2019年現行モデルのPCX(JF81,KF30)とNMAX(SED6J,SG50J)。
ライバルだけあって、お互いにしのぎを削ってます。
PCXとNMAXの違いってなに?
それぞれの特徴が知りたい!
そんな疑問を解消します。
PCXとNMAXの得意・不得意、特徴について紹介します。
どちらを選んでも失敗はないけれど、特徴があり棲み分けは出来てます。
PCXとNMAXの特徴
NMAXはマニアック路線に振りすぎ。
ハマればNMAXですが、一般用途にはPCXがおすすめです。
日常の足としては、PCXが圧勝です。
燃費や収納スペース、キーレスなどの細やかな配慮が行き届いています。
しかし走りは、NMAXの得意分野です。
車重の軽さ、全輪ABS付きディスクブレーキ、 可変バルブエンジンが光ります。
スタイルは、PCXはエレガントでNMAXはダイナミックです。
外観は好き好きなので、優劣は付けられず。
PCXとNMAX主要諸元 の比較
PCX、NMAXともに125ccモデルと150ccモデルが有ります。
125ccと150ccは、車体は同じでエンジン違いです。排気量は違ってもエンジンの性格は同じです。
詳細なデータは、末尾のappendixに挙げてます。
PCXが有利なポイント
- PCXは、NMAXより30mm短くコンパクト
- PCXは、NMAXより10%燃費が良い
- PCXは、NMAXより1.4Lタンクが大きい
- PCXは、NMAXより100km/h航続距離が長い
- PCXは、14インチタイヤなのでで安定している。NMAXは13インチ
PCXは満タンで400km近く走れるがNMAXは250km。
どちらも街乗りでは十分な距離だが、郊外ツーリングならPCX圧勝。
NMAXが有利なポイント
- NMAXは、PCXより3kg軽い
- NMAXは、PCXより最高出力時の回転数が低い
- NMAXは、後輪もディスクブレーキでスポーティ
- NMAXは、125ccでもABS付きが標準装備
125ccでABSが手に入れられるのはポイントが高い。
スリップダウンを恐れずにガツンと握れる。
走りでは、NMAXの圧勝。
NMAXのエンジンは、可変バルブ
- アルミ鍛造ピストン
- オールアルミ製ダイキャストシリンダー「DiASilシリンダー」
- 低速向け、高速向けカムが6,000回転を境に切り替わる可変バルブ機構(VVA)
6,000回転でカムが切り替わ可変バルブ!
NMAXはマニアックです。
けれど、PCXのキーレスとかアイドリングストップとかのユーティリティの方が一般客には訴求力が有る。
PCXとNMAX 装備の比較
NMAXはエンジンに力が入っていて、PCXは快適装備に力が入ってる。
そのため、装備を比べると、PCXは快適装備満載で圧勝です。
スマートエントリーはポイントが高い。
ホンダ PCX | ヤマハ NMAX | |
シート下収納(L) | 28 | 24 |
フロントインナーボックス(ml) | 500 フタ付き アクセサリーソケット付き |
500 |
キー | スマートエントリー | キーシャッター付き |
アイドリングストップ | 有り | 無し |
PCXとNMAX 外観比較
PCXは滑らかな曲線がいので、女性的でエレガントなイメージです。
NMAXは直線基調なので、男性的で力強い良いイメージです。
オールLEDのPCXの方が一歩先を行っている気もするけれど、外観は 好き好きなので、優劣は付けられず。
横:
正面:
後:
インパネ:
シートアンダートレイ
電源:
メインスイッチ
※PCX,NMAXともにメーカ公式を引用
PCXとNMAX まとめ
- NMAXは男性的な外観で、力強いエンジン、ABS標準
スポーティに走りたいならNMAXを選ぼう - PCXは女性的な外観で、燃費、スマートエントリー
充実装備でゆったり走りたいならPCXを選ぼう - 125cc、150ccで傾向は変わらない
スポーティなNMAXと快適装備のPCXの戦い
NMAXは、次期モデルチェンジでキーレス・アイドリングストップ・アクセサリーソケットなどをPCXに合わせてくると思われます。
その時に、PCXはどう動くかが楽しみです。
燃費で追いつかれる可能性は薄そうです。
しかし、燃費だけでは弱いので、何を持ってくるのでしょうか。
PCX HYBRID 150cc では弱い。
現実的なPCX ELECTRICを期待します
現行のPCX ELECTRICは、 一充電走行距離 41kmしかありません。
街乗りだけで毎日充電する環境であれば成立しますが、都市部でバイク置き場に電源確保するのは困難です。
現行 PCX ELECTRIC は一応出来ますというアドバルーン。
次期PCX ELECTRICは、一充電走行距離200km、せめて150km欲しい。
そうすれば、週末のみバッテリーを部屋まで運んで充電すれば良くなります。
毎日、バッテリーを運ぶのは無理ですが、週末だけなら許容範囲内です。
こんなPCX ELECTRICが来れば、ゲームチェンジャーです。
Appendix 1 125cc 主要諸元 の比較詳細 (PCX125とNMAX)
ホンダ PCX | ヤマハ NMAX | |
型式 | 2BJ-JF81 | 2BJ-SED6J |
全長(mm) | 1,925 | 1,955 |
