何でもかんでも値上げ!
ガンバって給料アップしても全然追いつかない!
ヘルメットだって、ARAI・SHOEIのフルフェイスは5~7万円があたりまえになってしまった。
良いのだろうけど、手が出ない!
安いヘルメットはダメなの?
高いのと安いの、何が違うの?
そんな疑問を解消します。
ブランド料もあるけれど、基本的には機能性・安全性・デザイン性の違いが価格差です
5~6万円出せなくても、小売価格が2~3万円のJIS/SGマーク付きヘルメットなら
ツーリング用途ので役割は、安全で十分使える
そこから先の高いヘルメットは、確かに良いモノです
どこまでが必要で、どこからがオーバースペックなのかを決められるのは、あなただけ
- SNELL規格が付いて無いと許せないのか
- 300kmオーバーでの安全性を求めるのか
- 一流ブランドじゃないとダメなのか
こんな内容を知って、スッキリしよう。
『ヘルメットの値段は頭の値段』とは言うけれど、高価イコール良いモノとは限りません。
あなたの使い方に合っててこそのヘルメットです。
MotoGPで使われてる最高級ヘルメットが、あなたにベストとは限りません。
高ければ良いモノとという成金的な考えは捨てて、適材適所を心掛けたい。
アライ ショウエイ高すぎ!国産ヘルメットに手が出ない!【なぜ?】
バイク用品店に行くと、いろんなメーカのいろんなヘルメットが並んでます。
ARAI・SHOEIの一般的なフルフェイスなら、5~7万円ほど。
おいそれとは買えない価格帯です。
チョッと前までは、3万円代だったのが、アッと言う間にこんな価格になりました。
インフレしてますね。
安いのといえば、OGKカブトから欧米ブランド、アジアンブランド。
もっと安いのが良ければ、ホームセンターや通販サイトで1万円以下のフルフェイスも珍しくない。
高いヘルメットと安いヘルメットは、何が違うのか。
基本的には3つの差があります。
- 安全性
- 機能性
- デザイン性
高い・安いは何が違うの?【安全性】
見た目では分からないけれど、SNELL規格がついたヘルメットは安全とされ、高い
安全性が高いのは確かだけど、ツーリング用途でどこまでの安全性が必要なのか
JIS/SGマークを基準としたい
高いヘルメットは、安全性が高い。
世界最高峰のアメリカ規格である、SNELL規格が付いてることが多い。
最高レベルの基準試験にパスした証拠で、アメリカのレースでは必需品です。
材料・構造・形状を吟味して作り上げた、最高に安全なヘルメットの証です。
一方、安い2~3万円のヘルメットは、JIS/SGマークだけだったりします。
そして2万円以下のホームセンターで売っているようなヘルメットもどきは、安全性なんて気にしちゃいない。
だから、
- ~2万円 :安全か疑わしい
- 2~3万円:JIS/SGマーク で必要十分
- 3~5万円 :有名ブランドの安全性
- 5万円~:ARAI・SHOEIの安心感
SNELLが安全で、JIS/SGは危険なのか?
そんなことはありません。
JIS/SGだって、SNELLには及ばないけれど厳格な試験をパスした証です。
公道での使用になんの不足もありません。
そもそもアメリカの規格が、日本の道路環境でもベストだとも言い切れない。
問題は、SNELLだと助かって、JIS/SGだとダメな領域がどれほどあるのか?
そんなこと、誰にもわかりません。
JIS/SGだって合格点に届いているので、大差ではなくわずかな差。
ボーダーが70点の試験で、JIS/SGは90点、SNELLは95点みたいな感じ。
両方とも合格な上で、5点の差にいくら出せるかの問題です。
SNELL規格にこだわらなくても
SNELL規格を持った高いヘルメットにこだわる理由なんてありません。
- 200km/hまで安全なヘルメット
- 300km/hでも安全なヘルメット
ツーリング用途では、どちらも安全なヘルメットです。
300km/hでの安全性を担保しようとすると、60km/hの事故ではヘルメットが固すぎて却ってヘルメット内部でケガするなんてこともある。
でも、SNELLの方が安全なのは確か
その差に何万円も払えるのなら、止めやしない
公道で300km/h出すこともあるかもしれないからね。
高い・安いは何が違うの?【機能性】
保護性能とともに、高いヘルメットは機能性も優れてます。
- 空力性能
- 軽量化
- 静音化
- ベンチレーション
- 紫外線カット
- 歪みの無いシールド
- 丸洗い可能な消臭冷感内装
- ラチェットストラップ
当然機能が多い方が快適ではあるけれど、その分だけ高い。
これらの機能で、どれが譲れてどれが必須なのか。
基本的には、2万円以上のフルフェイスなら、不快で居たたまれないようなことは有りません。
そら、5万円以上のヘルメットに比べ、内装の縫製にアラがあったりするかもしえないけれど、それもご愛敬。
数値化が難しい、感覚的で許せる程度の差です。
高い・安いは何が違うの?【デザイン性】
高いヘルメットは、カッコいい
先入観やひがみのせいだけではありません
高いヘルメットは塗装の発色も良く、外装のシルエットもスマートでスッとしてる。
グラフィックモデルでは顕著だけれど、単色モデルでも色の深みが違います。
だからどうしたと言われると困るし、ヘルメットを被ってる間は自分は見られない。
そもそも、オヤジがどんなヘルメットでバイクに乗っているかなんて、誰も興味ない。
自己満足が満たせればOKなのです。
高く無くても、自分が満足できていれば、そのヘルメットは『カッコいい』。
ブランド料は、否定しない
同じようなデザインのヘルメットでも、有名ブランドのマークがついているだけで高くなることもあります。
ファッションの世界では当たり前ですね。
何の変哲もないビニールのバッグにロゴを入れるだけれ、何十万で売れてしまう。
それで満足できるのも確かなので、否定しません。
そのブランドへの信仰心が深ければ、ロゴが入ってるだけで満足できる。
『被ると幸せになれるヘルメット』なんてのはマズいけどね。
ヘルメットが高すぎて手が出ない! 安く手に入れる方法
ARAI・SHOEIの安心で機能的なヘルメットは、高くて手が出ない?
