バッテリーの寿命は2,3年と言われています。
2年乗っているPCXですが、 最近アイドルストップするとグリップヒーターが電圧低下で停止します。
まだ始動でグズる事は有りませんが、 バッテリー交換時期は近いようです。
同じ不安を抱えている人は多いはず。
PCXのバッテリーを替えたいけど
どれを選べばいいの?
そんな疑問を解消します。
PCXに適合するバッテリー型番、バッテリー搭載場所について調べてみました。
PCX(1型~4型)のバッテリー型番と搭載場所
バッテリー型番は、ユアサ GTZ8V
PCX純正バッテリーは、ベトナム製ユアサです。
歴代PCX | バッテリー型式 |
1型PCX (2010~2013) | YTZ7S |
2型PCX (2014~2017) | GTZ8V |
3型PCX (2018~2020) | GTZ8V |
4型PCX (2021~) | GTZ8V |
バッテリーの容量は、
- YTZ7S:12V-6Ah(10HR)
- GTZ8V:12V-7Ah(10HR)
これは、6A(7A)の電流を10時間流せる容量、と言う意味です。
他車と横並びで見ると若干大きいのはアイドルストップの関係と思われます。
車種 | バッテリー型式 | バッテリ容量10HR |
PCX(1型) | YTZ7S | 6Ah |
PCX(2型~4型) | GTZ8V | 7Ah |
NMAX | YTZ7V | 6Ah |
CB250R | YTX7L-BS | 6Ah |
R25 | GTZ8V | 7Ah |
CB400F | YTZ10S | 8.6Ah |
PCXバッテリーはラゲッジボックスからアクセス可能
PCXのバッテリーはラゲッジボックスの先端にあるカバーを手で外すだけで、簡単にアクセス可能です。ヒューズボックスの下にゴムバンドで固定されているだけです。
PCX交換バッテリーの選択肢
ベトナム/台湾ユアサがおすすめです
- コスパで選べば鉛バッテリー
- 性能で選べばリチウムイオンバッテリー
しかし、リチウムイオンはまだ時期尚早で、高すぎ
鉛バッテリーでは、
- 日本ユアサは高すぎ
- ベトナム/台湾ユアサは、日本に比べれば信頼性は1つ落ちる
- 他社は、信頼感が無い
PCX純正バッテリーの交換には、鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーの選択肢が有ります。
しかし、ベトナム/台湾ユアサの鉛バッテリーで十分。
鉛バッテリーの選択肢
固くいくなら、ユアサ一択。
だけど日本のユアサは高価なのが悩ましい。
同じ造りで海外工場品が、次の選択肢となります。
ベトナム製か台湾製。
甲乙つけがたく、その時どちらが安価なのかで使い分ければいい。
日本ユアサ
他メーカー互換品の4倍の値段です。
良いものだと思われますが、高すぎ。
以前は『日本ユアサしか選ぶな。台湾などの海外ユアサは別会社なので品質が違う 』
と言われてました。
しかしそれも過去の話です。
海外の品質管理レベルも上がり、日本の要求に答えられるようになりました。
そうでなければ純正バッテリーにベトナムユアサを使うはずがありません。
そもそも、PCXはベトナムからの輸入です。
ベトナム ユアサ(純正と同じ)
他メーカー互換品の1.3倍の値段です。
台湾ユアサ
他メーカー互換品の1.3倍の値段です。
他メーカー品
ギャンブルなので、引きが強い人限定。
数ヶ月でダメになっても、笑い飛ばせる人だけ。
リチウムイオンバッテリー
リチウムイオンバッテリーは、
- 小さく
- 軽く
- 容量が多く
- 高価
リチウムイオンバッテリーの恩恵をうける人
- バイクに乗る頻度が少ない人
- バイクの軽量化をしたい人
- 電装品を多く付けている人
2型~4型PCXバッテリーと互換性のあるリチウムイオンバッテリーはこれらです。
リチウムイオンバッテリーのメリット
- エネルギー密度が高いので、外形サイズが小さくなる
- 鉛バッテリの1/3~1/4の重さ
- 放電能力が高いので鉛バッテリの1.5倍程度の始動力性能がある
- 鉛バッテリの2倍以上の寿命
- 有毒ガスの発生が無い
リチウムイオンバッテリーのデメリット
- 高価
- 高温
- 低温に弱い
リチウムイオンバッテリーの長所は多いが、価格がネックです。
- 日本ユアサの2倍
- 台湾ユアサの6倍
価格差が気にならないのであれば、 リチウムイオンバッテリーはおすすめ出来ます。
価格差ほどの性能差が無いと考えるならば、選択肢にはなりません。
PCXのバッテリーが上がってしまったら 【寿命で上りになる前に交換したい】
- キーをオンにしたままバイクを降りると
- 数ヶ月バイクに乗らないと
バッテリーが上がる
朝、出かけようとしてスターターを押しても、エンジンが弱々しくしか回らないと
悲しい。
スマートエントリーに慣れてないと
スマートエントリーに慣れてないと、
キースイッチONのままバイクを降りてカバーを掛けがち
普通のキーであればON状態では抜けません。
スマートエントリーならではのミスです。
翌朝動かそうとした時にキースイッチがONの状態である事に気付き、凍り付きます。
おそるおそるキースイッチをOFF→ONにしても、いつもの照明は、光りません。
スターターを押して無反応!
バッテリーを上げてしまった事実を受け止めるしかない。
ハンドルロックを掛けるクセを付けるようにしよう
ハンドルロックが掛かってるという事は、キースイッチはOFFだからです
バッテリーのが上がった時の対処、バッテリーの交換手順は、ここ。
バッテリー上りには、モバイルバッテリーで復旧
今時、ジャンプスタート用のケーブルを持ってる人は少ない。
バッテリー上りに対応できる高性能モバイルバッテリーが安価になったからです。
8,000Ah程度の容量があれば、十分。
8,000Ahの容量が有ればジャンプスタート20回、スマホ満充電3回は可能で
5,000円程度で買えます。
ジャンプスタート用のケーブルと大差ない。
モバイルバッテリーの進化には驚きます。
PCXのバッテリー型番と搭載場所 まとめ
- コスパで選べばベトナム/台湾ユアサ
- 性能で選べば
1.リチウムイオンバッテリー
2.日本ユアサ
3.ベトナム/台湾ユアサ
4.他社(安いがギャンブル)
リチウムイオンバッテリーにそそられるのは、確かだけどね!
台湾ユアサかベトナムユアサかは、その時に安い方でOKです。
出先でバッテリーが突然死すると面倒です。
弱ってきたと感じたら早めに予防交換したい。
ジャンプスタートにも使えるモバイルバッテリーを持ってると、
安心。
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