになるのか? まとめ
渋滞の多い街では、バイクとE-bikeは移動時間にほとんど差は無い
白バイを気にすることも、駐車場探しをすることも無い
E-bikeのメリットは、バイクより自由なこと。
自由はバイクの象徴でした。
それがE-bikeに奪われてしまったら、もはやバイクの立ち位置はありません。
E-bikeは、街乗り125ccを駆逐してしまうかもしれない。
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