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PCXは長距離ツーリングに使えるのか?【1台で全てを賄うならアリ】

PCXで長距離 PCX

せっかくPCXを手に入れたのだから、通勤・通学・買い物だけでは勿体ない。

休日は、郊外にツーリングに行ってリフレッシュしたい。

だけど、PCXは125cc/160cc。


近場のショートツーリングだけだよね


PCXで長距離ツーリングは難しくない?


そんな疑問を解消します。

長距離ツーリングに大排気量バイクが向いているのは当たり前

2台持ちできるのなら、その方がベター

でも、1台だけ持つのなら、PCXは悪い選択じゃない

PCXで長距離ツーリングはムリじゃないし、楽しい

  • 航続距離が長い
  • 原二としては安定感がある


PCX160なら、高速道路・自動車専用道路だって走れる


こんな内容を知って、スッキリしよう。


長距離ツーリングには、大排気量のバイクの方が適しているのは当然。

トルクがあるので低回転で走れるから、振動疲れや音疲れしにくいからね。


でも街乗り用・長距離ツーリング用、xx用と何台もバイクを持てる人ばかりじゃない。



長距離ツーリングに向いているバイクは、どんなバイク?

長距離ツーリングに向いているバイクは、どんなバイク?

『長距離』がどれくらいの距離なのかは、人それぞれ。

それに高速道路を使うか否かで大きく変わってきます。

一般的には、下道ツーリングなら

  • ショート:100km
  • 中距離:200km
  • 長距離:300km~

これくらいのイメージ。

目的地まで高速道路でワープするようなツーリングなら、プラス100+ kmだろう。

そんな長距離を走るのに適したバイクは、どんなバイクかは想像つきますよね。


大排気量のカウル付きバイクが長距離に向いている

  • 低回転で走れる大排気量バイク
  • カウルで風疲れしないバイク
  • 軽い前傾姿勢で体重分散できるバイク


そんなバイクが長距離に向いている

当たり前ですね。

長距離を快適に走るコツは、疲れないように走ること。

短時間ならガマンできても、疲れる要因が長時間ずっと続くのは我慢ならないからね。

ツーリング中に疲れる要因はさまざまだけど、大別すれば3つ。

  • 振動疲れ・音疲れ
  • 風疲れ
  • 姿勢疲れ


振動疲れ・音疲れ

大排気量バイクなら、3,000rpmほどの低回転で交通の流れに乗れます。

低回転だと、エンジンの振動も少なく大きな音も出ない。

だから疲れにくいため、長距離も苦じゃない。

風疲れ

それにカウルが付けば、走行風に晒されることもなくなる。

風にさらされ続けると、意外と疲れるものです。

カウルで風を防げば風疲れも無くなり、より快適になる。

姿勢疲れ

さらに、長距離ツーリングなら基本的に平坦な道が多い。

つまり、ずっと同じ姿勢で乗り続けることになる。

ニーグリップを意識して体重移動でコーナーをクリア、なんて機会は滅多にないからね。

とすると、全体重がお尻に掛るような姿勢で乗るバイクだと、腰やお尻の負担が大きい。

姿勢つかれしてしまう。

逆に、適度な前傾姿勢で、手・足・お尻に体重分散できるバイクだと、姿勢疲れも無く快適です。


つまり、

  • 大排気量
  • カウル付き
  • 適度な前傾姿勢


こんなバイクが長距離に向いている。



と言うことは、逆に長距離に向いていないバイクは、もう明白ですね。


クルーザー・SS・ネイキッド・125ccは長距離ツーリングに向いていない

クルーザー・SS・ネイキッド・125ccは長距離ツーリングに向いていない

長距離ツーリングに向いていないのは、向いているバイクの特性を持ってないバイクです。

姿勢疲れ

クルーザーは長距離を悠々と走り続けるイメージがあるけれど、実際には長距離ツーリングには向いていない。

上体が立っているので腰・お尻に全体重が乗っかかり、長時間は腰が悲鳴を上げる。


同じような理由で、戦闘的なSSも長距離には向いてない。

ずっと土下座スタイルを続けてたら、首が持ちませんね。

あの姿勢は2時間程度のレースだから成立するのです。


風疲れ

低速走行では問題にならないけど、高速道路や郊外の流れの良い道では疲れが溜まる。



ビキニカウルを後付けすることも出来るが、効果は限定的です。

振動疲れ・音疲れ

250ccで100km/hは、5,000rpm前後。

125ccで100km/hは、フルスロットルでやっと届くかどうか。


低排気量車は、トルクが薄いので出力を回転数で稼ぐしかない。



PCXは長距離ツーリングに使えるのか?