しかし、安くする方法は有ります。
- バーゲンセール・メルカリで手に入れる
- 大事に長く使う
結論を先に行ってしまえば、どちらもおすすめ出来ません。
バーゲンセール・メルカリで手に入れる
欲しかったヘルメットが安くなってればラッキー
でも、安いから買うのは、それほど欲しくは無かったということ
高いヘルメットも、廃盤になったり人気が無かったりすればバーゲンセールに出て来ます。
ほとんど未使用なものがメルカリで安く出品されることもある。
チャンスだと飛びつく前に、チョッと待って!
本当に欲しかったのなら、高くても手に入れてませんか?
節約するなりして手に入れているはずです。
つまり、そこまで欲しくは無かったということ。
飛びつく前に、本当に欲しいのか、確かめよう。
大事に長く使う
通常、ヘルメットの賞味期限は、3~5年
だから多少高くても、倍の10年使えば半額で買えたことになる
この発想は、安全性の観点で辞めた方が良い。
確かに、5年使ったヘルメットは、まだまだ使えそうです。
何なら、内装だけ交換すれば気分は新品!
だけど、メーカが使用期限を適当に決めることは有りません。
高くて安全なヘルメットも、10年後には必要な強度が劣化してきてます。
後悔後に立たず。
安くても良いモノは、沢山ある
ARAI・SHOEIに手がでなくても、良いヘルメットは沢山あります。
例えば
- OGKカブト
- HJC
OGKカブト
SHOEI、ARAIと並ぶ日本の3大ヘルメットメーカと言っていい。
費用の掛かるSNELL規格などには固執せず、コスパのいい製品づくりが特長です。
SHOEI,ARAIと比べると2~3割ほど価格が抑えられているので手に取りやすい。
かといってSHOEI,ARAIと比べ安全性が劣る訳じゃない。
KAMUI-3
インナーサンシェード、インカム取付スペース、紫外線・赤外線カットシールド、マイクロラチェットバックル。
快適装備を満載したツーリングモデル。
SHUMA
空冷性能に特化した快適モデル。
ベンチレーションに優れ、ヘルメット内を快適に保ちます。マイクロラチェットバックルなのも嬉しい。
HJC
HJCは、韓国のヘルメットメーカ
年間約100万個以上を生産し、世界60ヶ国以上で販売されている信頼できるメーカです。
日本ではRSタイチが正規販売してます。
『JAPAN FIT』として日本人骨格向けオリジナル内装を装備しているのも嬉しい。
C10
HJCのフルフェイスで、ボトムラインに有るのがベーシックなC10。
とは言え、SG・JIS規格の安全なヘルメットです。
内装も抗菌・速乾で、脱着して丸洗いできる。基本的な機能は揃ってます。
実際に使ってるけど、何の不満も無い。
i71
サンバイザー内蔵モデル。
もちろん、SG・JIS規格の安全なヘルメットです。
内装取り外し可能なのは言うまでもない。
アライ ショウエイ高すぎ!国産ヘルメットに手が出ない! まとめ
高いヘルメットは、安全性・機能性・デザイン性が揃ってます。
安いものは、何処かが劣っているから安い。
その劣った部分を許容できるのなら、安くてもダメじゃない。
ただ、ホームセンターの2万円以下のヘルメットは、安全か分からないのでやめた方が良い。
ここ数年で、ヘルメットの価格は高くなってしまいました。
しかし、ヘルメットが高くなったのではなく、日本が落ちぶれただけなのかもしれません。
日本人が海外製の2~3万円のヘルメットばかり使い、海外でARAI・SHOEIが使われる。
そんな未来図にはしたくないですね。
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