全幅(mm) | 745 | 740 |
全高(mm) | 1,105 | 1115 |
軸距(mm) | 1,315 | 1350 |
最低地上高(mm)★ | 137 | 135 |
シート高(mm)★ | 764 | 765 |
車両重量(kg) | 130 | 127 |
乗車定員(人) | 2 | 2 |
国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) |
54.6(60)〈2名乗車時〉 | 50.5(60)〈2名乗車時〉 |
WMTCモード値★ (クラス)*3 |
50.7(クラス 1) 〈1名乗車時〉 |
43.6(クラス 1) 〈1名乗車時〉 |
最小回転半径(m) | 1.9 | 1.9 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC単気筒 |
水冷4ストローク SOHC4バルブ |
総排気量(cm³) | 124 | 124 |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | 52.0×58.7 |
圧縮比★ | 11.0 | 11.2 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 9.0[12]/8,500 | 9.0[12]/7,500 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
12[1.2]/5,000 | 12[1.2]/7,250 |
燃料タンク容量(L) | 8.0 | 6.6 |
前タイヤ | 100/80-14M/C 48P | 110/70-13M/C 48P |
後タイヤ | 120/70-14M/C 55P | 130/70-13M/C 57P |
前ブレーキ形式 | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク(ABS) |
後ブレーキ形式 | 機械式 リーディング・トレーリング |
油圧式ディスク |
前懸架方式 | テレスコピック式 | テレスコピック式 |
後懸架方式 | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
フレーム形式 | ダブルクレードル | バックボーン |
価格(円) | 342,360 | 351,000 |
Appendix 2 150cc 主要諸元 の比較詳細 (PCX150とNMAX155)
ホンダ PCX150 | ヤマハ NMAX155 | |
型式 | 2BK-KF30 | 2BK-SG50J |
全長(mm) | 1,925 | 1,955 |
全幅(mm) | 745 | 740 |
全高(mm) | 1,105 | 1115 |
軸距(mm) | 1,315 | 1350 |
最低地上高(mm)★ | 137 | 135 |
シート高(mm)★ | 764 | 765 |
車両重量(kg) | 131 | 128 |
乗車定員(人) | 2 | 2 |
国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) |
52.9(60)〈2名乗車時〉 | 49.9(60)〈2名乗車時〉 |
WMTCモード値★ (クラス)*3 |
46.0(クラス 2-1) 〈1名乗車時〉 |
41.7(クラス 2-1) 〈1名乗車時〉 |
最小回転半径(m) | 1.9 | 1.9 |
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC単気筒 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ 可変バルブ |
総排気量(cm³) | 149 | 155 |
内径×行程(mm) | 57.3×57.9 | 58.0×58.7 |
圧縮比★ | 10.6 | 10.5 |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 11[15]/8,500 | 11(15)/8,000 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
14[1.4]/6,500 | 14(1.4)/6,000 |
燃料タンク容量(L) | 8.0 | 6.6 |
前タイヤ | 100/80-14M/C 48P | 110/70-13M/C 48P |
後タイヤ | 120/70-14M/C 55P | 130/70-13M/C 57P |
前ブレーキ形式 | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク(ABS) |
後ブレーキ形式 | 機械式 リーディング・トレーリング |
油圧式ディスク |
前懸架方式 | テレスコピック式 | テレスコピック式 |
後懸架方式 | ユニットスイング式 | ユニットスイング式 |
フレーム形式 | ダブルクレードル | バックボーン |
価格(円) | 395,280(ABS) | 378,000 |