PCXは長距離ツーリングに使えるのか?

大排気量で、カウルの付いた、軽い前傾姿勢乗れるバイク。

これが長距離ツーリングに適したバイクです。


一方、PCXは大排気量でも無いし、カウルは付いているけどフロントスクリーンは無いに等しい。

体格にもよるけど、上半身は直立で乗ることになり前傾姿勢でもない。



つまりPCXは長距離ツーリングに使えないことになる。

けれど、そうでもないのが面白い。

理由は2つ。

  • 航続距離が長い
  • 原二としては安定感がある


航続距離が長い

航続距離が長い

125ccクラスなのに300kmは余裕の航続距離

田舎道も安心

PCXの燃費は、カタログWMTCモード値で48.8Km/L。燃料タンク容量は、8.1L。

395km走れる計算で、実走行でも300kmは余裕で走り切ります。

大排気量バイクでもこれより航続距離の短いバイクは幾らでもある。

300kmは、長距離で使うに遜色のない数値です。

125ccクラスでは200km程度の航続距離のバイクが多く、この距離は異例。

だから、郊外のガソリンスタンドの少ない地域に行くのも平気!

長距離の日帰りツーリングを、給油無しで帰宅するのも可能なので、PCXの長距離適正は合格点ですね。

物理的は疲れは、スピードに固執せずトコトコ走りすることで回避しよう。

原二としては安定感がある

原二としては安定感がある

PCXは125ccとしては大柄で安定感があります

フレームもシッカリしてるので、ヨレが無く安心感がある

125ccクラスは、街中での小回りに主眼を置いた特性であることが多い。

しかし、PCXは125ccとしては大柄な車体に強固なセンターフレームが入っており、剛性感のある安定した車体です。

また、大径な14インチホイールなので、路面の凸凹でふらつくことも少ない。


スクーターなのでマニュアルバイクより低重心なこともあり、長距離ツーリングもこなす安定感あるバイクです。



長距離を走れるというだけで、大型に比べたら・・・

長距離を走れるというだけで、大型に比べたら・・・

長距離を走るのなら、大型バイクの方がベターなのは言うまでもない。

PCXが大型バイクと同等の長距離適正があるなんて言う気は有りません。

けれど、そんな恵まれた環境でない人も多い。

場所的・経済的理由で1台しかバイクが持てないとすれば、PCXは悪い選択肢じゃ無い。


PCXは3拍子揃っている

PCXは3拍子揃っている
  • 安い
  • 速い
  • 燃費が良い


PCXは、豪華装備にも関わらず安い。

世界戦略車として世界中に展開することで量産効果が生かされてます。


次に、速い。

125/160ccしかないけれど水冷のパワフルなエンジンです。このクラスに多い空冷エンジンに比べ元気よく走ります。一般道であれば、交通の流れについていくだけでなく、リードすることも容易です。

(真夜中のバイパスはアレだけどね!)


最後に、燃費が良い。

郊外をトコトコ走っていると、50km/Lを超えるのは難しくありません。300km走ったって6L。8.1Lの燃料タンクにはまだ2Lの余裕がある。


でも、高速道路じゃ・・・

でも、高速道路じゃ・・・

160ccという排気量は、高速道路では最弱。

100km/hの巡行は不可能では無いけれど、それこそ振動・音で疲れてしまう。

だから、80km/hほどで淡々と進むしかありません。


元々、そこに期待するバイクじゃありません。

せいぜい1~2区間高速に乗って酷道をエスケープ出来れば大成功、そんなバイクです。




PCXは長距離ツーリングに使えるのか? まとめ

PCXは長距離ツーリングに使えるのか? まとめ

可能・不可能で言えば、長距離が不可能なバイクなんてありません。

50ccで日本1周する人も珍しくない。

125ccの枠を超える装備を走行性能を持ってます。

下道なら、不足に感じることはありません。良く走り燃費も良い。

多少の維持費UPが苦にならず、自動車専用道路が近くに有るのなら、PCX160もいい。



PCXは長距離ツーリングでも、あなたの期待を裏切ることは無い。


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